エイバル、ラス・パルマスに敗れコパ・ベスト8進出ならず 後半から出場の乾は2戦連続弾逃す《コパ・デル・レイ》

12日に行われたコパ・デル・レイ5回戦(ベスト16)2ndレグ、エイバルは敵地エスタディオ・グラン・カナリアでのラス・パルマス戦に2-3で敗れ、合計スコア4-6で敗退が決定した。MF乾貴士は後半から出場している。

本拠地イプルーアでの1stレグを2-3で落としていたエイバルだが、効果的な攻撃を見せられず、ラス・パルマスにバー直撃のシュートを放たれるなど苦しい展開。そして43分にスコアを先に動かされる。エイバルのペナルティーエリア近くでボールがタッチラインを割り、ワカソが素早くボールを受け取りGKイルレタが飛び出していたゴールに向けスローイン。このボールをウィリアンが押し込もうとし、それに対応するウィリアンのオウンゴールを誘発した。

メンディリバル監督はハーフタイムにケコ、エディーとの交代で乾、バレネチェアを投入。乾はケコが位置していた右サイドでそのままプレーしている。

エイバルは後半開始直後に立て続けに得点を記録し、同点に追いつく。まず51分、サウール・ベルホンのFKからエキサがヘディングシュートを決め、その2分後にはジュンカの折り返しからエンリッチもネットを揺らした。あと1点で逆転となる状況までこぎ着けたエイバル。しかし59分、サイドを弾丸のように駆け抜けたワカソの折り返したボールからモモにGKイルレタを破られ、再びリードを広げられた。

エイバルは64分、前試合エスパニョール戦でリーガ初得点を決めた乾がゴールチャンスを迎える。日本人MFはペナルティーエリア内右から右足を思い切り振り抜く。しかしながら、勢い十分のボールはGKリソアインに弾かれている。

2点が必要となった後も諦めずに逆転を目指したエイバルだったが、83分にはイルレタの弾き損ねたボールからダビド・ガルシアにもゴールを割られて2-3。直後には乾のスルーパスからアイタミのクリアボールがゴールへと向かったものの、これはわずかに枠を外れた。結局、ラス・パルマスがリードを維持しながら試合終了のホイッスルを迎え、エイバルのベスト8進出はならなかった。


提供:goal.com