シティへの移籍濃厚のフェラン・トーレス「より大きな挑戦をしたい」
2020.08.02 15:30 Sun
マンチェスター・シティへの移籍が濃厚と見られているバレンシアのU-21スペイン代表FWフェラン・トーレスが胸の内を語った。
バレンシア下部組織出身のフェラン・トーレスは今シーズン、公式戦44試合に出場して6得点8アシストをマークし、爆発的なスピードとドリブルテクニックを最大の武器に様々なビッグクラブから熱視線を注がれていた。
そんな中、先日多くのメディアがシティ移籍が決定的であると報道。クラブからの契約延長を拒否したことで今夏の退団が既定路線となっていた同選手だが、プロキャリアをスタートさせたバレンシアへの忠誠心は強いものがある。イギリス『BBC』のインタビューで「僕はフォイオス(地元)で育ったし、友達もみんなそこにいるんだ。実際、とても居心地が良い」と話している。
しかし、フェラン・トーレスは7歳から過ごしてきたクラブを去り、世界へ羽ばたくタイミングが来たと感じたようだ。
「プレーヤーとして、僕は野心的で、本当に勝ちたいと強く思っている。時間が経つにつれて準備が整ったと感じたんだ。より大きな挑戦に向けて環境を変えてみたい。決意は固まっているよ」
フェラン・トーレスはまた、現在は英語を勉強していることも告白。「サッカーでは明日、自分の身に何が起こるかわからない。そのために英語を学んでいるんだ。世界のどこにいても不可欠な言葉だからね」と話した。
バレンシア下部組織出身のフェラン・トーレスは今シーズン、公式戦44試合に出場して6得点8アシストをマークし、爆発的なスピードとドリブルテクニックを最大の武器に様々なビッグクラブから熱視線を注がれていた。
そんな中、先日多くのメディアがシティ移籍が決定的であると報道。クラブからの契約延長を拒否したことで今夏の退団が既定路線となっていた同選手だが、プロキャリアをスタートさせたバレンシアへの忠誠心は強いものがある。イギリス『BBC』のインタビューで「僕はフォイオス(地元)で育ったし、友達もみんなそこにいるんだ。実際、とても居心地が良い」と話している。
「プレーヤーとして、僕は野心的で、本当に勝ちたいと強く思っている。時間が経つにつれて準備が整ったと感じたんだ。より大きな挑戦に向けて環境を変えてみたい。決意は固まっているよ」
「僕は『自分が一番だ』と内心では常に思っている。そうなるために努力しているんだ。自分がNo.1だと信じていなければ、誰もそうだとは思ってくれないからね」
フェラン・トーレスはまた、現在は英語を勉強していることも告白。「サッカーでは明日、自分の身に何が起こるかわからない。そのために英語を学んでいるんだ。世界のどこにいても不可欠な言葉だからね」と話した。
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【ラ・リーガ第32節プレビュー】欧州で明暗分かれたマドリーとアスレティックの上位対決
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フェラン・トーレスがスペイン初のドイツ戦ハットトリック!「完璧な試合だった」
スペイン代表FWフェラン・トーレスが、ハットトリックを決めたドイツ代表戦を振り返った。 17日に行われたUEFAネーションズリーグ・グループ最終節のドイツ代表戦に望んだF・トーレスは、1点リードで迎えた33分に、味方のシュートのこぼれ球を押し込んで得点を記録。さらに、55分にはチーム4点目となる自身2点目を決めると、71分にMFファビアン・ルイスのラストパスを流し込んでハットトリックを達成した。 結局、スペインは強豪ドイツに6-0の歴史的大勝を収めた一方、F・トーレスはスペイン代表としてドイツ相手にハットトリックを決めた初めての選手に。同選手は完璧な試合だったと試合を振り返り、ハットトリック達成を喜んだ。 「複雑な試合になることはわかっていた。相手はドローでもよかったわけだからね。だから僕たちは早い時間帯から攻めに出た。良い試合だったよ」 「最初からイニシアチブは僕らにあった。彼らに好きなようにはさせなかったんだ。僕は一方的だったとまで思える。そして最後に勝つことができた。とても満足しているよ」 「全ての選手にとってハットトリックすることは夢だよ。それをドイツ戦でやってチームを助けることができたんだ。本当に嬉しいよ」 なお、この勝利でスペインはドイツを退けてリーグA・グループ4を首位通過。準決勝へコマを進めている。 2020.11.18 14:02 Wed4
バルセロナの選手が不自然なスペースを空けて写真撮影、重傷負ったガビのためだった
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