アディダスとJFAが女子中学生のサッカー環境を支援する「HER TEAM」プロジェクト募集開始

2024.10.18 17:40 Fri
©JFA/adidas
アディダスジャパンと公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、女子中学生がサッカーを続けられる環境を整えるための共同プロジェクト「HER TEAM」の2024年度募集を、2024年10月1日(火)より開始。これは、女子中学生が安心してサッカーを楽しむことができる社会を目指す取り組みの一環だ。
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◼︎「HER TEAM」プロジェクトの概要

「HER TEAM」は、2019年から始まった女子中高生のスポーツ継続率向上を目的とした活動で、2020年には女子中学生のチーム創設支援を通じて、U-15世代のプレー環境を整えることを目指して立ち上げられた。プログラムでは、参加チームに対して様々なサポートが提供され、活動が支援される仕組みとなっている。

◼︎プロジェクトのサポート内容



「HER TEAM」に参加するチームには、以下のようなサポートが提供される予定だ。
- メンバー募集のための告知ツール
- 約20名分のユニフォーム提供
- 指導協力を行うサッカークリニックの開催
- JFA及びアディダスフットボール関連活動への優先ご招待
- 事務局によるチームサポート
- 定期的なオンラインミーティング(チーム情報交換会)

サポートは2年間にわたり、2025年2月1日から2027年3月31日までの期間で行われる。

◼︎なでしこジャパン選手からのメッセージ



プロジェクトの募集開始にあたり、なでしこジャパンの植木理子宮澤ひなたが練習に参加し、女子サッカーの現状について自身の経験を踏まえて語った。

FW植木理子
サッカーを続けたくても、辞める選択をせざるを得ない環境にあるのは、女子サッカーの課題だと思います。“人生の中で、常にサッカーが選択肢のひとつとして存在するような環境”をこのプロジェクトを通して増やしていけたら嬉しいです。選手としても、結果を残すことで、皆さんが自信をもってサッカーを続けられるような環境づくりに貢献したいです。

MF宮澤ひなた
サッカーが楽しかったので、当時は困ったと思うことはなかったですが、いま思えば、自分も幼い時はまだ男の子ばかりのチームの中で周りを気にすることがありました。女の子たちが本当に何も気にせず、楽しくサッカーができる環境をもっと増やしていけたらいいなと思っています。

◼︎JFA女子委員長の期待



JFA女子委員長の佐々木則夫氏は、「HER TEAM」プロジェクトが今年で5年目を迎えることに触れ、「このプロジェクトを通じて、一人でも多くの女子中学生がサッカーを始め、続けることを目指している」と語った。そして、将来なでしこジャパンを担う選手が出てくることを期待している。

◼︎参加チームの反応



参加チームからもプロジェクトへの期待が寄せられた。OSAKA PIONE U15の監督藤井茂幸さんは、メンバー募集の告知ツールの設置が応募増加に寄与したと述べ、キャプテンの片平茉祐さんは「プロのサッカー選手とプレーできたことが良い機会になった」と振り返った。副キャプテンの藪野萌奈さんは、「女子サッカーの活動がもっと広がり、サッカーを続けようと思う人が増えてほしい」と期待を語った。

「HER TEAM」の取り組みは、女子サッカーを支える重要なプロジェクトとして、多くの中学生に新たな可能性を提供することを目指している。

◼︎「HER TEAM」 2024年度募集概要


- 創設サポート内容:メンバー募集告知ツール、ユニフォーム提供(約20名分想定)、サッカークリニック開催、優先ご招待、事務局サポート、定期的オンラインミーティング
- サポート期間:2025年2月1日~2027年3月31日
- 募集エリア:全国(日本国内で活動するチームに限る)

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なでしこジャパン、韓国女子代表戦の地上波テレビ放送、ネット配信の予定は? キックオフ時間、無料視聴方法を紹介

なでしこジャパンは26日、「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」で韓国女子代表と対戦する。 この記事では、なでしこジャパンの試合日程・キックオフ時間・テレビ放送予定・視聴方法をまとめた。 <h3>■なでしこジャパンvs韓国女子代表 試合日程・キックオフ時間</h3> パリ・オリンピックではベスト8に終わったなでしこジャパン。池田太監督が大会後に契約満了となり、今回の試合は暫定体制で臨むことに。佐々木則夫女子委員長が暫定監督を務め、元日本代表DFの内田篤人氏もコーチとして参加する。 韓国女子代表戦は、2024年10月26日(土)14:20にキックオフ予定となっている。 韓国女子代表は、コリン・ベル監督が率いていた中、パリ・オリンピックの予選で敗退し。シン・サンウ監督が新たに就任することが発表されていた。 <h3>■なでしこジャパンvs韓国女子代表 放送・配信予定</h3> パリ・オリンピック終了後、初の試合となるなでしこジャパン。地上波ではTBS系列で全国生中継される。 <h3>◆なでしこジャパンvs韓国女子代表 詳細</h3> 日時:2024年10月26日(土)14:20 キックオフ 会場:国立競技場(日本/東京) 対戦国:なでしこジャパン vs 韓国女子代表 放送局:TBS系列、TVer <h3>■なでしこジャパンvs韓国女子代表 無料視聴方法</h3> 今回は地上波のTBS系列で全国生中継されるため、誰でも無料視聴が可能となる。また、インターネットの「TVer」でもライブ配信。 <h3>■なでしこジャパンメンバー(vs韓国女子代表)</h3> ☆初招集 GK 1.山下杏也加(マンチェスター・シティ/イングランド) 12.平尾知佳(アルビレックス新潟レディース) 23.大熊茜(INAC神戸レオネッサ)☆ DF 4.熊谷紗希(ローマ/イタリア) 2.守屋都弥(INAC神戸レオネッサ) 13.北川ひかる(BKヘッケン/スウェーデン) 5.遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)☆ 3.南萌華(ローマ/イタリア) 21.石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 18.小山史乃観(ユールゴーデン/スウェーデン) 6.古賀塔子(フェイエノールト/オランダ) MF 8.清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 14.長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド) 10.長野風花(リバプール/イングランド) 7.中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ) 15.藤野あおば(マンチェスター・シティ/イングランド) 17.浜野まいか(チェルシー/イングランド) 16.谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン) FW 11.田中美南(ユタ・ロイヤルズFC/アメリカ) 19.千葉玲海菜(フランクフルト/ドイツ) 9.植木理子(ウェストハム/イングランド) <span style=" text-decoration: line-through; ">20.土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)☆</span>※ケガのため不参加 22.松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)☆ 20.上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ) <span class="paragraph-title">【動画】元なでしこの鮫島彩さんがユニ姿でみずほ銀行でPR活動</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/TBS_SOCCER/status/1841074681723699438?ref_src=twsrc%5Etfw">October 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.18 14:00 Fri
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「私が務めるのが現在のベストではないかと」 なでしこ代行指揮の佐々木則夫氏、内田篤人氏のコーチ抜擢経緯や新監督選定状況も説明

なでしこジャパンは10月の活動で佐々木則夫JFA女子委員長の代行指揮が決まった。 なでしこジャパンは今夏のパリ・オリンピックがベスト8で終わった後、池田太前監督が任期満了で退任。そのなかで、26日に国立競技場で韓国女子代表との国際親善試合が迫るが、後任未定のままだった。佐々木氏はかつて2008年から2016年までのなでしこジャパンを率い、2011年のドイツ女子ワールドカップ(W杯)で初優勝に導いた実績。この決定に至るまでの経緯を説明した。 「視野を広げて監督の選考をしているなかで、このタイミングでは新しい監督を招へいできなかった。いずれにしても、オリンピックが終わった後に日本でなでしこジャパンの勇姿を見ていただく重要な機会なので、実施していかないといけない。そのなかで、編成についてどうするか、誰が指揮するかというところで私が代行として引き受け、コーチ陣を編成してやっていこうということになった」 「今回の試合はW杯、オリンピックが終わり、次のW杯、オリンピックに向けた重要な期間。そのなかで、代行するにあたってこれまでのなでしこジャパンを見てきたということと、将来も踏まえて身近なところで見てきたというので、私が代行を務めるのが現在のベストではないかと。しっかりと委員会にお話しさせていただき、会長を含め、協会内の役職の方にも相談し、決定していただいた」 そんな代行体制では内田篤人氏らがコーチ陣に。「内田くんの代表や世界での経験、そして指導者としての姿勢、アンダーの練習も非常に熱意を持ってやられている。それをうちでもやってもらえないかなということで、お声かけをさせていただいたら、パリ・オリンピックを含め、なでしこの試合を見ていて、女子サッカーにも興味があり、非常に意欲的な反応があったので、是非お願いしたいと」と明かした。 また、U-20女子代表監督の狩野倫久氏がコーチとして入閣とあって、若い選手の選出もありそうで、「編成についてはみんなとコミュニケーションを図ってやっている。私の趣向も若い選手、今まで一度も入っていないような選手も、これからを見据えて編成しなければいけないだろうというのを伝えてある。狩野監督はそこを見てきたり、指導したりしてきているので、『どう?』とは聞いている」と話す。 23名を呼ぶ予定という選手選びを巡ってはコンディション優先を口にし、戦い方にも「ここだけではなくて、まだ時間があり、先がある。以前のプレースタイルよりも『もっとこうしたい』というところをしっかりとトレーニングを積んで、そういったパフォーマンスを韓国戦で見てもらいたい」とイメージを共有した。 外国籍指揮官も含め、国内外で進めるという新監督探しの決定時期も語られ、「12月に来年度の編成というか、計画とかいうものも描きながら、みなさんに発表するという機会がある。そこのタイミングにはしっかりと新しい監督を据えて報告するのが一番、この段階だとベストかなというところを考えている」と述べ、女子チームの指導経験の有無も問わず、検討しているようだ。 2024.10.04 19:05 Fri
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「韓国に負け越して人生終えれねえなと」 なでしこを8年ぶり指揮の佐々木則夫監督代行、U-20世代も入った招集メンバーに「イズムを継承してほしい」

日本サッカー協会(JFA)は18日、今月26日に国立競技場で行われる「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」の韓国女子代表戦に臨むなでしこジャパンのメンバー23名を発表した。 新監督不在のため、代行ながら8年ぶりに指揮を執る女子委員長の佐々木則夫氏は「単純な親善試合のみならず、27年W杯のブラジル大会、28年ロサンゼルス五輪に向けての準備として意義のある試合にしていきたい」と話す。 大場朱羽、遠藤優、土方麻椰、松窪真心の初招集組をはじめ、若い世代も多く名を連ねたメンバーに「U-20でしっかりと頭角を現した選手は今後のなでしこジャパンで重要な選手に成長してほしいし、ベテランと中堅と若手と、しっかりとミックスしたなかで編成し、次のサイクルに意義のある戦い方を、そしてなでしこジャパンのイズムを若手にも注入してほしいというところも踏まえて構成した」と説明した。 また、「彼女たちのみならず、藤野(あおば)、浜野(まいか)、古賀(塔子)、谷川(萌々子)など、10人近い若い選手がメンバー入りしている。こういった若い選手が高い質をもって成長してくれるのは日本の宝ですし、経験を持った選手、ベテラン選手がいる間に、彼女たちにはなでしこのイズムを継承してほしいと思う」と若い力に期待した。 このチームでも中心になるであろう熊谷紗希については「紗希は様々な大会を通じて多くの経験をしているし、ぜひ若手にもイズムを伝えてもらいたい。言わなくても背中を見て若手がどう感じるかというところもあると思う。次のサイクルにおいても、彼女は自分の成長、ターゲットに向けて頑張ると話してくれた」と語る。 韓国女子については「数カ月前にアメリカ戦の映像など、最新の映像を見させていただいて、メンバーを見たところ、意外にもベテラン選手もかなり残っているので、そういった意味でも選手の把握している」とし、こう続けた。 「私個人としてはアジアのチームと戦ったなかで勝率が一番悪いのが韓国。3勝3敗2分けくらいで、(勝率が)5割。私にとって非常に緊張する試合になるんじゃないかと思っているし、『これは負け越して人生終えれねえな』というところもある(笑)」 2024.10.18 18:15 Fri
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監督不在のなでしこジャパン、韓国戦は佐々木則夫女子委員長が代行で指揮…内田篤人氏がコーチに就任

日本サッカー協会(JFA)は4日、10月26日に予定されている、なでしこジャパンvs韓国女子代表のチームスタッフについて発表した。 2023年のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)、2024年のパリ・オリンピックと池田太監督が指揮を執ってきたなでしこジャパン。海外でプレーする選手も増え、競争力も高まった中、どちらの大会もベスト8で敗退。世界の壁の高さをまたしても感じることとなった。 パリ五輪終了後、池田監督は契約満了により退任。宮本ひとみコーチらも退任した中、10月26日の韓国戦が迫っている。 後任監督が未定の中で試合開催が決定していた中、暫定的な体制で臨むことが決定。監督代行として佐々木則夫女子委員長が就任することが決定した。 佐々木氏は、2008年から2016年までなでしこジャパンを指揮し、2011年にはドイツ女子W杯で優勝。2012年のロンドン五輪では銀メダル、2014年の女子アジアカップで優勝、2015年のカナダ女子W杯では準優勝と結果を残していた。 現在はJFAの女子委員長として支えてきたが、今回は暫定的に指揮を執ることとなる。 また、コーチには、U-20日本女子代表監督を務め、先日まで行われていたU-20女子W杯で準優勝の結果を残した狩野倫久氏が就任。さらに、元日本代表DFでU-18、U-19、U-20日本代表のロールモデルコーチを務めていた内田篤人氏も入閣した。 GKコーチにはなでしこジャパンのGKコーチである西入俊浩氏、フィジカルコーチには同じくなでしこジャパンのフィジカルコーチだった大塚慶輔氏が務めることとなる。 今回の活動期間のスタッフ編成ではあるが、パリ五輪後初の試合で注目集まる戦いに。試合は10月26日に国立競技場で行われる。 2024.10.04 17:00 Fri

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