ベルギー王者に輝いた本間至恩所属のクラブ・ブルージュ、優勝に導いた暫定監督と異例の無期限契約を発表

2024.06.05 14:40 Wed
暫定指揮官でクラブを優勝に導いたヘイエン監督
Getty Images
暫定指揮官でクラブを優勝に導いたヘイエン監督
MF本間至恩も所属するクラブ・ブルージュが監督との異例の契約を結ぶこととなった。

3日、クラブ・ブルージュはニッキー・ヘイエン暫定監督(43)との正式契約締結を発表した。驚きを与えたのは契約期間で、無期限の契約となった。

ヘイエン監督は、現役引退後に指導者の道を歩み、シント=トロイデンでは暫定監督を務め、GKシュミット・ダニエル(ヘント)やFW鈴木優磨(鹿島アントラーズ)、MF伊藤達哉(マグテブルク)らを指導した経験もある。
2022年7月にクラブ・ブルージュのセカンドチームであるClub NXTの監督に就任。本間も指導するなどしたなか、2023年3月にはファーストチームのアシスタントコーチに就任する。

今シーズンもClub NXTの監督に就任すると、2024年3月からロニー・デイラ監督の後任として暫定監督に就任。プレーオフを戦うチームは10試合を7勝3分けの成績で終えて見事に優勝。またヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではチームを準決勝に導くも、フィオレンティーナに敗れてベスト4で敗退となっていた。
チームを立て直したヘイエン監督に対し、クラブは無期限という異例の契約を提示。サインすることとなった。

ヘイエン監督は契約締結が遅れた理由についても説明。クラブとしっかりと話し合った結果だとし、異例の契約についても驚きつつ、しっかりと目標を果たしたいとした。

「クラブとのコミュニケーションは常に明確だった。プレーオフの後、我々はお互いに話し合っていた。そして、とても友好的で、建設的な雰囲気の中で行われた。また、我々は競争のエキサイティングな最終段階でのダイナミクスを望んでいなかった」

「私も就任時にはこんなことになるとは予想していなかった。我々はシンプルな目標を設定しただけであり、リーグとヨーロッパでできるだけ多くの試合に勝つことだ。今シーズンの後、続投することについては全く心配していなかった」

ベルギー王者として来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)にも出場するクラブ・ブルージュ。本間の出番も含めて注目が集まる。

ニッキー・ヘイエンの関連記事

クラブ・ブルージュのニッキー・ヘイエン監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 本間至恩の所属するブルージュは、8日にホームで行われたECL準決勝2ndレグでフィオレンティーナと対戦。1stレグを2-3で落とし勝利が必須の一戦で、20分にマキシム・デ・カイ 2024.05.09 11:25 Thu

クラブ・ブルージュの関連記事

アストン・ビラは6日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でクラブ・ブルージュとのアウェイ戦に臨み、0-1で敗れた。 前節ボローニャ戦を制して3連勝スタートとしたアストン・ビラは、3日前のトッテナム戦では後半に崩れて1-4と完敗。そのトッテナム戦のスタメンから5選手を変更。ラムジーやパウ・トーレスをベ 2024.11.07 04:45 Thu
ミランのアメリカ代表MFクリスチャン・プリシックが“CK弾”を振り返った。 ミランは22日のチャンピオンズリーグ(CL)CLリーグフェーズ第3節でクラブ・ブルージュとホームで対戦し、3-1で勝利。先制弾は34分にプリシックが蹴った左CKが直接ゴールに吸い込まれてのものだった。 レアな形でのゴールだったが、プ 2024.10.23 12:11 Wed
ミランのパウロ・フォンセカ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)で勝利もチームの課題に言及した。『フットボール・イタリア』が伝えている。 22日、CLリーグフェーズ第3節でクラブ・ブルージュをホームに迎えたミラン。CL連敗中のチームは、34分にクリスチャン・プリシックのCKが直接決まって先制に成功すると、その2分後 2024.10.23 10:30 Wed
ミランは22日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でクラブ・ブルージュをホームに迎え、3-1で勝利した。 前節レバークーゼンに敗れて連敗スタートとなったミランは、3日前のウディネーゼ戦を10人になりながらウノゼロ勝利とした。そのウディネーゼ戦のスタメンから4選手を変更。レオンやロフタス=チークがスタ 2024.10.23 03:45 Wed
ドルトムントは18日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ開幕節でクラブ・ブルージュとのアウェイ戦に臨み、3-0で勝利した。 昨季ファイナリストのドルトムントはアシスタントコーチを務めていたシャヒンを新指揮官に昇格させたなか、ブンデスリーガでは2勝1分けとまずまずのシーズンインを見せた。そのドルトムントは5 2024.09.19 06:08 Thu

ジュピラー・プロ・リーグの関連記事

昨年3月にベルギー代表を引退したロイヤル・アントワープのDFトビー・アルデルヴァイレルト(35)が、代表引退に繋がった2度のパニック発作の恐怖を明かした。 これまでアヤックスやサウサンプトン、トッテナムなどで活躍し、現在は母国のアントワープでプレーするアルデルヴァイレルト。 世代別代表の常連だったセンターバ 2024.11.19 07:00 Tue
シント=トロイデンは16日、日本代表DF谷口彰悟の手術を発表した。 谷口は、8日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第14節のメヘレン戦に先発出場。しかし、11分にロングボールに対応したところで負傷し倒れ込むことに。2人のスタッフに抱えられてピッチを後にしていた。 正確な診断名こそ明かされていないが、ベルギー 2024.11.16 16:20 Sat
シント=トロイデンの日本代表DF谷口彰悟はやはり重傷のようだ。 川崎フロンターレからアル・ラーヤンSCに移籍し、海外挑戦の谷口。カタールでのプレーを挟み、今季からシント=トロイデンで欧州に舞台を移し、ここまで公式戦16試合に出場する。 そのクラブでの状況から代表でも地位を築き、常連のメンバーに。北中米ワール 2024.11.10 10:52 Sun
シント=トロイデンの日本代表DF谷口彰悟に重傷の可能性が浮上した。 今月の日本代表にも呼ばれる33歳センターバックは8日のジュピラー・プロ・リーグ第14節のメヘレン戦にも先発したが、11分のロングボール対応で左足首を痛めて倒れ込み、14分に2人のスタッフに助けられながらピッチを後に。交代時は左足を引きずりながらと 2024.11.09 09:49 Sat
来る日本代表でもメンバー入りしたシント=トロイデンDF谷口彰悟だが、暗雲だ。 シント=トロイデンは8日のジュピラー・プロ・リーグ第14節でメヘレンとホームで対戦。チームとして2-1の勝利で2試合ぶりの白星を手にしたが、先発した谷口に前半途中で負傷交代のアクシデントが発生した。 スタートから3バックの中央でプ 2024.11.09 08:20 Sat

記事をさがす

クラブ・ブルージュの人気記事ランキング

1

凡ミスでPK献上のアストン・ビラ、ブルージュに敗れて連勝ストップ【CL】

アストン・ビラは6日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でクラブ・ブルージュとのアウェイ戦に臨み、0-1で敗れた。 前節ボローニャ戦を制して3連勝スタートとしたアストン・ビラは、3日前のトッテナム戦では後半に崩れて1-4と完敗。そのトッテナム戦のスタメンから5選手を変更。ラムジーやパウ・トーレスをベンチスタートとし、ベイリーやミングスがスタメンとなった。 1勝2敗スタートのクラブ・ブルージュに対し、ポゼッションする入りとなったアストン・ビラは21分に好機。ワトキンスのミドルシュートがわずかに枠を外れた。 その後、徐々に守勢となったアストン・ビラは30分にジュグラにポスト直撃のシュートを打たれると、直後にもツォリスに枠内シュートを打たれたが、GKマルティネスが阻止。 さらに36分にもニールセンにヘディングシュートで、ヤシャリにミドルシュートでゴールを脅かされたが、ミングスとマルティネスが阻んだ。 しかしゴールレスで迎えた後半、開始5分にアストン・ビラは凡ミスで失点。ゴールキックを受けた自陣ボックス内のミングスが手でボールを処理し、PK献上に。これをヴァナケンに決められた。 追う展開となったアストン・ビラはラムジーやパウ・トーレスを投入。それでも好機を作れず時間が経過していった中、終盤の80分にはブエンディアを投入した。 86分にようやくカマラがボール奪取から際どいミドルシュートを放ったものの枠には飛ばせず。凡ミスで与えた失点が決勝点となりアストン・ビラの連勝が止まっている。 クラブ・ブルージュ 1-0 アストン・ビラ 【クラブ・ブルージュ】 ハンス・ヴァナケン(後7)【PK】 2024.11.07 04:45 Thu
2

ヘルタのベルギー代表ボヤタ、母国クラブ・ブルージュに移籍 25年までの契約にサイン

ジュピラー・プロ・リーグのクラブ・ブルージュは22日、ヘルタ・ベルリンからベルギー代表DFデドリック・ボヤタ(31)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年までとなる。 アカデミー時代から過ごしたマンチェスター・シティでプロとしての一歩を踏み出したボヤタ。ボルトンやトゥベンテ、セルティックを渡り歩くなかでベルギー代表に上り詰めたセンターバックで、2019年夏からヘルタに活躍の場を移した。 ヘルタでは通算76試合でプレーし、昨季もトータルで27試合に出場。今季もDFBポカールの1試合で延長戦を含む120分間にわたってプレーしたが、ブンデスリーガでは開幕から3試合連続でメンバー外だった。 なお、これまでベルギーの外を主戦場としてきたボヤタにとって、母国でのプレーは初。今年11月にカタール・ワールドカップ(W杯)が迫るなか、母国から本大会のメンバー入りを目指すこととなった。 2022.08.23 12:15 Tue
3

シャビ・アロンソ監督にクラブ・ブルージュが関心か、今季はソシエダBで2部リーグに挑戦中

レアル・ソシエダのリザーブチームで辣腕を振るうシャビ・アロンソ監督(40)だが、クラブ・ブルージュが招へいを検討しているようだ。ベルギー『Het Laatste Nieuws』が報じている。 シャビ・アロンソは2017年7月の現役引退後、翌年にレアル・マドリーのU-14の監督に就任。2018-19シーズンにリーグ無敗優勝を成し遂げ、早速指導者として才能の片鱗を見せた。2019年夏には同クラブのフベニールA(U-18)への昇格も検討されていたが、選手としてプロキャリアをスタートさせたソシエダのBチームを新たな挑戦の場に選んだ。 すると、その2年目に3部リーグから昇格を果たし、今シーズンからソシエダBとしては60年ぶりのセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)を舞台に。昨夏にはボルシアMGからのオファーもあった中、契約を2022年6月30日まで延長。ただ、残り3試合となった現時点で19位に沈んでおり、自動降格となる20位と3ポイント差の窮地に立っている。 去就はチームの残留か降格かにも依るだろうが、今夏で契約満了となる40歳指揮官に向けてクラブ・ブルージュが興味を示している模様。同クラブでは昨年1月にフィリップ・クレメント監督がモナコに引き抜かれ、その後任としてアルフレッド・スロイデル氏を招へい。 しかし、そのスロイデル監督も先日、今季限りで退任するエリク・テン・ハグ監督の後任を探していたアヤックス就任が決定したため、再び後任探しに奔走している。 2022.05.13 19:00 Fri
4

ジダン、格下相手とのドローに「馬鹿げた2ゴール」

レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、今月1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦の苦悩を口にした。『フランス・フットボール』が伝えている。 CL・グループA第1節でパリ・サンジェルマンに0-3の完敗を喫したマドリーは第2節でクラブ・ブルージュと対戦。相手は同グループ内で最も格下と思われていたチームだったが、開始9分にMFペルシー・タウにオフサイドラインを抜け出されると、ゴール前への折り返しをFWエマヌエル・ボナヴェントゥール・デニスに押し込まれ先制点を許す。 さらに39分には、名手ルカ・モドリッチが最終ライン付近でボールを奪われるまさかのミス。そのままデニスに再びネットを揺らされ、2点のビハインドを負ってしまった。その後、相手に退場者が出たこともあり、DFセルヒオ・ラモスとMFカゼミロのゴールで何とか引き分けに持ち込んだが、同大会最多優勝回数を誇るマドリーにとっては大失態となった。 試合後、失点を「馬鹿げた2ゴール」とコメントしたジダン監督は、前半と後半とで、チームの出来に違いがあったことを話した。 「馬鹿げた2ゴールだった。あのような入り方をすれば、それは起こり得ることだ」 「我々はCLのことは熟知しているうえ、このチームが3ポイントを取らなければならないことはわかっている。前半で2ポイントを失ってしまった。それが3ポイントになる可能性だってあった。後半にその1ポイントを得ることが出来た」 「最近ではチャンピオンズリーグにはスモールクラブが増えている。どのチームもどんな相手だって倒すことが出来る。去年も今年も、そして今日もそれを見た。試合に上手く入ることが出来なければ勝つことは難しくなる」 「(この試合のように)すぐに問題が生じ、2-0にされてしまう。彼らは何をした? 彼らは2回スペースを使って、2回ゴールした。それ以上何もしていない。何もだ」 「彼らは本当に何もしていない。それがフットボールの現実であり起こり得ることだ。だがその後のリアクションは良かったよ。それに期待していきたい」 なお、グループAでは、連勝したパリ・サンジェルマンが首位、2試合ドローのクラブ・ブルージュが2位、ガラタサライが3位、そして、レアル・マドリーは最下位に沈んでいる。 2019.10.02 15:00 Wed
5

“MNM”の最強3トップ初お披露目もPSGが格下ブルージュに痛恨のドロー…《CL》

チャンピオンズリーグ(CL)のグループA第1節、クラブ・ブルージュvsパリ・サンジェルマン(PSG)が15日にヤン・ブレイデル・シュタディオンで行われ、1-1のドローに終わった。 昨季準決勝で敗れたマンチェスター・シティ、2年連続グループステージで同居することになったRBライプツィヒとの三つ巴の突破争いに臨むPSG。 今季リーグ・アン開幕から5戦全勝と安定感際立つ新銀河系軍団は、今季CL初戦で加入後初スタメンのメッシを、ネイマール、ムバッペと同時起用した。 試合は世界最高のトリデンテを擁するPSGがボールを握る展開となるが、ホームのブルージュも専守防衛のスタイルではなく、マイボール時には相手の切り替えの鈍さを利用して反撃に繋げていく。 それでも、地力で勝るアウェイチームは15分、左サイドでボールを受けたムバッペがマッチアップしたDFマタを鮮やかな仕掛けで抜き去り、ボックス左からマイナスのクロスを供給。これを中央に走り込んだエレーラがうまく左足のボレーで合せ、幸先よくゴールをこじ開けた。 さらに、メッシとの連携からムバッペが際どい枠内シュートを放つなど、ここから一気にPSGペースで試合が進むかに思われたが、ここからブルージュが見事な反発力を見せる。27分、相手陣内左サイドでキープしたラングが絶妙なランニングで背後のスペースを取ったソボルにスルーパスを通すと、ソボルからのマイナスのクロスをゴール前に走り込んだヴァナケンが豪快に蹴り込んだ。 1-1のイーブンに戻った試合はここからよりオープンな展開に。29分にはボックス手前右で仕掛けたメッシが絶妙な左足のコントロールシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。 対するブルージュもマイボール時にボランチ脇やサイドのスペースを効果的に使った能動的な崩しから応戦。ヴァナケンの強烈なFKやデ・ケテラエルのフィニッシュでGKケイロル・ナバスを脅かす場面を作り出した。 ブルージュの奮闘によって1-1で折り返した中、思わぬ苦戦を強いられたPSGは早いタイミングで動く。ワイナルドゥムとパレデスを下げてドラクスラー、ダニーロをハーフタイム明けに投入すると、51分には左足を痛めたムバッペを下げてイカルディをスクランブル投入。早々に3枚の交代カードを切った。 だが、この交代も流れを引き寄せるまでには至らず、後半もアグレッシブな姿勢を失わないホームチームに対して守勢に回る場面が目立つ。その後、メッシを中央、イカルディを右サイドに出して[4-3-1-2]に近い並びで立ち位置に変化を加えたPSGは、70分にネイマールとメッシのコンビからゴールに迫るが、ボックス左で放ったシュートはGKの好守に遭う。 後半半ばを過ぎてブルージュの運動量にかげりが見え始めたことで、ようやく相手を完全に押し込むことに成功したPSG。79分と81分にはいずれも途中投入のヌーノ・メンデスの左サイドからのクロスで、メッシ、イカルディに続けて決定機が訪れるが、ここはシュートを枠に飛ばすことができない。 その後、試合終盤にかけてはどちらが勝ち越しゴールを奪ってもおかしくない拮抗した展開となったが、ブルージュが驚異の粘りで格上PSGに2点目を許さず。 試合はこのまま1-1のスコアでタイムアップを迎え、メッシとネイマール、ムバッペの最強トリデンテお披露目となった一戦は消化不良のドローに。PSGにとってはグループ4番手相手に手痛い勝ち点逸となった。 2021.09.16 06:20 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly