【JFL第29節】栃木シティがJ3参入へ! 鈴鹿を6-0粉砕でJFL初優勝、入会要件の観客動員数も同時にクリア

2024.11.17 14:54 Sun
JFL昇格1年目の今季から田中パウロ淳一もプレーする栃木シティ。見事、昇格即初優勝で「J3リーグ参入」の見通しに
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JFL昇格1年目の今季から田中パウロ淳一もプレーする栃木シティ。見事、昇格即初優勝で「J3リーグ参入」の見通しに
17日、日本フットボールリーグ(JFL)第29節の栃木シティvsアトレチコ鈴鹿がカンセキスタジアムとちぎで行われ、6-0と大勝した栃木Cの初優勝が決定。栃木CはJ3リーグ参入が確実に。

辛うじて“百年構想枠”から出場した昨季の地域CLで優勝、栃木ウーヴァFC時代以来にJFL復帰の栃木C。昇格1年目の今季、中盤戦からチーム全体が安定し、終盤戦に来て首位を奪取する。

直近16試合無敗、残り2試合で2位高知と勝ち点「5」差というなか、「勝てば優勝」の一戦は鈴鹿と。最後に敗れた相手こそ鈴鹿であり、前回は1-5とまさかの大敗を喫していた。
それでも開始6分、最終ライン背後へ抜け出したFW鈴木国友がGKとの一対一を制して先制点。鈴木国はさらに25分、勝利をグッと手繰り寄せる貴重な追加点も自ら叩き込む。

34分にはMF宇都木峻が3点目とし、40分には関東サッカーリーグ1部時代から所属する背番号「10」MF岡庭裕貴が4点目。栃木Cはこの時点で勝利へ大きく前進する。
また、この試合までに、栃木Cの今季ホームゲーム(HG)累計観客動員は2万7905人。今回の観客席を見渡せば、J3入会要件「累計3万人」をクリアしているのも間違いなさそうだ。

結局、栃木Cは鈴鹿を押し切り、途中で数的優位となった後半もFW吉田篤志、MF表原玄太が1点ずつ追加。ここに来ての今季最多6得点で大勝した。

これにより、2位高知の結果にかかわらずJFL初優勝が決定。観客動員も9531人で「累計3万人」をクリアし、栃木シティは2025シーズンからJ3リーグに参入する見通しとなった。

これに伴い、いわてグルージャ盛岡はJFLに降格する。

栃木シティ 6-0 アトレチコ鈴鹿
【栃木C】
鈴木国友(前6、前25)
宇都木峻(前34)
岡庭裕貴(前40)
吉田篤志(後8)
表原玄太(後45+4)

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【JFL第27節】栃木シティが昇格即初優勝に王手、高知ユナイテッドSCも滋賀敗戦により「2位以内」は限りなく濃厚か

2日〜3日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)の第27節が行われた。これで今季も残り3試合、上位陣がかなり絞り込まれてきた。 ◆首位 栃木シティ まず、昇格組にして首位を走る栃木Cは、沖縄SVとの撃ち合いを制し、少なくとも「2位以内」が確定。J3リーグ入会へ成績面のクリアを…というなかで大きな戦果となった。入会要件の進捗状況も踏まえ、優勝なら自動昇格とみて間違いないだろう。2位高知とは残り3試合で勝ち点「5」差…最速での優勝決定は次節だ。 ◆2位 高知ユナイテッドSC 同じくJ3入会へ成績面を…という高知は序盤戦の首位独走から一転、急失速で2位に。そんななかでも、今節は鬼門「敵地・Honda FC」で2-1と勝利し、6試合ぶりの白星となった。MF佐々木敦河が前節の戦列復帰からチーム全体を活性化させ、複数得点も6月以来である。後述の通り「2位以内」も濃厚となってきた。 ◆3位→4位 レイラック滋賀 滋賀があまりに痛い敗戦。ホームでFCティアモ枚方と対戦し、1-1で迎えた90+3分に勝ち越し点を喰らう形となった。これにより、2位高知とは残り3試合で勝ち点「8」差。昨季あと一歩で「2位以内」を逃した滋賀だが、今季も極めて難しい状況になったと言わざるを得ない。 ◆4位→3位 ヴィアティン三重 V三重はアウェイで横河武蔵野FCに勝利し、滋賀をかわして3位に浮上。このままの順位をキープならクラブ史上最高成績だが、もちろんV三重も目標はJ3入会…「2位以内」へ2位高知とは残り3試合で「7」差となっている。まずは次節・ラインメール青森戦で勝利が必要だ。 ◆6位 ヴェルスパ大分 シーズン途中に元日本代表FW金崎夢生が加入して話題を呼んだV大分だが、今節をもって「2位以内」およびJ3入会が消滅。ホームで最下位・ミネベアミツミFCと0-0ドローに終わった。V大分はホームゲーム「3勝7分け4敗」と、今季を通じてなかなか本拠地で結果を残せない。 ◆9位→10位 ラインメール青森 前節の時点で「2位以内」が消滅していた青森は、今節を迎えるにあたって柴田峡監督(58)が今季限りで退任することも発表。指揮官ラスト3試合の1試合目は、ホームでFCマルヤス岡崎との1-1ドローとなった。 ◆14位 クリアソン新宿 9月にJ3ライセンスが交付されつつも、スタートダッシュに失敗し、開幕から下位に低迷してきた新宿。今節はソニー仙台FCに敗れて、残り3試合で14位および最下位とは勝ち点「3」差…自動降格こそない今季だが、地域リーグ側との入替戦行きは避けねばならない。 ◆岩手、初JFLへ J3で「いわてグルージャ盛岡」の最下位フィニッシュが確定し、JFLでは「J3入会審査条件付き承認」のクラブが2位以内を占めることが確定。かつて東北1部からJFLを経由せずにJ3入りした岩手の「JFL降格」が事実上決定した。 ◆順位表 1位 栃木シティ | 勝ち点57 | +22 2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点52 | +14 —残り3試合で勝ち点「7」差— 3位 ヴィアティン三重| 勝ち点45 | +7 4位 レイラック滋賀 | 勝ち点44 | +19 5位 Honda FC | 勝ち点41 | +8 6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点41 | ±0 7位 FCティアモ枚方 | 勝ち点41 | -1 8位 沖縄SV | 勝ち点38 | +6 9位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点38 | +3 10位 ラインメール青森 | 勝ち点36 | +5 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点33 | ±0 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点33 | -4 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点27 | -9 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点22 | -23 15位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -25 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点18 | -22 2024.11.04 13:30 Mon
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JFL7クラブに“J3ライセンス”交付! 首位高知ら声明「限界突破するほどの情熱を注いだ先にしか成し得ない事がある」

24日、日本フットボールリーグ(JFL)の複数クラブが申請する「2025シーズンJ3クラブライセンス」に関し、判定結果が公表された。 これを受け、高知ユナイテッドSCとクリアソン新宿の2クラブについては、代表者名義で声明。各方面への感謝を綴っている。 2024シーズンのJFLからは、高知ユナイテッドSC、栃木シティ、ラインメール青森、ヴェルスパ大分、レイラック滋賀、ヴィアティン三重、クリアソン新宿が「J3ライセンス申請組」に。 結果、この7クラブとも今回「J3ライセンス交付」と判定された。新宿については昨年同様、施設基準が不十分なものの、今年もホームタウンの特性を鑑みての交付だという。 そうなると、気になるのは今後。 成績面では「2位以内(※)」がJ3リーグ入会への最低ラインとなるなか、順調なのは首位高知、そして2位栃木C。高知が頭ひとつ抜け、2位栃木Cも高知を追い上げ中である。 (※)J3入会審査クリアを前提とした場合、優勝なら自動昇格、2位なら入替戦へ 一方、3位青森、5位V大分、6位滋賀、7位V三重は踏ん張りどころか。3位青森が残り9試合で2位栃木と勝ち点「7」差。14位新宿は残留争い中で、2位以内の確保が消滅している。 また、最終的には「入会審査」をクリアする必要があり、「ホームゲーム(HG)1試合平均入場者数2000人/累計3万人」「年間入場料収入1000万円」が項目に。「短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いこと」も要素となる。 “平均2000人”については、当初厳しいと思われていた首位高知が9月1日の1万人超動員で一気に壁をブチ破り、同時に“入場料1000万円”到達も確実であることが想像に難くない。 また、滋賀も現段階で平均2000人を超え、現状平均1818人の栃木Cは、ホーム最終戦(11月17日)を「カンセキスタジアムとちぎ」へ会場変更。2000人を見据えた措置なのは明白だ。 JFLはすでに終盤戦へ突入し、首位&2位を含めた7クラブにJ3ライセンスが交付。いよいよ、緊張感張り詰める佳境の秋へと入っていく。 ◆高知ユナイテッドSC 声明 ▽代表取締役社長 山本志穂美 「この度、Jリーグ理事会審査にて、J3クラブライセンスの交付を頂きました」 「社長就任から5ヶ月、スタッフ・選手たちと共に1日1日を大切に準備して参りました。高知家一家として、我々を支え応援して下さる株主の皆様、スポンサー企業、高知ユナイテッドSCを応援する会の皆様、自治体、サポーター、そしてボランティアの皆様に心から感謝申し上げます。限界突破するほどの情熱を注いだ先にしか成し得ない事がある。残9試合クラブ一丸となり感謝を込めて歩みます」 ◆クリアソン新宿 声明 ▽代表 丸山和大 「本日9月24日、Jリーグの理事会にて、クリアソン新宿に昨年に引き続きJ3クラブライセンスが交付されました」 「Jリーグ、JFA、JFL、関東サッカー協会、東京都サッカー協会、新宿区サッカー協会、新宿区、クリアソン新宿のパートナー、応援いただいているファンの皆さま、新宿をはじめ、クリアソン新宿と関わっていただいている多くの皆さまに、心より感謝申し上げます」 「今年こそは悲願のJ3昇格という想いで準備をしてまいりました。6月にはホームタウン新宿にある国立競技場で平日夜の開催というチャレンジに、16,480名とJFLの歴代最多観客動員数を更新するなど、観客数の観点でもクリアソン新宿史上最多を更新する見込みで進めております」 「一方で競技成績の方で思うように結果を出すことができず、厳しい現実と向き合っております。それでも、東京23区というエリアから、先人の皆さまが作り上げてくださった素晴らしいJリーグという舞台に新しい価値を創出できるよう、引き続き、全力でサッカー界の発展、社会の豊かさに貢献できるよう、精一杯精進してまいります」 「この度は、本当にありがとうございました」 2024.09.24 17:41 Tue

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