いきなりの古巣対決セルロートが恩返し弾もアトレティコ、ビジャレアルにドローで引き分け発進【ラ・リーガ】

2024.08.20 06:31 Tue
Getty Images
アトレティコ・マドリーは19日、ラ・リーガ開幕節でビジャレアルとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。
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シメオネ体制14季目の昨季4位アトレティコは、新戦力のル・ノルマンといきなりの古巣対決となるセルロートが先発となった。昨季8位のビジャレアルに対し、[4-2-3-1]でスタートしたアトレティコがボールを持つ入りとすると13分、ジョレンテの右クロスに合わせたリーノのヘディングシュートでゴールに迫ったが、GKコンデの好守に阻まれる。さらに16分、ジョレンテの右クロスに今度はヘイニウドがボレーで合わせてネットを揺らすもわずかにオフサイド。
すると18分、ワンチャンスで失点してしまう。GKコンデのロングフィードを受けたダンジュマにボックス内へ侵入されシュートを決められた。

それでも20分、すかさずアトレティコが追いつく。グリーズマンのパスを受けたジョレンテがボックス右に侵入してニア天井を打ち抜いた。
試合を振り出しに戻したアトレティコは36分、コケのアーリークロスにリーノがボレーで合わせたシュートはポストに直撃。

すると37分、バエナのクロスがコケのオウンゴールを誘って再び追う展開となってしまう。それでも追加タイム5分、ジョレンテの右クロスをセルロートが頭で合わせて2-2とし前半を終えた。

古巣相手にアトレティコデビュー弾を挙げたセルロートが後半からアンヘル・コレアに代わった中、アトレティコはビジャレアルにポゼッションを譲ると、57分にバエナの直接FKでゴールに迫られる。

その後、ポゼッションでは盛り返したアトレティコだったが、好機を作ることができない状況が続いた。

膠着状態を打破すべく78分に新戦力のアルバレスを投入するも、83分にはペペのFKが枠の左角に当たるピンチがあった中、最終盤にかけても逆転弾に迫れず2-2のまままタイムアップ。セルロートが恩返し弾を奪ったものの引き分けスタートとなった。

ビジャレアル 2-2 アトレティコ
【ビジャレアル】
アルノー・ダンジュマ(前18)
OG(前37)
【アトレティコ】
マルコス・ジョレンテ(前20)
アレクサンダー・セルロート(前50)

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ギャラガー&アルバレスの新加入勢ゴールに4戦連続無失点 シメオネ監督「それぞれのチームが各々のやり方でいる選手に応じて…」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が振り返った。スペイン『マルカ』が報じている。 アトレティコは15日のラ・リーガ第5節でバレンシアとホームで対戦。コナー・ギャラガー、アントワーヌ・グリーズマン、フリアン・アルバレスにゴールが生まれると、守っては4戦連続のクリーンシートで3-0と勝利した。 強みの堅守が光るが、今季初連勝で開幕5戦無敗のアトレティコ指揮官はこう評している。 「私はフットボールをよく観るが、(マンチェスター・)シティやバルセロナを除いて、ハイラインでプレスをかけたり、ピッチの高い位置で守備をしてくるチームはほとんどいない。大半のチームが引いて、後ろからクオリティを発揮していく。それぞれのチームが各々のやり方で、いる選手に応じて、自分たちに最も合ったものを探している」 また、ゴールを決めたギャラガーとアルバレスの新加入勢にも言及。ギャラガーについては必要としたタイプの中盤と話す。 「彼は勤勉な選手だが、クオリティがあって、2列目からの飛び出しも良く、すべてのボール際に全力を尽くすのを止めない。彼は多くの熱意を持ってやってきたし、我々もそういうタイプの選手を中盤に必要としている。それが我々をより良くしてくれるからね」 そして、新たな点取り屋として加入のアルバレスには今後の量産をさらに期待した。 「チームメイトが彼を祝福する様子やスタジアムの歓声はあのゴールの重要性を物語るものだった。我々の誰もが彼のゴールを必要としていたし、あれがこれから多く決めるであろうゴールの最初になってくれたらと思う」 2024.09.16 12:50 Mon

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