序盤攻勢の山梨学院が2大会連続、主将弾が決勝点の早稲田が2大会ぶりの決勝進出【女子インカレ】

2024.01.04 18:05 Thu
決勝は山梨学院大学vs早稲田大学に
©超ワールドサッカー
決勝は山梨学院大学vs早稲田大学に
4日、第32回全日本大学女子サッカー選手権大会(女子インカレ)の準決勝2試合が味の素フィールド西が丘で行われた。
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第1試合は昨年の決勝と同一カード、山梨学院大学(関東1/山梨)vs東洋大学(関東4/群馬)となったが、山梨学院がリベンジを果たし、初優勝に王手をかけた。昨年、ともに初の決勝進出を果たした両校は、東洋大が勝利を収め、初優勝を飾っていたが、この日は山梨学院が早々に先手を取る。
6分、裏へのボールに反応した伊藤琴音が左ポケットから右隅へ冷静に流し込んで3試合連続ゴールをマークすると、12分には栃谷美羽のクロスをファーの山田歩美が頭で合わせてネットを揺らす。

1年生2人のゴールでリードを広げた山梨学院は、25分にも追加点を奪取。左での作りから齊藤桃花を経由して右サイドハーフの木許和心が狙うと、クロスバーに当たっての跳ね返りを伊藤が詰め、3点のリードを奪って前半を折り返した。
東洋も後半は立ち位置を修正し、持ち味のポゼッションサッカーを展開。途中出場・田中結衣と加藤満久花の突破力も駆使して反撃に転じると、北村美羽のラストパスから小林莉々子が見事な右足の一振りを沈めて1点を返す。

東洋は以降もセットプレーを含めて好機を演出したが、山梨学院も落ち着いた対応を見せ、そのままタイムアップ。序盤のリードを生かした山梨学院が3-1と逃げ切り勝ちを収め、2大会連続となる決勝進出を果たした。

第2試合は帝京平成大学(関東3/千葉)と早稲田大学(関東2/東京)が顔を合わせ、早稲田が辛勝でファイナルへ駒を進めた。

帝京平成は3大会ぶり、早稲田は2大会ぶりの決勝進出を懸けて臨んだ一戦は互いの良さを消し合う手堅い展開に。推進力の強い早稲田の両ワイドに対し、帝京平成は常に2枚で挟み込み、自由を与えない。

互いにボールを大事にしつつ、守備も固いため、チャンスの数は限定的となったが、1つのセットプレーが明暗を分ける。

75分、早稲田は浦部美月の仕掛けから左の深い位置でFKを獲得すると、大山愛笑の鋭いシュート性のクロスに対し、ニアに後藤若葉が飛び込み、均衡を破った。

キャプテンの一発で先制した早稲田は、この1点を守り切り、このままタイムアップ。8度目の優勝へ王手をかけた。

決勝は6日13時キックオフを予定しており、同じく味フィ西で開催される。

◆準決勝
山梨学院大学 3-1 東洋大学
帝京平成大学 0-1 早稲田大学

◆決勝
▽1月6日
《13:00》
山梨学院大学 vs 早稲田大学

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