なでしこ勢5人が先発の英カップ戦QF、長谷川唯のシティと清水梨紗・林穂之香のウェストハムらが準決勝へ

2023.01.27 15:25 Fri
Getty Images
25日から26日にかけ、イングランドの女子コンチネンタルカップの4試合が行われた。各チームに所属するなでしこジャパンの選手たちも出場を果たしている。マンチェスター・シティのMF長谷川唯は先発出場し67分までプレーし、6-0の勝利に貢献。トッテナムへ加入したばかりのFW岩渕真奈も先発起用され、59分までプレーした。

リバプールvsウェストハムでは日本人対決が実現し、1-0でウェストハムが勝利を収めている。
リバプールへ新加入したMF長野風花は[4-3-3]のアンカーで先発出場。リーグ戦ではデビュー戦がピッチ凍結のために開始早々に中止となる珍事を経験したが、この試合で改めてレッズの一員として登場。後半のアディショナルタイムまでプレーしたが、チーム全体がウェストハムのプレッシングに苦しみ、ボールタッチの回数は限定的となった。

対するウェストハムからはDF清水梨紗とMF林穂之香がフル出場。清水は右サイドバックで先発し、効果的な位置取りでボールの引き出し役となるだけでなく惜しいラストパスも披露。終盤にはシステム変更に伴い、ウイングバックとしてプレーした。
林は[4-3-3]の中盤の一角に入り、相手の中盤との嚙み合わせでボランチとインサイドハーフの中間のようなポジショニングに。選手交代に伴い、62分以降はアンカーを務め、最終盤にはタイトな守備でゲームのクローズに一役買った。

26日には準決勝の組み合わせが発表され、ウェストハムはチェルシーと、シティはアーセナルとそれぞれ2月8日に対戦する。

◆女子コンチネンタルカップ準々決勝
ブリストル・シティ 0-6 マンチェスター・シティ
リバプール 0-1 ウェストハム
トッテナム 1-3 チェルシー
アーセナル 3-0 アストン・ビラ

◆準決勝組み合わせ
ウェストハム vs チェルシー
アーセナル vs マンチェスター・シティ

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現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon
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シティで存在感示す長谷川唯、英メディアが特集「退団したスターの穴を埋められるか。その答えは明白」

マンチェスター・シティでプレーするなでしこジャパンのMF長谷川唯を、イギリス『スカイ・スポーツ』がピックアップしている。 シティの女子チームは今オフに引退を表明した選手を含め、ルーシー・ブロンズやキーラ・ウォルシュら8人の主力が抜けた。新加入選手も7人いて、その1人が長谷川だ。 長谷川の欠場したFA女子スーパーリーグ(FAWSL)開幕2試合をシティは落とした。だが、なでしこジャパンの司令塔をアンカーに据えて以降、チームは復調。チームによって消化試合数にばらつきはあるものの、シティはリーグ戦19試合を終えて14勝2分け3敗の2位に位置している。長谷川の登場以降はわずか1敗しかしていない。 2021年1月に海を渡った長谷川は、約半年間在籍したミランへクラブ初のUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権を置き土産に、翌シーズンからウェストハムへ加入。シティには今季の移籍ウインドウ締め切り直前に電撃加入し、新天地ではアンカーとして定位置を確保している。 同メディアは長谷川のスタッツを5つ紹介。ファイナルサードでのパス成功数4位はポゼッション指向のチームスタイルもあってうなずけるが、目を惹くのはミドルサードでのボール奪取数がリーグ2位という数字だ。 加入当初に発した「周囲からは攻撃的な選手だと思われていますが、守備もできるところを見てもらいたいなと思います」という言葉を証明していると言っていいだろう。 「昨年はタイトルレースに参加できなかったので、今年は絡めてとても嬉しいですし、チャンピオンズリーグ出場権はもちろん、このチームでタイトルを獲得したいと思っています」 「リーグ優勝は他のチームにもよりますが、何が起こるかはわからないので、すべての試合に勝ち続け、できるだけ多くのゴールを決めなければならないです」 上位争いを楽しむ長谷川のコメントを紹介した『スカイ・スポーツ』は、「タイトル争いは混迷を極めるだろう」としながら、「シティが退団したスターの代わりを立てられているかという問題には、はっきりと答えられる。長谷川がすでにそうだ」と締めくくった。 シティの残り試合数は3だが、3ポイント差で追う首位マンチェスター・ユナイテッドとの直接対決も残している。得失点差では若干不利ではあるもの、何が起こるかわからないのがサッカー。UWCL出場権獲得、逆転での優勝へ向け、背番号「25」は国内外でさらなる注目を集めることとなるだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】長谷川にしか通せないブライトン戦の魔法のラストパス</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="3_jQJ7K1E1M";var video_start = 27;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.04 21:30 Thu
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2024バロンドールはロドリが初受賞! ヴィニシウスやベリンガムらマドリー3選手抑えての受賞に

フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式が28日にパリで行われ、マンチェスター・シティのロドリが初受賞した。 1956年に創設され、最も権威ある個人賞とされるバロンドール。前回から暦年ではなく、シーズンが評価の対象となり、選出プロセスの基準も個人のパフォーマンスが最重視されされる。なお、順位はFIFAランキング上位100カ国のジャーナリストの投票で決定する。 注目の男子バロンドールは、マンチェスター・シティのプレミアリーグ4連覇に加え、スペイン代表のユーロ2024制覇に貢献し、大会MVPにも輝いたMFロドリが初受賞した。 また、同授賞式では女子のバロンドール、21歳以下の年間最優秀選手賞にあたるコパ・トロフィー、年間最優秀GK賞にあたるヤシン・トロフィー、年間最優秀FW賞にあたるゲルト・ミュラー・トロフィー、社会貢献を称えるソクラテス・アワードなどの各受賞者も発表された。 女子バロンドールは昨季40試合に出場し19ゴールを記録し、バルセロナのリーグ5連覇と、女子チャンピオンズリーグ連覇に貢献したMFアイタナ・ボンマティが2年連続の受賞。なお、最終候補30名にノミネートされていたなでしこジャパンMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)は26位だった。 コパ・トロフィーはFWラミン・ヤマル。ヤシン・トロフィーは2年連続となるGKエミリアーノ・マルティネス、ゲルト・ミュラー・トロフィーは年間52ゴールを挙げたFWハリー・ケインとFWキリアン・ムバッペ、ソクラテス・アワードはスペインサッカー連盟(RFEF)元会長であるルイス・ルビアレス氏のキス問題の被害者で、問題を解決しようとしない態度の改善を求めてRFEFと戦ったFWジェニファー・エルモソが受賞。また、男子と女子の年間最優秀チームにはレアル・マドリー、バルセロナが選出された。 ◆各賞受賞者 ▽男子バロンドール MFロドリ(マンチェスター・シティ/スペイン) ▽女子バロンドール MFアイタナ・ボンマティ(バルセロナ/スペイン) ▽コパ・トロフィー FWラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン) ▽ヤシン・トロフィー GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン) ▽ゲルト・ミュラー・トロフィー FWハリー・ケイン(バイエルン/イングランド) FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン、レアル・マドリー/フランス) ▽ソクラテス・アワード FWジェニファー・エルモソ(パチューカ、ティグレス/スペイン) ▽クラブ・オブ・ザ・イヤー 男子 レアル・マドリー(スペイン) 女子 バルセロナ(スペイン) ◆2024男子バロンドール最終順位 1.MFロドリ(マンチェスター・シティ/スペイン) 2.FWヴィニシウス(レアル・マドリー/ブラジル) 3.MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー/イングランド) 4.DFダニエル・カルバハル(レアル・マドリー/スペイン) 5.FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー) 6.FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン、レアル・マドリー/フランス) 7.FWラウタロ・マルティネス(インテル/アルゼンチン) 8.FWラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン) 9.MFトニ・クロース(レアル・マドリー、引退/ドイツ) 10.FWハリー・ケイン(バイエルン/イングランド) 11.MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド) 12.MFフロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン/ドイツ) 13.MFダニ・オルモ(ライプツィヒ、バルセロナ/スペイン) 14.FWアデモラ・ルックマン(アタランタ/ナイジェリア) 15.FWニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ/スペイン) 16.MFグラニト・ジャカ(アーセナル/スイス) 17.MFフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー/ウルグアイ) 18.GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン) 19.MFマルティン・ウーデゴール(アーセナル/ノルウェー) 20.MFハカン・チャルハノール(インテル/トルコ) 21.FWブカヨ・サカ(アーセナル/イングランド) 22.DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリー/ドイツ) 23.DFルベン・ディアス(マンチェスター・シティ/ポルトガル) 24.DFウィリアム・サリバ(アーセナル/フランス) 25.MFコール・パーマー(チェルシー/イングランド) 26.MFデクラン・ライス(アーセナル/イングランド) 27.MFヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン/ポルトガル) 28.DFアレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/スペイン) 29.DFマッツ・フンメルス(ドルトムント、ローマ/ドイツ) 29.FWアルテム・ドフビク(ドニプロ-1、ジローナ、ローマ/ウクライナ) ※()内は所属クラブ/国籍 2024.10.29 08:00 Tue
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「逆足でこれはえぐくね?」長谷川唯が絶妙ループで加入後初ゴール! 1G1Aの活躍で勝利の立役者に!

ウェストハム・ウィメンに所属するなでしこジャパンのMF長谷川唯が加入後初ゴールを挙げた。 ウェストハムは3日、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で昨季2位のマンチェスター・シティ・ウィメンと対戦。39分には長谷川のクロスをダグニー・ブリニャールスドッティルが頭で合わせて先制点を奪った。 だが、これ以降は防戦一方となり、GKの仕事が激増。辛うじて耐えながらリードを保って終盤を迎えると、試合終了間際にビッグチャンスが訪れる。 長谷川が最終ラインにプレッシャーを掛けると、相手DFのバックパスは焦って中途半端に。それを見逃さずにすかさずボールを奪ってGKが前に出ているのを確認すると、距離はありながらも左足で絶妙なループシュートを沈めて見せた。 最後までプレッシングを惜しまなかった背番号「14」へ与えられたご褒美にファンも大興奮。WSLの公式ツイッターが動画を公開すると「長谷川選手すご!!!」、「逆足でこれはえぐくね?」、「大胆で素晴らしい」、「彼女のプレスとスタミナのおかげ」などの賞賛が多数寄せられた。 長谷川本人も引用リツイートで「初ゴール。このゴール、日本の皆さんに久しぶりに見てもらえましたね。次は自分でこの形を」と残している。 試合はこのままタイムアップを迎え、ハマーズが2-0で勝利を収めた。1ゴール1アシストという目に見える結果はもちろん、持ち味の運動量をいかんなく発揮して勝利に貢献した長谷川。加入して間もないが、すでにチームに欠かせない存在となっている。 <span class="paragraph-title">【動画】長谷川唯の加入後初ゴールは鮮やかなループ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">What a way to wrap up a MASSIVE win at City from <a href="https://twitter.com/maybe10_?ref_src=twsrc%5Etfw">@maybe10_</a>!<br><br>How far out?! <a href="https://twitter.com/westhamwomen?ref_src=twsrc%5Etfw">@westhamwomen</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/BarclaysFAWSL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BarclaysFAWSL</a> <a href="https://t.co/xzA9oWgVvo">pic.twitter.com/xzA9oWgVvo</a></p>&mdash; Barclays FA Women&#39;s Super League (@BarclaysFAWSL) <a href="https://twitter.com/BarclaysFAWSL/status/1444678586443526145?ref_src=twsrc%5Etfw">October 3, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.04 14:10 Mon

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28歳ブラジル代表DFが「夢のプレミアリーグ」への移籍を躊躇…妻子ある身で憂慮することとは

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”渡り鳥“のFWマウロ・サラテが37歳で現役引退…「人生で学んだことはすべて、常にボールとともに…」

世界各国のクラブを渡り歩いたアルゼンチン人FWマウロ・サラテ(37)が現役引退を決断した。 昨年1月にウルグアイのダヌービオを退団して以降、フリーの状況が続いていた37歳FWは自身のインスタグラムを通じてスパイクを脱ぐ決断を明かした。 「僕の人生で最も美しい道が終わりを迎える!! 心の中で、そして鮮明な思い出の中で、この文章を書くのは難しいことだ」 「一つのステージが終わりを迎えようとしている。僕の場合、人生で最も美しいステージが終わりを迎えようとしている。なぜなら、生まれたときからフットボールとともに生きてきたからだ」 「規律、献身、犠牲を教えてくれたスポーツ、物心ついたときからずっと愛と情熱を持って生きてきたスポーツ。人生で学んだことはすべて、常にボールとともにあった」 「キャリアの各段階を思い出すと、感極まらずにはいられない。ともに時間を過ごしたすべてのクラブとすべての街を常に心に留めているからね」 「両親をはじめ、すべてのテクニカルスタッフ、チームメイト、多くの友人、経営陣、そして世界で最も美しいこのスポーツを一緒にプレーし、共有してくれたすべての人々のおかげだ」 「今日、僕はこの美しい職業に別れを告げ、新しい職業を始める。プレーヤーとしては別れを告げるけど、フットボールに別れを告げるつもりはないよ」 「友よ、君がいなくなると本当に寂しくなるよ。みんなありがとう…」 2004年のキャリアスタートから、ラツィオやインテル、ウェストハムなど16クラブも渡り歩いてきたサラテ。キャリア初期にプレーしたカタールのアル・サッドや、2017年に加入したUAEのアル・ナスルなど中東にも進出する、渡り鳥のようなキャリアを積んできた。 近年はプロデビューしたクラブでもあるベレス・サルスフィエルドやボカ・ジュニアーズ、ブラジルのアメリカ・ミネイロやジュベントゥージ、ダヌービオなど南米でプレー。キャリア通算では公式戦500以上に出場し、130ゴール以上を挙げた。 2025.01.12 16:41 Sun
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ウィルシャーが妻に仕掛けた卑劣なタックルが酷い…

ウェストハムの元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーが、衝撃のタックルを見舞った。 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、世界中でサッカーの活動が停止状態に。イギリスでは、5日時点で感染者は4万7000人を超え、死者も5万人に到達する状況となっており、各クラブはトレーニングも行えていない。 それぞれの選手は自宅でトレーニングに励んだり、ビデオで繋いでチームトレーニングを行うなどをしている中、ウィルシャーも例外ではなかった。 ケガとの縁が深いウィルシャーは、今シーズンもケガに悩まされている状況。そ経部を痛め、最後にピッチに立ったのは昨年の10月。今シーズンは公式戦8試合しかプレーしていない。 そんなウィルシャーは、自身のインスタグラム(jackwilshere)に1本の動画を投稿。そこには、サッカーボールで遊ぶウィルシャーと妻のアンドリアーニ・マイケルさんの姿が映し出されている。 ウィルシャーは巧みなボールコントロールを見せアンドリアーニさんをかわしつつ、時折激しいフィジカルコンタクトでボールを奪うなど大人気ない姿を見せていると、動画の最後にまさかの展開が待っていた。 ウィルシャーがボールを蹴りだすと、アンドリアーニさんがそのボールを拾いに。すると、後方からウィルシャーが猛烈なタックルを見舞い、アンドリアーニさんの左足をかっさらう形に。そのままアンドリアーニさんは立上がらないまま動画は終了した。 プレミアリーグの激しいプレーが懐かしかったのか、半年近くピッチに立てていないフラストレーションなのかは分からないが、ウィルシャーのタックルはあまりにも卑劣なもの。実際の試合ならばカードが出ていてもおかしくないプレーは、微笑ましい夫婦のボール遊びを想像してみると衝撃的だった。 ウィルシャーは動画とともに「隔離のフラストレーションは出てきたけど、公平にボールへ行き、勝った。アンドリアーニ、本当に愛している」とコメントを添えていた。 <div id="cws_ad"><blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/B-mvjhFJYzN/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="12" style=" background:#FFF; 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