サカが倒された後半ATのPKは? アーセナルvsバイエルンのジャッジが紛糾、元イングランド代表DFは「PKでなければならない」

2024.04.10 12:55 Wed
後半ATにボックス内で接触するノイアーとサカ
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後半ATにボックス内で接触するノイアーとサカ
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのアーセナルvsバイエルン。PKを巡る判定が話題を呼んでいる。

9日に行われたアーセナルvsバイエルン。試合は2-2のドローに終わった。
プレミアリーグで首位に立つアーセナルと、ブンデスリーガ12連覇が厳しくなったバイエルンの一戦。CLのノックアウトステージでの対戦は、全てバイエルンに軍配が上がっている中、14年ぶりのベスト4入りを目指すアーセナルがペースを握る。

ブカヨ・サカのゴールでアーセナルが先制も、セルジュ・ニャブリのゴール、ハリー・ケインのPKでバイエルンが逆転。しかし、アーセナルもレアンドロ・トロサールのゴールで2-2とした。

そのまま試合が終わると思われた中、アディショナルタイム5分にアーセナルがビッグチャンス。サカがボックス内で切り返すと、前に出ていたGKマヌエル・ノイアーと接触。しかし、これはノーファウルとなり、2-2で終わっていた。
当然、サカはこの判定に怒り。ミケル・アルテタ監督も試合後に「判定は下されたことだ。自分たちでコントロールできる他の部分に集中しなければならない」と、不満を示しながらも受け入れるとした。

そんな中、『TNT Sports』で解説を務めていた元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏はPKだと主張した。

「マヌエル・ノイアーは足を出したままだ。これはPKでなければならない」

「VARは主審に見てもらう必要があった。このような試合では、とても大きなジャッジだ。たくさんのことがある」

ノイアーが退ける気がなく、オブストラクションになると主張するファーディナンド氏。アーセナルOBで元イングランド代表DFのマーティン・キーオン氏も「彼がそのPKを与えなかったことは、とても憂慮すべきことだと思う」と語った。

なお、この試合では、バイエルン側にもPKがあるべきだという声も。67分にアーセナルがゴールキックを得ると、GKダビド・ラヤが蹴ったボールをDFガブリエウ・マガリャンイスが手で拾い、ボールをセット。そのまま再開していた。

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は「100%得るべきPKがあった」と語り、「審判については平均以下だった」と主審を糾弾。どちらのチームにとっても、不満の残るジャッジが多かったようだ。

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「まさに圧巻だった」スーパーゴールの三笘薫が快挙! 2週連続でプレミアリーグベスト11選出、元イングランド代表FWも脱帽

スーパーゴールを決めたブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が快挙を成し遂げた。 三笘は、21日に行われたレスター・シティ戦で先発すると、27分に先制ゴールを記録。左サイドでパスを受けると、ボックス左角付近で一気にスピードアップ。縦ではなくカットインすると、大きく持ち出したところから右足一閃。弧を描いたシュートがゴール右隅に決まった。 海外でも大きな話題となったスーパーゴールには、ロベルト・デ・ゼルビ監督も「素晴らしいゴール」と称賛。また、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏も「ミトマは金銭的に最も価値のある選手だと思う」、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は「おめでとう、ミトマ!素晴らしいゴールだ」と称えるほどだった。 その三笘は、プレミアリーグの週間ベストイレブンに選出。なんと2週連続での選出となった。 元イングランド代表FWアラン・シアラー氏が選出したベストイレブンに名を連ねた三笘。[4-3-3]の左サイドに配置された。 シアラー氏は「試合を重ねるごとに影響力を増していく彼のゴールは、まさに圧巻だった」と称賛の言葉を添えている。 カタール・ワールドカップ後のリーグ戦5試合で3ゴール。さらに記録には残らないアシスト未遂もあり、ブライトンの攻撃を牽引しているのは間違いない。 ◆プレミアリーグ第21節ベストイレブン GK ニック・ポープ(ニューカッスル) DF クリス・リチャーズ(クリスタル・パレス) チアゴ・シウバ(チェルシー) ナイーフ・アゲルド(ウェストハム) オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル) MF ブカヨ・サカ(アーセナル) ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) FW ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム) アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) エディ・エンケティア(アーセナル) <span class="paragraph-title">【画像】錚々たるメンバーの中、2週連続のベストイレブンに入る三笘薫は左サイドに配置</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><br><br>What do you make of his choices? <a href="https://t.co/11cPvNEp0M">pic.twitter.com/11cPvNEp0M</a></p>&mdash; Premier League (@premierleague) <a href="https://twitter.com/premierleague/status/1617934948874293248?ref_src=twsrc%5Etfw">January 24, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.25 08:40 Wed
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“もっと南米市場に目を向けよ” ブカヨ・サカのバックアッパー探すアーセナルに提言「エドゥSDがいながら…」

アーセナルが今夏最後にウインガーの獲得を目指しているが…。『フットボール・ロンドン』などが伝える。 イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを完全移籍で獲得し、ここに来て(おそらく)スペイン代表MFミケル・メリーノを確保した今夏のアーセナル。新戦力はこの2枚だ。 買いよりも売りを優先していたスポーツ・ディレクター(SD)のエドゥ氏は、補強ポイントの1つであるウインガー、とりわけブカヨ・サカのバックアップを担えるレフティーを今夏中に確保すべく、水面下で動いているようだ。 しかし、英国の移籍市場に詳しいジャーナリスト、デビッド・オーンスタイン氏は、今夏中の新ウインガー獲得は難しそうだと語る。 「彼らが探しているのは、『タイトル獲得を争うチームに相応しい実力者でありながら、バックアッパーでも不満を言わない』という存在。奇妙な立ち位置でも満足する選手だ」 「左を見れば、レアンドロ・トロサールがこれに当てはまる。トロサールはスターターとしても全く問題ないだろう? このような選手を見つけ、確保するのは、非常に困難だ」 また、『フットボール・ロンドン』も今夏中の新ウインガー獲得は困難との見解を寄せ、「掘り出し物を探すべき」と主張する。 「アーセナルは近年、ヨーロッパで莫大な資金を流通させているが、このベクトルが南米大陸に向けられたのはマルキーニョス(※)のみ」 (※)22年夏にサンパウロから獲得、レンタル移籍中 「マルキーニョスが伸び悩んでいるのはさておき、ブラジリアンのエドゥSDがいながら、なぜアーセナルは南米コネクションを利用しないのか。マンチェスター・シティはフリアン・アルバレスなど、南米市場を定期的に活用する」 「ブカヨ・サカの代役を務める意欲…よく知られた名前から適任を見つけるのは困難だ。南米は掘り出し物を見つけ当てるに最適な場所だ」 <span class="paragraph-title">【動画】昨季2戦2敗のビラに勝利! 敵地ビラ・パークを制圧</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">In full voice, as always <br><br>Safe travels home and see you back in N5 next weekend, Gooners <a href="https://t.co/AHe4KS2oW4">pic.twitter.com/AHe4KS2oW4</a></p>&mdash; Arsenal (@Arsenal) <a href="https://twitter.com/Arsenal/status/1827432858404667531?ref_src=twsrc%5Etfw">August 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.25 13:30 Sun

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「ショックだった」「これがルール」プレミア245試合目で初の退場、アーセナルMFライスが振り返る「みんなに謝りたかった。ここから学ぶ」

アーセナルのイングランド代表MFデクラン・ライスが、キャリア初となる自身の退場を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 8月31日、プレミアリーグ第3節でアーセナルはホームにブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎えた。 共に開幕2連勝を収めている中での対戦。日本代表DF冨安健洋はケガのため継続して欠場。一方の日本代表MF三笘薫は3試合連続で先発した。 試合は互いにテンションの高い入りを見せ、ゴールに迫っていく。すると39分、一瞬の隙を突いて抜け出したカイ・ハヴァーツが飛び出したGKの上を越えるループシュートを決めてアーセナルが先制する。 前半を1点リードしたアーセナルだったが、後半早々にアクシデント。相手との競り合いでファウルを取られたライスが、FKを蹴り出そうとした際にボールにわずかに触りヨエル・フェルトマンが空振り。しかし、これはライスの遅延行為としてイエローカードが出され、前半に1枚もらっていたライスはまさかの退場となった。 すると58分にジョアン・ペドロに同点ゴールを決められたアーセナルは、鋭いカウンターで決定機を作るもゴールを奪えず。ブライトンの猛攻を最後まで凌ぎ切り、1-1のドローに終わった。 退場したライスは、プレミアリーグ245試合目の出場で初の退場処分。自身のキャリアを通じても初のレッドカードをもらうこととなった中、試合後に試合全体を振り返った。 「1-0でリードした時、特に最初の15分間は、試合にかなりの勢いがあった。1-0でリードできたことは本当に良かったので、後半はその勢いを維持したいと考えていた」 「もちろん、あるジャッジが試合の流れを変えてしまった。厳しい試合だったけど、後半、選手たちは驚くほど良く頑張ってくれたし、ファンと一緒に戦い抜いた。そして、今非常に調子の良いチームに対して、最終的にこれは本当に良い勝ち点だった」 キャリアを通じて初の退場が遅延行為だったライス。プレミアリーグでは遅延行為に対して厳しいジャッジを下すこととなっていた中で、当然のカードではあったが、この試合では、ブライトンのジョアン・ペドロもボールを大きく蹴り出していたもののお咎めなし。主審の判定の一貫性の無さが指摘されていた。 ライスは退場した瞬間を振り返り、この経験を糧にして強くなりたいとした。 「ショックだった。僕の顔を見れば、ショックを受けているのがわかったと思う。明らかに、彼はオーバーだった。僕は彼の前に全力疾走してボールを弾き飛ばしたわけではない。足の外側でボールに触れただけだ。でも、これがルールだ」 「前半の僕のチャレンジは50vs50で僕が勝てなかったことを認める。少しでもボールに触れたら、明らかにレッドカードだ。でも、後半のチャレンジ、特にコーナーフラッグでのチャレンジは、そこから先には進めなかった。大変で厳しいものだったけど、そういうことだ」 「僕はここから立ち直らなければならない。この経験を経て、僕はもっと良くなるだろう。僕のために全力を尽くしてくれた選手たち、みんなを後押ししてくれた監督、そして今日も信じられないくらいに素晴らしかったファンのみんなを称賛することしかできない。僕はそう思っている」 ショッキングな形でキャリア初の退場を味わったライス。ただ、ここから前に進むとし、チームメイトやファン・サポーターへの感謝を口に。チームのプレミアリーグ優勝に向けて、前を向いて進んでいくだけだとした。 「僕としては、これがキャリアで最初の退場だったので、チームメイトには謝りたかった。これまでもそうしてきたし、ファンのみんなにも謝りたかった。退場させられることは決して良い気分ではないし、罪悪感もある」 「今日はチームメイトが本当に助けてくれて、試合に負けずに済んだのは幸運だった。この経験から学ぶつもりだ。いつものようにファンの応援には本当に感謝している。僕はレッドカードをもらうタイプではないし、この経験から学び、もっと良くなる方法を見つけて、必ず戻る」 「この選手たち、僕、そしてみんなが目指すのはただ1つ、成功することだけだ。これからも続けていく。厳しいことはわかっているし、僕にとっても厳しいけど、より強くなって戻る」 「代表での活動から戻れば、厳しい試合が待っていることはわかっている。準備はできている。僕たちを支え続けてほしい。僕たちに必要なのは、みんなの素晴らしいサポートだ」 <span class="paragraph-title">【動画】デクラン・ライス、ボールにわずかに触れてキャリア初の退場処分</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XGa9LaRx3TU";var video_start = 103;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.01 11:10 Sun
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「一貫性のなさに驚いた」ライスがまさかの退場、数的不利の中3連勝逃したアルテタ監督が判定に言及「ルール上は可能だが、前半はやらなかった」

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スターリングの背番号は「30」、冨安健洋やティアニー、新加入選手全員がアーセナルでCL選手登録

アーセナルは4日、2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に登録する選手リストを発表した。 UEFA(欧州サッカー連盟)の規定により、リストAは最大25名まで登録が可能。2人がGKである必要がある。 さらに、最低8名はホームグロウンの選手である必要があり、15歳から21歳までの間に3シーズン(36カ月)クラブに在籍した育成選手や、FA(イングランドサッカー協会)の別のクラブに3シーズン所属した選手となる。 アーセナルのリストには、今夏の移籍市場最終日にチェルシーからカニュシた元イングランド代表FWラヒーム・スターリングやボーンマスカラレンタル移籍で加入した元ブラジル代表GKネト、レアル・ソシエダから加入したスペイン代表MFミケル・メリーノ、ボローニャから加入したイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリも含まれている。なお、スターリングは背番号が「30」になることも決定している。 その他、現在負傷離脱中の日本代表DF冨安健洋も無事にメンバー入り。また、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーも名を連ねている。 なお、各試合の前夜0時までにはリストBとして21歳未満の選手の登録が可能となる。 ちなみに、アーセナルはファーストチームのメンバーは23名しかいないため外れた選手はいない。CLメンバーリストは以下の通り。 GK ダビド・ラヤ ネト トミー・セットフォード DF ウィリアム・サリバ キーラン・ティアニー ベン・ホワイト ガブリエウ・マガリャンイス ユリエン・ティンバー ヤクブ・キヴィオル オレクサンドル・ジンチェンコ 冨安健洋 リッカルド・カラフィオーリ MF トーマス・パルティ マルティン・ウーデゴール ジョルジーニョ ミケル・メリーノ デクラン・ライス FW ブカヨ・サカ ガブリエウ・ジェズス ガブリエウ・マルティネッリ レアンドロ・トロサール カイ・ハヴァーツ ラヒーム・スターリング <span class="paragraph-title">【動画】スターリングがアーセナルで最初のトレーニング</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="USXokR-AkvE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.05 17:15 Thu
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【プレミアリーグ第3節プレビュー】アーセナルvsブライトンの連勝対決に、同胞指揮官激突のユナイテッドvsリバプール

先週末に行われた第2節では王者マンチェスター・シティ、アーセナルの2強に加えてリバプール、ブライトンが開幕連勝を達成。一方、MF鎌田大地、DF菅原由勢を擁するクリスタル・パレス、サウサンプトンは厳しい連敗スタートとなった。 多くの取引が土壇場で成立した今夏の移籍市場最終日を経て、インターナショナルマッチウィーク前の最後となる今節は、各チームの新戦力のデビューにも注目が集まるところだが、その中でもアーセナルvsブライトン、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールの2カードが最注目カードとなる。 アーセナルは前節、昨シーズンにシーズンダブルを喫した因縁のアストン・ビラと対戦。難所ビラ・パークでの一戦は相手により多くの決定機を作られる難しい戦いを強いられたが、途中投入のFWトロサールの値千金の決勝点に、MFトーマスのミドルシュートで続けてゴールネットを揺らし、2-0の勝利。昨季からのさらなる成長を窺わせる勝負強さで開幕連勝を達成した。 今夏の移籍市場最終盤にはGKラムズデールらとの別れがあった一方、MFメリーノ、GKネト、FWスターリングを補強。目玉補強だったメリーノは練習中のケガでしばしの離脱を強いられ、残りの2選手もこの試合での登録は間に合わないと思われるが、チーム全体にいい刺激が与えられた。31歳の青年指揮官の下で公式戦3連勝スタートを見せる難敵相手に既存戦力で臨む中で完成度の差を示してリーグ3連勝を飾りたい。なお、DF冨安健洋は引き続き欠場となる見込みだ。 一方、ブライトンは前節、マンチェスター・ユナイテッドと対戦し2-1の勝利を収めた。MF三笘薫の今季初アシストで先制に成功すると、一度は追いつかれたものの、後半アディショナルタイムにFWジョアン・ペドロが決めた勝ち越しゴールによって劇的な形でホーム開幕戦を飾った。また、三笘ら主力温存となったミッドウィークのEFLカップ2回戦では新戦力のMFオライリーの負傷は痛手も、格下相手に4-0の完勝。最高の状態で昨季2位チームのホームに乗り込む。開幕から好調を維持する三笘には開幕2戦連続クリーンシートのガナーズの堅守を攻略する仕掛けを期待したいところだ。 前節、そのブライトンに敗れて今季初黒星を喫したユナイテッドは赤の名門同士の一戦でバウンスバックの白星を狙う。ブライトン戦では敗れたものの、試合自体はほぼイーブンでFWザークツィーが不運な形でオフサイドを取られた決定機が決まっていれば、結果は逆になっていてもおかしくはなかった。また、移籍市場最終日にはMFウガルテと意中のホールディングMFの獲得が土壇場で決まり、タイプは異なるものの負傷離脱したMFマウントの穴をいきなり埋める活躍も期待されるところだ。今季はクラブからしっかりとしたバックアップを受ける3年目のテン・ハグ監督としてはホームで同胞の新任指揮官との対決を制し、自身の立場をより盤石なものとしたい。 一方、スロット新体制で盤石とはいえないものの、開幕2試合連続2-0の勝利で連勝スタートを飾ったリバプール。前節は鮮やかなカウンターでFWルイス・ディアスが先制点を決めた後はブレントフォードに粘られるも、FWサラーの2試合連続ゴールで突き放した。DFアレクサンダー=アーノルドと指揮官の緊張関係はやや懸念材料も上々の序盤戦を過ごす。 また、移籍市場終了間際にはGKママルダシュヴィリの来季加入に、前線の新たなオプションとなるFWキエーザの獲得に成功。テコ入れを行わなかった守備的MFやセンターバックの補強の可否は今後分析されることになるが、十分に優勝を争える陣容を整えた。ここまでは試合中のプラン変更など期待通りの手腕を発揮するスロット監督だが、自身初のビッグマッチでもチームを勝利に導く采配を見せられるか。 ライバルの取りこぼしを期待しつつ、開幕3連勝を狙う王者マンチェスター・シティはウェストハムとのタフなアウェイゲームに臨む。前節は昇格組イプスウィッチに先制を許す不穏な入りとなったが、FWハーランドの今季初のハットトリックにMFギュンドアンの再デビューと終わってみれば4-1の圧勝でホーム開幕戦を飾った。移籍市場ではFWアルバレスの抜けた穴を生めずに市場閉幕を迎えたが、現状では大きな問題にはならないと思われる。今回の一戦ではMFロドリの初出場にMFフォーデンらのスタメン復帰も期待されるなか、今夏積極補強を敢行したロペテギ率いる新生ハマーズにしっかりと勝ち切りたい。 前節、エバートンに4-0の完勝を収めて今季初勝利を挙げたトッテナムは、直近2シーズン大きな屈辱を味わったセント・ジェームズ・パークでニューカッスルとの強豪対決に挑む。今節はFWソランケに加え、FWリシャルリソンとセンターフォワード2枚を負傷で欠く厳しい状況となり、前節2ゴールのFWソン・フンミンや2列目の選手の活躍が必須だ。また、相手の高速カウンターアタックに対してディフェンスラインの奮闘が必須だ。 対するニューカッスルは前節、ボーンマス相手に1-1のドロー。退場者を出しながらも勝利した開幕節に続き自慢の攻撃陣がやや大人しいのは気がかりだ。ただ、PK戦で競り勝ったノッティンガム・フォレストとのEFLカップ2回戦では賭博違反によって約10カ月のサスペンションを経てMFトナーリが復帰。これにより、中盤はより厚みを増しており、今回の一戦では中盤の局地戦を制してのショートカウンターから多くのゴールを重ね、再びスパーズ相手に大勝といきたい。 前節、ウォルバーハンプトン相手にFWマドゥエケのハットトリックの活躍などで6-2の圧勝を飾ったチェルシーはマレスカ新体制でのリーグ戦初勝利を収めた。ただ、ミッドウィークのカンファレンスリーグでは最終的に勝ち抜けを決めたものの、格下セルヴェットに敗れており、安定感という部分で不安を残す。移籍市場最終日には前述のスターリングら余剰人員を整理しつつ、ユナイテッドで構想外のFWサンチョを補強。ナポリFWオシムヘンの獲得には失敗したが、前線はより多彩さを増している。今回のロンドン・ダービーでも自慢の攻撃力で押し切りたい。 一方、ブレントフォード、ウェストハムとのダービーで連敗のクリスタル・パレスは、3試合連続のダービーで今季リーグ戦初勝利を狙う。その中で鎌田の活躍が勝敗のカギを握りそうだ。途中投入となったウェストハム戦ではやや厳しい評価を現地メディアに下されたが、EFLカップのノリッジ戦では加入後初ゴールと初アシストを記録する圧巻のパフォーマンスを披露。公式戦初勝利の立役者となった。FWマテタやMFエゼら徐々に周囲との呼吸も合ってきており、今回のチェルシー戦ではノリッジ戦同様に決定的な仕事を期待したい。 その他では菅原のサウサンプトンが今季初勝利を目指すブレントフォード戦、アーセナル戦敗戦からのバウンスバックを図るアストン・ビラがレスター・シティと対峙する一戦にも注目したい。 《プレミアリーグ第3節》 ▽8/31(土) 《20:30》 アーセナル vs ブライトン 《23:00》 ブレントフォード vs サウサンプトン エバートン vs ボーンマス イプスウィッチ vs フルアム レスター・シティ vs アストン・ビラ ノッティンガム・フォレスト vs ウォルバーハンプトン 《25:30》 ウェストハム vs マンチェスター・シティ ▽9/1(日) 《21:30》 チェルシー vs クリスタル・パレス ニューカッスル vs トッテナム 《24:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs リバプール 2024.08.31 18:00 Sat
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シュチェスニーが34歳で現役引退…「体はまだ挑戦する準備ができているけど、僕の心はもうそこにはない…」

ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(34)が現役引退を発表した。 今月14日にユベントスとの契約を双方合意の下で解消していたシュチェスニーは27日、自身のインスタグラムを通じて現役引退を表明した。 「2006年6月、僕は故郷のワルシャワを離れ、フットボールで生計を立てるという夢を抱きアーセナルに入団した。それが一生ものの旅の始まりになるとは思ってもいなかったよ」 「世界最大のクラブでプレーし、母国を84回も代表することになるとは思ってもいなかった。フットボールで生計を立てるだけでなく、フットボールが自分の人生のすべてになるとも考えていなかった」 「夢を実現しただけでなく、想像もできなかった場所にたどり着くことができた。史上最高のプレーヤーたちと最高のレベルでフットボールをプレーしたけど、劣等感を感じることはなかった」 「生涯の友を作り、忘れられない思い出を作り、自分の人生に信じられないほどの影響を与えてくれた人々に出会うことができた。僕が持っているもの、そして僕が今いるものはすべて、フットボールという美しいスポーツのおかげなんだ…」 「だけど、僕はフットボールにすべてを捧げてきた。18年間、毎日、言い訳せずにフットボールに人生を捧げた。今も僕の体はまだ挑戦する準備ができていると感じているけど、僕の心はもうそこにはない。今こそ、家族、素晴らしい妻のマリーナと僕らの美しい2人の子供たち、リアムとノエリアにすべての注意を向けるべきときだと感じているんだ」 「だから、僕はプロフットボールからの引退を決意した」 「旅の終わりは、反省と感謝を伝えるときだ」 「この場で感謝しなければならない人はたくさんいるけど、彼ら一人一人に個人的に感謝しようと考えているよ。だけど、あなた方、つまりファンのみんなには、僕と一緒にこの旅をしてくれたことに特別な感謝を捧げなければならない。サポートと批判、愛と憎しみ、そしてフットボールの最も美しくロマンチックな部分であることに。あなた方がいなければ、それは何の意味もなかった! ありがとう!」 「すべての物語には終わりがあるけど、人生ではすべての終わりは新しい始まりなんだ」 「この新しい道が自分に何をもたらすかは、ときが経てばわかるはずだ。だけど、この18年間で学んだことがあるとすれば、不可能なことは何もないということ。そして、自分を信じ、これからも大きな夢を見るつもりだよ!」 母国の名門レギア・ワルシャワの下部組織からアーセナルの下部組織に加入したシュチェスニーは、2009年9月に行われたEFLカップのWBA戦でファーストチームデビュー。その後、ブレントフォードでの武者修行を経て2010-11シーズンから徐々にアーセナルで出場機会を増やすと、翌2011-12シーズンから3シーズンに渡って正GKを務めた。 その後、セリエAのローマにレンタルで2シーズンを過ごした後、2017年にアーセナルから完全移籍でユベントスへ加入。これまで公式戦252試合に出場し、セリエAで3回、コパ・イタリアで3回、スーペル・コッパ・デ・イタリアーナで2回の優勝に貢献してきた。 また、2009年11月のカナダ代表戦でデビューを飾ったポーランド代表ではこれまで通算84試合に出場。ユーロ2012から4大会連続で同大会に出場し、2018年ロシア・ワールドカップ、2022年カタール・ワールドカップにも出場した。 <span class="paragraph-title">【写真】思い出の写真と共にシュチェスニーが現役に別れ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C_LGhUtI90f/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C_LGhUtI90f/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C_LGhUtI90f/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Wojciech Szczesny(@wojciech.szczesny1)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.08.27 22:23 Tue

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