名門バレンシアが19位に転落…指揮官は得点力不足を嘆く 「オプションも準備したが…」
2023.03.06 16:47 Mon
バレンシアのルベン・バラハ監督がバルセロナ戦を振り返った。スペイン『Relevo』が伝えている。
バレンシアは5日に行われたラ・リーガ第24節で首位バルセロナと対戦。1点ビハインドで迎えた後半、69分に相手選手の退場で数的優位に立ったが、最後まで堅い守備を崩せず、アウェイで0-1の惜敗を喫した。
成績不振で1月にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任したバレンシアだが、2月に就任したバラハ新監督のもとで状況は悪化し、降格圏まで後退。前節こそレアル・ソシエダに1-0で勝利するも、今節の敗戦でとうとう19位まで転落した。
現役時代のバラハ監督を擁した2000年代初頭にリーグ優勝2度、チャンピオンズリーグ(CL)準優勝2度、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝1度を誇った強さはもうどこにもなく、降格となれば来季は1986-87シーズン以来、37季ぶりに2部で戦うこととなる。
バラハ監督は試合後の記者会見で、自軍のPKとおぼしきシーンでVARチェックがなされなかったことが試合結果を左右したとして審判団を批判しつつ、ラ・リーガ24試合でわずか27得点という深刻な得点力不足に言及している。
「うまくいかなければ、ゴールを決めることはできないのだ。とにかく、今日のポジティブな部分を抽出して次のゲームに備えるべきだ。メスタージャで迎える次のゲームは非常に重要となる。継続性を欠いてはならない」
バレンシアは5日に行われたラ・リーガ第24節で首位バルセロナと対戦。1点ビハインドで迎えた後半、69分に相手選手の退場で数的優位に立ったが、最後まで堅い守備を崩せず、アウェイで0-1の惜敗を喫した。
成績不振で1月にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任したバレンシアだが、2月に就任したバラハ新監督のもとで状況は悪化し、降格圏まで後退。前節こそレアル・ソシエダに1-0で勝利するも、今節の敗戦でとうとう19位まで転落した。
バラハ監督は試合後の記者会見で、自軍のPKとおぼしきシーンでVARチェックがなされなかったことが試合結果を左右したとして審判団を批判しつつ、ラ・リーガ24試合でわずか27得点という深刻な得点力不足に言及している。
「我々は90分間ゲームに留まろうとしていたし、いくつかのオプションも準備していた。しかし、ゲームプランに沿って戦えなければ、それらを出すことも難しくなる」
「うまくいかなければ、ゴールを決めることはできないのだ。とにかく、今日のポジティブな部分を抽出して次のゲームに備えるべきだ。メスタージャで迎える次のゲームは非常に重要となる。継続性を欠いてはならない」
ルベン・バラハの関連記事
バレンシアの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
ルベン・バラハの人気記事ランキング
1
「補強してくれ」バレンシア指揮官が我慢の限界か「お望みなら全て破壊してやる」
バレンシアのルベン・バラハ監督は、我慢の限界か。スペイン『Relevo』が伝えている。 バレンシアは28日、ラ・リーガ第3節でアスレティック・ビルバオに0-1と敗戦。バルセロナとの第1節を皮切りに、開幕3連敗で最下位だ。 バラハ監督は健闘も惜敗のバルセロナ戦後、「投資がない限り、この現実が続く。現状バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私としてはゲーム展開を変える選択肢がない」と、補強への不満を就任後初めて口に。 現状、バレンシアの新戦力はFWラファ・ミル、2部レバンテから1年レンタルのFWダニ・ゴメス、FWルイス・リオハ、2番手GKストレ・ディミトリエフスキのみ。 あとはレンタルバックかBチームからの昇格で、中盤と最終ラインは補強ゼロとなっている。 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 そして、アスレティック戦を前にしてバレンシアのミゲル・アンヘル・コロナSDが、指揮官が獲得を望んでいたユベントス(当時)のMFエンソ・バレネチェアに関し、「積極的に獲得へ動かなかった」ともとれる旨の発言。 バラハ監督はこれを念頭に置いてか、試合後「お望みなら3日以内で全てを破壊してやるぞ。私の本望ではないがな」と静かに怒り。 2023年2月の就任からしばらくは、悪名高きオーナーであるピーター・リム氏を擁護してきたOB指揮官だが、今夏を境に経営陣全体への不満と怒りを隠さず。 エースのFWウーゴ・ドゥロもアスレティック戦後にミックスゾーンで「誰かに僕たちを助けてほしい…」とつい漏らしたそうで、選手間でもチーム編成に関する不信感が高まっている可能性がありそうだ。 2024.08.29 14:20 Thu2
“悪名高きオーナー” ピーター・リム氏にとうとう身内から…バレンシア指揮官「投資がない限り、この現実が続く」
バレンシアの悪名高きオーナー、ピーター・リム氏がとうとう身内から噛み付かれた。スペイン『Relevo』や『ムンド・デポルティボ』などが伝えている。 “バルセロナより美しかった”21世紀初頭の栄華から一転、戦績だけでなく、クラブとしての格も落ちていったバレンシア。 今や残留争いも珍しくなく、中国系シンガポール人の実業家、ピーター・リム氏のオーナー就任後はほとんど投資もなし。主軸選手を格安、またはタダ同然で手放すこともあり、今となっては買収した意図がよくわからない悪政家だ。 そんな氏束ねるバレンシアは17日、ラ・リーガ第1節でバルセロナに1-2と惜敗。試合後、クラブの良い時代を知るルベン・バラハ監督が、とうとうピーター・リム氏に噛み付いた。 「投資がない限り、この現実が続く」 「現時点で、バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私からすればゲーム展開を変える選択肢がないのだ」 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 バラハ監督はバルセロナ戦先制点のFWウーゴ・ドゥーロから「僕らのネジを締めてくれる存在」と評されるなど、かなり人望の厚そうなレジェンド指揮官。 ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを今月中に3500万ユーロ(約56.4億円)以上で売り捌くつもりとされるバレンシア。そうなれば、現場と上層部の対立は一層深刻化か。 2024.08.19 20:30 Mon3
バレンシア、ソシエダで燻るFWサディクを買取OP付レンタルで獲得!
バレンシアは4日、レアル・ソシエダからナイジェリア代表FWウマル・サディク(27)を買い取りオプション付きの今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 ローマでプロデビューし、ヨーロッパの複数クラブを渡り歩いてきたサディク。2020-21シーズンに加入したアルメリアではセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)ながらゴールを量産。ニューカッスルに引き抜かれたスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクの後釜として大きな期待を背負ったが、加入1年目はヒザの前十字じん帯断裂の悲劇に見舞われてほぼ全休。 以降はケガ自体は完治したものの、ソシエダでは公式戦50試合出場でわずかに4ゴールと期待外れの状況が続く。今季ここまでも11試合無得点だった。 一方、昨年末にルベン・バラハ前監督を解任し、カルロス・コルベラン新監督を招へいした19位のバレンシア。逆転での残留に向けては、18試合17得点と1試合平均1点に満たない攻撃の改善が急務。 そんななか、決定力という部分には大きな疑問は残るものの、セビージャからレンタル加入のスペイン人FWラファ・ミルの去就が不透明な前線にラ・レアルの控えFWを獲得した。 クラブチームではアルメリア、パルチザン、代表ではリオ五輪でゴールを量産するなど、“爆発力”を持ったストライカーでもあるナイジェリア代表FW。苦境のバレンシアではその爆発力を発揮できるか。 2025.01.04 19:27 Satバレンシアの人気記事ランキング
1
バレンシアがバレネチェアを獲得…今夏ユーベからアストン・ビラに完全移籍
バレンシアは30日、アストン・ビラからアルゼンチン人MFエンソ・バレネチェア(23)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 母国のニューウェルズ・オールドボーイズの下部組織出身のバレネチェアは、2019年に加入したスイスのシオンでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後、2020年1月にユベントスNext Gen(U-23チーム)に加入。セリエCに所属するクラブで主力を担うと、2022年11月に行われたパリ・サンジェルマン戦でユベントスでのファーストチームデビューを飾った。 ダイナミックなセントラルMFは昨シーズンにレンタル先のフロジノーネでセリエA36試合に出場し、今シーズンはユベントスのファーストチームでの活躍も期待されたが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスの獲得オペレーションに際してU-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)と共にアストン・ビラへ完全移籍していた。 そして、今シーズンはバレンシアの地で研鑽を積むことになった。 2024.08.30 23:31 Fri2
闘将・ガットゥーゾ監督の“豹変ぶり”に選手もドン引き…怒られた選手も目を合わせられず
現役時代、闘争心溢れるディフェンスやその激しいディフェンスから“闘犬”の異名を取った元イタリア代表MFのジェンナーロ・ガットゥーゾ氏。今シーズンからバレンシアの監督を務めているが、“闘将”ぶりを発揮している。 バレンシアは7日、ラ・リーガ第8節でオサスナとアウェイで対戦。1-2で勝利を飾ったものの、試合終盤には選手に怒りを露わにする場面があった。 後半アディショナルタイム、ベンチに下がっていたDFムクタル・ディアカビが審判への抗議でイエローカードを提示される。ディアカビは出場時に1枚警告を受けていたため、これで退場となってしまった。 審判に対して「勘弁してよ」と言わんばかりに懇願していたガットゥーゾ監督だったが、ディアカビの退場が避けられないものだと悟ると、怒りが爆発。座っていたディアカビに詰め寄り、近くにあったクーラーボックスを思い切り蹴りながら怒鳴り声を上げた。 退場までの過程を見守っていた他のチームメイトたちも、監督の豹変ぶりにドン引き。視線を逸らすと、その顔から笑顔はぱったりと消えていた。また、ディアカビ本人も審判への不満を収まらないようだったが、ガットゥーゾ監督と目を合わせることはなかった。 ガットゥーゾ監督は試合後、ディアカビの退場について「この時、ベンチにいる選手がいなくなったと理解した。彼はレフェリーの判断を尊重しなければならないし、ベンチでレッドカードが出されること避けなければならないことだ」と落ち着いて語っていた。 <span class="paragraph-title">【動画】怖すぎる…!ガットゥーゾ監督の豹変ぶりに選手もドン引き</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Imagine being an esky when Gennaro Gattuso's winding up <br><br>Valencia's Mouctar Diakhaby sees red on the sidelines. Gattuso let him know he wasn't happy.<a href="https://twitter.com/hashtag/LaLiga?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#LaLiga</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/OptusSport?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OptusSport</a> <a href="https://t.co/KnaumUynOx">pic.twitter.com/KnaumUynOx</a></p>— Optus Sport (@OptusSport) <a href="https://twitter.com/OptusSport/status/1578626493843795969?ref_src=twsrc%5Etfw">October 8, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.10.11 18:45 Tue3
近年低迷目立つバレンシアが会長交代! 筆頭株主の息子、キアット・リム氏が就任
バレンシアは3日、キアット・リム氏(31)が新会長に就任することを発表した。3月5日に正式に就任することとなる。 キアット・リム氏は、バレンシアの筆頭株主であるピーター・リム氏の息子。2022年からクラブのディレクターを務めていた。 クラブの会長はレイフーン・チャン女史が2期3年間務めていたが、キアット・リム氏が引き継ぐこととなる。 バレンシアはピーター・リム氏の杜撰な経営問題があり、近年は大きく低迷。ただ、クラブを売却する気はなく、息子に託していくことになった。 クラブは声明で「彼の任命は、クラブに対する確固とした長期的なコミットメントを示すものであり、クラブの安定性と将来に向けた堅実なプロジェクトの構築に対するコミットメントを強化するものです」としている。 また、これまで会長を務めたレイフーン・チャン氏もコメントしている。 「当社の筆頭株主の息子であるキアット・リム氏にバトンを渡すことができてうれしく思います。この任命は、クラブとその将来に対するクラブの継続的な取り組みを明確に示すものです」 「また、私がこの役職に就いている間、サポートをしてくださったファンやクラブ関係者の皆様に心から感謝の意を表したいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】バレンシアの新会長に就任するキアット・リム氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">COMUNICADO OFICIAL: KIAT LIM, NUEVO PRESIDENTE DEL VALENCIA CF</p>— Valencia CF (@valenciacf) <a href="https://twitter.com/valenciacf/status/1896558908849926653?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.03 23:45 Mon4
バレンシアがローマFWクライファートを獲得! かつて父親のパトリックも在籍
バレンシアは1日、ローマからオランダ代表FWジャスティン・クライファート(23)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 2018年夏にアヤックスからローマに加入したものの、ポテンシャルを発揮できず、RBライプツィヒやニースへのレンタル移籍を繰り返しているクライファート。今夏ローマに復帰したものの、ジョゼ・モウリーニョ監督からは構想外とみなされ、移籍先を探していた。 一時はフルアム移籍でクラブ間、個人間でも合意に至ったが、イギリスの労働許可証を取得できず、これによりロンドン行きは白紙に。 そういった中、急遽新天地候補に浮上したのが、かつて父親であるパトリック・クライファート氏が2005-06シーズンにプレーしたバレンシア。 バレンシアは今夏の移籍市場でトッテナムのスペイン代表FWブライアン・ヒルの再レンタルに動いていたが、トッテナムが代役候補を獲得できなかったことで移籍は破談に。これを受け、完全に浮いていたクライファートにターゲットを変更し、最終的に今回の公式発表に至った。 父パトリックは在籍期間に公式戦16試合2ゴールと思うような活躍を見せられなかったが、左右のウイングを主戦場に突破力を売りとする息子ジャスティンは、父親の無念を晴らす活躍を見せられるか。 2022.09.02 07:31 Fri5