ストークの“カルトヒーロー”、ジョナサン・ウォルタースが頭、左足、右足とすべてを使ってハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】

2020.09.11 09:00 Fri
Getty Images
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)
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サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。今回は、元アイルランド代表FWジョナサン・ウォルタース氏がストーク・シティ時代に決めたハットトリックだ。
◆ストークの“カルトヒーロー”、ジョナサン・ウォルタースが頭、左足、右足とすべてを使ってハットトリック

ウォルタースは、ブラックバーン・ローバーズの下部組織からファーストチームデビュー。その後はイングランドの下部カテゴリーのクラブを渡り歩き、2010年にストークに完全移籍で加入。屈強なフィジカルを武器にセカンドボールの回収、相手最終ラインの裏を突く動き出しで7シーズンに渡って活躍した。

そんなウォルタースは、2015年1月31日に行われたプレミアリーグ第23節のQPR戦では、右足、左足、頭すべてを使ってのハットトリックも決めている。
まずは21分、相手ボックス手前でボールを奪ったMFスティーブン・アイルランドのヒールパスを受けると、そのままボックス内に侵入し、右足で流し込んだ。

34分には、カウンターのチャンスから、再びアイルランドのパスを受けたウォルタースが相手DFのプレッシャーを受けながらも左足で沈め、追加点を奪う。

その後ストークは1点を返されるも、後半アディショナルタイムには相手DFのクリアミスをウォルタースが頭で押し込み、ハットトリックを達成するとともに、3-1で勝利した。

その後、ウォルタースは2017年にバーンリーへ完全移籍するもケガの影響もあり出場機会を得られず、2018-19シーズンは古巣のイプスウィッチにレンタル移籍。そこでもアキレス腱のケガで長期離脱を強いられ、2019年3月に現役を引退している。

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