「失点の質があまりにも悪い」菅原由勢は決勝点に絡む失点、ミスがらみの失点癖が治らない最下位サウサンプトン指揮官が憤りも「全て私の責任」

2024.11.25 22:45 Mon
失点のクオリティの低さを嘆くマーティン監督
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失点のクオリティの低さを嘆くマーティン監督
サウサンプトンラッセル・マーティン監督が、リバプール戦を振り返り、チームの失点の仕方に言及した。『The Athletic』が伝えた。24日、プレミアリーグ第12節でサウサンプトンはホームにリバプールを迎えた。

日本代表としてプレーしたサウサンプトンのDF菅原由勢、リバプールのMF遠藤航は共にベンチスタート。菅原は77分から、遠藤は90分から出場しピッチ上でわずかながら共演した。
試合は2-3でリバプールが勝利。サウサンプトンは逆転に成功するも、再逆転を許して負けてしまった。

特に失点はお粗末そのもの。30分にはボックス内で相手攻撃を防いだ中、ライン際からノールックで前に蹴り出すとこれがドミニク・ソボスライへの絶好のパスとなり決められ失点。2-1となった中、65分には背後を完璧にモハメド・サラーに取られて同点。83分には途中出場の菅原がクロスのバウンドを胸でGKに返そうとして失敗しハンド。PKをサラーに決められ逆転を許した。
今季ここまで12試合で24失点。相手に崩されての失点以上に目立つのは、後方からのビルドアップに固執することによるミスからの失点が圧倒的に多く、この試合でも1点目はまさにその弊害。菅原のハンドも繋ごうと考えた結果のハンドと言えるだろう。

マーティン監督が標榜するサッカーは悪くないものの、明らかに選手のクオリティが足りず、ミス連発。マーティン監督は失点の仕方に苛立ちを隠さないながらも、チームが目指すサッカーの結果だとし、選手の判断を知ることが大事だとした。

「今私が最も感じているのは、失点の質があまりにも悪かったことに対するフラストレーションと失望だ。失点の質があまりにも悪かった。選手たちには、できるだけ速く、前線でプレーするように指示したが、リバプールは最終ラインに多くの選手を配置し、そこで長い時間を過ごしているため、今はそうするべき時ではなかった。試合の緊張を和らげ、それをコントロールする必要がある」

「それは私の責任だ。私は彼らにそうするように頼んだし、いつどこでそうするかをさらに明確にする必要がある。最初のゴールでパニックに陥り、その時点で我々はピッチから退くべきだろう」

「ゴールについては一日中話せるが、いい瞬間もあった。選手たちは頑張り続けなければならない。ピッチ上には若い選手が揃っている。我々は学び、成長しているチームであり、彼らが学ぶ唯一の方法は、このような瞬間を経験することだ。それを乗り越え、なぜ彼らが決断したかを理解することが大事だ。私は選手たちにそのようにプレーするよう求めている。だから、私はその責任を負っている」

わずか1勝で最下位のサウサンプトン。そろそろ現実を見る時が来るのかもしれない。

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ファン・ダイクがトランスファーリクエスト提出! クラブ痛烈批判で退団不可避

▽オランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(26)は7日、所属するサウサンプトンに対してトランスファーリクエストを提出した。 ▽ファン・ダイクは、マネジメント会社を通じて以下のような公式声明を発表した。 「残念なことに、私は本日サウサンプトン・フットボール・クラブに対して、トランスファーリクエストを提出したことをここに認めます」 「2週間の給与にあたる罰金を強要するクラブの意向に対して、残念ながら私にはこういった選択肢しか残っていなかった。私はクラブが正しい懲戒プロトコルを取っておらず、そのことを不公正だと感じ、上訴する準備も進めている」 「過去6カ月の間、私はこのクラブを去り、新たな挑戦をしたいという意向を伝えるため、クラブ幹部、(前指揮官の)クロード・ピュエル、(新指揮官の)マウリシオ・ペジェグリーノと多くの話し合いを行ってきた」 「私は信じられないほど野心的な人間であり、プロフットボーラーという短いキャリアの中で自分のポテンシャルを最大限に生かして、できる限りのことを成し遂げたいと思っている」 「私は再びヨーロッパのフットボールでプレーしたいと思っているし、多くの栄光を掴みたい。私はサウサンプトンにトップクラブからのオファーに関して考慮し、旅立つことを認めてほしい」 「私を売却不可と設定し、複数クラブからのオファーを一貫して撥ねつけているクラブのスタンスに失望している」 「負傷してプレーできない期間を通じて、多くの可能性を考慮して、自分にとって最も重要なことは大きなチャンスを掴むことだと実感している」 「これまで一貫して自分の気持ちをサウサンプトンのリーダーたちと話し合い、それはプライベートなものであり、個人的な会話だと信じていた。しかし、残念なことにこれらの会話の幾つかの内容がメディアに漏れていた」 「同様に、私はこのクラブでのトレーニングを一度も拒否したことがないことを明確にしたい。私は自分の考えに関して尋ねられたとき、それを包み隠さず正直に伝えたつもりだ」 「ただ、これらの会話の後、監督はサウサンプトンに100パーセントを注ぐつもりがあるプレーヤーだけを求めていると説明し、私はトップチームと分かれてトレーニングをすることになった」 「私はプロとしての誇りに関して、トレーニングを拒否したという、いわれのない指摘によって侮辱を受けたと感じている。そして、真実を指摘することが重要だと思っている」 ▽時に痛烈な表現でサウサンプトンの姿勢を非難したファン・ダイクの今夏の移籍は避けられない情勢だ。なお、同選手にはチェルシーやマンチェスター・シティ、アーセナル、リバプールなど国内のビッグクラブが獲得に関心を示している。 ▽2015年にセルティックからサウサンプトン入りしたファン・ダイクは昨シーズン、負傷もありながら公式戦30試合に出場。圧倒的なフィジカルを生かした対人対応や読みを利かせたカバーリングに加え、足下の技術にも優れ、プレミアリーグ屈指のセンターバックと評されている。 2017.08.08 02:11 Tue

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