「日本は素晴らしいチーム」3ゴール快勝のスペイン、指揮官が苦戦認めU-23日本代表称える「我々は完璧な仕事をしなければならなかった」

2024.08.03 11:35 Sat
スペインを指揮したサンティ・デニア監督
Getty Images
スペインを指揮したサンティ・デニア監督
U-23スペイン代表サンティ・デニア監督が、U-23日本代表戦を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。
PR
2日、パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝が行われ、スペインが日本に3-0で勝利を収めた。東京オリンピックの準決勝でも対戦した両者。グループステージ3連勝&無失点の日本に対し、スペインは警戒して臨むと、11分にフェルミン・ロペスのミドルシュートで先制する。
幸先良くリードを奪った中、日本に押し込まれることとなったスペイン。細谷真大のシュートで一度追いつかれたかと思ったが、VARチェックの結果、わずかにオフサイドで救われることに。すると、1点リードで迎えた後半に、再びフェルミンが強烈なミドルシュートを決めてリードを広げると、終盤にはCKからキャプテンのアベル・ルイスもゴールを決めて、ベスト4入りを果たした。

スコアは3-0となったものの、日本に苦しめられたデニア監督は、日本を称賛。非常に警戒して臨み、チームとしてやるべきことをやれたと振り返った。
「日本がとても良いチームだということは明らかだった。彼らはゴールを決めなかったが、グループステージでは良い成績を収めていたので、我々は事実上完璧に物事を進めなければいけないと思っていた」

「チームのイメージをそのままにしている。重要な瞬間に、苦しみながらもゴールを守り、チームとして守る方法を実践できていた。そして、そのことはこの種の大会では重要であり、改善しなければならない部分でもあった」

「ゴールは試合で生まれる。彼らは良い選手であり、我々は彼らについていき、助けようと思う」

また、あわや同点に追いつかれていた可能性のあった細谷のゴールがオフサイドで取り消されたことについても言及。日本に苦しめられたと改めて称えた。

「写真を見せてもらったが、彼はパスの瞬間に足を入れていた。VARは有利な場合もあれば、不利な場合もある」

「日本を祝福しないといけない。彼らは我々にハードワークを強いた素晴らしいチームだ。継続し、改善し、回復することがこの大会でやらなければいけないことだ」

残り2勝で悲願の金メダル。デニア監督は「我々が望んでいるのは試合を改善し、グループとしての守備を強化することだ。それが最も重要だ」と語り、「我々は改善しなければならない。とても素晴らしい準決勝が行われ、決勝に進めると信じている。でも、一歩ずつだ」と、次はモロッコとの準決勝でしっかり勝利することを目指すとした。





PR
1 2

サンティ・デニアの関連記事

「メルヘンユニでも弱くはないのよね」そんな風に私が頷いていたのは火曜日、またTVで流し見していたU21ユーロ予選でスペインがハンガリーにロベルト・ナバロ(マジョルカ)のゴールで0-1と勝利。10試合中7試合目にして、早くも2025年の本大会の切符を掴むのを見た時のことでした。いやあ、確かにこの夏のパリ五輪を制したU23 2024.09.11 19:00 Wed
「ケガって程でもないか」そんな風に私がホッとしていたのは土曜日、前夜、流し見していたスペインU21代表のユーロ予選スコットランド戦にバリオスが出ていないなと思ったところ、当人は火曜のハンガリー戦遠征には同行せず。エジンバラから、マドリッドに直帰したという報を知った時のことでした。いやあ、あと2勝で本大会出場が決まる弟分 2024.09.08 23:30 Sun
スペインA代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、U-23スペイン代表のパリ・オリンピック制覇を称えた。『ESPN』が伝えている。 先日にユーロ2024優勝に導いたラ・ロハの指揮官は、9日にパルク・デ・プランスで行われたパリ五輪男子決勝のU-23フランス代表vsU-23スペイン代表を現地観戦し、母国の5-3の 2024.08.10 17:21 Sat
U-23スペイン代表のサンティ・デニア監督がパリ・オリンピックでの金メダルに歓喜した。スペイン『アス』が報じている。 9日の決勝で開催国のU-23フランス代表と対戦したスペインは12分に先制されてから、その前半に3発で逆転したが、後半の2失点で延長戦へ。だが、途中出場のセルヒオ・カメージョが2ゴールの活躍を披露し 2024.08.10 11:05 Sat
32年ぶりの金メダルを目指すU-23スペイン代表のサンティ・デニア監督が、U-23フランス代表との決勝戦について意気込んだ。スペイン『アス』が伝えた。 9日、パリ・オリンピックの男子サッカー決勝が開催。開催国のフランスとスペインが対戦する。 2021年の東京オリンピックでは準決勝で日本を下し、決勝に駒を進め 2024.08.09 15:45 Fri

U-23スペイン代表の関連記事

7月24日から始まったパリ五輪サッカー競技は8月10日の女子決勝で閉幕した。女子はアメリカが3大会ぶり5度目の頂点に立ち、男子はスペインが前回東京大会の雪辱(決勝でブラジルに敗退)を果たし、自国開催だった92年バルセロナ五輪以来2度目の金メダルを獲得した。 そこで今回は簡単にパリ五輪を総括したい。 まず女子 2024.08.12 21:45 Mon
スペインA代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、U-23スペイン代表のパリ・オリンピック制覇を称えた。『ESPN』が伝えている。 先日にユーロ2024優勝に導いたラ・ロハの指揮官は、9日にパルク・デ・プランスで行われたパリ五輪男子決勝のU-23フランス代表vsU-23スペイン代表を現地観戦し、母国の5-3の 2024.08.10 17:21 Sat
U-23フランス代表のティエリ・アンリ監督が、パリ・オリンピックの決勝を振り返った。 9日、パリ・オリンピックの男子サッカー決勝が行われ、フランスはU-23スペイン代表と対戦した。 開催国として40年ぶりの金メダルを目指すフランスと、自国開催のバルセロナ・オリンピック以来32年ぶりの金メダルを目指すスペイン 2024.08.10 12:35 Sat
U-23スペイン代表のサンティ・デニア監督がパリ・オリンピックでの金メダルに歓喜した。スペイン『アス』が報じている。 9日の決勝で開催国のU-23フランス代表と対戦したスペインは12分に先制されてから、その前半に3発で逆転したが、後半の2失点で延長戦へ。だが、途中出場のセルヒオ・カメージョが2ゴールの活躍を披露し 2024.08.10 11:05 Sat
パリ・オリンピックの男子サッカーはスペインの優勝で幕を閉じた。 9日の決勝は開催国のU-23フランス代表とU-23スペイン代表の顔合わせとなり、120分にわたる戦いの末、5-3で後者に軍配。12分に先制を許してから、その後に3発で前半のうちにひっくり返したスペインだが、フランスも後半に意地の2ゴールで延長戦にもつ 2024.08.10 10:05 Sat

オリンピックの関連記事

国際オリンピック委員会(IOC)は9日、2028年のロサンゼルス・オリンピックに関しての変更点を発表。サッカー競技でも大きな変更があった。 IOCはロス五輪に関して、複数競技での変更を発表。サッカーに関しては、男子の参加国を「12」に、女子の参加国を「16」に変更すると発表した。 2024年のパリ五輪までは 2025.04.10 12:15 Thu
日本サッカー協会(JFA)は12日、ロサンゼルス・オリンピックに臨むU-23日本代表に関して、大岩剛監督が率いることを発表した。 パリ・オリンピックもU-23日本代表を率いた大岩監督。グループステージを無失点3連勝で突破するも、準々決勝ではのちに金メダルを獲得したU-23スペイン代表に0-3で敗れて敗退。目標とし 2024.12.13 23:05 Fri
日本サッカー協会(JFA)は12日、ロサンゼルス・オリンピックを目指すU-23日本代表に関して、大岩剛監督(52)が続投することを発表した。 現役時代は名古屋グランパスやジュビロ磐田、鹿島アントラーズでプレーした大岩監督。J1通算386試合に出場し10得点を記録していた。 引退後は鹿島のコーチに就任すると、 2024.12.12 18:59 Thu
カナダサッカー協会(CSA)は12日、パリ・オリンピック期間中に発覚したドローンの不正使用問題の独立調査の結果を発表。停職処分を受けていたカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督(38)が解雇されることとなった。 また、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏とアナリストのジョセフ・ロンバルディ氏も解雇され 2024.11.13 17:10 Wed
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はア 2024.10.29 17:15 Tue

記事をさがす

U-23スペイン代表の人気記事ランキング

1

「全ての試合でゴールを決められたら」日本をミドル2発で沈めたフェルミンが再び躍動、ユーロに続き金メダル獲得へ「常にチームを助けたい」

U-23スペイン代表のMFフェルミン・ロペスが、パリ・オリンピックの決勝進出を喜んだ。スペイン『アス』が伝えた。 5日、パリ・オリンピックの男子サッカー準決勝が行われ、スペインはモロッコと対戦した。 準々決勝でU-23日本代表を下したスペイン。2大会連続の決勝進出、そして東京オリンピックで逃した金メダルを目指して戦ってきたなか、試合はモロッコに先制される。 追いかける立場となったスペインだったが、なかなかゴールを奪えず。それでも66分、日本戦で豪快なミドル2本を決めたフェルミンがネットを揺らして同点に追いつくと、85分にはフェルミンのパスを受けたフアンル・サンチェスが値千金の逆転ゴール。スペインが1-2で逆転勝利を収め、2大会連続の決勝進出を果たした。 準々決勝に続いてゴールを決め、アシストを記録してチームの逆転勝利を呼び込んだフェルミン。苦戦しながらも決勝に進めたことを喜んだ。 「オリンピックの決勝に進出できてとても嬉しい。チームはそれに値するものだったし、今は決勝のことを考えている」 「試合は僕たちにとって難しいものになった。彼らはファンと共に懸命にプッシュした。素晴らしい試合だったし、僕たちは勝利に値したと思う」 今大会4ゴールを目を記録したフェルミン。貴重な同点ゴールを記録することになったが、自身のゴールを求めながらも、チームの勝利が優先だとした。 「全ての試合でゴールを決められたら良いね。最も重要なのは、僕たちが一歩前進し、勝利を収めたということだ。ハーフタイムの後から僕たちは自分たちらしくやれていたし、チームはその努力に値する」 「監督が僕に要求することはなんであれ、僕は常にチームを助けようと努めている。今日は勝利を収めることができ、神に感謝している」 「僕たちのサッカーにはとても満足しているし、できるだけ良いメダルを獲得できることを願っている」 金メダルの可能性が出て、フェルミンにとってはユーロに続いてのチャンピオンになる可能性がある。一方で、準決勝のゴールは2012年のロンドン・オリンピックでU-23ブラジル代表のFWネイマールの記録(当時20歳)に次いで、ゴールかアシストを記録した年少記録となった。 「その事実は知らなかったんだ。でも、それはデータであり、あまり重要なことではない。重要なことはチームが勝ったということだけだ」 日本を沈め、モロッコを沈めたフェルミン。決勝のU-23フランス代表戦ではどんな活躍を見せるか注目だ。 2024.08.06 11:45 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly