デポルティボがスペイン3部を脱出! 35歳ルーカス・ペレスの直接FK弾1発で優勝&2部昇格が決定

2024.05.13 14:15 Mon
デポルティーボに帰ってきた35歳、ルーカス・ペレス
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デポルティーボに帰ってきた35歳、ルーカス・ペレス
デポルティボ・ラ・コルーニャがスペイン3部リーグを脱出だ。
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20世紀最後(1999-2000シーズン)のラ・リーガ王者デポルティボ。2000年代初頭はロイ・マカーイディエゴ・トリスタンリオネル・スカローニら一級品タレントを擁し、名実ともにバルセロナを凌駕するクラブだった。しかし、栄光は長く続かず、資金繰りの悪化に成績下降…11-12シーズンのセグンダ(スペイン2部)降格を境に“エスカレータークラブ”と化し、ついに21-22シーズンからプリメーラ・フェデラシオン(3部/※1)で戦うことになった。
(※1)グループ1とグループ2に分かれ、それぞれの1位はセグンダへ自動昇格。各組2〜5位の計8チームが昇格プレーオフへ進出

そこへ昨年1月、元デポルティボにして、アーセナルなどでもプレーしたスペイン人FWルーカス・ペレス(35)がおよそ5年ぶりに復帰。ペレスは今季リーグ戦30試合で12得点17アシストとチームを牽引する。
そして13日、グループ1第36節を首位で迎えたデポルティボは、2位バルセロナ・アトレティックとの直接対決に臨み、57分にペレスが直接FKで先制点…これが試合唯一のゴールとなって勝利。残り2試合で勝ち点差は「7」となり、優勝および2部復帰が決まった。

この日、世界で最も美しいスタジアムの1つとされる本拠地「エスタディオ・デ・リアソール」に詰めかけたのは、ほぼ満員御礼で今季最多の3万1833人。“英雄ルーカス・ペレス”がここに誕生した。



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バルセロナ、デポルティボの右SBトリッリを争奪戦を制して獲得

バルサ・アトレティックは23日、デポルティボのスペイン人DFトリッリ(20)を獲得したことを発表した。契約解除金の20万ユーロ(約3100万円)を支払い、2025年6月までの2年契約を結んだとのことだ。 ラ・コルーニャ出身でデポルティボの下部組織で育ったトリッリは、U-19スペイン代表歴のある右サイドバック。2021年8月にファーストチームデビューを飾り、これまで24試合に出場していた。 そのトリッリにはレアル・マドリーやアトレティコ・マドリー、レアル・ソシエダも獲得に関心を寄せていたようだが、バルセロナが争奪戦を制す形となった。 2023.07.24 00:40 Mon
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デポルティボの元クロアチア代表GKプレティコサが現役引退…W杯3大会、ユーロ2大会に出場

▽デポルティボの元クロアチア代表GKスティペ・プレティコサ(37)がキャリアに終止符を打った。クラブ公式サイトが伝えている。 ▽今年1月にデポルティボへ加入したプレティコサは、14日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節のレアル・マドリー戦に出場。今シーズン2試合目の出場となったがプレティコサは、90分間ゴールをマウスを守った。試合は0-2で敗れている。 ▽母国のハイデュク・スプリトの下部組織出身のプレティコサは、1996年にトップチームに昇格。2003年7月にシャフタールへと移籍すると、2007年3月にはスパルタク・モスクワへ移籍。2010年8月にはトッテナムへレンタル移籍で加入していた。その後、2011年8月にFKロストフへ移籍するも、2015年7月に退団していた。ハイデュク・スプリトではリーグ1回、国内カップ2回、シャフタールでもリーグ1回、国内カップ1回、FKロストフでは国内カップ1回を制している。 ▽また、クロアチア代表としては114キャップを記録。ワールドカップは2002年の日韓大会、2006年のドイツ大会、2014年のブラジル大会の3大会に出場。ユーロも2008年、2012年の2大会に出場した。 2016.05.15 14:46 Sun

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