「この1勝は本当に歴史に残るもの」J2勢としてACL初勝利、歴史を作った甲府の篠田善之監督は決勝ゴールの瞬間を振り返る「真っ白になった」
2023.10.04 22:40 Wed
ヴァンフォーレ甲府の篠田善之監督が、ブリーラム・ユナイテッド戦を振り返った。4日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第2節で甲府はタイのブリーラムと国立競技場で対戦した。
J2勢として初のACL参戦となった甲府。初戦はアウェイでのメルボルン・シティ戦で0-0のドローに終わっていた。
初勝利を目指した中、前半はなかなか良い形ができずにゴールレスで終えると、後半もなかなか良い形ができない。しかし、選手交代で徐々に活性化。クリスティアーノ、長谷川元希が入ってから徐々に良い形を作れたが、得点は奪えない。
押し込みつつもゴールを奪えない中、ゴールレスドローになるかと思われたが、90分にクリスティアーノのクロスから長谷川がヘッド。これが決まり、劇的な形で甲府が勝利を収めた。
「これだけ多くのサポーターが駆けつけてくれたことに感謝したいのと、それに至るまでクラブ、ボランティアの方々が準備してくれて、非常にうれしかったです。それに応えようと選手たちを送り出しました」
「自分たちが思い描いた展開にはなかなかなりきれなかった部分はありますが、選手たちは最初から最後まで勝利のためにどういう形でも良いので勝ち点3をもぎ取って帰ろうと。フットボールに向き合ってやってくれたと思います」
「ヴァンフォーレにとってのこの1勝は本当に歴史に残るものだと思いますが、一歩踏み出せたという形から、次にグループリーグ突破という夢を全員で叶えられたらと思います」
篠田監督は地元の山梨県出身で、クラブとして初めてのAC L勝利を掴んだ中、「本当に我々はディビジョン2で戦っていますが、昨年のスタッフ、選手の頑張りで天皇杯を勝ち取って出場権を得たこと。そして、ACLという大会に全員が向き合って、リーグと並行してタフなことをやりながら勝利のためにできたこと。その指揮を自分が執れていることを本当に嬉しく思います」とコメントを残した。
また、「ヴァンフォーレ甲府がどこに行くべきかというのもしっかり示していかなければいけないですし、J2でもやれるんだということを見せようと選手たちもやってくれたので、この勝利をしっかり噛み締めて、今日のゲームでもアウェイの地でもクオリティを上げていかないと難しい試合になると思いますし、リーグ戦でも苦労している部分なので、もう一度選手と向き合って、選手たちもサッカーと向き合って、みんなで前進していければと思います」と語り、勝利を収めながらも更なる改善を誓った。
試合の流れについては「前半は彼らがローテーションしてボールを動かしてくるのにファーストディフェンダーが決まらなかったことに要因があると思います」と苦戦を認めた中、「ピッチの中で修正をと思いましたが、なかなかそれは上手くできなかったなと反省しています」とコメント。「アタックに関しても単発になることが多かったですし、押し込んでから組み立てるところを何度もやり直してしまったり、同サイドで崩せばなということもありました」と、攻撃がうまくいかなかったと語った。
また「後半は少し相手が5バック気味で落としてきたことで我々がボールを握る時間が長くなりましたが、コントロールからパスまでのパススピードや動作が少し停滞したなと」と後半もあまり上手くいかなかったと語りながらも、選手交代で徐々に流れを掴んだとコメント。「クリスティアーノと元希、(中村)亮太朗を入れたりと変化を加えようと思って入れましたが、チームとして準備してきたことが出せれて良かったなと思います」と、ある程度はやりたいことができたという。
ただ、「ボックス内で崩す、決定機を増やすことはまだまだ足りなかったなと。もっとホームでアグレッシブな姿勢を見せないと、勝ち点3も来ないと思いますし、選手たちは最後までそれを貫き通してくれたかなと思います。難しい部分はたくさんありますけど、選手たちは必死にやってくれたと思っています」と、最後に勝利を掴むために戦った選手たちを称えた。
長谷川の決勝ゴールが決まった際には篠田監督も歓喜爆発。喜びを露わにして歓喜の輪に加わった。
「展開的に引き分けかなと少し思っていたり、カウンターで危ないなというのを思っていたりしましたが、クリスティアーノのクロスから元希のヘディングが決まった時は真っ白になりました」
「元希のところに走っていこうと思ったんですが、なかなか追いつけなくて、色々なドクターやトレーナーに抜かれましたが、元希のところに行けて良かったです」
「自分のスプリントのスピードがなかったことにショックを受けています。サポーターのところにみんなで行ったので、真っ白になって行ってしまいました」
見事なACL初勝利。この勝ち点3をどう繋げていくのか注目が集まる。
J2勢として初のACL参戦となった甲府。初戦はアウェイでのメルボルン・シティ戦で0-0のドローに終わっていた。
押し込みつつもゴールを奪えない中、ゴールレスドローになるかと思われたが、90分にクリスティアーノのクロスから長谷川がヘッド。これが決まり、劇的な形で甲府が勝利を収めた。
J2勢として初めてACLで勝利を収めた甲府。篠田監督は試合後の記者会見で勝利を喜び、駆けつけたサポーターに感謝した。
「これだけ多くのサポーターが駆けつけてくれたことに感謝したいのと、それに至るまでクラブ、ボランティアの方々が準備してくれて、非常にうれしかったです。それに応えようと選手たちを送り出しました」
「自分たちが思い描いた展開にはなかなかなりきれなかった部分はありますが、選手たちは最初から最後まで勝利のためにどういう形でも良いので勝ち点3をもぎ取って帰ろうと。フットボールに向き合ってやってくれたと思います」
「ヴァンフォーレにとってのこの1勝は本当に歴史に残るものだと思いますが、一歩踏み出せたという形から、次にグループリーグ突破という夢を全員で叶えられたらと思います」
篠田監督は地元の山梨県出身で、クラブとして初めてのAC L勝利を掴んだ中、「本当に我々はディビジョン2で戦っていますが、昨年のスタッフ、選手の頑張りで天皇杯を勝ち取って出場権を得たこと。そして、ACLという大会に全員が向き合って、リーグと並行してタフなことをやりながら勝利のためにできたこと。その指揮を自分が執れていることを本当に嬉しく思います」とコメントを残した。
また、「ヴァンフォーレ甲府がどこに行くべきかというのもしっかり示していかなければいけないですし、J2でもやれるんだということを見せようと選手たちもやってくれたので、この勝利をしっかり噛み締めて、今日のゲームでもアウェイの地でもクオリティを上げていかないと難しい試合になると思いますし、リーグ戦でも苦労している部分なので、もう一度選手と向き合って、選手たちもサッカーと向き合って、みんなで前進していければと思います」と語り、勝利を収めながらも更なる改善を誓った。
試合の流れについては「前半は彼らがローテーションしてボールを動かしてくるのにファーストディフェンダーが決まらなかったことに要因があると思います」と苦戦を認めた中、「ピッチの中で修正をと思いましたが、なかなかそれは上手くできなかったなと反省しています」とコメント。「アタックに関しても単発になることが多かったですし、押し込んでから組み立てるところを何度もやり直してしまったり、同サイドで崩せばなということもありました」と、攻撃がうまくいかなかったと語った。
また「後半は少し相手が5バック気味で落としてきたことで我々がボールを握る時間が長くなりましたが、コントロールからパスまでのパススピードや動作が少し停滞したなと」と後半もあまり上手くいかなかったと語りながらも、選手交代で徐々に流れを掴んだとコメント。「クリスティアーノと元希、(中村)亮太朗を入れたりと変化を加えようと思って入れましたが、チームとして準備してきたことが出せれて良かったなと思います」と、ある程度はやりたいことができたという。
ただ、「ボックス内で崩す、決定機を増やすことはまだまだ足りなかったなと。もっとホームでアグレッシブな姿勢を見せないと、勝ち点3も来ないと思いますし、選手たちは最後までそれを貫き通してくれたかなと思います。難しい部分はたくさんありますけど、選手たちは必死にやってくれたと思っています」と、最後に勝利を掴むために戦った選手たちを称えた。
長谷川の決勝ゴールが決まった際には篠田監督も歓喜爆発。喜びを露わにして歓喜の輪に加わった。
「展開的に引き分けかなと少し思っていたり、カウンターで危ないなというのを思っていたりしましたが、クリスティアーノのクロスから元希のヘディングが決まった時は真っ白になりました」
「元希のところに走っていこうと思ったんですが、なかなか追いつけなくて、色々なドクターやトレーナーに抜かれましたが、元希のところに行けて良かったです」
「自分のスプリントのスピードがなかったことにショックを受けています。サポーターのところにみんなで行ったので、真っ白になって行ってしまいました」
見事なACL初勝利。この勝ち点3をどう繋げていくのか注目が集まる。
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