低調バルサ、クーマン監督の解任を発表…ラージョ戦後に会長が通達
2021.10.28 09:49 Thu
バルセロナは27日、ロナルド・クーマン監督(58)の解任を発表した。なお、後任は未定となっている。バルセロナは27日にラ・リーガ第11節でラージョ・バジェカーノと対戦。ラダメル・ファルカオのゴールで1-0と敗戦を喫し、リーグ戦で連敗となっていた。
先週末のレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”での敗戦後、ファンに車を囲まれるなど、解任への要望が高まる中、ラージョ戦での巻き返しが期待されたが、チームは無惨にも敗戦してしまった。
クラブの発表によると、ジョアン・ラポルタ会長が、試合後にクーマン監督へ解任を決断したことを知らせたとのこと。28日にシウター・エスポルティバでチームに別れを告げることとなる。
現役時代もバルセロナで過ごし、クラブのレジェンドとして知られたクーマン監督は、オランダ代表監督を務めていた中、2020年8月にバルセロナ条項を発動させ、オランダサッカー協会(KNVB)と契約を解除しバルセロナの監督に就任した。
そして迎えた今シーズンは、チーム内のゴタゴタが続き、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがシーズン前に退団。ケガ人に悩まされるなど苦しいシーズンのスタートとなったが、リーグ戦ではまずまずの結果も、CLではバイエルン、ベンフィカ相手に3-0と連敗スタート。リーグ戦でもアトレティコ・マドリー(2-0×)、レアル・マドリー(1-2×)とライバル相手に敗戦を繰り返し、ラージョにも敗れ、現在9位に位置している。通算成績は67試合で40勝11分け16敗。
また、バルセロナ特有のパスをつなぐサッカーをしながらも、明らかにクロスをサイドから上げる戦い方が増え、窮地に立った際にはジェラール・ピケやロナルド・アラウホらを前線に配置するパワープレーを見せるなど、バルセロナらしくないサッカーもファンの不満を買っていた。
先週末のレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”での敗戦後、ファンに車を囲まれるなど、解任への要望が高まる中、ラージョ戦での巻き返しが期待されたが、チームは無惨にも敗戦してしまった。
現役時代もバルセロナで過ごし、クラブのレジェンドとして知られたクーマン監督は、オランダ代表監督を務めていた中、2020年8月にバルセロナ条項を発動させ、オランダサッカー協会(KNVB)と契約を解除しバルセロナの監督に就任した。
コロナ禍での2020-21シーズンだったが、チームはラ・リーガで3位に終わり、チャンピオンズリーグ(CL)でもラウンド16で敗退。コパ・デル・レイこそ優勝したが、満足いくシーズンではなかった。
そして迎えた今シーズンは、チーム内のゴタゴタが続き、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがシーズン前に退団。ケガ人に悩まされるなど苦しいシーズンのスタートとなったが、リーグ戦ではまずまずの結果も、CLではバイエルン、ベンフィカ相手に3-0と連敗スタート。リーグ戦でもアトレティコ・マドリー(2-0×)、レアル・マドリー(1-2×)とライバル相手に敗戦を繰り返し、ラージョにも敗れ、現在9位に位置している。通算成績は67試合で40勝11分け16敗。
また、バルセロナ特有のパスをつなぐサッカーをしながらも、明らかにクロスをサイドから上げる戦い方が増え、窮地に立った際にはジェラール・ピケやロナルド・アラウホらを前線に配置するパワープレーを見せるなど、バルセロナらしくないサッカーもファンの不満を買っていた。
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