「これが我々が生きる目的」3連覇&54度目のリーグ優勝にセルティック指揮官がメッセージ、ただ満足はせず2冠を目指す「全てのことを行う」

2024.05.16 10:50 Thu
3連覇に導いたロジャーズ監督
Getty Images
3連覇に導いたロジャーズ監督
セルティックブレンダン・ロジャーズ監督が、リーグ制覇を喜んだ。

15日、スコティッシュ・プレミアシップの上位プレーオフ第4節が行われ、セルティックはアウェイでキルマーノックと対戦。日本代表FW前田大然、MF旗手怜央が先発した試合は、FW古橋亨梧、MF岩田智輝も後半途中出場。前田のゴールなどで0-5と圧勝し、リーグ3連覇、54度目の優勝を達成した。

今シーズンから監督に就任し、アンジェ・ポステコグルー前監督(トッテナム監督)から継続して3連覇を達成したロジャーズ監督。クラブを通じて、リーグ優勝にメッセージを寄せた。
「最も優れたチームは常にシーズン終了後にリーグを首位で終えるものであり、我々が再びスコットランドのチャンピオンになったと知るのは素晴らしい気分だ」

「プレミアシップのタイトルを獲得することは素晴らしい成果であり、世界中のセルティックサポーターがそれを祝うことになると確信している」
「選手たちは、シーズンを通しての努力に対して多大な称賛に値する。彼らは毎日自分の仕事に専念し、我々のクラブにさらなる成功をもたらすためにできる限りのことを行っている」

「我々はこの旅で多くの課題に直面したが、目的地であるスコットランドチャンピオンに無事到着した。これが我々が努力する理由であり、我々が生きる目的だ」

「コーチングスタッフ、実際のところクラブのスタッフ全員が素晴らしいチームの努力に自分の役割を果たしてくれたが、サポーターの皆さんもいつものようにこの成功の重要な役割を果たしてくれた」

「私は何度も言ってきたが、我々の団結力はこのフットボールクラブの本当の強みの1つであり、それが実現すれば、我々は素晴らしいことが達成でき、実際に達成した」

「今晩もラグビーパークで素晴らしいサポートをしてくれ、またタイトルを獲得できたことを嬉しく思う」

「今シーズンをスタイリッシュに終えることが我々の目標であり、土曜日にセルティック・パークで6万人のセルティック・サポーターと一緒に祝うことを楽しみにしている」

「もちろん、今週末も素晴らしいイベントになることはわかってい。私は幸運にもパラダイスでトロフィーデーを経験したことがあるが、それは常に特別な時間であり、選手、経営陣、サポーターなど、クラブの全員が我々の成果を祝うために集まるものだ」

「もちろん、リーグ戦を良い結果で終えることも含めて、我々全員がその日のあらゆることを楽しむことになると思う」

「しかし、サッカー、特にこのクラブの性質は、決して栄光に満足しないことだ。我々は常に改善し、ファンにさらなる成功をもたらし続けたいと考えている」

「だから、我々は再びスコットランドのチャンピオンになったことで、この数日間は楽しむつもりだが、フォーカスはすぐに、シーズンの最終戦である5月25日にハンプデンで行われるスコティッシュ・カップ決勝の準備に移り、全てのことを行う。トロフィーもセルティック・パークに残るようにすることができる」

「今のところは、このシーズンを通じて多くの人々のサポートに感謝したいと思う。シーズンが始まったときの我々の目標は、この順位、つまりトップでスコットランド王者としてフィニッシュすることだった」

「我々はその目標を達成した。今は我々全員がこの瞬間を楽しみ、成功を祝い、我々がスコットランドで最高のチームであることを知る時だ。あなたは再びチャンピオンになった!多大なるサポートに感謝したい!」

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「1分でもプレーさせたくないと言われて…」セルティック守護神のハートが、スパーズ時代の不遇告白

セルティックの元イングランド代表GKジョー・ハートが、前所属のトッテナムで受けた扱いを明かした。イギリス『デイリー・レコード』が伝えている。 マンチェスター・シティの守護神として長く活躍したハートは、その後トリノ、ウェストハム、バーンリーを経て2020年夏にトッテナムへ加入。絶対的守護神であるGKウーゴ・ロリスのバックアッパーとして公式戦10試合に出場したが、昨夏チームに就任したヌーノ・エスピリト・サント監督(昨年11月に解任)からは構想外の扱いを受け、日本代表FW古橋亨梧らの所属するセルティックに移籍した。 セルティックではアンジェ・ポステコグルー監督の信頼を得てここまで公式戦46試合に出場しているハートは、昨夏トッテナムで受けた扱いについて告白。実際にヌーノ監督との間で交わされた会話を明かしつつ、引退も考えていたと語った。 「トッテナムでは大きな変化が起こっており、多くの人の出入りが必要だった。そして(ヌーノ・エスピリト・サントが)僕を呼んだんだ。彼らが別のGKと契約していることは知っていたから、僕は『会話する必要がありますか?』と聞いたよ。それでも彼はトレーニングの後に話をしようと言ってきた」 「彼は最初にこう言った。『はっきり言うが、何があっても君が今季ボールを蹴ることはない』とね。僕はクラブでうまくやっていると思っていて、皆が僕のもたらそうとしていることを受け入れてくれていた。でも僕は『そうですか、わかりました』と答えたよ」 「彼は『スポーツ・ディレクターと協力して、自由に移籍してくれ。プレーしたいようにプレーすればいい』と言ってきた。僕は興味本位で、『あなただってかつてはGKだったのに、なぜこんなことになるのか。なぜ、チームで完全な余剰人員となり、守護神のバックアップさえ許されないのか、自由に発言してくれ』と頼んだんだ」 「彼は『私の考えでは、誰もがキャリアの中で体がサッカーをすることを許さない時期が来る。今がその時だ。君が私のため1分でもプレーするのは不安だ。君にとってボールは速すぎるだろう。歳を取りすぎていて、体は動かず力もない』と考えを述べてきた」 「彼は文字通り僕を葬ったが、その時僕は笑っていた。僕が勘違いしているかはともかく、そのいずれにも同意しない気持ちがあったからだ。僕は意見を求め、それを与えられた。でも聞きたかったことではなく、この状況から身を引く必要があったよ」 「僕は家に帰り、完全に困惑した。もう終わりだと思ったんだ。もうこれ以上クラブにいて、あんなことを言われるのはごめんだった」 「僕は『もう、プロである必要はない。それでも僕は強く健康で、サッカーが好きだ』と思っていたよ。だから家では自分にGKをやってほしいという人のため、年間30試合のチャリティーゲームをやって何かを還元したいと言っていた」 「もうチームの守護神を追いかけることはできない。サッカーは好きだけど、もうそれ以上ではないんだ。翌日、クラブで(ヌーノに)最初に言ったのは、『あなたが監督なのだから、決断すると良い』だった」 「もう終わったことで、問題はないよ。僕は毎日一生懸命トレーニングして、何らかの解決策を見出したい。そして彼は別の問題に対処していただけだ。彼は管理者として薪を割る必要があり、僕はその木材の一部だった。彼は自分の決断を支持したし、それは良いことだ。彼がボスなのだから、僕は抜ける」 「その後、アンジェ(・ポステコグルー)と連絡を取った。そして、セルティックがとにかく電話をかけてきたことも知っていたよ。トッテナムは、君が彼らと話すのは構わないと言ってくれた。僕はこの街が大好きだし、今ここで本当に幸せだ」 2022.03.30 17:46 Wed

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