【ラ・リーガ第31節プレビュー】3強はいずれも下位と対戦、奇跡のレモンターダ期すマドリーはアラベス戦で連敗ストップなるか
2025.04.11 19:00 Fri
マドリーはアラベス戦で連敗ストップなるか
先週末に行われた第30節は首位のバルセロナがドロー、2位のレアル・マドリーが敗戦、3位のアトレティコ・マドリーが勝利と三者三様の結果で優勝争いに動きがあった。さらにオトラ・リーガでも上位陣の取りこぼしによってヨーロッパ出場権争いはより拮抗してきている。
さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではドルトムントとのホームゲームに4-0で先勝。古巣対戦のFWレヴァンドフスキのドブレーテに、FWハフィーニャが1ゴール2アシストの活躍を見せるなど強力トリデンテ揃い踏みの活躍によって敵地での2ndレグを前に準決勝への切符をほぼ手中に収めた。そのリターンレグへ余裕を持って臨めるなか、リーグ2戦ぶりの白星を目指す今節は降格圏の18位に低迷するレガネスと対戦。前回対戦ではホームでまさかの敗戦を喫した相手ではあるが、現状のフォームを鑑みればいくつかのポジションでターンオーバーを敢行しても勝ち点3を取りこぼす可能性は低い。
2位のマドリーは前節、バレンシアとのホームゲームで1-2の敗戦。ホームでは圧倒的に相性がいいお得意様との対戦だったが、FWヴィニシウス・ジュニオールのPK失敗なども響き後半アディショナルタイムに喫した失点によって痛恨の取りこぼしとなった。さらに、敵地で行われたCLではMFライスに圧巻の直接FK2発を叩き込まれるなど0-3の完敗。大会連覇に向けて崖っぷちの状況だ。
3位のアトレティコは前節、セビージャとのアウェイゲームで2-1の逆転勝利。公式戦4試合ぶりの白星を挙げた。開始早々に先制点を奪われるもFWアルバレスのPKで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムにはMFバリオスが見事な個人技から左足ミドルシュートを突き刺し、劇的な勝利を収めた。これで首位との勝ち点差を「7」に縮めて逆転優勝へ望みを繋げた。マンデーナイト開催となる今節は最下位のバジャドリーとのホームゲームとなり、きっちり連勝を飾りたい。
MF久保建英を擁するソシエダは前節、下位に沈むラス・パルマスを相手に3-1の快勝。途中出場の久保も鋭い仕掛けからのチャンスメイクに幻のゴラッソと見せ場も作り、久々のリーグ連勝に花を添えた。先発復帰が見込まれる今節は右足ハムストリングの負傷で戦線離脱の浅野との日本人対決はならずも、チームとしては逆転でのヨーロッパコンペティション出場権獲得へ是が非でも勝ち点3がほしいところ。日本人エースの躍動に期待したい。
ヨーロッパリーグ(EL)とカンファレンスリーグ(ECL)参戦組の4位アスレティック・ビルバオ、6位のベティスはそれぞれ9位のラージョ・バジェカーノ、5位のビジャレアルというタフな相手との上位対決に臨む。
敵地でELレンジャーズ戦を戦ったアスレティックは前半序盤に数的優位、後半半ばにPK獲得と先勝のチャンスが十二分にありながらも0-0のドローに終わり、ホーム開催の2ndレグへアドバンテージを得られず。一方、ベティスはヤギエロニアとのホーム開催の初戦を2-0で勝利しており、こちらはリーグ上位対決により注力できる状況だ。
《ラ・リーガ第31節》
▽4/11(金)
《28:00》
バレンシア vs セビージャ
▽4/12(土)
《21:00》
レアル・ソシエダ vs マジョルカ
《23:15》
ヘタフェ vs ラス・パルマス
《25:30》
セルタ vs エスパニョール
《28:00》
レガネス vs バルセロナ
▽4/13(日)
《21:00》
オサスナ vs ジローナ
《23:15》
アラベス vs レアル・マドリー
《25:30》
ベティス vs ビジャレアル
《28:00》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
▽4/14(月)
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バジャドリー
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UEFAコンペティションの準々決勝の狭間での開催となる第31節は上位3チームがいずれも下位との対戦となる。また、FW浅野拓磨の負傷離脱で日本人対決はならずも、8位のレアル・ソシエダと10位のマジョルカによるトップハーフ対決にも注目が集まる。首位のバルセロナは前節、レアル・ベティスとの絶好調同士の対戦を1-1のドローで終えた。古巣対戦となったMFガビの恩返しゴールで先制に成功したが、セットプレーからすぐに追いつかれる。後半は押し気味に進めたものの、相手の堅守を前に勝ち越しゴールを奪えず。リーグ連勝が「9」でストップしたが、2位チームの敗戦によって4ポイント差での首位キープに成功した。2位のマドリーは前節、バレンシアとのホームゲームで1-2の敗戦。ホームでは圧倒的に相性がいいお得意様との対戦だったが、FWヴィニシウス・ジュニオールのPK失敗なども響き後半アディショナルタイムに喫した失点によって痛恨の取りこぼしとなった。さらに、敵地で行われたCLではMFライスに圧巻の直接FK2発を叩き込まれるなど0-3の完敗。大会連覇に向けて崖っぷちの状況だ。
サンティアゴ・ベルナベウで奇跡のレモンターダが必要となるなか、今節は降格圏手前の17位アラベスとのアウェイゲームで公式戦連敗ストップを狙う。リーグ戦でもこれ以上勝ち点の取りこぼしが許されない状況だが、アーセナル戦をベストな状態で迎えるためにターンオーバーの採用が濃厚だ。2ndレグをサスペンションで欠場するMFカマヴィンガやFWブラヒム・ディアス、FWエンドリッキ、MFギュレルら若き力の躍動によって弾みを付ける勝利を掴みたい。
3位のアトレティコは前節、セビージャとのアウェイゲームで2-1の逆転勝利。公式戦4試合ぶりの白星を挙げた。開始早々に先制点を奪われるもFWアルバレスのPKで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムにはMFバリオスが見事な個人技から左足ミドルシュートを突き刺し、劇的な勝利を収めた。これで首位との勝ち点差を「7」に縮めて逆転優勝へ望みを繋げた。マンデーナイト開催となる今節は最下位のバジャドリーとのホームゲームとなり、きっちり連勝を飾りたい。
MF久保建英を擁するソシエダは前節、下位に沈むラス・パルマスを相手に3-1の快勝。途中出場の久保も鋭い仕掛けからのチャンスメイクに幻のゴラッソと見せ場も作り、久々のリーグ連勝に花を添えた。先発復帰が見込まれる今節は右足ハムストリングの負傷で戦線離脱の浅野との日本人対決はならずも、チームとしては逆転でのヨーロッパコンペティション出場権獲得へ是が非でも勝ち点3がほしいところ。日本人エースの躍動に期待したい。
ヨーロッパリーグ(EL)とカンファレンスリーグ(ECL)参戦組の4位アスレティック・ビルバオ、6位のベティスはそれぞれ9位のラージョ・バジェカーノ、5位のビジャレアルというタフな相手との上位対決に臨む。
敵地でELレンジャーズ戦を戦ったアスレティックは前半序盤に数的優位、後半半ばにPK獲得と先勝のチャンスが十二分にありながらも0-0のドローに終わり、ホーム開催の2ndレグへアドバンテージを得られず。一方、ベティスはヤギエロニアとのホーム開催の初戦を2-0で勝利しており、こちらはリーグ上位対決により注力できる状況だ。
《ラ・リーガ第31節》
▽4/11(金)
《28:00》
バレンシア vs セビージャ
▽4/12(土)
《21:00》
レアル・ソシエダ vs マジョルカ
《23:15》
ヘタフェ vs ラス・パルマス
《25:30》
セルタ vs エスパニョール
《28:00》
レガネス vs バルセロナ
▽4/13(日)
《21:00》
オサスナ vs ジローナ
《23:15》
アラベス vs レアル・マドリー
《25:30》
ベティス vs ビジャレアル
《28:00》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
▽4/14(月)
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バジャドリー
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バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが9日に行われ、4-0で完勝したチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのドルトムント戦後にコメントした。 ベスト4進出を懸けた初戦で先発したハフィーニャは25分、FKの流れから先制ゴールを奪取。ただ、DFパウ・クバルシの合わせたボレーをゴールライン上で押し込む形となり、結果的にクバルシのCL初ゴールを奪ってしまう形となっていた。 ハフィーニャは試合後、クバルシに謝罪していたことを明かした。 「先制点に繋がったプレーはオフサイドになるかもと心配していた。幸い認められたが、ゴールライン手前でボールに触ってしまい、クバルシに謝った。彼は大丈夫だと言ってくれた。アシストとカウントしてくれた。ボールが外に出る可能性があると思ったんだ。素早い判断だったからね」 一方で準決勝進出を決めたわけではないと気を引き締めた。 「準決勝に進出したと認めるつもりはない。まだ次の試合があり、そこでプレーするのは常に難しい。彼らは非常に質の高いチームだ。良い結果が出たし、この調子を維持して来週も良い試合をしなければならない」 <span class="paragraph-title">【動画】ハフィーニャが奪ってしまったクバルシの幻のCL初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ApqOJiWTmOY";var video_start = 5;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.10 11:00 Thu3
年俸30.6億円のデ・ヨング、放出候補から一転バルセロナに長期滞在の可能性
バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)だが、放出候補から一転してクラブに長期滞在する可能性があるようだ。 2019年7月にアヤックスからバルセロナに完全移籍で加入したデ・ヨング。ここまで公式戦246試合で19ゴール23アシストを記録している。 中盤だけでなくセンターバックとしてもプレーしたデ・ヨングだが、今シーズンはケガの影響もあり出番が減少。ファンからはパフォーマンスの低さに口笛を吹かれたりブーイングを受けるなどしていた。 また、慢性的な財政問題を抱えるクラブにおいて、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキと共に最高水準のサラリーをもらっていることもあり、常に売却候補として名前が挙げられていたが、どうやら状況は一変したようだ。 ハンジ・フリック監督はデ・ヨングを起用し、チームの中でのポジションも変化。クラブも扱いを再考することとなり、デ・ヨング自身もバルセロナに留まる意思を持っているという。 スペイン『スポルト』によれば、デ・ヨングの代理人とバルセロナが交渉を行っているとのこと。現行契約は2026年夏までとなっているが、ボーナスやパフォーマンスに絡む条件を含め、現在の1900万ユーロ(約30億6000万円)を支払うことに同意する可能性があるようだ。 ただ、バルセロナのサラリー問題は解決していない状況。夏にどういった状況になるかは不明だが、それでもデ・ヨングは今の条件のままチームに残ることが濃厚になりそうだ。 2025.04.07 23:50 Mon4
アーセナルと契約切れるトーマス、行き先の希望はかつてプレーしたスペインか?
アーセナルのガーナ代表MFトーマス・パルティ(31)だが、移籍先の希望はスペインにあるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 トーマスは2020年10月にアトレティコ・マドリーからアーセナルに加入。ハードな守備をベースにタフなプレーを見せてアーセナルを支える存在に。これまで公式戦158試合で8ゴール7アシストを記録している。 アンカーだけでなく右サイドバックとしてもプレーするトーマスだが、アーセナルとの契約は今シーズン終了まで。現時点では契約延長の話はなく、夏に移籍する可能性が伝えられている。 まだまだ高いパフォーマンスを出せるトーマスだが、アーセナルを離れることとなった場合の移籍先については、バルセロナを希望しているという。 バルセロナとしてはフリーで獲得できる可能性がある状況。クラブの財務状況を考えればありがたい話であり、トーマスの契約状況についても把握済みのようだ。 バルセロナにはオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングも同じポジションにいる一方で、右サイドバックでもプレーできるユーティリティさは魅力とのこと。果たしてバルセロナ行きが実現することはあるだろうか。 2025.04.08 21:50 Tue5