テン・ハグ監督続投は「間違いだった」、混迷ユナイテッドの共同オーナーが厳しいクラブ事情を公表「改善しないとクリスマスにクラブの資金は…」
2025.03.11 10:30 Tue
ピッチ内外で苦しい時期を過ごすマンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏が、自分たちの失敗やクラブの厳しい財政について率直に語った。
ラトクリフ氏ら上層部は早急な財政改善に動いており、大規模なコストカットを敢行。数百人の従業員解雇やチケット代値上げなどに踏み切っているが、これに対してはサポーターからの反発も起きている状態だ。
イギリス『BBC』のインタビューに応じたラトクリフ氏は、現在の厳しい財政事情や、自分たちの失策について説明。特にテン・ハグ監督を続投させたこと、長い時間を費やしてニューカッスルからスポーツ・ディレクター(SD)のダン・アシュワース氏を招へいしながら5カ月で退任となったことについては、素直に非を認めている。
「エリク・テン・ハグとダン・アシュワースに対する判断は間違いだったと認める。そこに情状酌量の余地はあったと思うが、結局それは間違いだった。私はそれを認め、謝罪したい」
「エリクに関する決定を下した時間として、我々経営陣が就任してからまだ5分も経っていなかった気がする。そして3カ月後、間違いがより明らかになった。我々は間違っていたが、前に進んだよ。我々はそれを修正し、現在は非常に異なる状況にいると思う」
「正直に言って、最近は新聞を読むのがあまり好きではない。不人気なのはわかっているし、この変化の時期は人々にとって居心地が悪く、我々が下す決断の中には不快なものもあるだろう。しかし、マンチェスター・ユナイテッドを再び安定した状態に戻すためには、そうした決断が必要だ。再びトロフィーを獲得するのを見たいなら、こうしたことをすべてやらなければならない」
「私は現時点で不人気だと認識している。だが、そうなる覚悟はできているし、我々がやっていることは正しいことだと信じているんだ。だから、しばらくは不人気でも耐えられる」
「マンチェスター・ユナイテッドは軌道から外れてしまった。我々は軌道に戻す必要がある。我々の施策によって軌道に戻り、将来的にはリバプールやレアル・マドリーと同じレベルに到達できるはずだ」
「困難な状況に陥ったとき、人々は少しの回復力と勇気を示し、弱気にならないようにし、戦いながらその状況を乗り越える必要がある。それが我々のすべきことだ。簡単な答えとして、もし我々がそうしたことをしなければ、クリスマスにクラブの資金は尽きてしまう」
また、ラトクリフ氏は前体制が獲得した多くの選手に対する不満も吐露。これからスカッドは整理されることを示唆する一方で、中々結果を出せていないルベン・アモリム監督に対しては信頼を口にしている。
「クラブは(前体制で)アントニーを買い、カゼミロを買い、オナナを買い、ホイルンドを買い、サンチョを買った。これらすべては過去のものであり、好むと好まざるとにかかわらず、我々はそれらを受け継いだ。今はそれを整理しなければならない。今はチェルシーでプレーしているサンチョのため、我々は彼の給料の半分を支払っているんだ」
「過去から離れ、未来の新しい場所へ移行するには時間がかかる。中にはユナイテッドにふさわしくない選手、おそらく給料が高すぎる選手もいるだろう。我々は全面的に責任を負うが、説明責任を果たすチームを作り上げるのには時間がかかる」
「我々は過去から未来へ移行する変革の時期を迎えている。ご存じの通り、チームには素晴らしい選手も何人かいる。我々のキャプテンは素晴らしいフットボーラーだ。間違いなく、ブルーノ(・フェルナンデス)は必要な選手だと思っている」
「ルベン(・アモリム)が出場できるチームを実際に見てみると、正直言って彼は本当に良い仕事をしている。彼は傑出した若手監督だと、本当に思っているよ。優秀な指揮官であり、長くここにいるだろう」
「彼はほとんどの偉大な監督がそうであるように、感情的な人物だ。ルベンは完璧ではないと思うが、私は絶大な支持をしている。そして彼は、試合に勝つことに全力を尽くす人々でいっぱいのロッカールームを望んでいる。彼は、その姿勢を100%持っていない人々を容認しない」
PR
今シーズンはエリク・テン・ハグ監督の下でシーズンに臨むも、開幕から大不振が続くユナイテッド。今夏に契約延長したばかりのテン・ハグ監督を10月末にあっさり解任し、ルベン・アモリム監督を招へいしたが、ここまでチームの調子は一向に上向かず、プレミアリーグでは14位に沈んでいる。問題はピッチ内にとどまらず、ピッチ外でも。ユナイテッドは過去3年間で3億ポンド(約574億円)近く、5年間では3億7000万ポンド(約708億円)の損失を抱えており、このままではプレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)へ抵触する危険性もある。イギリス『BBC』のインタビューに応じたラトクリフ氏は、現在の厳しい財政事情や、自分たちの失策について説明。特にテン・ハグ監督を続投させたこと、長い時間を費やしてニューカッスルからスポーツ・ディレクター(SD)のダン・アシュワース氏を招へいしながら5カ月で退任となったことについては、素直に非を認めている。
「我々は完璧ではなく、旅の途中であり、いくつかのミスもあった。それでも、基本的に我々がやっていることはすべてクラブにとって正しいことだと思っている」
「エリク・テン・ハグとダン・アシュワースに対する判断は間違いだったと認める。そこに情状酌量の余地はあったと思うが、結局それは間違いだった。私はそれを認め、謝罪したい」
「エリクに関する決定を下した時間として、我々経営陣が就任してからまだ5分も経っていなかった気がする。そして3カ月後、間違いがより明らかになった。我々は間違っていたが、前に進んだよ。我々はそれを修正し、現在は非常に異なる状況にいると思う」
「正直に言って、最近は新聞を読むのがあまり好きではない。不人気なのはわかっているし、この変化の時期は人々にとって居心地が悪く、我々が下す決断の中には不快なものもあるだろう。しかし、マンチェスター・ユナイテッドを再び安定した状態に戻すためには、そうした決断が必要だ。再びトロフィーを獲得するのを見たいなら、こうしたことをすべてやらなければならない」
「私は現時点で不人気だと認識している。だが、そうなる覚悟はできているし、我々がやっていることは正しいことだと信じているんだ。だから、しばらくは不人気でも耐えられる」
「マンチェスター・ユナイテッドは軌道から外れてしまった。我々は軌道に戻す必要がある。我々の施策によって軌道に戻り、将来的にはリバプールやレアル・マドリーと同じレベルに到達できるはずだ」
「困難な状況に陥ったとき、人々は少しの回復力と勇気を示し、弱気にならないようにし、戦いながらその状況を乗り越える必要がある。それが我々のすべきことだ。簡単な答えとして、もし我々がそうしたことをしなければ、クリスマスにクラブの資金は尽きてしまう」
また、ラトクリフ氏は前体制が獲得した多くの選手に対する不満も吐露。これからスカッドは整理されることを示唆する一方で、中々結果を出せていないルベン・アモリム監督に対しては信頼を口にしている。
「クラブは(前体制で)アントニーを買い、カゼミロを買い、オナナを買い、ホイルンドを買い、サンチョを買った。これらすべては過去のものであり、好むと好まざるとにかかわらず、我々はそれらを受け継いだ。今はそれを整理しなければならない。今はチェルシーでプレーしているサンチョのため、我々は彼の給料の半分を支払っているんだ」
「過去から離れ、未来の新しい場所へ移行するには時間がかかる。中にはユナイテッドにふさわしくない選手、おそらく給料が高すぎる選手もいるだろう。我々は全面的に責任を負うが、説明責任を果たすチームを作り上げるのには時間がかかる」
「我々は過去から未来へ移行する変革の時期を迎えている。ご存じの通り、チームには素晴らしい選手も何人かいる。我々のキャプテンは素晴らしいフットボーラーだ。間違いなく、ブルーノ(・フェルナンデス)は必要な選手だと思っている」
「ルベン(・アモリム)が出場できるチームを実際に見てみると、正直言って彼は本当に良い仕事をしている。彼は傑出した若手監督だと、本当に思っているよ。優秀な指揮官であり、長くここにいるだろう」
「彼はほとんどの偉大な監督がそうであるように、感情的な人物だ。ルベンは完璧ではないと思うが、私は絶大な支持をしている。そして彼は、試合に勝つことに全力を尽くす人々でいっぱいのロッカールームを望んでいる。彼は、その姿勢を100%持っていない人々を容認しない」
PR
ジム・ラトクリフの関連記事
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
ジム・ラトクリフの人気記事ランキング
1
ピッチ内外で問題だらけのユナイテッド、サポーターがアーセナル戦前に抗議活動へ
マンチェスター・ユナイテッドのサポーターがクラブの低迷を受けて抗議活動を行うことを呼びかけている。 ユナイテッドは、ジム・ラトクリフ氏が共同オーナーになって以降、これまでの杜撰な経営体質にメスを入れ、大幅なコストカットに動いている。 すでに250人の従業員を解雇した上で、さらに人員削減に動くと見られており、最大で450人になるとのこと。また、シーズン途中にチケット代を値上げするなど動いている。 ユナイテッドのサポーターグループ「The 1958」は、グレイザー・ファミリーのクラブ所有権への抗議の意味を込め、週末のアーセナル戦の前にオールド・トラッフォードまで更新することを呼びかけ。その際に黒い服を着用することを求めているという。 ユナイテッドは2025-26シーズンのチケット価格を発表していないが、2024年11月に18歳以下、65歳以上への割引を廃止。売れ残ったチケットは66ポンド(約1万2500円)で全て販売するという決定を下しており、さらなる値上げを恐れている。 「The 1958」の広報担当者は、4日に声明を発表した。 「クラブはピッチ内外で、我々の目の前でゆっくりと衰退しており、その責任は完全に現在のオーナーのモデルにある」 「クラブは財政破綻に直面している。負債は破滅への道だ。マット・バスビー氏は、屈服し、多くの点で物笑いの種となっている世界最高のサッカーチームの1つの現在の窮状を見て、墓の中で身を捩っていることだろう」 「クラブは後退しており、さらに悪化する可能性が高い。我々はファンの皆さんに、日曜日の午後3時に立ち上がって団結し、グラウンドに集結して、軽蔑すべきグレイザー・ファミリーとクラブによるファン文化への意図的な攻撃に抗議するように呼びかける」 サッカー面でも結果が出ず、財政面でも大きなピンチに陥っているユナイテッド。サポーターもついに我慢の限界に達したようだ。 2025.03.04 22:30 Tue2
ユナイテッドは支払えるか?狙っている鎌田大地の同僚ストライカーは76.4億円
マンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレスのFWジャン=フィリップ・マテタ(27)の獲得に関心を寄せている中、必要な資金が判明したという。イギリス『ミラー』が伝えた。 今シーズンはエリク・テン・ハグ監督の下でスタートしたユナイテッドだったがチームは成績不振に陥ると、スポルティングCPからルベン・アモリム監督を引き抜くことに成功、立て直しが期待された。 しかし、崩壊しているチームは簡単には立ち直ることができず、アモリム監督就任以降はむしろ悪化したようにも見える状況。プレミアリーグでは14位に位置するなど、優勝争いとも無縁のシーズンを過ごしている。 さらに、ユナイテッドは財政的な問題を抱えており、杜撰な経営から超巨額な負債を抱えている状況に。そのため、選手の売却やスタッフの解雇など、共同オーナーとなったジム・ラトクリフ氏がコストカットに動いている。 選手を売却しなければ、大きな補強をすることは不可能なユナイテッド。その中で問題の1つがストライカー。デンマーク代表FWラスムス・ホイルンド、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィーと若きストライカーは結果を残せていない。 その中で注目しているのがマテタ。今シーズンは公式戦で15ゴールを記録し、プレミアリーグでは12ゴールを記録。クリスタル・パレスの得点源として活躍している。 マテタに関しては、移籍金4000万ポンド(約76億4000万円)程度とのこと。ユナイテッドにとっては安くない金額だが、補強のために選手を手放すことを考えており、資金調達した後にどう動くか注目だ。 2025.03.09 15:05 Sun3
ユナイテッドがシーズン終了直後にアジアツアー実施か? 赤字補填のための遠征とも
今シーズンは苦しい戦いが続いているマンチェスター・ユナイテッドだが、シーズン終了直後にアジアツアーを行う計画を立てているという。 イギリスの大手石油化学会社の『INEOS』が共同オーナーとなり、ジム・ラトクリフ氏は大きな赤字を抱えている財政問題を解消しようと大幅な人員削減を敢行している。 対してチームの方も低迷中。エリク・テン・ハグ監督を解任してルベン・アモリム監督をスポルティングCPから引き抜き、立て直しを図っているが、目に見えて結果が出ていない状況だ。 世界的な人気クラブであり、ファンも多く抱えているユナイテッドだが、クラブは過去5年間で3億ポンド(約567億8000万円)もの損失を出している状況。サッカー面の不振により、さらに収益も減る状況となっている。 そんな中、今シーズン終了後にマレーシアと香港で2試合を行う予定とのこと。まだ決定はされていないが、計画は立てられているという。 ユナイテッドは5月25日にアストン・ビラとのプレミアリーグ最終節を行い、5月31日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われるため1週間空く状況。その後、6月に選手たちは代表活動に入るため、その間に行う予定とのことだ。 この遠征は多くのファンを抱えるアジアに赴き、大きな収益を上げる目的もあると考えられている。特に、マレーシアには大勢のファンがおり、マレーシア航空は公式パートナー。マレーシアには2009年、香港には2013年に訪れたのが最後となっているが、計画は実現するだろうか。 2025.02.26 23:40 Wed4
ユナイテッドの共同オーナー『INEOS』トッテナムとのスポンサー契約の早期終了を要求…友好的な話し合いが続く
マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーでもあるジム・ラトクリフ氏が保有するイギリスの石油化学会社『INEOS』は、トッテナムとのスポンサー契約を早期終了するために協議を行っているという。イギリス『BBC』が伝えた。 『INEOS』は、2020年の新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの最中、トッテナムの手指消毒剤サプライヤーとして公式パートナーとなった。さらに、2022年12月には公式4WDパートナーとなる複数年契約も発表されていた。 しかし、今シーズン終了後に契約を解除する選択肢を持っているとされ、友好的な話し合いが進行中とのことだ。 『INEOS』は2024年2月にユナイテッドの株式27.7%を12億5000万ポンド(約2366億3000万円)で取得していたが、それ以前から話し合いは進んでいたという。 現段階でクラブも『INEOS』もコメントは拒否。ただ、ニュージーランドラグビー協会(NZR)とのスポンサー契約を『INEOS』は早期解消。こうした動きが続いていく可能性があるという。 2025.02.20 17:10 Thu5
容赦ないコストカット継続のユナイテッド、新たに最大200人の従業員解雇の意向明かす
マンチェスター・ユナイテッドが、新たに150~200人の従業員解雇を検討していることを明かした。 共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏。かつての名門クラブであるユナイテッドは過去3年間で3億ポンド(約574億円)近い損失を出しており、5年間では3億7000万ポンド(約708億円)の損失があり、「持続不可能」とも言われてしまう事態に。クラブは早急なコストカットに動いている。 ラトクリフ氏の共同オーナー就任後にすでに250人の人員削減を行っていたが、今回新たに最大200人の人員削減を検討していることを明かした。 CEO(最高経営責任者)を務めるオマル・ベラダ氏は24日、今回の企業構造変革に際して以下のような説明を行っている。 「我々には、マンチェスター・ユナイテッドを男子、女子、アカデミーのチーム全体で勝利を収めるための最強の立場に立たせる責任がある。クラブを変革し、刷新するための幅広い一連の措置を開始している。残念ながら、これはさらなる解雇の可能性を発表することを意味し、影響を受ける同僚への影響を深く残念に思う。しかし、これらの難しい選択は、クラブを安定した財政基盤に戻すために必要だ」 「過去5年間連続で赤字が続いているし、このままではいけない。クラブとしての2つの主な優先事項は、ファンのためにピッチで成功を届けることと、施設を改善することだ。継続的に赤字が続く限り、これらの目標に投資することはできない」 「このプロセスが終われば、よりスリムで機敏で、財政的に持続可能なフットボールクラブとなり、貴重な商業パートナーに世界クラスのサービスを提供し続けることができる。そうすれば、UEFAとプレミアリーグの規制に準拠しながら、フットボールの成功とファンのための施設の改善に投資できる、はるかに強力な立場に立つことができる」 なお、ユナイテッドはさらなる人員削減に加え、オールド・トラッフォードのオフィスにいるスタッフの一部をキャリントンのトレーニング場へ移す計画。メイフェアにあるロンドンのオフィスでも「人員削減」が行われる見込みだという。 さらに、直近のスタッフ会議ではオールド・トラッフォードでの無料ランチが終了することもスタッフに伝えられた。一連の措置によりクラブは年間100万ポンド以上の節約になると上層部は期待しているという。 バックルームを中心に徹底的なコストカットを続けるユナイテッドは、プレミアリーグの『収益性と持続可能性に関する規則(PSR)』、UEFAのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題に対処しつつ、キャリントンの練習場の改修とオールド・トラッフォードの大幅改修あるいは新スタジアム建設とインフラ整備を計画している。 2025.02.25 06:15 Tueマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「今後10年間監督を務めるつもりだった」ユナイテッド元コーチがテン・ハグ氏を支持、現指揮官アモリム監督には「何かを勝ち取ってほしい」
マンチェスター・ユナイテッドでコーチを務めたベニー・マッカーシー氏が、エリク・テン・ハグ元監督について語った。イギリス『BBC』が伝えた。 現役時代は南アフリカ代表のエースとして活躍したほか、アヤックスやセルタ、ポルト、ブラックバーン、ウェストハムでプレーしたマッカーシー氏。引退後は指導者の道を歩み、2022年7月から2年間はユナイテッドのコーチを務めた。 3日にはケニア代表の新監督となることが決定。そんななか、ユナイテッド時代について『BBCスポーツ・アフリカ』に語り、カップ戦タイトル獲得に貢献できたことを振り返った。 「マンチェスター・ユナイテッドがいかにひどいチームか、いかにひどい状態かを誰もが話している。それでもFAカップを勝ち取ることができたし、カラバオカップ(EFLカップ)も勝ち取ることができた。私もその一員だったことを誇りに思う」 また、2024年10月にユナイテッド指揮官を解任されたテン・ハグ元監督にも言及。人柄や手腕を称賛した一方、テン・ハグ氏がユナイテッドで思い描いていた未来も明かしている。 「エリク・テン・ハグ監督の指導の下、世界最大かつ最高のクラブの一つで働くという素晴らしい機会を与えてもらった」 「監督は単に規律を重んじるだけでなく、この競技で見てきた中で最も優秀で、信じられないほど素晴らしいプロフェッショナルの一人だった。だから私は最高のプロフェッショナリズムを学んだ」 「非常に勤勉で、献身的で、情熱的だった。そんな彼は今後10年間マンチェスター・ユナイテッドの監督を務めるつもりだった。それが彼のビジョンだった」 さらに、テン・ハグ元監督の後を継いだルベン・アモリム監督にも触れ、苦戦続きのチームを立て直すだけの能力はあると期待を寄せた。 「彼は賢い。スマートな監督だ。そして若い」 「すべての答えを持っているわけではないかもしれないが、良い哲学を持っていると思う。後ろには彼が連れてきた、自身をしっかりとサポートしてくれるチームがいる」 「彼には成功してほしい。何かを勝ち取ってほしい。そうすれば我々は週末を楽しむことができるし、ワインを飲み、リラックスすることができる。彼のチームがやってくれることはわかっているからね」 2025.03.09 21:55 Sun2
マンチェスター勢がポルトガル代表FWに関心か? スポルティングCPに関与した2人が引き抜き画策
ポルティングCPのポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコン(25)にマンチェスター勢が関心を持っているようだ。ポルトガル『A Bola』が伝えた。 ポルトやブラガの下部組織で育ったトリンコン。ブラガのファーストチームに昇格すると、バルセロナ、ウォルバーハンプトンでもプレー。スポルティングにはレンタル移籍で加入すると、2023年7月に完全移籍で加入した。 今シーズンはプリメイラ・リーガで23試合に出場し8ゴール10アシストを記録。公式戦では40試合で9ゴール13アシストを記録している。 右ウイングを主戦場とするトリンコンだが、多くのクラブが関心を寄せる選手に成長。マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティが獲得を目指しているという。 ユナイテッドの指揮官はルベン・アモリム監督、シティのスポーツディレクターには来シーズンからウーゴ・ヴィアナ氏が就任することとなっており、共にスポルティングでトリンコンのことは知っている状況だ。 注目を集めるトリンコンだが、スポルティングは慎重な姿勢。まずは契約を更新しておく考えを持っているようだ。 なお、バルセロナからの加入時には将来の売却額の50%が手に入る契約となっており、両クラブが多額の移籍金を支払えば、バルセロナにも恩恵がいく状況となっている。 2025.03.03 21:15 Mon3
ピッチ内外で問題だらけのユナイテッド、サポーターがアーセナル戦前に抗議活動へ
マンチェスター・ユナイテッドのサポーターがクラブの低迷を受けて抗議活動を行うことを呼びかけている。 ユナイテッドは、ジム・ラトクリフ氏が共同オーナーになって以降、これまでの杜撰な経営体質にメスを入れ、大幅なコストカットに動いている。 すでに250人の従業員を解雇した上で、さらに人員削減に動くと見られており、最大で450人になるとのこと。また、シーズン途中にチケット代を値上げするなど動いている。 ユナイテッドのサポーターグループ「The 1958」は、グレイザー・ファミリーのクラブ所有権への抗議の意味を込め、週末のアーセナル戦の前にオールド・トラッフォードまで更新することを呼びかけ。その際に黒い服を着用することを求めているという。 ユナイテッドは2025-26シーズンのチケット価格を発表していないが、2024年11月に18歳以下、65歳以上への割引を廃止。売れ残ったチケットは66ポンド(約1万2500円)で全て販売するという決定を下しており、さらなる値上げを恐れている。 「The 1958」の広報担当者は、4日に声明を発表した。 「クラブはピッチ内外で、我々の目の前でゆっくりと衰退しており、その責任は完全に現在のオーナーのモデルにある」 「クラブは財政破綻に直面している。負債は破滅への道だ。マット・バスビー氏は、屈服し、多くの点で物笑いの種となっている世界最高のサッカーチームの1つの現在の窮状を見て、墓の中で身を捩っていることだろう」 「クラブは後退しており、さらに悪化する可能性が高い。我々はファンの皆さんに、日曜日の午後3時に立ち上がって団結し、グラウンドに集結して、軽蔑すべきグレイザー・ファミリーとクラブによるファン文化への意図的な攻撃に抗議するように呼びかける」 サッカー面でも結果が出ず、財政面でも大きなピンチに陥っているユナイテッド。サポーターもついに我慢の限界に達したようだ。 2025.03.04 22:30 Tue4
ユナイテッドは支払えるか?狙っている鎌田大地の同僚ストライカーは76.4億円
マンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレスのFWジャン=フィリップ・マテタ(27)の獲得に関心を寄せている中、必要な資金が判明したという。イギリス『ミラー』が伝えた。 今シーズンはエリク・テン・ハグ監督の下でスタートしたユナイテッドだったがチームは成績不振に陥ると、スポルティングCPからルベン・アモリム監督を引き抜くことに成功、立て直しが期待された。 しかし、崩壊しているチームは簡単には立ち直ることができず、アモリム監督就任以降はむしろ悪化したようにも見える状況。プレミアリーグでは14位に位置するなど、優勝争いとも無縁のシーズンを過ごしている。 さらに、ユナイテッドは財政的な問題を抱えており、杜撰な経営から超巨額な負債を抱えている状況に。そのため、選手の売却やスタッフの解雇など、共同オーナーとなったジム・ラトクリフ氏がコストカットに動いている。 選手を売却しなければ、大きな補強をすることは不可能なユナイテッド。その中で問題の1つがストライカー。デンマーク代表FWラスムス・ホイルンド、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィーと若きストライカーは結果を残せていない。 その中で注目しているのがマテタ。今シーズンは公式戦で15ゴールを記録し、プレミアリーグでは12ゴールを記録。クリスタル・パレスの得点源として活躍している。 マテタに関しては、移籍金4000万ポンド(約76億4000万円)程度とのこと。ユナイテッドにとっては安くない金額だが、補強のために選手を手放すことを考えており、資金調達した後にどう動くか注目だ。 2025.03.09 15:05 Sun5