「すべてのポジションを見ている」静かな移籍市場続いたリバプール、スロット監督は夏の補強を示唆「今のスカッドを評価したうえで…」

2025.02.22 18:35 Sat
今夏の積極的な動きを示唆するアルネ・スロット監督
Getty Images
今夏の積極的な動きを示唆するアルネ・スロット監督
リバプールアルネ・スロット監督が、今夏の補強について計画中であると明かした。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

今シーズンからリバプールの指揮官に就任したスロット監督は、瞬く間にチームを掌握。長期政権を築いたユルゲン・クロップ前監督の後任という難しさを感じさせない仕事ぶりで、チームは現在プレミアリーグ首位、チャンピオンズリーグ(CL)グループフェーズを首位通過、EFLカップ(カラバオカップ)決勝進出と結果を出し続けている。

一方で、クラブはスロット監督の下で訪れた2度の移籍市場において、ほとんど動きを見せず。ここまでは昨夏にフェデリコ・キエーザを獲得したのみとなっており、そのキエーザはほとんど試合に出場していないことから、スカッドはほぼクロップ体制のままという状況が続いている。
また、主力中の主力であるモハメド・サラーヴィルヒル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルドとの契約交渉も苦戦中。最悪の場合、3選手が今季限りでチームを去る可能性も否定できない。

そんな中で、スロット監督は今夏の移籍市場で、クラブは大きな動きを見せるだろうと示唆。今は目の前の試合に集中しているとしながらも、チーム強化に向けた取り組みは進行中だとしている。
「(補強について)我々はすべてのポジションを見ており、チームについても見ている。昨年、あるいは昨夏に何度も言ったと思うが、我々は夏の移籍市場で多くのことをしなかった。リチャード(・ヒューズ)、私、そして関係者全員が、異なる指揮官と選手たちでどのように働いていけるか知りたかったんだ」

「どのポジションを検討しているか、私がここで言うつもりがないのは明らかだろう。しかし、我々が今のスカッドを評価したうえで、どこを改善できると考えているか判断しているのは確かだ。そしてそれが、夏に我々の目指す部分でもある」

「あと2、3カ月はかなり重要な期間だ。そして、今はいくつか契約の問題もある!だから、水面下でやることはたくさんあるが、私の主な焦点は今のチームにある」

アルネ・スロットの関連記事

リバプールの関連記事

プレミアリーグの関連記事

プレミアリーグ第26節、サウサンプトンvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが22日にセント・メリーズ・スタジアムで行われ、アウェイのブライトンが0-4で快勝した。なお、サウサンプトンのDF菅原由勢は後半から途中出場。ブライトンのMF三笘薫は78分までプレーした。 新体制初勝利から公式戦連敗と再び失速の最下位に沈むサ 2025.02.23 02:14 Sun
現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多 2025.02.22 23:55 Sat
マンチェスター・ユナイテッドは22日、プレミアリーグ第26節でエバートンとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。 前節トッテナムとの名門不振対決を落として連敗となった15位ユナイテッド(勝ち点29)は、ガルナチョに代えてウガルテのみを変更した。 モイーズ監督就任後復調し、5戦負けなし(4勝1分け)の14位 2025.02.22 23:44 Sat
ウェストハムは21日、ブラジル人DFルイゾン(22)がポーランドのポゴニ・シュチェチンへレンタル移籍したことを発表した。契約期間は今季終了までとなる。 ルイゾンの愛称で知られるルイス・グスタヴォ・オリヴェイラ・ダ・シウヴァは、サンパウロの下部組織出身の187cmのセンターバック。リーチの長さとアジリティを生かした 2025.02.22 13:00 Sat
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、負傷者が順調に回復していることを明かした。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 今シーズンは度重なる負傷者発生もあり、不振が続くトッテナム。プレミアリーグでは12位に沈んでおり、タイトル獲得どころかトップ4フィニッシュすらもほぼ絶望の状態となっている。 2025.02.22 12:40 Sat

記事をさがす

アルネ・スロットの人気記事ランキング

1

「当然のMVP」「100%同意」現地ファンも絶賛、71分から出場の遠藤航がウルブス戦のPOTMに選出「なんて選手だ」

リバプールの日本代表MF遠藤航が、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)の評価を受けた。 16日、プレミアリーグ第25節でリバプールはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。 プレミアリーグ首位に立つリバプール。公式戦未勝利ではありながら、2位のアーセナルとの勝ち点差は暫定で「4」という状況で試合を迎えた。 前半15分にルイス・ディアスのゴールで先制すると、37分にはモハメド・サラーがPKを決めて追加点。しかし、後半に入るとウォルバーハンプトンが反撃し、67分にマテウス・クーニャが1点を返す。 ウォルバーハンプトンが息を吹き返す中、アルネ・スロット監督はルイス・ディアスを下げてクローザーの遠藤を71分に投入。中盤のバランスを整えて受けていくと、後半アディショナルタイムには体を張った守備でチームを救い、2-1の勝利に貢献していた。 ファンが投票するカールスバーグ プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた遠藤。現地のファンも「堅実なプレーを見せた。当然のMVP」、「100%同意する」、「間違いなく値する」、「おめでとう」、「素晴らしい選出」、「なんて選手だ」と称賛のコメントを送った。 <span class="paragraph-title">【写真】遠藤航がPOTMに選出</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/Ad?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Ad</a> <a href="https://t.co/72Y3QknW1X">pic.twitter.com/72Y3QknW1X</a></p>&mdash; Liverpool FC (@LFC) <a href="https://twitter.com/LFC/status/1891185021899137530?ref_src=twsrc%5Etfw">February 16, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.17 12:05 Mon
2

「いかに重要な存在か」リバプール指揮官が遠藤航の働きぶりを評価、苦しい状況でのクローザー起用も「チームを助ける決断」と信頼を置く

リバプールのアルネ・スロット監督が、日本代表MF遠藤航の存在感を称えた。クラブ公式サイトが伝えた。 16日、プレミアリーグ第25節でリバプールはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。 プレミアリーグ首位に立つリバプール。公式戦未勝利ではありながら、2位のアーセナルとの勝ち点差は暫定で「4」という状況で試合を迎えた。 前半15分にルイス・ディアスのゴールで先制すると、37分にはモハメド・サラーがPKを決めて追加点。しかし、後半に入るとウォルバーハンプトンが反撃し、67分にマテウス・クーニャが1点を返す。 ウォルバーハンプトンが息を吹き返す中、アルネ・スロット監督はルイス・ディアスを下げてクローザーの遠藤を71分に投入。中盤のバランスを整えて受けていくと、後半アディショナルタイムには体を張った守備でチームを救い、2-1の勝利に貢献していた。 クローザーとしてチームを助けた遠藤。スロット監督は、ハーフタイムから出場したDFジャレル・クアンサーと共に、チームにとって重要な役割を担っていると称賛した。 「今日もまた、ジャレル(・クワンサー)やワタ(遠藤航)のような選手が、このチームにとっていかに重要な存在であるかを見ただろう」 「何かを成し遂げたいのであれば、もちろんモー(モハメド・サラー)やルチョ(ルイス・ディアス)や他の選手のゴールも必要だが、彼らのようなパフォーマンスを発揮してくれる選手たちも必要だ」 また、後半はウォルバーハンプトンに押し返され、1点差に迫られた後も苦しかったとしたが、その中で遠藤のような選手を起用して勝利を手にしていくことの大事さも語った。 「試合の大部分は楽しんだが、最後の20〜25分は楽しめなかった。自分の仕事のその部分は楽しんでる。それは選手たちも同じで、もちろん、素晴らしい連携から後方からボールを運び、最も美しいゴールにつなげたいのはみんな好きなことだ」 「しかし、選手として時には戦わなければならない。時には監督としても現実的でなければならず、サッカーの観点からはそれが自分たちのゲームではないかもしれないと理解しなければならない」 「だから、そういったときはコーチングスタッフとして、そういう瞬間にチームを助ける決断を下す準備をしておかなければならない。それが我々がやろうとしたことで、ワタのようなタイプの選手を投入し、ドミニク・ソボスライを左サイドに送り込み、そこでの脅威も無力化した」 「こういったことも楽しいが、チームが次々とトライアングルを組んでチャンスに継ぐチャンスにつながるプレーを見るのが私の好みである」 前任のユルゲン・クロップ監督時代もクローザーとしてプレーを重ねた結果、中盤でポジションを奪った遠藤。今シーズンはなかなか出番に恵まれなかったが、このところはクローザーの役割をもらっており、スロット監督も徐々にその能力を認めているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】スロット監督も称賛する遠藤航は終盤にクローザーとして登場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DBp2IEEJCYk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.17 22:18 Mon
3

「ポジションは気にしない」守備で絶大な存在感のMF遠藤航、ファンから絶賛のパフォーマンスについて「自分の仕事はできた」

絶賛されるリバプールの日本代表MF遠藤航が、チームへの貢献を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 リバプールで2シーズン目を迎えている遠藤。今季はチームにアルネ・スロット監督が就任した影響もあり先発の機会は減少中だが、指揮官からはクローザー的な役割を任され一定の信頼を得ている。 先週末に行われたプレミアリーグ第25節のウォルバーハンプトン戦も、2-1でリードしていた71分から遠藤は出場。相手チームの猛反撃を受ける時間帯であり、同点に追いつかれる危険性もあったが、遠藤の積極的に相手を潰すプレーや的確なカバーリングが光り、試合はそのまま2-1で勝利を収めた。 明確な数字には残らずとも、確実にチームを救う働きを見せた遠藤をファンは高く評価。試合後には途中出場ながらファン投票によるプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)にも選出された。 そんな遠藤は、クラブ公式のインタビューに対応。勝利に貢献したことを喜びつつ、これからも出場のチャンスがあればチームを助けたいと意気込んでいる。 「3ポイントを獲得できてとても嬉しいです。最後までとても厳しい試合だったと思いますし、試合終了まで戦う必要がありました。それを示せたと思うので、良い3ポイントですね」 「3点目はオフサイドになってしまい、その後のPKも認められずに失点してしまいました。それでも、ファンの皆さんが大いに助けてくれたと思っています。僕が入った後ですべきことは、再び失点しないよう2-1を維持することでした。自分の仕事はできたと感じています」 「(スロット監督からの指示として)守備面では、彼らの10番(マテウス・クーニャ)が良い選手だったので、基本はマンツーマンでの対応でした。守備面ではどこにでも向かい、ピッチのいたるところで彼をカバーする必要がありました」 「ファンは大いに助けてくれたと思います。いつものように、素晴らしい雰囲気でしたね。3ポイントを獲得するには、こうした瞬間が非常に重要です。だから、ピッチで何をしなければならないかは分かっていますし、5分か10分しかプレーできないとしても、自分をアピールしようと努めています」 「常に努力しています。以前はディフェンダーとしてもプレーしていたので、どのポジションでプレーするかは気にしません。いつも言っているのは、チャンスがあるときはいつでも自分をアピールしたいということです。これからも一生懸命に努力します。このクラブの一員で幸せですし、このクラブのためまだ何かできると感じています」 「今週は試合が2回あるので、全員が必要になります。先発メンバーだけでなく、出場できる全員が必要になるでしょうね。すべての試合に勝つことが非常に重要ですし、そのため努力しています」 <span class="paragraph-title">【動画】終盤クローザーとして登場した遠藤航は高評価を獲得</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DBp2IEEJCYk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.18 10:05 Tue
4

「必要な知恵を発揮した」終盤登場でクローザーとして仕事をこなした遠藤航はまずまずの評価

リバプールの日本代表MF遠藤航が、まずまずの評価を受けている。 16日、プレミアリーグ第25節でリバプールはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。 プレミアリーグ首位に立つリバプール。公式戦未勝利ではありながら、2位のアーセナルとの勝ち点差は暫定で「4」という状況で試合を迎えた。 前半15分にルイス・ディアスのゴールで先制すると、37分にはモハメド・サラーがPKを決めて追加点。しかし、後半に入るとウォルバーハンプトンが反撃し、67分にマテウス・クーニャが1点を返す。 ウォルバーハンプトンが息を吹き返す中、アルネ・スロット監督はルイス・ディアスを下げてクローザーの遠藤を71分に投入。中盤のバランスを整えて受けていくと、後半アディショナルタイムには体を張った守備でチームを救い、2-1の勝利に貢献していた。 残り20分程度のところでの出番となった遠藤。イギリス『90min』やイギリス『Sports Illustrated』は6点の評価。また、リバプール専門メディアなどは高く評価した。 <h3>◆イギリス『This is Anfield』/ 7点(10点満点)</h3> 「試合を終わらせるために非常に必要な知恵を発揮し、2つの重要なファウルを勝ち取った」 <h3>◆イギリス『リバプール・エコー』/ 6点(10点満点)</h3> 「ファウルを繰り返しながらも、自身のプレーをやり通した」 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航は終盤にクローザーとして登場、リバプールもしっかり勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DBp2IEEJCYk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.17 15:05 Mon
5

遠藤航が思わぬ形で称賛、ヌニェスの振る舞いに苦言のスロット監督が遠藤を引き合いに出す「ワタのような考え方が常に最善だと信じる」

リバプールの日本代表MF遠藤航が思わぬ形で賞賛を受けることとなった。 マンチェスター・シティとの大一番を控えるリバプール。アルネ・スロット監督は、試合に向けた記者会見に出席。アストン・ビラ戦でのウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの振る舞いに苦言を呈した。 19日にアストン・ビラと対戦したリバプールは2-2のドロー。エバートン戦に続いてのドローとなり、前倒しの試合で勝ち点を落とすこととなった。 そのリバプールは23日にシティと対戦。大きな試合を迎える中、ダルウィン・ヌニェスの振る舞いについて問われ、改めて問題視した。 「私はブレントフォード戦で2つのとても重要なゴールを決め、ホームのビラ戦でも我々のためにゴールを決めた選手のミスはどれも受け入れることができる」 「彼にゴールを決めて欲しかったが、「チャンス」という言葉が全てを物語っている。チャンスなのだから、ボールがゴールに入るかどうかは100%確実ではない。選手がチャンスを逃すことは、私は受け入れることができる」 「ただ、私にとって受け入れがたかったのは、そのチャンスの後の彼の行動だった。行動に関して言えば、彼はいつものダルウィンのように一生懸命働き、チームに貢献するタイプではなく、あまりにも頭の中に残りすぎていた」 一方で、そのヌニェスの問題について、遠藤を引き合いに出してコメント。遠藤の普段の振る舞いを好んでいるとし、そうしたメンタリティで戦ってもらいたいと称賛した。 「彼はそのチャンスを逃すことにとてもガッカリしていたと思う。そして、おそらく、それがその後の瞬間に彼がほんの少しだけゴールに届かなかった理由だろう」 「私はいつも、ワタ(遠藤航)のような考えを持つことが常に最善だと心から信じている。つまり、シーズンを通して彼はただひたすらに頑張り続け、我々が彼を必要とする時はいつでも準備ができているということだ。これはとても難しいことで、これができる選手は多くない」 「私にとって重要なのは、チャンスではなく、チャンスを逃したことよりも、その後の20分間について彼と話したい」 2025.02.21 00:05 Fri

リバプールの人気記事ランキング

1

グディソン最後のマージーサイドダービーは劇的ドロー決着! サラー1G1Aもエバートンがラストプレーで追いつく【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第15節延期分、エバートンvsリバプールが12日にグディソン・パークで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 リーグ3連勝での首位快走にEFLカップでは逆転でファイナル進出を果たしたリバプール。しかし、主力温存で臨んだ直近のFAカップではチャンピオンシップ(イングランド2部)で最下位のプリマスにまさかの0-1の敗戦。シーズン4冠の夢が潰えた。 その厳しい敗戦からのバウンスバックを図った一戦では、FAカップで同じく敗退もリーグ戦では3連勝と好調を維持する、モイーズ2次政権の16位エバートンとのマージーサイド・ダービーに臨んだ。スロット監督はルイス・ディアスを除く先発10人を変更し、ベンチスタートのアレクサンダー=アーノルド以外はベストメンバーを起用。守護神アリソン、ファン・ダイク、サラーらがスタメンに名を連ねた。 悪天候の影響で延期となり、2カ月遅れのミッドウィーク開催となった今季最初のマージーサイド・ダービー。ダービーらしい拮抗した立ち上がりとなったが、早い時間帯にスコアが動いた。 11分、ハーフウェイライン付近でFKを得たエバートンはハイラインでの守備対応を試みたリバプールに対して、キッカーのブランスウェイトが意表を突くグラウンダーのスルーパスを選択。これに絶妙なウェーブのランニングでDFコナテを出し抜いたベトがボックス内に抜け出してGKアリソンに寄せられる寸前で右足シュートを流し込んだ。 一瞬の隙を突かれて先制を許したリバプールだったが、失点からわずか5分後に追いつく。FKの二次攻撃から相手陣内右サイドでボールを持ったサラーがクロスを入れると、タイミング良くボックス中央に走り込んだマク・アリスターの巧みなバックヘッドシュートがゴール左隅に決まった。 1-1のイーブンに戻ってよりヒートアップが期待されたなか、エバートンにアクシデント発生。足首を痛めたエンディアイエがプレー続行不可能となり、ハリソンが25分にスクランブル投入された。 この治療の影響で数分間の中断を経て仕切り直し。以降はボールの主導権を握るリバプールに対して、エバートンがロングカウンターで応戦するお馴染みの構図で進んでいく。 その流れでリバプールはリズムよく攻撃を進めるまでには至らずも、要所でサラーやマク・アリスターが局面を変える鋭いパスでチャンスの糸口を見いだそうとする。なかなかシュートまで持ち込めずにいたなか、前半アディショナルタイムにはドリブルでボックス付近まで運んだソボスライがグラウンダーのミドルシュートを枠に飛ばしたが、これはGKピックフォードの好守に阻まれた。 互いにシュート3本ずつと得点以降はクローズな展開が目立ったダービーはイーブンで後半に突入。前半同様の構図で試合が進むなか、立ち上がりにはゲイエの右クロスからドゥクレのヘディングシュート。直後にはベトを起点にボックス左で仕掛けたハリソンの左足シュートとホームチームが良い形を作り出す。 後半に入ってより攻撃が停滞するリバプールは60分を過ぎて2枚替えを敢行。カードトラブルのリスクがあったブラッドリー、普段に比べて重さが散見されたグラフェンベルフを下げて負傷明けのアレクサンダー=アーノルド、カーティス・ジョーンズを同時投入。さらに、69分にはガクポとロバートソンを下げてヌニェス、ツィミカスを投入した。 一連の交代で即流れを変えるまでには至らなかったが、頼れるエースが試合を動かす。73分、左サイド深くからディアスが入れたクロスがボックス内で混戦を作ると、ヌニェスのマイナスの落としに反応したジョーンズのシュートがDFブランスウェイトにブロックされてファーに流れたところに詰めたサラーが素早い振り抜きから右足シュートを突き刺した。 エースの1ゴール1アシストの活躍で逆転に成功したリバプールは、ここから冷静にゲームをコントロール。これに対してエバートンは苦しい台所事情のなかで同点に向けた交代カードを切っていく。 その後、後半終盤にはディアスを下げて遠藤ではなくジョタをクローザー役として投入したアウェイチームは、サラーのコントロールシュートやジョタのカウンターチャンスでゴールに迫るが、3点目を奪うことはできず。 すると、グディソン・パークでのラストダービーは試合終了間際に劇的な展開が待っていた。98分、ラストプレーでパワープレーを仕掛けたエバートンは左サイドでミコレンコが入れたクロスをゴール前の混戦でイローグブナムが頭でファーに流すと、これに反応したタルコウスキが圧巻の右足ボレーシュートをゴール右上隅に突き刺した。 その後、VARの介入の末にオンサイドでのゴールが支持され、試合は2-2のスコアでタイムアップ。試合後にはドゥクレとジョーンズを中心にダービーらしい小競り合いが発生したなか、グディソン・パークでのラストダービーは白熱ドロー決着となった。 なお、FAカップ敗退を払しょくするリーグ4連勝を逃したリバプールだが、2位以下との勝ち点差を7ポイントに広げた。 エバートン 2-2 リバプール 【エバートン】 ベト(前11) ジェームズ・タルコウスキ(後53) 【リバプール】 アレクシス・マク・アリスター(前16) モハメド・サラー(後28) <span class="paragraph-title">【動画】マージーサイド・ダービーで生まれた3ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">リヴァプールの一瞬の隙を突き<br>ノッてる男<br>ベトのゴールでエヴァートンが先制<br><br>プレミアリーグ 第15節 延期分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#エヴァートン</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/P858ynoVmy">pic.twitter.com/P858ynoVmy</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1889762983179591944?ref_src=twsrc%5Etfw">February 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ボックス内に侵入した<br>マクアリスターが難しい体制でも<br>ヘディングを決めきりすぐさま同点に<br><br>プレミアリーグ 第15節 延期分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#エヴァートン</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/thM4ks33Ps">pic.twitter.com/thM4ks33Ps</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1889764446685589830?ref_src=twsrc%5Etfw">February 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">急にボールがこぼれてきても慌てない<br>サラーのマージーサイドダービー<br>通算8ゴール目でリヴァプールが逆転<br><br>プレミアリーグ 第15節 延期分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#エヴァートン</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/8sriUCW9Co">pic.twitter.com/8sriUCW9Co</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1889783689409863959?ref_src=twsrc%5Etfw">February 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.13 06:46 Thu
2

「当然のMVP」「100%同意」現地ファンも絶賛、71分から出場の遠藤航がウルブス戦のPOTMに選出「なんて選手だ」

リバプールの日本代表MF遠藤航が、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)の評価を受けた。 16日、プレミアリーグ第25節でリバプールはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。 プレミアリーグ首位に立つリバプール。公式戦未勝利ではありながら、2位のアーセナルとの勝ち点差は暫定で「4」という状況で試合を迎えた。 前半15分にルイス・ディアスのゴールで先制すると、37分にはモハメド・サラーがPKを決めて追加点。しかし、後半に入るとウォルバーハンプトンが反撃し、67分にマテウス・クーニャが1点を返す。 ウォルバーハンプトンが息を吹き返す中、アルネ・スロット監督はルイス・ディアスを下げてクローザーの遠藤を71分に投入。中盤のバランスを整えて受けていくと、後半アディショナルタイムには体を張った守備でチームを救い、2-1の勝利に貢献していた。 ファンが投票するカールスバーグ プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた遠藤。現地のファンも「堅実なプレーを見せた。当然のMVP」、「100%同意する」、「間違いなく値する」、「おめでとう」、「素晴らしい選出」、「なんて選手だ」と称賛のコメントを送った。 <span class="paragraph-title">【写真】遠藤航がPOTMに選出</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/Ad?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Ad</a> <a href="https://t.co/72Y3QknW1X">pic.twitter.com/72Y3QknW1X</a></p>&mdash; Liverpool FC (@LFC) <a href="https://twitter.com/LFC/status/1891185021899137530?ref_src=twsrc%5Etfw">February 16, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.17 12:05 Mon
3

「本当に脅威に見えた」シティ指揮官が藤野あおばを称賛、リバプールに4発快勝で攻撃活性化「クロスを最大限入れていた」

マンチェスター・シティ・ウィメンのガレス・テイラー監督が、なでしこジャパンのFW藤野あおばを称賛した。 藤野をはじめ、MF長谷川唯、DF清水梨紗、GK山下杏也加、MF大山愛笑の日本人5名が所属するシティ。16日にはFA女子スーパーリーグ(FAWSL)第14節でリバプール・ウィメンと対戦した。 藤野、長谷川、山下が先発出場した試合。大山とリバプールのMF長野風花は途中出場していた。 立ち上がりから攻めるシティ。藤野はポスト直撃のシュートを放つと、長谷川もボックス内からシュートを放ち、ゴールに迫っていく。 藤野はゴールやアシストで数字は残せなかったが、チームの攻撃を活性化。テイラー監督は、藤野の攻撃力を称えた。 「試合の立ち上がりは本当に良かったと思う。アオバは、本当に脅威に見えた。クロスを最大限入れていた」 一方で、リバプールの守備にも苦しんだとコメント。「彼女は1vs1のポジションに入ったが、これは5バックに対しては本当に難しいことだ」と語り、「何かが起こり、パスをミスし、突然自信を失ってしまった」と、ムウz香椎試合になったとした。 前半で2点をリードしたシティ。「ハーフタイムに選手たちに話しかけ、もっとプレーを変更し、切り替えを早くした」と語ったテイラー監督は、それにより攻撃陣が改善されたとした。 「それができれば、アオバ、レイラ(・ワハビ)、メアリー(・ファウラー)が1vs1の状況にもっと入り込めるだろうと思った。実際に彼女たちはそうしていた」 「我々にとっては良い試合であり、選手たちはゲームプランをとてもうまく実行した」 <span class="paragraph-title">【動画】藤野あおばがあわやゴール!長谷川唯も積極シュート</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="C7SyOGcCj14";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.17 17:15 Mon
4

3カ国が最多3クラブ突破のCLベスト16出揃う! R16対戦カードは21日抽選会で決定

チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフが19日に終了。この結果、ラウンド16に進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16ストレートインが決定。 さらに、9位~24位の16チームの間で争われたプレーオフを制したバイエルン、フェイエノールト、クラブ・ブルージュ、ベンフィカ、ドルトムント、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン(PSG)、PSVがベスト16入りを決めた。 国別ではイングランド、スペイン、ドイツの3クラブが最多。日本人選手では遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、上田綺世(フェイエノールト)の3選手が勝ち残っている。 なお、リーグフェーズの順位によってラウンド16の組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは21日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが3月4.5日、2ndレグが同11.12日に開催予定だ。 ◆CLラウンド16 暫定対戦カード パリ・サンジェルマン(15位) vs リバプール(1位)orバルセロナ(2位) クラブ・ブルージュ(24位) vs リール(7位)orアストン・ビラ(8位) レアル・マドリー(11位) vs アトレティコ(5位)orレバークーゼン(6位) PSV(14位) vs アーセナル(3位)orインテル(4位) フェイエノールト(19位) vs インテル(4位)orアーセナル(3位) バイエルン(12位) vs レバークーゼン(6位)orアトレティコ(5位) ドルトムント(10位) vs アストン・ビラ(8位)orリール(7位) ベンフィカ(16位) vs バルセロナ(2位)orリバプール(1位) ※()内はリーグフェーズ順位 2025.02.20 07:42 Thu
5

「いかに重要な存在か」リバプール指揮官が遠藤航の働きぶりを評価、苦しい状況でのクローザー起用も「チームを助ける決断」と信頼を置く

リバプールのアルネ・スロット監督が、日本代表MF遠藤航の存在感を称えた。クラブ公式サイトが伝えた。 16日、プレミアリーグ第25節でリバプールはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。 プレミアリーグ首位に立つリバプール。公式戦未勝利ではありながら、2位のアーセナルとの勝ち点差は暫定で「4」という状況で試合を迎えた。 前半15分にルイス・ディアスのゴールで先制すると、37分にはモハメド・サラーがPKを決めて追加点。しかし、後半に入るとウォルバーハンプトンが反撃し、67分にマテウス・クーニャが1点を返す。 ウォルバーハンプトンが息を吹き返す中、アルネ・スロット監督はルイス・ディアスを下げてクローザーの遠藤を71分に投入。中盤のバランスを整えて受けていくと、後半アディショナルタイムには体を張った守備でチームを救い、2-1の勝利に貢献していた。 クローザーとしてチームを助けた遠藤。スロット監督は、ハーフタイムから出場したDFジャレル・クアンサーと共に、チームにとって重要な役割を担っていると称賛した。 「今日もまた、ジャレル(・クワンサー)やワタ(遠藤航)のような選手が、このチームにとっていかに重要な存在であるかを見ただろう」 「何かを成し遂げたいのであれば、もちろんモー(モハメド・サラー)やルチョ(ルイス・ディアス)や他の選手のゴールも必要だが、彼らのようなパフォーマンスを発揮してくれる選手たちも必要だ」 また、後半はウォルバーハンプトンに押し返され、1点差に迫られた後も苦しかったとしたが、その中で遠藤のような選手を起用して勝利を手にしていくことの大事さも語った。 「試合の大部分は楽しんだが、最後の20〜25分は楽しめなかった。自分の仕事のその部分は楽しんでる。それは選手たちも同じで、もちろん、素晴らしい連携から後方からボールを運び、最も美しいゴールにつなげたいのはみんな好きなことだ」 「しかし、選手として時には戦わなければならない。時には監督としても現実的でなければならず、サッカーの観点からはそれが自分たちのゲームではないかもしれないと理解しなければならない」 「だから、そういったときはコーチングスタッフとして、そういう瞬間にチームを助ける決断を下す準備をしておかなければならない。それが我々がやろうとしたことで、ワタのようなタイプの選手を投入し、ドミニク・ソボスライを左サイドに送り込み、そこでの脅威も無力化した」 「こういったことも楽しいが、チームが次々とトライアングルを組んでチャンスに継ぐチャンスにつながるプレーを見るのが私の好みである」 前任のユルゲン・クロップ監督時代もクローザーとしてプレーを重ねた結果、中盤でポジションを奪った遠藤。今シーズンはなかなか出番に恵まれなかったが、このところはクローザーの役割をもらっており、スロット監督も徐々にその能力を認めているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】スロット監督も称賛する遠藤航は終盤にクローザーとして登場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DBp2IEEJCYk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.17 22:18 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly