ユナイテッドとの不振対決を制したスパーズ、ポステコグルー監督は「事故を望んでいただろうが…」と皮肉を込めつつ勝利に安堵
2025.02.17 08:30 Mon
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第25節マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。
「誰もが差し迫った自動車事故を望んでいる。そんなシナリオを望んでいた人はたくさん居たはずだ。それでも私は選手たちがどれだけ懸命に練習してきたかはわかっている。我々のトレーニングはより良く、良い結果を出せる自信があった。試合に勝つことに集中できていた。我々は独自のやり方で物事をより良くする方法を模索している」
一方で同じく負傷者を多数抱え、不振に陥るユナイテッドのルベン・アモリム監督には以下のようなメッセージを残した。
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14位に低迷するトッテナムが、同じく13位と低迷するユナイテッドとの不振の名門対決に臨んだ一戦。5バックで構えるユナイテッド相手に13分、MFジェームズ・マディソンのゴールで先制したトッテナムが主導権を握ると、復帰した守護神グリエルモ・ヴィカーリオがゴールを割らせずシャットアウト勝利とした。リーグ連勝としたポステコグルー監督は自身の解任を求める声に対して皮肉を込めて答えた。一方で同じく負傷者を多数抱え、不振に陥るユナイテッドのルベン・アモリム監督には以下のようなメッセージを残した。
「そこには間違いなく共感がある。今日、ルベンは本来のポジションで選手を使えず、若手をベンチに座らせなければならなかった。まぁ、私の世界へようこそ。でも、これは1試合だけの話。私と同じようにこれから2カ月間やってみて欲しい」
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トッテナムに内通者が…デマの負傷情報が流れポステコグルー監督が怒り「出どころも大体わかっている」
トッテナム・ホットスパーの内部にはどうやらスパイがいるようだ。 今シーズンはなかなか調子が上がらずに苦しんでいるスパーズ。アンジェ・ポステコグルー監督の2年目となった中、リーグ戦では14位と低迷。ヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝まで勝ち上がっている状況だ。 そんな中、10日に行われたEL準々決勝1stレグのフランクフルト戦の前に、FWウィルソン・オドベールがハムストリングを負傷したと報じられた。 しかし、そのオドベールはフランクフルト戦でベンチ入り。出場機会はなかったが、実は負傷などしていなかったという。 ポステコグルー監督は、この件を受けて怒りを示し、クラブ内にスパイがいるとした。 「クラブ内で情報漏洩が起こっていることは間違いない。理由は分からない。我々にとっては何の助けにもならない」 「原因は絞り込めている。出どころも大体わかっている」 「試合当日には決して役立たない。時には半分しか真実ではないし、時にはそれ以上のことだってある」 「我々の陣営の全員が、敵対するのではなく、我々と協力していると思いたい」 「もうしばらく続いている。去年から始まっていた。芽は摘み取ったと思っていたのだが、今でも様々なタイミングで繰り返し出てくる」 予てからその予兆を感じていたというポステコグルー監督だが、手を打ってもなくならない様子。出どころも見当がついているようだ。 「私にとって流出している情報は…だから、選手たちではないことは確かだ」 「いつも言っているが、特にメディカルの情報については、本当に注意している」 「我々はフットボールの世界にいるし、情報の流れに関しては、こうしたことは白紙委任であるべきだとみんなが考えることは承知しているが、私はメディカルの記録や特定の事柄について、実際どの程度の情報を提供するかについては、非常に敬意を払っている」 2025.04.12 21:55 Sat2
「トッテナム」は禁止、「スパーズ」で…クラブが改めて通達、放送局からも「トッテナム」表記が消える
現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多い。 「トッテナム」と言えば、「トッテナム・ホットスパー」と誰もが考える状況。イギリス『スカイ・スポーツ』もプレミアリーグの順位表などを伝える時には「Tottenham(トッテナム)」とこれまで表記してきた。しかし、ここにきて「Spurs(スパーズ)」の表記に変更されていた。 『The Athletic』によると、2月10日、クラブからプレミアリーグの放送局に通達があったとのこと。「トッテナム・ホットスパーの名称変更」というメールが届いたという。 「トッテナム・ホットスパーはクラブ名に関して説明を行った。クラブは主にトッテナム・ホットスパーとして知られるよう要請し、短縮形としてスパーズが好まれている。クラブはトッテナムと呼ばれないよう要請する」 この通達は世界中のプレミアリーグの放送局に対して送られたとのこと。プレミアリーグの公式サイトでも、「Tottenham(トッテナム)」の表記はなく、「Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)」か「Spurs(スパーズ)」のみになったという。 そもそも、クラブは2011年以来、「トッテナム」と呼ばれることは好ましくないというスタンス。「トッテナム」とは地域の名前であり、クラブ名ではないということが理由だ。 2024年11月にリマスターされたブランドアイデンティティを発表。「ユナイテッド、シティ、ローバーズが溢れるこの世界で、ホットスパーはただ1つ、トッテナム・ホットスパーだけです。チームやブランドについて言及する際は、『トッテナム・ホットスパー』、『トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ』、または『THFC』を使用してください。決して我々のクラブを『トッテナム』、『トッテナム・ホットスパーFC』、または『TH』と呼ばないでください」とのことだ。 「スパーズ」でも確かに多くの人にとっては印象付けられる一方で、世界的に見ればNBAの「サンアントニオ・スパーズ」もあり、混同される可能性もゼロではない。むしろ「トッテナム」の方が唯一無二。いずれにしても、クラブの方針としては「トッテナム」とは呼ばれなくないようなので、ファン・サポーターの方は改めて認識すると良いかもしれない。 2025.02.22 23:55 Sat3
「良い勝利だった」連敗ストップのスパーズ、ポステコグルー監督は後半に不満「十分に積極的ではなかった」
トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、サウサンプトン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 6日、プレミアリーグ第31節でスパーズはサウサンプトンと対戦。ロンドン勢のフルアム、チェルシー相手に無得点で連敗を喫していたスパーズ。最下位で降格が迫っているサウサンプトンとの試合では、しっかりと勝利が欲しいところだった。 試合は13分、42分にブレナン・ジョンソンがゴールを奪いリードを得るも、後半は攻めあぐねる悪い展開に。90分にはマテウス・フェルナンデスに1点を返され、意地を見せられるが、後半アディショナルタイム6分にマティス・テルがプレミア初ゴールを記録し、3-1で勝利を収めた。 最下位相手に連敗を止めたスパーズ。ポステコグルー監督は、前半の出来を称えながらも、後半は良くなかったと苦言を呈した。 「良い勝利だった。前半は素晴らしかったと思う。我々は本当に規律正しく、よく組織化されていて、相手にあまりチャンスを与えなかった」 「彼らには1つのチャンスがあった。我々は常に前進する脅威に見えた。我々は2ゴールを決め、もう1ゴールは認められず、ラムズデールはいくつかの素晴らしいセーブを見せたので、私は本当に満足していたが、後半はそうではなかった。我々はボールを持っていないときに消極的になりすぎて、十分に積極的ではなかった」 「そしてボールを持っているときには、少しずさんになり、本来あるべきほどボールを保持できなかった。だから、そこは改善する必要があるが、良い勝利だった。3ゴールを決めたし、全員がうまく乗り切ったことが重要だ」 <span class="paragraph-title">【動画】スパーズが連敗ストップ、最下位サウサンプトンに引導を渡す</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="2mmTJz7dmAc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.07 18:50 Mon4
「選手たちにこれ以上求めることはできない」ホームでドローのスパーズ、ポステコグルー監督は後半に戦いに満足「完全に支配した」
トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が10日に行われ、1-1で引き分けたヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグのフランクフルト戦を振り返った。 今季ブンデスリーガ3位に躍進するフランクフルトに対し、スパーズは開始早々の6分に失点を許す。自陣中央右でスクヒリがマディソンからボールを奪って左に流れるエキティケに展開。エキティケはカットインからペナルティアーク付近で右足を振り抜くと、これがゴール右下隅の完璧なコースに決まった。 先制を許したスパーズだが、26分に試合を振り出しに戻す。ソランケが左のポケットを取って内側でサポートに入ったマディソンに繋ぐと、縦への仕掛けでDFを剥がした背番号10からのマイナスの折り返しを、ゴール前に走り込んだペドロ・ポロが巧みな右足バックヒールでゴールに流し込んだ。 1-1で迎えた後半、スパーズは55分、ペナルティアーク付近で前に運んだベリヴァルがクロスバー直撃の決定的なシュートを放つと、直後にはボックス左で収めたソン・フンミンが得意の形で右足コントロールシュートもGKカウアン・サントスのビッグセーブに遭う。さらに、このプレーで得た右CKではベンタンクールがクロスバー直撃のヘディングシュートと3連続でゴールに迫った。 畳みかける攻めを見せたものの、この時間帯にゴールを奪い切れなかったスパーズは、徐々にフランクフルトに押し返されて膠着状態に持ち込まれ、試合はそのまま1-1の引き分けに終わった。 試合後会見に臨んだポステコグルー監督は試合を振り返り、勝利こそ出来なかったが、選手達のパフォーマンスには満足感を示した。 「パフォーマンスという点では、選手たちにこれ以上求めることはできない。もちろん、早い時間帯に失点したことは理想的ではなかった。でも、私たちの対応は本当に良かったと思う。自分たちのサッカーをし、我慢して、素晴らしいゴールで同点に追いつき、後半は完全に支配した」 「別のシーズンであれば、快勝して終わることもできただろうが、今季はそう簡単に勝てるシーズンではない。だから、我々は全てを自分で勝ち取っていかなければならない。そのためには現地に行って、命がけで戦い、勝ち抜く努力をしなければならないんだ」 2025.04.11 11:30 Fri5
トッテナムは19.5億円を払って監督交代か? ポステコグルー監督の後任候補1番手はスペイン人指揮官
今シーズンはプレミアリーグで苦戦が続いているトッテナム。アンジェ・ポステコグルー監督(59)との袂を分つ決断をした場合の後任候補が浮上している。『The Athletic』が伝えた。 今シーズンはここまで29試合を終えているプレミアリーグ。トッテナムは10勝4分け15敗と半分以上の試合を負けており、現在14位と低迷している。 ポステコグルー監督は厳しい批判にさらされており、チームも浮上の気配がない状況。ヨーロッパリーグでは準々決勝に勝ち残っており、チームの希望は絞られている。 トッテナムとポステコグルー監督は契約が1年残っている状況で、4年目のオプションもあるが、今シーズンの結果を見ると疑問符がつくことは仕方がないだろう。 そんな中で後任の候補に浮上しているのが、ボーンマスを指揮するアンドニ・イラオラ監督(42)が最有力候補と見られている。今シーズンはトッテナムと既に2度対戦し、1勝1分け。ボーンマスの監督に就任してからは、その手腕が高く評価されている。 ボーンマスとの契約は残り1年となっており、トッテナムが獲得したい場合は1000万ポンド(約19億5000万円)の契約解除金を支払う必要があるが、そこは問題にならないだろう。 その他にも、フルアムのマルコ・シウバ監督(47)、ブレントフォードのトーマス・フランク監督(51)も浮上。果たして来季は誰がトッテナムを指揮するのか注目だ。 2025.03.28 20:30 Friトッテナムの人気記事ランキング
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【プレミアリーグ第32節プレビュー】マドリー戦控えるアーセナルはビーズと対峙、首位リバプールはハマーズ戦
先週末に行われた前節は首位リバプールを始め上位5チームがいずれも勝ち点を取りこぼす波乱の一節となった。また、最下位のサウサンプトンが7節を残してプレミアリーグ史上最速での2部降格が決定した。 UEFAコンペティションの準々決勝2ndレグを控えるなか、今節はヨーロッパ参戦組の戦いに注目だ。 1stレグで明暗分かれたチャンピオンズリーグ(CL)勢の2位アーセナルと7位のアストン・ビラは、それぞれ12位のブレントフォード、最下位のサウサンプトンと対戦する。 リーグ前節はエバートン相手に消化不良の1-1のドローに終わったアーセナルだが、CL準々決勝1stレグでは前大会王者レアル・マドリーとのホームゲームで会心の3-0の勝利を挙げた。攻守両面で相手を上回った上、MFライスの圧巻の直接FK2発にMFメリーノにもゴールが生まれ、先勝に成功した。 アウェイチームに多くの悪夢を味わわせてきた要塞サンティアゴ・ベルナベウでのリターンレグに向けて細心の注意を払う必要はあるが、ベスト4進出へ大きなアドバンテージを得たことは間違いない。今回のホームゲームでは難敵ビーズ相手に勝ちたい気はやまやまではあるが、リーグ逆転優勝とCL準決勝進出を天秤にかけて割り切ったターンオーバーもありか。MFヌワネリやMFジョルジーニョ、FWスターリングらの活躍にも期待しつつ、良い形でマドリー戦に繋げたい。 アストン・ビラは前節、ノッティンガム・フォレストとの上位対決を2-1で制して公式戦7連勝を達成。しかし、CLではパリ・サンジェルマン(PSG)とのアウェイゲームではFWロジャーズのゴールで先制に成功も、そこからの3連続失点によって厳しい1-3の敗戦となった。これで公式戦連勝が「7」でストップしたエメリのチームは、ホーム開催の2ndレグで逆転を目指す。 プレミアリーグの来季CL出場権が5チームに確定したなか、熾烈なCL出場権争いにおいて勝ち点3を積み上げる必要があり、PSGとのリターンレグへ極端なターンオーバーは難しい。ただ、前線に関しては豊富なタレントが揃っており、やりくり上手のスペイン人指揮官が最適の組み合わせを選び出し、降格が決定したセインツ相手に勝ち切りたい。 一方、降格決定後初のホームゲームとなるセインツはユリッチ監督を即時解任。シーズン残りはラスク暫定監督の下で戦うことになる。DF菅原由勢の起用法にも注目したい。 ヨーロッパリーグ(EL)参戦組の13位マンチェスター・ユナイテッド、14位のトッテナムは5位のニューカッスル、17位のウォルバーハンプトンと対戦する。 ユナイテッドは前節、膠着のマンチェスター・シティとのダービーマッチを0-0のドローで終え、リーグ2戦未勝利に。続くEL準々決勝1stレグでは敵地リヨンに乗り込んだ一戦を2-2のドローで終えた。DFヨロの加入後初ゴールにFWザークツィーのゴールで一時逆転に成功したが、GKオナナの2失点に絡むプレーなどもあり、後半アディショナルタイムの土壇場被弾で先勝を逃した。 ホームでのリターンレグへ弾みを付ける公式戦4試合ぶりの白星がほしい一方、リーグ戦でのUEFAコンペティション出場権獲得の現実味は薄く割り切ってターンオーバーを敢行する可能性は高そうだ。ただ、公式戦4連勝と絶好調のマグパイズ相手に大敗となれば、肝心のリヨン戦に響くことになるためメンバーは入れ替えながらもしっかりとした戦いは見せたい。 一方、スパーズは前節、サウサンプトン相手に3-1の快勝。リーグ4戦ぶりの白星を挙げた。ただ、ホームで戦ったELではフランクフルト相手に1-1のドローに終わった。開始早々に先制を許したなか、DFペドロ・ポロのゴールで同点に追いつき以降は再三の決定機を作り出したが、相手GKの好守にも阻まれて先勝を逃した。2ndレグを敵地で戦うためユナイテッド以上にシビアな状況となっており、リーグ3連勝と好調を維持するウルブスとのアウェイゲームではターンオーバーが濃厚だ。一部主力を温存しつつ、総力戦で挑む2ndレグへFWリシャルリソンやMFグレイ、FWオドベールら控え組の状態を上げたいところだ。 カンファレンスリーグ(ECL)参戦の4位チェルシーは前節、ブレントフォードとゴールレスドロー。リーグ連勝を逃した。ただ、ECLではレギア・ワルシャワとのアウェイゲームをFWジョージのファーストチーム初ゴールにFWマドゥエケの2ゴールの活躍で3-0の先勝。大きなアドバンテージを得てロンドンに帰還した。降格圏の18位イプスウィッチ・タウンをホームで迎え撃つ一戦ではECLで温存した主力を起用し、しっかりと勝ち切ってCL出場権獲得へ勝ち点3を積み上げたい。 前節、フルアム相手にまさかの2-3の敗戦を喫して優勝へ足踏みとなった首位のリバプールは、16位のウェストハムとのホームゲームでバウンスバックの勝利を目指す。フルアム戦では相手のパフォーマンスを褒めるべき部分はあったものの、らしくないミスも目立っておりその修正は必要だ。ただ、11日にはエースFWサラーの契約延長という最高の知らせが発表され、良い雰囲気が期待されるアンフィールドで白星を取り戻したい。 マンチェスター・ダービーをドローで終えて6位後退のマンチェスター・シティは、MF鎌田大地を擁する好調の11位クリスタル・パレスとのホームゲームに臨む。今季限りで退団のMFデ・ブライネのラストダービーというモチベーションはあったが、全体的なパフォーマンスは振るわず。同じ[3-4-2-1]で堅守速攻を貫くソリッドな相手に対して、メンバーの入れ替えも行いながらしっかりと結果を残したい。 対するパレスは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に2-1の勝利。FWエンケティア、DFグエイの退場は余計だったが、エースFWマテタに負傷明け後初のゴールが生まれるなど実りある内容での勝利でもあった。その一戦で決勝点の起点、相手の退場を誘発するなど存在感を示した鎌田には2試合連続のスタメンを期待したい。 そのパレスに敗れた9位のブライトンは、リーグ連敗という苦境のなかで19位レスター・シティ相手に公式戦5試合ぶりの勝利を目指す。対戦相手はリーグ8連敗と泥沼の状況にあるが、この一戦では出場停止のDFファン・ヘッケに加え、パレス戦の接触プレーで痛めたMF三笘薫にも欠場の可能性が報じられており、チームとしては総力戦で勝ち点3を掴みたい。 《プレミアリーグ第32節》 ▽4/12(土) 《20:30》 マンチェスター・シティ vs クリスタル・パレス 《23:00》 ブライトン vs レスター・シティ ノッティンガム・フォレスト vs エバートン サウサンプトン vs アストン・ビラ 《25:30》 アーセナル vs ブレントフォード ▽4/13(日) 《22:00》 チェルシー vs イプスウィッチ リバプール vs ウェストハム ウォルバーハンプトン vs トッテナム 《24:30》 ニューカッスル vs マンチェスター・ユナイテッド ▽4/14(月) 《28:00》 ボーンマス vs フルアム 2025.04.12 12:00 Sat2
トッテナムがアーセナルの元CEOの招へいを発表、新CEOに就任するヴィナイ氏「クラブを前進させる絶好の機会だと感じている」
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菅原由勢所属のセインツが7戦残してプレミア最速降格…スパーズは4戦ぶり白星【プレミアリーグ】
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