途中交代に激怒でラニエリ監督をスルー…母国復帰希望も伝えられるパレデス
2025.01.31 17:35 Fri
ローマのアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス
ローマのアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスが途中交代に憤慨。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
ここ数日、パレデスには古巣ボカ・ジュニアーズへの復帰話が流れており、フランクフルト戦当日には、フアン・ロマン・リケルメ会長に復帰希望を伝えたというニュースも。
今回の試合中における行動は「移籍市場最終盤での動きを加速させる可能性もある」と考えられている。
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ローマは30日、ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節でフランクフルトに2-0と勝利。36チーム中15位となり、ノックアウトフェーズ進出をかけたプレーオフ行きが確定した。先発したパレデスは1-0で迎えた61分に途中交代。この際、クラウディオ・ラニエリ監督の判断に不満を抱いたようで、指揮官が差し伸べた手を無視し、さらにははめていた手袋、持っていたボトルを地面に叩きつけるという行動に。イライラを隠すことができなかった。今回の試合中における行動は「移籍市場最終盤での動きを加速させる可能性もある」と考えられている。
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