2点リードからライプツィヒに追いつかれたレバークーゼン、連勝が8で止まり首位バイエルンと6pt差に【ブンデスリーガ】

2025.01.26 06:12 Sun
Getty Images
レバークーゼンは25日、ブンデスリーガ第19節でライプツィヒとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。
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前節ボルシアMG戦を快勝とし、首位バイエルンを4ポイント差で追う2位レバークーゼン(勝ち点41)は、4日前のチャンピオンズリーグ(CL)ではアトレティコ・マドリーの前に数的優位、1点リードからまさかの逆転負けを喫した。公式戦連勝が11で止まった中、アトレティコ戦のスタメンから5選手を変更。グリマルドがベンチスタートとなってシックが先発となった。3日前のスポルティングCP戦でようやく今季のCL初勝利を挙げた5位ライプツィヒ(勝ち点31)に対し、ヴィルツとシックの2トップとする[5-3-2]で臨んだレバークーゼンがカウンターを狙う展開とすると、9分にムキエレがGK強襲のシュートで牽制。
そして18分に先制する。ヴィルツがボックス左で仕掛けてDF2人を鮮やかに交わして放ったシュートはポストに直撃するもルーズボールをシックが押し込んだ。

先制後も前がかるライプツィヒに対し、虎視眈々とカウンターを狙うレバークーゼンは30分にヴィルツがカットインシュートで追加点に迫ると、36分にリードを広げる。
ヴィルツが敵陣ボックスでフェルメーレンからボールを奪いラストパス。ボックス中央のアレイシ・ガルシアが冷静にコントロールシュートを流し込んだ。

しかし41分、ボックス手前右からラウムに直接FKを叩き込まれ、2-1で前半を終えた。

迎えた後半、開始2分にカウンターから3点目のビッグチャンスが訪れたレバークーゼンだったが、パラシオスのシュートはゴールライン上のラウムの好カバーに阻まれた。

引き続き自陣に構えながらカウンターを狙う展開としたレバークーゼンは64分にも絶好機。しかしスルーパスに抜け出したヴィルツのボックス左からの強烈なシュートはポストに嫌われた。

勝負を決めきれないレバークーゼンは71分のCKからシェシュコに許したピンチをGKフラデツキーがファインセーブで凌ぐも、終盤の85分に追いつかれる。

シャビ・シモンズのFKをクリアにかかったタプソバの頭に当たってゴールに吸い込まれた。直後はオフサイド判定が下されたもののVARでゴールが認められた。

このまま2-2でタイムアップ。2点リードから追いつかれて連勝が8で止まったレバークーゼンは、首位バイエルンとの勝ち点差が6に広がってしまった。

ライプツィヒ 2-2 レバークーゼン
【ライプツィヒ】
ダビド・ラウム(前41)
OG(後40)
【レバークーゼン】
パトリック・シック(前18)
アレイシ・ガルシア(前36)

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レバークーゼンに集中するシャビ・アロンソ監督「昨年とは状況が違う。将来について決断を下す必要はない」

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が28日に行われるブンデスリーガ第27節ボーフム戦を前日に控えた中、会見に臨んだ。 2026年6月までレバークーゼンとの契約があるものの、レアル・マドリー指揮官就任報道が絶えない中、シャビ・アロンソ監督はこの席で去就を問われ、「昨年とは状況が違う。将来について決断を下す必要はない。期限もない。私の考えは変わらず今季に集中している。重要な局面にあり、サッカー以外のことについて憶測したくない」とレバークーゼンの指揮に集中していることを強調した。 また、8日のブンデスリーガ第25節ブレーメン戦で右足首のじん帯を負傷したドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツについては当初の4月下旬復帰予想よりも早める可能性を示唆した。 「足首の感覚は良いようだ。フローに関しては保守的になりたくない。彼がもう少し早く復帰できるなら全力で攻めて少しリスクを冒したい」 首位バイエルンとのポイント差を6に縮めたレバークーゼンはボーフム戦後、4月1日にDFBポカール準決勝のビーレフェルト戦を戦った後、5日にブンデスリーガでハイデンハイム戦、12日にウニオン・ベルリン戦を戦うが、シャビ・アロンソ監督はウニオン戦でのヴィルツ復帰を同会見で示唆していた。 2025.03.28 13:00 Fri

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