後輩のPK失敗に「もう1本止めるから任せろ」、計20人に及んだPK戦で2本セーブの前橋育英GK藤原優希「最後はコース右だなと…」
2025.01.13 21:03 Mon
PK戦でヒーローとなった前橋育英GK藤原優希
前橋育英(群馬)に2度目の優勝をもたらしたGK藤原優希がPK戦を振り返った。
互いに7人目まで成功が続くと、GK藤原がDF幸田爽良のシュートをストップ。後攻の前橋育英は続いた白井誠也が外してしまい、PK戦が続くが、流経大柏の10人目を務めた安藤晃希のシュートも止め、最後は先制点を決めた柴野が成功させた。
7大会ぶり2度目となる優勝へ導いた藤原。58,347人と決勝歴代最多の観客が国立に詰めかけたなかでの活躍に「最高です(笑)。PKになったら自分が主役になれる出番なので、そのチャンスを活かせて良かったです」と胸を張った。
1本目のセーブについては「もう読んでいて、結構ギリギリのコースだったと思いますが、最後手を伸ばして指で掻き出すような感じでなんとか止まりました」とのこと。勝利を引き寄せた2本目のセーブ後は、とにかく柴野が決めることを願っていたという。
「最後はコース右だなと思って飛びましたが、ちょっとコースが甘く、うまく手をボールに向かって出せて止められました」
「止めた時は、本当に次は決めてくれと思いながら。僕は自分たちのPKは全部見ていないんですけど、最後決めてくれて良かったです」
さらに、白井が外した後の声かけの内容にも触れた守護神。2年生の失敗をなかったことにすべく、「俺がもう1本止めるから任せろと言って送り出しました」と明かした。
まさに有言実行でチームを優勝に導いた。
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第103回全国高校サッカー選手権大会で決勝まで勝ち上がった前橋育英。13日に頂点を懸けて流通経済大柏(千葉)と対戦した。序盤に先制されるも、31分にMF黒沢佑晟の右クロスからMF柴野快仁が頭で押し込んで同点。そのまま90分を終えると延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。7大会ぶり2度目となる優勝へ導いた藤原。58,347人と決勝歴代最多の観客が国立に詰めかけたなかでの活躍に「最高です(笑)。PKになったら自分が主役になれる出番なので、そのチャンスを活かせて良かったです」と胸を張った。
また、PK戦でMF石井陽からキャプテンマークを託されたことについては、「はる(石井)が僕にPKをすべて任せてくれているので、チームの代表として責任を持って止めなければなと思いました」と語る。
1本目のセーブについては「もう読んでいて、結構ギリギリのコースだったと思いますが、最後手を伸ばして指で掻き出すような感じでなんとか止まりました」とのこと。勝利を引き寄せた2本目のセーブ後は、とにかく柴野が決めることを願っていたという。
「最後はコース右だなと思って飛びましたが、ちょっとコースが甘く、うまく手をボールに向かって出せて止められました」
「止めた時は、本当に次は決めてくれと思いながら。僕は自分たちのPKは全部見ていないんですけど、最後決めてくれて良かったです」
さらに、白井が外した後の声かけの内容にも触れた守護神。2年生の失敗をなかったことにすべく、「俺がもう1本止めるから任せろと言って送り出しました」と明かした。
まさに有言実行でチームを優勝に導いた。
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「今日持っているなと」失点関与も同点弾&ラストPK成功の前橋育英MF柴野快仁、初戦以来の先発に「チームを少し助けられた」
チームを救い、優勝を決定づけた前橋育英(群馬)のMF柴野快仁が試合を振り返った。 13日、国立競技場で第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が行われ、前橋育英が流通経済大柏(千葉)と対戦。1-1のまま延長を含めた110分を終え、PK戦も9-8と長丁場の死闘を制した。 1点ビハインドの31分、試合を振り出しに戻す同点ゴールを決めたのが、初戦以降は体調不良により欠場が続いた柴野。MF黒沢佑晟が右サイドで粘ってからクロスを上げると、ボックス内で待ち構えていた状況でヘディングシュートを叩き込んだ。 値千金の同点ゴールも「あまりヘディングは得意ではない」と試合後に明かした柴野。ゴールまでの過程も振り返っている。 「0-1で負けていて、チームが少し劣勢という形になっていたのですが、黒沢佑晟はドリブルが上手くてテクニックがある選手なので、黒沢佑晟を信じて中に入った」 「その時にさとこう(佐藤耕太)がニアに行って、センターバックが2枚とも寄ってくれたので、そこをうまく利用して後ろに入ろうという意識。黒沢佑晟から良いボールが来たので、しっかり決めきることができて良かったです」 「(ゴール前には)たまたまいたという感じです。前に上がってみて、たまたまスペースが空いていたので入ったら良いボールが来ました」 一方、12分の失点シーンでは自らのボールロストが起点に。挽回したい気持ちも同点弾に繋がったようだ。 「1個多いパスだなと思って、準備していなかった部分があって。そこで自分のところで取られて失点に絡んでしまったというのは責任も感じて。だから結果的にプラマイゼロみたいな感じですね」 PK戦では10番目のキッカーに指名され、最後のPKを成功させた。プレッシャーを感じながらも、落ち着いて蹴ることができたという。 「正直、久しぶりのフル出場ということもあって、足も限界が来てしまっていて。10番目来るのかなくらいの気持ちでいたのですが、来てしまったので…。すごく緊張しましたが、うまく逆を取って決められたので良かった」 「自分は10番目で、普通あまり回ってこないじゃないですか。しかも後攻で。相手が外して。自分が決めたら勝ちというのは『今日持っているな』と思って。かなり緊張しましたが、意外と平常心でやれたかなと思っています」 蹴る直前にはGK藤原優希から「もう終わらせてくれ」と伝えられたとのこと。「少し恐かったですが、それで少し笑顔になれたので自信を持って蹴れた」と、守護神の言葉も大きかった。 7大会ぶり2度目となる選手権制覇については、チーム力を称賛。接戦をものにしながら決勝まで勝ち上がってきた仲間の奮闘に感謝した。 「自分は初戦だけ出て、自分の体調管理のせいで出られなくて、すごく悔しい思いをした。でもチームが2試合目、3試合目、4試合目と勝ってくれた」 「チームのみんながいてくれたこそ自分がこういうピッチに立てるので、何かチームの役に立ちたいなと思っていた。結果的にチームを少し助けられたのではないかなと思い、良かったなと思っています」 <span class="paragraph-title">【動画】不得手ながらチームを救ったMF柴野快仁のヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5QeXbG-qNW8";var video_start = 84;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.13 22:14 Mon2
「PKぐらいじゃないと…」7年前の再現、流経大柏下して2度目の優勝果たした前橋育英・山田耕介監督は力の差を感じるも選手たちの成長を実感「大会に入ってもどんどん成長していった」
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「観客の声が聞こえて緊張してしまった」注目の前橋育英2年生ドリブラー白井誠也、PK失敗も先輩に救われる「ごめんなさいとしか言えなかった」
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欧州遠征に臨む日本高校サッカー選抜メンバーが発表! エールディビジも観戦【欧州遠征】
日本サッカー協会(JFA)は4日、欧州遠征に臨む日本高校サッカー選抜メンバーを発表した。 NEXT GENERATION MATCHではU-18Jリーグ選抜と対戦した日本高校サッカー選抜。今回の欧州遠征は8日から17日まで行われ、オランダでU-19フェイエノールト(3/11)、U-19スパルタ・ロッテルダム(3/12)、ドイツでU-19ケルン(3/13)、ベルギーでU-18&U-23シント=トロイデン(3/14)との4試合を行う。 また、オランダサッカー協会の表敬訪問やアヤックスの本拠地であるヨハン・クライフ・アレナの訪問、またエールディビジのNECナイメヘンvsゴー・アヘッド・イーグルス、RKCワールワイクvs PSVの試合観戦も含まれている。 今回のメンバーには、NEXT GENERATION MATCHを戦ったメンバーが中心となり、DF奈須琉世(流通経済大柏高校/3年)、DF布施克真(日大藤沢高校/3年)、MF大谷湊斗(昌平高校/3年)が外れることに。一方で、MF原星也(静岡学園高校/3年)が参加することとなった。 <h3>◆日本高校サッカー選抜メンバー</h3> GK 藤原優希(前橋育英高校/3年) 藤間広希(矢板中央高校/3年) ギマラエス・ニコラス(市立船橋高校/3年) DF 上原悠都(昌平高校/3年) 佐藤夢真(流通経済大柏高校/3年) 岡部タリクカナイ颯斗(市立船橋高校/3年) 山禄涼平(東福岡高校/3年) 田中佑磨(佐賀東高校/3年) 新垣陽盛(神村学園高等部/3年) MF 大内完介(尚志高校/3年) 黒沢佑晟(前橋育英高校/3年) 柚木創(流通経済大柏高校/3年) 福本一太(阪南大高校/3年) 畑拓海(大津高校/3年) 鈴木悠仁(神村学園高等部/3年) 原星也(静岡学園高校/3年) FW 粕谷悠(流通経済大柏高校/3年) 山野春太(流通経済大柏高校/3年) 森田晃(帝京高校/3年) 加藤隆成(帝京大可児高校/3年) 山下景司(大津高校/3年) 2025.03.04 17:55 Tue5
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「嬉しかった」狙い通りの逆転ゴールをアシストした前橋育英FWオノノジュ慶吏、メンタル面の成長も口に「一体感はどんどん上がっている」
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「勇気を与えられる選手になれたかな」苦しみも味わった流経大柏の主将DF佐藤夢真、相棒・奈須琉世と共に流経大進学も引退を検討?「プロになるのは厳しいかな」
流通経済大柏(千葉)のキャプテンを務めたDF佐藤夢真が、前橋育英(群馬)との決勝戦を振り返った。 13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で開催。前橋育英と流経大柏が対戦した。 7年前の第96回大会の決勝と同じカードとなった中、この試合は流経大柏が先手を奪うことに。12分に亀田歩夢のゴールでリードを奪った。 しかし、31分に柴野快仁に同点ゴールを決められると、その後は互いに譲らない展開となり、延長戦を終えても決着がつかずPK戦へ。ともに7人目まで全員が成功した中、最後は10人目で決着。前橋育英が2度目の優勝を果たし、流経大柏はまたも準優勝に終わってしまった。 キャプテンとしてチームを支え続けた佐藤。この試合でも体を張った守備を含めてチームを牽引したが、PKという残酷な結末で優勝を逃した。 佐藤は「点を決めてからの時間、守りに入ってしまって、球際も行けなくて、はがされる場面もあった。メンタル的に少し引いてしまった」と試合を振り返った。 センターバックコンビを組むDF奈須琉世とは共にキャプテンとしてチームを引っ張ることに。佐藤はプリンスリーグの2部を戦う流経大柏Bでプレーしていたこともあり、奈須にチームを任せることに。それでも夏以降の後半戦ではプレミアリーグを戦うAチームで出番を掴み、選手権はキャプテンマークを巻いて臨んだ。 「やっぱりかなり個性的な集団なので、1人でまとめるのは苦労するし、バラバラになっていただろうなと思うんですが、2人でやって、たくさんの目ができたことで1つの集団にできましたし、色々な個性が最後は1つになって良い集団になったと思います」と奈須とのダブルキャプテンでチームを選手権決勝まで導けたと胸を張った。 奈須とは話し合いを続けてきたという佐藤。「まずは自分が試合に出られていなかったので、自分が出られていなくてごめんとか、自分が練習で円陣を仕切っていたので、出れていない自分がそういうことをしていいのかという相談をしました」とコメント。ただ、奈須はそれでも佐藤が引っ張るべきだとアドバイスしたという。 「奈須からは1年からこのチームをまとめてきたのはエマだから、出ている、出ていないは関係なく、しっかりチームをまとめて欲しいと言われました」と、しっかりまとめることを心に決めた。 選手権ではしっかりとその成果も出てチームは決勝進出。最後はPK戦という敗者のいない戦いにまでもつれ込んだ。 「本当に日本一を目指してやってきたので、日本一のキャプテンと言われたかったんですけど、PKで負けてしまって、やっぱりそこは悔しいですが、このチームで勝ってきて良かったなと思います」 また、「やっぱり今日の試合を見ても、失点してしまっているので、隙ができたなというのが一番です」と悔しさが残る佐藤だが、苦しい時期を乗り越えて、この舞台に立てたことは誇りに思っているようだ。 「自分のようにサッカーをやっている人は、苦しい思いをしたり、挫折をする人の方が多いと思います。自分はそれを乗り越えて、こうやって国立のピッチで多くの人の前でプレーできたので、そういった人たちに勇気を与えられる選手になれたかなと思います」 その佐藤は、奈須と共に流通経済大学へと進学。しかし、Jリーガーも多く輩出するルートではあるが、「迷っていて、少し落ち着いて考えたい」とサッカーを続けるかどうかを悩んでいると明かした。 「センターバックは能力が必要なポジションですし、身長も必要ですし、そういった意味では自分はプロになるのは厳しいのかなと自分で判断しました」 「指導者になりたいので、大学から指導者の道もありなんじゃないかなと思っています」とコメント。選手としてではなく、指導者としてサッカーに携わっていく道も考えていくとし、まだ決めかねていると告白。ただ、相棒の奈須からは大学でもプレーを続けるように言われているようだ。 選手として生きるのか、指導者の道を早くから歩み出すのか。悔しい終わり方になった高校最後の大会直後には決められるものではないはず。しっかりと自分の心と向き合って決断した先に、再びその名前を聞かせてもらいたいものだ。 2025.01.14 00:48 Tue4
ドリブルの仕掛けで3万人の観客を沸かす「歓声を力にして」、後半投入で流れを変えた前橋育英の2年生MF白井誠也「思い切っていこうとできた」
前橋育英(群馬)のMF白井誠也が、準決勝の東福岡(福岡)戦を振り返った。 11日、第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が国立競技場で行われた。 1回戦から勝ち上がってきた前橋育英は、同じく1回戦から勝ち上がってきた東福岡と対戦。これまで国立競技場では勝利したことがなかった前橋育英が、初勝利をかけて臨んだ。 試合は11分に伊波樹生のゴールで東福岡が先制。ここまで無失点の東福岡の堅守をなかなか打ち破れなかった前橋育英だったが、後半に入り佐藤耕太が同点ゴールを奪うと、オノノジュ慶吏のアシストから佐藤が逆転ゴールを記録。さらに白井も58分にダメ押しゴールを奪い、1-3で勝利を収めた。 後半頭から入り、チームを活性化した白井。2年生のドリブラーは、今大会ではスーパーサブ的な起用をされ、5試合に途中出場し得意の仕掛けで流れを変えていった。 この試合も前半苦しんだチームを活性化。「攻撃面でチームに貢献できたら良いなと思っていたので、得点を取るという結果を出せたことは良かったと思います」と、しっかりと結果を残せたことを喜んだ。 国立競技場でのプレーについては「人が多くて緊張する部分もあったんですが、入る時もしっかり笑って、楽しもうと思ってやったのが良かったと思います」とコメント。ドリブルの仕掛けには、3万人を超えるスタンドからも大歓声が送られた。 「自分のプレーで歓声が湧くというのは嬉しいことなので、力に変えてやろうと思っていました。歓声を力にしてやりたいなと思いました」と、プレッシャーではなく、喜びに変えたという。 また、多くの観客の前だからこそできたこともあると言い「得意なプレーを色々な人に見てもらってサッカーを好きになってもらったり、自分もドリブルを練習しようと思ってもらったりしたいので、思い切っていこうとできたと思います」と、仕掛けについてコメント。「迷いがあると相手のカバーが来てしまうので、行こうと思ったらしっかりやり切ることは普段から意識しています」と、果敢に仕掛ける姿勢を見せることを意識していたという。 決勝に駒を進めた前橋育英。2度目の優勝を目指す戦いとなるが、「今日もそうでしたが、立ち上がりで失点してしまったり、守備の面はもっともっとチームで突き詰めないといけないなと思ったので、みんなでしっかり声をかけあわないといけないなと思います」と課題について言及。「個人では、守備の面でチームに貢献できるようにしたり、攻撃ではアシストや得点ができるようにしたいと思います」と、再び結果を残していきたいと意気込んだ。 伝統の黒と黄色の縦縞ジャージを身に纏って頂点を目指す白井。「歴史ある中で、恥ずかしいプレーはできないので、しっかり誇りを持って、責任感あるプレーをしたいと思います」と強い気持ちを語る。 来年もチャンスがある中で、この2年間での成長については「1年を通して上手くいかない時期があっても、どこが課題なのかをしっかり考えながら一戦一戦成長できているので、とても良い経験ができています」とコメント。自身の課題についても「自分より大きい相手に対してどうやってボールをキープするか。守備の面では、1人で行かないで、後ろの声をしっかり聞いて、プレスをかけることは課題だったので、そこはしっかり工夫してできたと思います」と、しっかりと課題を克服して、東福岡戦でもプレーできたとのこと。「大きい相手でもしっかり体を入れてドリブルし切ったり、守備でも相手との距離感を声を聞いてしっかりプレスできたと思います」と、一定の手応えを感じたという。 2025.01.11 22:35 Sat5