オランダ路線強化? インドネシア代表のシン・テヨン監督が解任…後任候補にファン・バステン氏らオランダのレジェンド並ぶ

2025.01.06 17:17 Mon
シン・テヨン監督はインドネシア代表を去る
Getty Images
シン・テヨン監督はインドネシア代表を去る
6日、インドネシア代表を率いるシン・テヨン監督(54)の解任が発表された。進行中の2026年W杯アジア最終予選で健闘するなか、オランダ路線を強化するという方向性か。

6日、表題の通り、日本代表も最終予選C組で同居するインドネシア代表のシン・テヨン監督(54)が、解任の憂き目に。

同国サッカー協会のエリック・トヒル会長は取材対応にあたり、解任は「すべての関係者と熟考を重ねた結果」と簡単に説明。「12日には後任を発表できる」という旨も話している。
昨年を通じて、旧宗主国オランダからの国籍取得が激増し、スタメンの大半がオランダ人となったインドネシア代表チーム。

今回のシン・テヨン監督解任はまず、解任発表に先立って欧州メディアから情報が出ており、トヒル会長は「欧州で情報がリークされた」という旨をコメント。「そういう話は確かにある」と、欧州に後任候補がいることを窺わせた。
具体的な名前としては、パトリック・クライファート氏(48)、ルイス・ファン・ハール氏(73)、マルコ・ファン・バステン氏(60)と、インドネシア『Kompas.com』など各国紙が報道。オランダ路線を強化することが限りなく濃厚か。

インドネシア代表は最終予選C組で6カ国中3位と健闘も、昨年末のASEAN杯は国内の若手中心で臨んでグループステージ敗退。3月の最終予選再開初戦は、アウェイでオーストラリア代表との勝ち点「1」差、2位vs3位対決となっている。

シン・テヨンの関連記事

インドネシア代表が次戦へテコ入れか。 年始に監督交代を敢行したインドネシア代表。 それまで韓国人ボス、シン・テヨン前監督のもと、W杯アジア最終予選C組をかき乱す存在として一定の競争力を感じたが、それが一転、20日のオーストラリア代表戦で1-5と惨敗に。 0-0の開始7分にPKを失敗し、18〜20分の3 2025.03.22 21:39 Sat
新生インドネシア代表がベールを脱ぐ。 年始から途切れることなく人事トピックを振りまくインドネシア代表。 まずシン・テヨン監督の電撃解任に始まり、元オランダ代表FWの世界的名手として知られるパトリック・クライファート氏が後任に。 これに伴い、主要なコーチ陣全てがオランダ人で固められ、とうとうジョルディ・ 2025.03.08 21:22 Sat
インドネシア代表に帰化組GKが2人並ぶとなると…。インドネシア紙『BOLA』が伝える。 昨秋のW杯アジア最終予選スタートから、米国MLSでプレーするインドネシア系オランダ人GKマールテン・パエス(26)を加えたインドネシア代表。パエスはここまでの全6試合でゴールマウスを守るなど、定位置を完全に確保した。 こ 2025.02.26 14:46 Wed
インドネシア代表のパトリック・クライファート新監督は、選手たちのクラブにおける出場機会を重視。インドネシア『BOLA』が伝える。 3月のW杯アジア最終予選再開から指揮を執るクライファート新監督。初陣は3月20日、敵地でオーストラリア代表との2位vs3位直接対決であり、勝てば2位に浮上するであろう。 オランダ 2025.01.20 23:15 Mon
インドネシア代表の中心選手であるMFトム・ハイェが、指揮官交代に複雑な心境を語った。 ハイェは昨年急増したオランダからの国籍取得組の1人。エールディビジのアルメレ・シティで主力としてプレーする傍ら、インドネシア代表ではコアとしてチームの歯車を回す。 しかし、自身に信頼を置いたシン・テヨン監督は年明け6日、解 2025.01.18 21:10 Sat

インドネシア代表の関連記事

2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第8節のインドネシア代表vsバーレーン代表が25日に行われ、ホームのインドネシアが1-0で勝利した。 20日に行われた前節ではともに敵地でオーストラリア代表と日本代表の上位2チームに敗れた4位のインドネシア(勝ち点6)と、5位のバーレーン(勝ち点6)。 2025.03.26 00:44 Wed
元フランス代表MFのエマニュエル・プティ氏がインドネシアサッカー界に提言。インドネシア『kompas.com』などが伝える。 フランス代表として1998年W杯、ユーロ2000で優勝メンバーとなったプティ氏。自国開催の98年W杯では、ブラジル代表との決勝戦で大会を締めくくるダメ押し点を決めた名手である。 氏は 2025.03.25 15:54 Tue
インドネシア代表が次戦へテコ入れか。 年始に監督交代を敢行したインドネシア代表。 それまで韓国人ボス、シン・テヨン前監督のもと、W杯アジア最終予選C組をかき乱す存在として一定の競争力を感じたが、それが一転、20日のオーストラリア代表戦で1-5と惨敗に。 0-0の開始7分にPKを失敗し、18〜20分の3 2025.03.22 21:39 Sat
20日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第7節のオーストラリア代表vsインドネシア代表が行われ、豪州が5-1で勝利。これにより、日本代表はバーレーン代表戦「引き分け以上」で本大会出場権を獲得する。 日本代表が首位に立つC組。森保ジャパンのキックオフに先立ち、日本時間18:00スタートで豪州v 2025.03.20 20:10 Thu
20日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第7節のオーストラリア代表vsインドネシア代表が行われており、前半はホーム豪州が3-0リードで折り返した。 日本代表が首位に立つC組。森保ジャパンのキックオフに先立ち、日本時間18:00スタートで豪州(2位)vsインドネシア(3位)が開催されている。 2025.03.20 19:02 Thu

W杯予選の関連記事

【ワールドカップ欧州予選】アルメニア 0-5 ポルトガル(日本時間9月7日/ワスゲン・サルキシャン・アンヴァン・ハンラペタカン・マルザダシ) [速報] クリスティアーノ・ロナウド ゴラッソ!FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選アルメニア vs ポルトガル/豪快に突き刺す弾丸シュート!ポルトガルのエースが魅せる! 2025.09.08 06:00 Mon
カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任を発表したブラジルサッカー連盟(CBF)だが、エドナルド・ロドリゲス会長が解任された。 15日の夜、リオ・デ・ジャネイロ裁判所のガブリエル・デ・オリベイラ・ゼフィロ判事が、ロドリゲス会長とCBF理事会の役員に対し、事実上の職務停止命令を出した。なお、副会長の1人で 2025.05.16 21:35 Fri
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の南米予選に臨むアルゼンチン代表候補メンバー28名を発表した。 南米予選の14試合を終えて首位を独走しているアルゼンチン。6月には5日にチリ代表とアウェイで、10日にはホームでコロンビア代表と対戦する。 すでにW杯の出場権を獲 2025.05.16 11:25 Fri
ブラジル代表の新指揮官となるカルロ・アンチェロッティ監督が、元副官をコーチングスタッフに迎え入れる見込みだ。『ESPN』が報じている。 今シーズン限りでレアル・マドリーの指揮官を退任し、シーズン終了後からセレソンを指揮するアンチェロッティ監督。イタリア人指揮官はコーチングスタッフにブラジル人スタッフを迎え入れる意 2025.05.15 18:20 Thu
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨 2025.05.15 16:30 Thu

記事をさがす

シン・テヨンの人気記事ランキング

1

インドネシア代表に新たな帰化選手が到来へ…元オランダA代表選手&今季CL出場のリール所属24歳も候補に残る

インドネシア代表に新たな帰化選手が到来へ。連盟のエリック・トヒル会長も言及した。 インドネシア代表は6日、突如としてシン・テヨン監督を解任。チームの“オランダ化”を急進させるなか、次期指揮官にはオランダ代表の一時代を彩ったレジェンドが就任へと伝えられる。 インドネシア『BOLA』によると、同チームは「近いうちに新たな選手を迎える」といい、それはやはりインドネシア系オランダ人。 イングランド2部のオックスフォード・ユナイテッドに所属する元U-20オランダ代表FWオレ・ロメニー(24)、ベルギー1部・アントワープに所属する元オランダ代表MFジャリオ・リーデヴァルド(28)が新たな帰化選手の候補だという。 ロメニーはオランダ・ナイメヘンの出身で、NECでプロデビュー後、ユトレヒト等を経て、5日にオックスフォード・Uへ移籍。新天地はインドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長が共同オーナーを務めるクラブである。 リーデヴァルドはアヤックス育ちのインドネシア系で、2017〜24年にクリスタル・パレスでプレー。プレミアリーグ通算80試合に出場した。なお、こちらは2015年にオランダ代表(A代表)で3試合プレーした経験を持つ。 連盟のトヒル会長はシン・テヨン監督解任に伴う取材対応で、この2選手にも言及。 ロメニーの帰化プロセスが順調に進んでいると明言した一方、リーデヴァルドはオランダ代表歴3試合が全て「公式戦」だったとあってか、少なくとも3月の初招集は難しいとの旨をコメント。「様子を見るべき」と語るにとどめた。 その一方、フランス1部・リールに所属する元U-21オランダ代表DFミッチェル・バッカー(24)を引き入れる案も披露。 バッカーはパリ・サンジェルマン(PSG)、レバークーゼンに所属歴があり、現在アタランタからのレンタル移籍でリールへ。昨季アタランタでEL優勝メンバーとなり、今季はリールでCLに参戦…CL通算20試合に出場した経験を持つ。 カタールW杯でオランダ代表の予備登録メンバーに入ったバッカーは、祖父がインドネシア人。トヒル会長は「精査した結果、招集は難しいが、糸口を見つけたい」とコメントしている。 今のところ、インドネシア代表入りが濃厚なのはオレ・ロメニーのようだ。 2025.01.08 13:00 Wed
2

やっぱりあの監督交代はマズかった? インドネシアが新指揮官初陣で5失点惨敗、次戦への解決策はスタメンのテコ入れか

インドネシア代表が次戦へテコ入れか。 年始に監督交代を敢行したインドネシア代表。 それまで韓国人ボス、シン・テヨン前監督のもと、W杯アジア最終予選C組をかき乱す存在として一定の競争力を感じたが、それが一転、20日のオーストラリア代表戦で1-5と惨敗に。 0-0の開始7分にPKを失敗し、18〜20分の3分間で2失点。ハーフウェイライン付近で最終ラインの背後を突かれた2失点目を見ると、堅守をベースとしたシン・テヨン時代なら、このシチュエーションでそんなハイライン敷かなかっただろう…とは個人的な感想に過ぎない。 ともかく、初陣でさっそく盛大にやらかしてしまったパトリック・クライファート監督。 インドネシア『BOLA』いわく、指揮官は25日のバーレーン代表戦に向けてスタメンを何人か入れ替える考えだといい、「大量5失点」が理由なのか、GKもそのひとつである可能性が。 最終予選のスタートからゴールマウスを守ってきたGKマールテン・パエス(FCダラス)ではなく、今回新たな国籍取得組として初招集したGKエミール・アウデーロ(パレルモ)がA代表デビューする可能性があるとみられている。 早くもインドネシア国民から槍玉に挙げられるクライファート監督の解決策やいかに。 2025.03.22 21:39 Sat

インドネシア代表の人気記事ランキング

1

インドネシアからチェルシーDFチャロバーに大量の誹謗中傷…一体何が?

コペンハーゲンのインドネシア代表DFケビン・ディクスが7日、自身の負傷に関連した相手選手への誹謗中傷をやめよとSNSで声明。 ディクスは6日、所属するコペンハーゲンでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16第1戦・チェルシー戦に先発出場も、79分で負傷交代。相手DFトレヴォ・チャロバーとの接触プレーで足首を痛め、ピッチを去った。 インドネシア『Kompas.com』が伝えるところによれば、これによりディクスは3月のインドネシア代表招集が微妙に。20日にW杯アジア最終予選第7節・オーストラリア代表戦を控え、選手としては痛恨のタイミングである。 これを受けてか、同国『Bola』によると、インドネシアのネットユーザーからチャロバー個人のSNSに対して大規模な攻撃があったとのこと。主な内容は人種差別的な誹謗中傷であるといい、その一部は現在でも確認ができる。 ディクスは深刻な事態に際し、自身のXから発信。チャロバーとの接触で受傷した際、プレーそのものより自身のリアクションが火をつけた感があるとして、これ以上の誹謗中傷をやめるようインドネシア国民に呼びかけた。 「僕のケガに関し、インスタグラムでチャロバーに対する人種差別的発言が見受けられる。これについて、僕にも過ちがあったと思う。いかなる形の差別も容認できない。誰もが敬意と平等な精神をもって扱われるに値する」 近年、世界で最もサッカー熱が高まった国と言える人口2億人の大国、インドネシア。 インドネシアサッカーとSNSの紐付けで言えば近年、帰化してインドネシア代表入りした欧州出身選手のSNSフォロワーが爆増する傾向にあり、似た現象として、自国選手が移籍した国外クラブにもインドネシア国民から注目が。 近年はJリーグの東京ヴェルディ、セレッソ大阪でもインドネシア代表選手がプレーし、それに伴い両クラブをSNSでフォローするインドネシア国民が増加。その反面、東京VのSNSがプラタマ・アルハン絡みでインドネシア人ユーザーと思しき大量のアカウントから槍玉に挙げられたという事例も発生している。 なお、ディクスの発信には、複数のチェルシーファンから感謝のコメントが寄せられている。 2025.03.08 22:25 Sat
2

呂比須ワグナーがインドネシア紙で日本代表の“唯一の欠点”を指摘「欧州の最前線で鍛えられたチーム」「…がないだけです」

元日本代表FWの呂比須ワグナー氏が、インドネシア紙『Kompas.com』で日本代表の「唯一の欠点」を指摘した。 9月から始まる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本代表と同じグループCに入るインドネシア代表。日本代表とは11月14日の第5節でホームゲームだ。 なぜ、インドネシア紙に呂比須ワグナー氏が? 日本代表のW杯初出場に大きく貢献した現在55歳の名ストライカー、実は2024-25シーズンからインドネシア1部のPSSスレマンで指揮を執っているのだ。 チームが開幕2試合2連敗で最下位…という2012年のガンバ大阪が頭をよぎる点はさておき、『Kompas.com』の取材に応じた呂比須氏。「インドネシア代表がもしW杯本大会出場なら、サッカー界にとって大きな出来事ですね」とコメントする。 “自国”日本についても言及。 「上田綺世、遠藤航、冨安健洋…ヨーロッパの最前線で鍛えられた選手たちが揃っています。インドネシアが日本に勝てるか? 難しい質問ですね…まず落ちついて試合に臨まねばなりません。ボールを上手く扱えば、上手く蹴ることもできるのが、サッカーです」 日本の課題とは。 「日本代表は成長し続けていますね。陣営内で大きな評価を得ているチームです。とても強く、とても組織的で、ボール回しの循環が格段に良い…決定力が欠けているだけです」 日本での現役時代、日本リーグ通算92試合49得点、Jリーグ通算144試合75得点、旧JFL通算113試合115得点をマークした呂比須氏だ。 2024.08.21 15:40 Wed
3

ベトナム視点で見た“インドネシア代表の帰化選手増加”「国民の懐疑論を払拭」「我々の国では不可能」

インドネシア代表の帰化選手増加を、東南アジアのライバル・ベトナムはどう捉えているのか。インドネシア『kompas.som』が伝える。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選で奮闘するインドネシア代表。 ご存知の方も多い通り、インドネシアは世界中に元自国民の子孫が散らばり、中でもオランダは多数…オランダ代表MFタイアニ・ラインデルス、また隣国ベルギーの元代表選手、ラジャ・ナインゴラン氏などはインドネシア系である。 そして、今年に入ってオランダからの逆輸入で、インドネシア系オランダ人のインドネシア国籍取得が激増。すぐさまA代表入りし、国歌を全力で斉唱したのち、ピッチでも活躍する。 最終予選で格上相手とのドロー2つは、まさに彼らが柱となったカタチ。この事実について、ベトナム『Thanh Nien』のコラムニスト、クォック・フォン氏がこう論じる。 「ベトナム人は、インドネシア代表の帰化選手増加を、より客観的に視なければならない。当初はインドネシア国内でも『国内選手の成長機会が妨げられる』と懐疑的な見方が多かった」 「また、言語の違いがチームの団結を揺るがすかもしれない。懸念はひとつやふたつではなかったのだ」 「しかしながら、帰化選手投下の政策がひとつ実を結び、何よりインドネシア代表はサッカーの質が向上している。いまタイやベトナムのサッカーをインドネシアと比較することなどできなくなっている現実だ」 では、同じことはベトナムでも可能か。 「ベトナムが帰化選手を増やすことは非常に難しい。現実的にはほぼ不可能だ。ベトナムにルーツを持って海外でプロサッカーの世界に身を置く者がそもそも少ない。偉大なるベトナム系のフットボーラーも過去皆無である」 「今後地球のどこかでベトナム系フットボーラーを見つけても、規制もあれば、選手自身の意思も重要だ。インドネシアほどスムーズにプロセスを進めることは、どうしたってできない」 “ベトナム系フットボーラー”と言う点では、チェコ代表に招集歴(出場なし)のあるGKフィリップ・グエン(32)が1月の日本代表戦でベトナム代表デビュー。現在の正守護神だが、帰化申請から実現まで数年を要し、30代を過ぎての初キャップと“なってしまった”実例がある。 2024.09.18 19:10 Wed
4

デンマーク1部強豪のインドネシア代表DF、主軸かつチーム最大の得点源ながら放出を宣告される…契約延長巡る交渉が不調?

コペンハーゲンの上層部がインドネシア代表DFケビン・ダイクス(28)に退団を突きつけた。デンマーク『Tipsbladet』が伝える。 ダイクスはインドネシア系オランダ人で、今秋インドネシアに帰化。11月、さっそくW杯アジア最終予選の日本代表戦で先発デビューした。 クラブキャリアはフィオレンティーナ、フェイエノールト等に在籍歴があり、21-22シーズンから所属するデンマーク1部・コペンハーゲンではチャンピオンズリーグ(CL)にも出場する。 コペンハーゲンにおけるダイクスは不動のレギュラー。24-25シーズンは公式戦32試合中31試合に出場しており、ECL含めてその全てがスタメン…また、31試合「9得点」は、DFでありながらチームトップタイのゴール数である。 そんなダイクスに大きな宣告が。 コペンハーゲンは16日、国内カップ戦準々決勝2ndレグのキックオフ前にスポーツ・ディレクター(SD)が取材対応し、契約が今季限りとなっているダイクスについて、こう口にした。 「我々は彼が外に出て自分の運を試す必要があり、それはいたって公平なことであると考えている。最も可能性の高い結末として、彼はここに残らない」 対し、ダイクスは直後の試合で先発フル出場し、1-0勝利と2戦合計での勝利に貢献。試合後、SDの発言を受けたインタビューで「退団のアイデアなんて僕にない」「別れを告げるつもりはない」と残留希望を語った。 「僕も家族もコペンハーゲンで幸せに暮らしている。僕の選択肢じゃないところでそれ(退団)が進み、本当に離れることになるなら悲しい。僕はここのスタジアムとファンが好きだ」 一方で、ダイクスが契約延長オファーの条件面に同意しかねているのでは?との見方もあり、コペンハーゲンのジェイコブ・ニーストラップ監督も「私は彼を保持したい。彼はサインするだけでいいんだ」と何かを示唆している。 『Tipsbladet』によると、最終ライン全般を遜色なくこなすダイクスには2024年夏、セリエAのコモからオファーがあり、ボルシアMGも水面下で関心を寄せていたとのこと。 この時に関してはコペンハーゲンがダイクスを「必死にプロテクトした」形だというが、同紙は「来年1月に売却するのか、来夏移籍金ゼロで放出するのか、契約延長で合意するか…現時点で判断材料はない」と伝えている。 2024.12.19 19:30 Thu
5

23歳にしてインドネシア代表50試合出場も…元東京VのDFアルハン、クラブキャリアの公式戦出場数はわずか「19試合」

インドネシア代表DFプラタマ・アルハンがクラブレベルで近年ほとんどピッチに立っていない。 2022〜2023シーズンに当時J2の東京ヴェルディでプレーしたレフティー、アルハン。 驚異的なロングスローで知られ、昨年急速に帰化組が増えたインドネシア代表では、不動の存在とまでは言えずとも、ユーティリティ性も武器に多くの試合で出場機会が与えられる。23歳にして国際Aマッチ出場数は「50」を数える。 しかし、クラブレベルでは不遇そのもの。 東京V時代は2年間で公式戦出場が「4試合」にとどまり、昨年1月に加入した韓国Kリーグ1・水原FCでは1年間で出場「2試合」のみ。プレータイム計4分間でレッドカード1枚を頂戴した。 そして、今年1月1日に発表されたのは水原との契約満了。A代表で50試合に出場するアルハンだが、18歳からのクラブキャリアで出場した公式戦はわずか「19試合」となっているのだ。 母国紙『Kompas.com』は「アルハンは過去3年間で“1時間”もプレーしていない。東京Vで55分間、水原で4分間だけだ」などと、純国産A代表戦士の現状を憂いている。 2025.01.04 19:35 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly