オランダ色を強め続けるインドネシア代表がオランダ代表と対戦へ? 蘭訪問のトヒル会長が提案
2025.01.29 17:35 Wed
インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長
近いうちに「インドネシア代表vsオランダ代表」も実現か。インドネシア『kompas.som』などが伝える。
いつのまにか、選手の約半分がオランダ人となっているインドネシア代表。
そこに新監督として元オランダ代表FWのパトリック・クライファート氏が加わり、コーチングスタッフが全員オランダ人となり、現在進行形で帰化プロセスを進めるオランダ人も挙げればキリがない。この調子なら、“純国産”選手がゼロ…なんてこともあり得なくはないだろう。
そんななか、サッカー協会のエリック・トヒル会長が現在ヨーロッパ各国を歴訪中。
もちろん旧宗主国オランダにも足を運び、向かった先はオランダサッカー協会(KNVB)。両国の駐在大使も同席するなかで会長どうしによる会談が行われ、トヒル氏はオランダサッカー界とのさらなる提携を話し合ったという。
なお、元日本代表MFの望月聡監督が率いるインドネシア女子代表は昨年10月、オランダ女子代表と国際親善試合で対戦し、0-15で惨敗。シュートは「63本」浴びたと記録されている。
いつのまにか、選手の約半分がオランダ人となっているインドネシア代表。
そこに新監督として元オランダ代表FWのパトリック・クライファート氏が加わり、コーチングスタッフが全員オランダ人となり、現在進行形で帰化プロセスを進めるオランダ人も挙げればキリがない。この調子なら、“純国産”選手がゼロ…なんてこともあり得なくはないだろう。
もちろん旧宗主国オランダにも足を運び、向かった先はオランダサッカー協会(KNVB)。両国の駐在大使も同席するなかで会長どうしによる会談が行われ、トヒル氏はオランダサッカー界とのさらなる提携を話し合ったという。
提案のひとつは「インドネシア代表vsオランダ代表」を開催すること。氏は2023年に世界王者たるアルゼンチン代表をジャカルタへ招待しており、インドネシア代表との国際親善試合を実現…次はオランダと対戦したいようだ。
なお、元日本代表MFの望月聡監督が率いるインドネシア女子代表は昨年10月、オランダ女子代表と国際親善試合で対戦し、0-15で惨敗。シュートは「63本」浴びたと記録されている。
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