「草の根から発展を」往年の名手プティがインドネシアサッカー界に提言「現在はリソースが代表チームだけに集中」
2025.03.25 15:54 Tue
元フランス代表MF エマニュエル・プティ氏
元フランス代表MFのエマニュエル・プティ氏がインドネシアサッカー界に提言。インドネシア『kompas.com』などが伝える。
フランス代表として1998年W杯、ユーロ2000で優勝メンバーとなったプティ氏。自国開催の98年W杯では、ブラジル代表との決勝戦で大会を締めくくるダメ押し点を決めた名手である。
氏は今日現在、ブランドアンバサダーを務める企業のキャンペーンでジャカルタに滞在しており、トークセッションではインドネシア代表がテーマに。その「帰化戦略」を肯定する。
「サッカーは白人も黒人も金持ちも貧乏人も関係ない。あらゆる人間がチームとして団結するスポーツであり、私はW杯で優勝したとき、想像を絶するような感情が身体を駆け巡った」
「他国出身者を取り込む手法を受け付けない人もいるが、それは『誰しも生まれた国以外で働いてはいけない』と言っているようなもの。帰化は現代サッカーで受け入れられている」
「インドネシアには別の解決策がある。私はこれほど大きな国(人口2億人超)に、なぜきちんとしたアカデミー大会がないのかわからない」
「欧州からインドネシア系の選手を代表チームへ連れてくることに問題はない。しかし、解決策としての優先順位は高くあるべきではない。国内で若い才能を育んでいくのがベストだ」
「草の根からサッカーのシステムを構築してほしいのだ。インドネシアはとても大きな国であり、その潜在能力は驚異的なのだから」
「現在、インドネシアは代表チームだけにリソースを集めている。しかし、代表チームを強くしたいなら、草の根からプロアマ問わぬ発展が必要だ。これから時間がかかるが、いずれ効果は出る。フランスのW杯初優勝もクレールフォンテーヌ国立研究所を開設したあとだった」
フランス代表として1998年W杯、ユーロ2000で優勝メンバーとなったプティ氏。自国開催の98年W杯では、ブラジル代表との決勝戦で大会を締めくくるダメ押し点を決めた名手である。
氏は今日現在、ブランドアンバサダーを務める企業のキャンペーンでジャカルタに滞在しており、トークセッションではインドネシア代表がテーマに。その「帰化戦略」を肯定する。
「他国出身者を取り込む手法を受け付けない人もいるが、それは『誰しも生まれた国以外で働いてはいけない』と言っているようなもの。帰化は現代サッカーで受け入れられている」
一方で、インドネシアサッカー界に限っては、それ以前に必要なことがあると語る。
「インドネシアには別の解決策がある。私はこれほど大きな国(人口2億人超)に、なぜきちんとしたアカデミー大会がないのかわからない」
「欧州からインドネシア系の選手を代表チームへ連れてくることに問題はない。しかし、解決策としての優先順位は高くあるべきではない。国内で若い才能を育んでいくのがベストだ」
「草の根からサッカーのシステムを構築してほしいのだ。インドネシアはとても大きな国であり、その潜在能力は驚異的なのだから」
「現在、インドネシアは代表チームだけにリソースを集めている。しかし、代表チームを強くしたいなら、草の根からプロアマ問わぬ発展が必要だ。これから時間がかかるが、いずれ効果は出る。フランスのW杯初優勝もクレールフォンテーヌ国立研究所を開設したあとだった」
インドネシア代表の関連記事
W杯予選の関連記事
|
|
インドネシア代表の人気記事ランキング
1
「草の根から発展を」往年の名手プティがインドネシアサッカー界に提言「現在はリソースが代表チームだけに集中」
元フランス代表MFのエマニュエル・プティ氏がインドネシアサッカー界に提言。インドネシア『kompas.com』などが伝える。 フランス代表として1998年W杯、ユーロ2000で優勝メンバーとなったプティ氏。自国開催の98年W杯では、ブラジル代表との決勝戦で大会を締めくくるダメ押し点を決めた名手である。 氏は今日現在、ブランドアンバサダーを務める企業のキャンペーンでジャカルタに滞在しており、トークセッションではインドネシア代表がテーマに。その「帰化戦略」を肯定する。 「サッカーは白人も黒人も金持ちも貧乏人も関係ない。あらゆる人間がチームとして団結するスポーツであり、私はW杯で優勝したとき、想像を絶するような感情が身体を駆け巡った」 「他国出身者を取り込む手法を受け付けない人もいるが、それは『誰しも生まれた国以外で働いてはいけない』と言っているようなもの。帰化は現代サッカーで受け入れられている」 一方で、インドネシアサッカー界に限っては、それ以前に必要なことがあると語る。 「インドネシアには別の解決策がある。私はこれほど大きな国(人口2億人超)に、なぜきちんとしたアカデミー大会がないのかわからない」 「欧州からインドネシア系の選手を代表チームへ連れてくることに問題はない。しかし、解決策としての優先順位は高くあるべきではない。国内で若い才能を育んでいくのがベストだ」 「草の根からサッカーのシステムを構築してほしいのだ。インドネシアはとても大きな国であり、その潜在能力は驚異的なのだから」 「現在、インドネシアは代表チームだけにリソースを集めている。しかし、代表チームを強くしたいなら、草の根からプロアマ問わぬ発展が必要だ。これから時間がかかるが、いずれ効果は出る。フランスのW杯初優勝もクレールフォンテーヌ国立研究所を開設したあとだった」 2025.03.25 15:54 Tue2
呂比須ワグナーがインドネシア紙で日本代表の“唯一の欠点”を指摘「欧州の最前線で鍛えられたチーム」「…がないだけです」
元日本代表FWの呂比須ワグナー氏が、インドネシア紙『Kompas.com』で日本代表の「唯一の欠点」を指摘した。 9月から始まる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本代表と同じグループCに入るインドネシア代表。日本代表とは11月14日の第5節でホームゲームだ。 なぜ、インドネシア紙に呂比須ワグナー氏が? 日本代表のW杯初出場に大きく貢献した現在55歳の名ストライカー、実は2024-25シーズンからインドネシア1部のPSSスレマンで指揮を執っているのだ。 チームが開幕2試合2連敗で最下位…という2012年のガンバ大阪が頭をよぎる点はさておき、『Kompas.com』の取材に応じた呂比須氏。「インドネシア代表がもしW杯本大会出場なら、サッカー界にとって大きな出来事ですね」とコメントする。 “自国”日本についても言及。 「上田綺世、遠藤航、冨安健洋…ヨーロッパの最前線で鍛えられた選手たちが揃っています。インドネシアが日本に勝てるか? 難しい質問ですね…まず落ちついて試合に臨まねばなりません。ボールを上手く扱えば、上手く蹴ることもできるのが、サッカーです」 日本の課題とは。 「日本代表は成長し続けていますね。陣営内で大きな評価を得ているチームです。とても強く、とても組織的で、ボール回しの循環が格段に良い…決定力が欠けているだけです」 日本での現役時代、日本リーグ通算92試合49得点、Jリーグ通算144試合75得点、旧JFL通算113試合115得点をマークした呂比須氏だ。 2024.08.21 15:40 Wed3
インドネシア代表の21歳FWに日本クラブがオファーか「具体名は出せないけど、僕たちが次に対戦する国」
インドネシア代表FWラマダン・サナンタ(21)に日本のクラブからオファーがあったそうだ。インドネシア『Jebreeet』が伝える。 サナンタはインドネシア1部のPERSISに所属するストライカー。U-23代表としてパリ五輪アジア最終予選を戦った一方、並行してA代表にも名を連ね、通算10試合5得点を記録する。 ただし、A代表にオランダからの帰化組が増えた影響か、6月以降は招集されても当日ベンチ外という状況の連続。9月のサウジアラビア代表戦でベンチ入りも、出番は訪れなかった。 ともあれ、まだまだこれからの21歳。 サナンタはこの度、自動車メーカーのブランドアンバサダーに就任し、22日、来月「インドネシアvs日本」の開催も想定されているゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで催しが。 式典後に取材対応したサナンタは、「焦っているわけではない」としながらも、将来的な海外移籍の意向を明言し、同時に、すでにオファーが舞い込んでいるとも語った。 「2025年5月までPERSISとの契約があって、まずはこれを全うするつもりだよ。けど、僕に注目してくれているクラブがあってね。僕は心の底から海外でのプレーを望んでいるよ」 「具体名を口にすることは出来ないけど、届いたばかりのオファーは東アジアから。僕たちインドネシアが、次に対戦する国だよ」 サナンタは182cmのセンターフォワードで、インドネシア1部で通算59試合20得点。前所属のPSMマサッカルでは、22-23シーズンに主力としてリーグ優勝を成し遂げている。 2024.10.23 15:40 Wed4
日本代表からも苦情…インドネシアの芝問題に会長「インドネシア代表からも苦情が…」、今夜サウジアラビア戦
インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長が、スタジアムの芝問題について言及。日本からも苦情があったとした。インドネシア『detikSport』が伝えた。 15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節で、インドネシア代表は日本代表をホームに迎えた。 ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム(GBK)で行われた試合は、試合開始前にスコールが降り、強い雨の中で開催。後半は雨こそ止んだが、ピッチ状態は最悪。それでも0-4で日本が勝利を収めていた。 大勢の熱狂的なファン・サポーターがスタジアムに駆けつけた中、惨敗に終わったインドネシア。トヒル会長は不甲斐ない敗戦を試合後に謝罪していた。 一方で、別の問題も発生。ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムの芝の状態が大きな批判の対象となっており、試合後には日本代表のMF南野拓実も状態に「一部がボコボコで、柔らかいところもあった」と苦言を呈していたという。 そんな中、トヒル会長も芝の状態について言及。日本代表からの苦情を認め、インドネシア代表からも苦言を呈されたと明かした。 「表面上を見ると、品質は良い。使用した後もだ。ただ、日本のチームからは苦情があった。インドネシアのチームからも昨日苦情があり、修復する必要があると伝えた」 インドネシアは19日にサウジアラビア代表をホームに迎え、同じスタジアムでプレー。同様に芝の問題は続いていくが、来年3月の試合には間に合う見込みだという。 「3月までは長い時間がある。更なる質の向上を期待している。こだわっているわけではない。GBKは多くの並はずれた歴史を生み出してきた我が国の歴史だと思っている」 「そして、我々は歴史を作りたいと思っているチームだ。だから、この分野でも歴史を支えなければならない。そのため、我々は推進し続けるように務める」 トヒル会長は、2023年6月にアルゼンチン代表と対戦した際のような状態に戻したいとコメント。一方で、管轄が自分たちではないため、管理をしたいと語った。 「我々はGBKを所有はしていない。それを借りているだけだ。将来的に管理を任されるのであれば、より幸せになれるだろう」 「しかし、主要な任務と機能は我々のものではない。もちろん、クオリティを上げなければならない」 2024.11.19 19:00 Tue5
