マルコ・ファン・バステン Marco VAN BASTEN

ポジション 監督
国籍 オランダ
生年月日 1964年10月31日(59歳)
利き足
身長
体重
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「バイエルン?リバプール?どこでも成功できる」フェイエノールトのスロット監督45歳を重鎮ファン・バステンがベタ褒め

マルコ・ファン・バステン氏がフェイエノールトの指揮官を絶賛する。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 21日、オランダ1部のカップ戦、KNVBベーカー決勝戦が行われ、フェイエノールトが本拠地デ・カイプでNECナイメヘンに1-0と勝利。途中出場の上田綺世は欧州初タイトルとなった。 フェイエノールトを率いるは就任3シーズン目のオランダ人指揮官、アルネ・スロット監督(45)。ビッグクラブ歴もない現役時代は目立つ選手ではなかったが、AZの指揮を経て2021-22シーズンから現職。昨季チームを6季ぶりにオランダ1部王者へと導いた。 今季はその覇権をPSVに譲ることがほぼ確実だが、KNVBベーカー制覇で2季連続タイトル。オランダサッカー界の重鎮であるファン・バステン氏は、タイトルの数だけでは計れないその手腕を称える。 「彼は本当に“上手い”。どんなクラブへも羽ばたくことができる。バイエルン? リバプール? どこだっていい。心の底から彼の成功を確信できる」 「何度か彼と話したこともあるが、チームをよく観察できている印象だし、行動にも説得力がある。選手各々を含めたグループ全体との関係性も良いようで、戦術に精通し、言語化能力が高い…ひいては、その人間性は知的で冷静。繰り返すが、どんなクラブでもやっていける。インテリジェンスに疑いの余地がない」 以前にはアンジェ・ポステコグルー監督招へい前のトッテナムがリストアップし、現在はユルゲン・クロップ監督の退任が控えるリバプールも候補に含めているとされるスロット監督。フェイエノールトとの契約を2026年6月まで残すなか、今夏で動きがある、かもしれない。 2024.04.23 14:15 Tue

オランダ国内で高まる期待…ファン・ペルシ氏のフェイエノールト離脱を関係者が軒並み後押し「指導者キャリア前進を!」

オランダ国内で高まる期待。元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ氏(40)のフェイエノールト離脱を、関係者たちが軒並み後押しする。オランダ『VP』が伝えている。 輝かしい現役時代を送ったファン・ペルシ氏。プロデビューのフェイエノールトで18歳にしてUEFAカップ(01-02シーズン)を勝ち取り、アーセナル移籍後はウインガーから点取り屋へ変貌…マンチェスター・ユナイテッド時代を含め、2シーズン連続2度のプレミアリーグ得点王だ。 オランダ代表でも通算50ゴールをマークし、凛とした出立ちからネットを揺らしまくる白髪のキャリア全盛期がとにかくカッコよかったスーパースター。つい先日の小野伸二氏との再会がオランダ国内でも大きなニュースとなった男は、現在フェイエノールトU-18の監督を務めている。 そんななか、小野氏との再会に前後し、ヘーレンフェーンからトップチームの指揮官職をオファーされていることが明らかに。フェイエノールトとの契約も今季限りで、オファー受諾なら氏は指導者キャリア初のトップチーム指揮となる。 この件について、18歳当時のファン・ペルシ氏をフェイエノールトのトップチームに引き上げ、オランダ代表監督時代も氏を重宝したベルト・ファン・マルヴァイク氏は「オファーを受けるべき」と、息子同然の教え子の挑戦を後押しした。 「時代の変遷にはいつだって若い人材の野心が必要。コーチとしてまだ若いロビンにもそれを見たい。遅かれ早かれフェイエノールトを指揮することになるだろうし、ここで一旦離れるのは悪くない選択だよ。例えばヘーレンフェーンとかね(笑) まあ、フェイエノールトを…というのは、私個人の願望だがね」 ファン・ペルシ氏に対しては、マルコ・ファン・バステン氏も「本気で指導者キャリアを進めたいならヘーレンフェーンは良いクラブ」とエールを送り、ロナルド・デ・ブール氏は「ヘーレンフェーンを前進させられる人材。彼自身にもここを選んで欲しい」と猛プッシュする。 同世代の盟友、元オランダ代表DFハリド・ブラールズ氏は「彼はそろそろ自分のプロフィールをいじりたがっているよ(笑) 具体的にはトップで監督業をしたいと考えているんだ。監督業の“落とし穴”さえも学びたいという向上心がある」と、友人代表として近況を明かしている。 古巣フェイエノールトで引退し、そのままクラブの育成年代の指導へ“異動"したファン・ペルシ氏。「ここで一旦離れてみなよ」...指導者キャリア前進への期待が高まっている。 2024.04.17 16:20 Wed

残念だったイラク戦の浅野の選択/六川亨の日本サッカーの歩み

かつて中東でのサッカーの試合といえば、観客は民族衣装の「トーブ」を身にまとった男性か(オバQのイメージ)、その子供がほとんどで、観客も数えられるほどだった(イランのホームゲームはのぞく)。 しかしW杯効果なのか、今回のアジアカップではアラブ諸国の試合でも女性の進出が目立つ。さらに大人と子供も応援はワールドワイドのスタンダードなスタイルで、以前はよく聞かされた牧歌的な、眠くなるような独特のスローモーな音色が懐かしく感じられた。 そしてイラク戦である。すでにネットでは多くのメディアが敗因の分析と課題にフォーカスし、インドネシア戦への提言も行っている。そこで今回のコラムでは、これまであまり取り上げられていない敗因の1つについて言及したい。 問題だったと思うシーンは前半32分のFW浅野拓磨のプレーだ。MF久保建英のスルーパスに浅野が左サイドで抜け出してショートカウンターを仕掛けた。浅野はドリブルでペナルティーエリアまで侵入。右サイドにはMF伊東純也がしっかりとフォローしていて、まったくのフリーだった。 浅野がGKと追走するDFの間にグラウンダーのパスを出せば同点ゴールは確実だった。 しかし浅野はパスではなくシュートを選択し、大きくゴール枠を外した。 FWだから、シュートを打ちたい気持ちはわかる。それまで日本のシュートらしいシュートは23分の遠藤航のボレーくらい。浅野自身も「まずは初シュート」と意気込んだかもしれない。あるいはカタールW杯のドイツ戦でのゴール=成功体験をイメージした可能性もある。 もしも浅野1人しかいない状況であれば、選択肢はシュートしかなかったため彼の判断は正しいだろう。さらに0-0、もしくは1-0とリードしている状況なら、思い切った決断も悪くはない。しかし状況は開始5分に先制点を奪われ、劣勢に立たされていた。まず最初に考えなければならないのは、できるだけ早い時間帯に追いつくことである。 29歳と経験を積んでいながら、そんなこともわからないのかとガッカリした。そしてパスを要求しながら出て来なかった伊東は天を仰いだ。伊東には、浅野に詰め寄り「なぜパスを出さなかった!」と激怒して欲しかった。でないと、浅野は今後も同じ過ちを繰り返しかねないからだ。 すでにこのエピソードは当コラムで紹介済みだが、88年に西ドイツ(当時)で開催されたEURO決勝、オランダ対ソ連(当時)戦で、オランダはルート・フリットのゴールで先制すると、マルコ・ファン=バステンが左後方からのロングパスを右足ボレーシュートでGKリナト・ダサエフの頭上を破って追加点を決めた。「EURO史上最高」と表されたビューティフルゴールだった。 この試合を現地で解説した釜本邦茂氏とミュンヘン空港で会ったので、「釜本さんだったらボレーで打ちますか、それともトラップしますか」と聞いた。すると釜本氏は「0-0や0-1だったら確実に決めるためトラップしたでしょう。しかし1-0でリードしていたので、バステンのようにダイレクトで狙ったと思う」と話していた。 試合の状況に応じてプレーを選択する。至極当り前のことで簡単そうだが、それがまた難しいのがサッカーという競技なのだろう。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> <span class="paragraph-title">【動画】久保建英のスルーパスに完璧に抜け出した浅野拓磨はシュートを選択したが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Fr9p-823qJ0";var video_start = 177;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.22 22:45 Mon

大不振で最下位のアヤックス、元ギリシャ代表監督のファント・シップ氏が暫定指揮官に就任

アヤックスは30日、暫定監督としてヨン・ファント・シップ氏(59)を招へいしたことを発表した。 2023年10月30日から2025年6月30日までの契約となる。なお、2024年7月1日からはテクニカル・ディレクター(TD)のポジションに就くという。 ファント・シップ氏は、現役時代はアヤックスとジェノアでプレー。引退後はアヤックスのアカデミーで監督を務めると、トゥベンテでファーストチームで初めて監督に就任した。 マルコ・ファン・バステン監督の下では、アヤックスU-21、オランダ代表、アヤックスとアシスタントコーチを歴任。解任後には暫定監督を1試合務めると、そのままマルティン・ヨル監督のアシスタントコーチを務めた。 その後は、メルボルン・ハート、チーバスとオランダを離れて指揮。2017年7月からはズヴォレで監督に就任すると、2019年7月からはギリシャ代表の監督に就任していた。 2021年12月に退任しその後はフリーとなっていたが、慣れ親しんだ古巣の窮地を救うべく、暫定指揮官に就任した。 今シーズンのアヤックスは名門の名に相応しくない衝撃の低迷ぶり。23日にマウリス・ステイン監督を解任しているが、5試合しか消化していないものの最下位に位置している。 2023.10.30 21:20 Mon

フリット氏、ホイルンドがゴールを取るべきとユナイテッドに提言 「他の選手はあまり彼を探していない」

元オランダ代表MFルート・フリット氏がマンチェスター・ユナイテッドのデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの状況を気にかけた。イギリス『ミラー』が伝えた。 今夏アタランタからマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したホイルンド。チャンピオンズリーグ(CL)では2試合で3ゴールと結果を残しているものの、6試合に出場しているプレミアリーグではあと一歩のところでゴールを決められていない。 21日の第9節シェフィールド・ユナイテッド戦でも不発に終わったホイルンドを見かね、物申したのがフリット氏。ユナイテッドの選手たちはもっとホイルンドのことを探すべきだと投げかけた。 「私は今でも、自分たちのストライカーがスコアシートに載るべきだと考えている。もし彼がスコアシートに載れば彼は自信を得るだろうし、他の選手も常に彼を探すようになる。彼ら(ユナイテッドの選手たち)はあまり彼を探していない。それに彼は他の選手たちが見つけることができる場所にいる」 フリット氏は現役時代に共にプレーした元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏の名前も出し、ストライカーに得点をもたらすことの意味をより深く伝えている。 「あまりにも多くの選手が自分で得点することに熱心だ。中央に入ってきて、常にゴールを狙っている。私は(マルコ)ファン・バステンと一緒にプレーしたが、彼にボールを渡せばゴールになるし、私が打ってもゴールになるかもしれないといつも思っていた」 「ただ、私はむしろ彼にシュートを打たせたかった。確実にゴールになるからだ。ストライカーは利己的なもので、ゴールを決める必要がある。もし彼がチームの中で幸せなら、他の選手にとっても大きな違いとなるだろう」 2023.10.23 17:13 Mon

「夢はCL優勝とスクデット獲得」 ミラン加入のラインデルスが意気込み

オランダ人MFタイアニ・ラインデルス(24)がミラン加入の喜びを語った。 19日に1900万ユーロ(約29億6000万円)+ボーナス400万ユーロ(約6億2000万円)の移籍金でAZから加入が決まったラインデルス。優れたテクニックを持つセントラルMFには、ニューカッスルへ移籍したイタリア代表MFサンドロ・トナーリの後釜としての役割も期待される。 ラインデルスもまた、ビッグクラブへの移籍を大いに喜んでいるようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたオランダ人MFはクラブの印象や現在の目標について語っている。 「このクラブに加入してすぐ感じたのは、ミランがどれだけ偉大なクラブで、ワールドクラスかということだ。もっとも印象的だったのはファンの存在だね。チームにも選手にも情熱を持って接してくれていて、それを見られるのは素晴らしい」 「若い頃からよくテレビでミランの試合を見ていた。そのときから、素晴らしいクラブだと思っていたよ。ミランの歴史上、もっとも偉大なオランダ人は間違いなくマルコ・ファン・バステンさ。彼はオランダでもっとも偉大な選手の一人でもある」 「(ステファノ・ピオリ監督との)関係はとても良いよ。インタビューを受ける前も彼と話したが、ピッチ内外でとても良いフィーリングだった。今後彼と何年も一緒に仕事ができることを願っている」 「夢はチャンピオンズリーグ(CL)での優勝、そしてミランに来てからはスクデットを獲得することだ。僕たちはそれを達成するため努力していきたい」 2023.07.26 13:36 Wed

ファン・バステンがファン・ダイクを非難「彼はもっと責任を負うべき」

オランダのレジェンドであるマルコ・ファン・バステン氏が、オランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクを非難した。フランス『レキップ』がコメントを掲載している。 オランダ代表は25日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループA第2節でエクアドル代表に1-1で引き分けた。この試合では幸先良くFWコーディ・ガクポのゴールで先制するも、終始劣勢の末にエクアドルに後半序盤、同点ゴールを許してそのまま引き分けていた。 2試合を終えて1勝1分けと悪くないスタートとなっているオランダだが内容は芳しくなく、その点を踏まえてファン・バステン氏は不満を抱いているようだ。 「ヴィルヒルはとても良い選手だ。だが、もっと主導権を持たなければならない。彼はキャプテンでチームを牽引する必要がある。最高の選手なんだからね。ボールの動かし方についてもペースを上げる必要がある。隣のアケやティンバーにばかりボールを渡していてはいけない。彼はもっと責任を負うべきだ。そしてオランダ代表にもっと個性をもたらして欲しい」 なお、ファン・バステン氏のコメントを受けてファン・ダイクは「確かに素晴らしい試合をしているとは言えない。だが、私は可能な限り、最善の方法でこのチームを率いている」と弁解した。 2022.11.27 01:00 Sun

ファン・バステンの再来か第2のハーランドか、スロベニア代表19歳FWのボレー弾が世界を震撼「今年のプスカシュ賞はこれ」

スロベニアの逸材FWが世界中へ衝撃を与えた。 スロベニア代表は27日、UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグBのグループ4第6節で、スウェーデン代表とアウェイで対戦した。 1勝4敗で最下位のスウェーデンに対し、スロベニアは1勝2分け2敗で3位のため、引き分け以上であれば降格を免れるという条件下、1-1の同点で終了。スロベニアがグループBにとどまった。 この試合で目の覚めるような先制点をたたき出したのが19歳のストライカー、FWベンヤミン・シェシュコだ。 28分、敵陣中央右寄りのDFペタル・ストヤノビッチからボックス左へ浮き球が送られると、シェシュコは膨らむように動きながら左足でジャンピングボレー。逆サイドのネットへねじ込んだ。 驚愕の一撃には実況も興奮。元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏を例に出せば、ファンも「ブンデスリーガのロゴのインスピレーション」、「うわー、素晴らしいゴール」、「甘く完璧」、「マルコ!ファン!バステン!」、「2022年のプスカシュの勝者はこちら」、「なんて才能」などの賛辞を送っている。 195cmの長身ストライカーは現在ザルツブルクに所属し、来季からはRBライプツィヒでプレーすることが決定済み。オーストリアからドイツというキャリアも重なり、「第2の(アーリング・)ハーランドになるかもしれない」との声も上がっている。 24日のノルウェー代表戦では、そのハーランドの目の前で逆転ゴールを挙げており、この2戦でスロベニアに勝ち点「4」をもたらしたシェシュコ。今後の躍進にも大いに注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】19歳の逸材、スロベニアFWシェシュコの圧巻ボレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="sl" dir="ltr">Spiš mirno, Marco van Basten?! <a href="https://twitter.com/hashtag/Srcebije?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Srcebije</a> <a href="https://t.co/9zJ9nebhBr">pic.twitter.com/9zJ9nebhBr</a></p>&mdash; Sportklub Slovenija (@Sport_Klub_Slo) <a href="https://twitter.com/Sport_Klub_Slo/status/1574840921572638720?ref_src=twsrc%5Etfw">September 27, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】左右違えど瓜二つ、ファン・バステン伝説のゴール</span> <span data-other-div="movie2"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Ly3mSsHg9T0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 2022.09.28 20:50 Wed

ミラン加入のオリジ、入団会見で意気込みを語る 「サンシーロでのプレーは名誉」

ミランに加入したベルギー代表FWディヴォク・オリジ(27)が入団会見に臨んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 リールの下部組織で育ったオリジは2013年に18歳でファーストチーム昇格を果たし、翌年7月にはリバプールと契約。2015-16シーズンから正式にリバプールの一員となり、ヴォルフスブルクへとレンタル移籍した期間を除き、計6シーズンで公式戦通算175試合で41得点18アシストの数字を収めた。 リバプールではレギュラーとしての立ち位置確立こそ叶わなかったものの、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦など、ファンの記憶に色濃く残る重要なゴールが多かったオリジ。今夏にリバプールとの契約が満了を迎え、フリー移籍でミランの一員となった。入団会見ではかねてよりミランに好印象を抱いていたことを明かしている。 「去年CLでミランと対戦した時、サン・シーロの雰囲気が素晴らしかったんだ。ミランがゴールを決めた時の歓声を覚えているよ。ピッチ上でクラブの歴史と文化を感じることができる魔法のスタジアムだ。ここでプレーできることは大きな名誉であり、喜びだね」 「シーズン終了後にミランと多くの話をした。彼らは明確なビジョンを僕に共有してくれて、このクラブが歩んできた勝者としての歴史を継承するために、僕も自分の役割を果たしたいと思ったよ」 CL優勝7回を誇るミランに敬意を示したオリジ。また、過去のミランで参考にするストライカーはいるかと問われると、「選ぶのはかなり難しいよ。例えば、マルコ・ファン・バステンやアンドリュー・シェフチェンコがすぐに思い浮かぶ。だけど、自分自身を誰かと比較するのは好きじゃないんだ。目標は日々成長し続けることだね」と述べた。 「僕は常に周囲に対して影響力を持ち、トレーニングと試合で一貫性を保ちたい。ファンに喜びを与えるためにはとても重要なことだよ。今はキャリアの中で最高のコンディションだと思っているんだ。肉体的にも、精神的にも、この冒険のために必要な準備はすでに整っているよ」 2022.07.08 16:19 Fri

「フットボールが大好きな人たちが生きる場所」ミラン加入のオリジが喜び語る

ミランに加入したベルギー代表FWディヴォク・オリジ(27)が新天地の印象やこれからの意気込みを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。 オリジは今年6月をもって、2014年から2度のレンタル期間を含め、8シーズン在籍したリバプールを退団。抜群の勝負強さを備える同選手には昨季にセリエA優勝を果たしたミランが強い関心を示し、5日に加入が公式発表された。 クラブの公式チャンネル『Milan TV』で加入後初のインタビューを受けたオリジは、歴史あるクラブの一員になれたことを喜びつつ、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)でリバプールの選手としてミランと対戦した際の印象を語っている。 「ここに到着したとき、僕は家にいるような気分だった。歴史あるクラブならではの文化や人々、物事の進め方を感じられたんだ。ここに至るまでのすべてが素晴らしかったよ」 「マッサーラやマルディーニと初めて話をしたとき、彼らのビジョンやクラブがどのように進化しているか知ることができたのは良かった。そして、サンシーロの雰囲気を味わえたのは、僕にとって常に特別な感覚だったと思う」 「チームのプレー、監督のチームマネジメント、守備の仕方などを見た。ミランが巨大なクラブなのはずっと知っていることであり、これらすべてが僕にこのクラブへ加入すると決断させた要素なんだ」 「僕のクラブへの第一印象はあのスタジアムだったね。歴史を感じられたし、僕らにとってもあの場所でプレーできることがどれだけ神秘的だったか感じられたよ」 「フットボールの文化、エネルギーを感じられたんだ。ファンの皆が、このクラブをとても大切に思っている。チームのスタイルもエネルギーにあふれていて、攻撃的で、クオリティが高い。これらはすべて、僕が本当に好きなものだ」 「ここはフットボールが大好きな人たちが生きる場所だね。19回のリーグタイトル、7回のチャンピオンズリーグ優勝、信じられないようなクラブの歴史を知っている。この旅に参加できることに、とても感謝している」 また、オリジはミランに所属していた歴代のストライカーにも言及。自身も早くチームに馴染み、クラブに貢献していきたいと意気込んだ。 「YouTubeでマルコ・ファン・バステンのプレーを見たことがある。彼のキャリアは長くはなかったけど、持っていたインパクトは大きかった」 「それから、アンドリー・シェフチェンコやフィリッポ・インザーギ、ジョージ・ウェアらだ。半分も挙げられていないと思うけど、たくさんの象徴的な選手たちを見てきた。僕は彼らが大好きさ」 「言葉や文化を勉強して、ここで過ごす時間を楽しみたい。僕にとっては、喜ぶべき経験になると思うよ。今の焦点は、できるだけ早く準備して、チームに参加して、日々良くなっていくようにすることだ」 2022.07.06 11:57 Wed
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