「もちろんローマにとても愛着があるが…」アンチェロッティが古巣ローマ指揮官の噂に初言及
2024.12.30 20:35 Mon
古巣ローマの新指揮官候補と目されるレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、その噂に初めてリアクションを示した。
今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官をすでに解任し、現在はクラウディオ・ラニエリ監督の下で厳しいシーズンを戦うローマ。
ただ、ラニエリ監督は今シーズン限りで退任予定となっており、退任後はクラブアドバイザーとして残留するレジェンドは来シーズンの新指揮官の選考にも深く関与している。
そして、ここ最近の報道では現役時代にジャッロロッシでカピターノを務め、スクデット獲得に貢献した現マドリー指揮官が理想的な候補として名前が挙がっている。
そんななか、マドリーとの現行契約を2026年まで残すイタリア人指揮官は、イタリア『Rai Radio 1』の“Radio Anch’io Sport”で、そのローマとの関連について初めて言及。
「ローマ? その話はたくさん出ているが、私はレアル・マドリーでとても幸せだし、できるだけ長くここにいられるように努力している」
「ラニエリは友人で、とてもうまくやっている。彼のことをとてもうれしく思っているよ」
「もちろんローマにとても愛着があるし、いつでも素晴らしい思い出があるが、言うこととやることは大きく違う」
「今のところ私はここ(マドリー)で幸せだし、将来については考えていない。まだ2年の契約が残っている。ただ、その契約は破棄したり延長したりもできるがね」
今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官をすでに解任し、現在はクラウディオ・ラニエリ監督の下で厳しいシーズンを戦うローマ。
ただ、ラニエリ監督は今シーズン限りで退任予定となっており、退任後はクラブアドバイザーとして残留するレジェンドは来シーズンの新指揮官の選考にも深く関与している。
そんななか、マドリーとの現行契約を2026年まで残すイタリア人指揮官は、イタリア『Rai Radio 1』の“Radio Anch’io Sport”で、そのローマとの関連について初めて言及。
古巣への配慮か、“含み”を持たせながらも現時点でのその可能性が低いと返答している。
「ローマ? その話はたくさん出ているが、私はレアル・マドリーでとても幸せだし、できるだけ長くここにいられるように努力している」
「ラニエリは友人で、とてもうまくやっている。彼のことをとてもうれしく思っているよ」
「もちろんローマにとても愛着があるし、いつでも素晴らしい思い出があるが、言うこととやることは大きく違う」
「今のところ私はここ(マドリー)で幸せだし、将来については考えていない。まだ2年の契約が残っている。ただ、その契約は破棄したり延長したりもできるがね」
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ローマが、アヤックスのオランダ代表DFデヴィン・レンシュ(21)の獲得に近づいているようだ。 以前から右のサイドバックやウイングバックの補強を目指してきたローマ。これまで多くの候補の名前が挙がりながらも立ち消えとなる状況が続いていたが、ここにきてようやく具体的な動きが出てきている。 イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』によれば、ローマはマルセイユとナポリと競合するオランダ代表DFの獲得に接近しているという。 すでに個人間では年俸350万ユーロ(約5億7000万円)程度の条件で合意に至っており、現在はクラブ間での交渉を進めている段階に。 当初、アヤックスは今季限りで契約が終了するレンシュに対して、700万ユーロ(約11億4000万円)を要求していたが、ここにきて値下げに応じる構えを見せており、今後数日間で450万~500万ユーロ(約7億3000万~8億1000万円)程度の金額での決着を予想している。 レンシュはスリナムにもルーツを持つ右サイドバック。オランダ屈指の名門アヤックスのアカデミーで育ち、2020年11月にファーストチーム昇格。これまで公式戦150試合近くに出場している。また、アンダー世代での代表歴も多く、U-21オランダ代表ではキャプテンも務めていたエリート。 179㎝と上背はないものの、それを補って余りあるアスリート能力、アヤックス仕込みの優れたパスセンスを有する万能型DFは両足を遜色なく操り、センターバックや左サイドバックもこなす多才さが最大の特長だ。 2025.01.15 10:40 Wed4
ローマ所属のウズベキスタン代表エースが再びレンタル移籍へ…セリエA3クラブが参戦、昨季も所属したカリアリが有力か
ローマのウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフ(29)が再びレンタル移籍か。 W杯初出場へ奮闘するウズベキスタンのエース、主将、大黒柱であるショムロドフ。2020年にジェノアへ移籍し、そこからイタリア・セリエAでのクラブキャリアを続けている。 21年夏にはジェノアからローマへステップアップし、恵まれた体躯のセンターフォワードとあって貴重なオプションとなることも。ただ、先発機会は少なく、数字も残せていない。 昨季のカリアリを含め、ローマから2度のレンタル放出を経験。現在、『カルチョメルカート』によると、“古巣”カリアリ、パルマ、ヴェネツィアがレンタル獲得に乗り出しているといい、ポールポジションにはカリアリだという。 ローマもショムロドフを放出した上で、スタッド・レンヌのU-21フランス代表FWアルノー・カリムエンド(22)を獲得する思惑。ショムロドフを出さないことには話が進まないとされる。 2025.01.14 19:10 Tue5