天皇杯制覇から中2日の神戸、未勝利のセントラルコーストに苦戦も4連勝! 2点差追いつかれるも佐々木大樹が決勝ゴール【ACLE2024-25】
2024.11.26 21:04 Tue
26日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)リーグステージ第5節のヴィッセル神戸vsセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)が神戸市御崎公園球技場で行われ、ホームの神戸が3-2で勝利した。
立ち上がりから右CKを獲得した神戸は、汰木康也のクロスに岩波拓也。ヘッドは枠を捉えなかったが、主導権を握ってゲームを進め、右クロスのセカンドボールから山口蛍のボレーも飛ぶ。
セントラルコーストの攻撃にも落ち着いて対応していくが、崩しきれないまま時間が経過。すると36分、ショートコーナーのクロスからブライアン・カルタックにフリーでシュートを打たせてしまうが、山内翔がしっかりコースに入りブロックする。
前半のうちにリードを得た神戸は、オフサイドながらライアン・エドモンドソンに裏を取られたシーンもGK新井章太が一対一をストップ。セーブ後に腰を抑えてピッチに座り込んだが、無事プレーを再開し、無失点で前半を終えた。
岩波に代えて初瀬亮を投入し後半へ。49分には右サイドで受けた広瀬陸斗がクロスを上げると、山内と競りにいったストーム・ルーがオウンゴール。クリアボールがループ気味の弾道でゴールへ向かった。
良い入りとなった後半だったが、53分にアクシデント。ドリブルを仕掛けたパトリッキが太もも裏を痛めて負傷交代となり、宮代大聖が登場する。
さらにその1分後、セントラルコーストが右サイドへ展開すると、上がって受けたストーム・ルーがアーリークロス。クリアを試みた山口は難しい弾道のボールをミートしきれず、この試合2つ目のオウンゴールで1点差に縮まった。
反撃を許すと、受けに回る時間も増えていく神戸。セントラルコーストは2枚替えでペースを掴みにいくが、汰木や佐々木の突破から神戸が3点目を狙う。
74分、スコアを動かしたのはセントラルコースト。左サイドから攻め入ると、途中出場のベイリー・ブラントマンが左ポケットからシュート。ディフレクトしたボールがゴール左隅に決まった。
追いつかれた神戸は山口が井手口陽介と交代。すると81分、佐々木大樹の一発で再び勝ち越しに成功する。
敵陣で回すなか、鍬先祐弥が前線中央の佐々木へ縦パス。受けた佐々木が素早い反転から右足を振り抜くと、GKディラン・ペライッチ=カレンの手を弾いてゴールに吸い込まれた。
大きな1点を手にすると、続いて汰木の左クロスからファーの宮代がワンタッチシュート。惜しくも枠の右に外れるが、神戸が息を吹き返す。
その後は日高光揮、冨永虹七といった若手も送り出しつつ、5分のアディショナルタイムを凌いで試合終了。3-2の勝利で4連勝とし、勝ち点を「13」に伸ばした。
ヴィッセル神戸 3-2 セントラルコースト・マリナーズ
【神戸】
菊池流帆(前40)
OG(後4)
佐々木大樹(後36)
【セントラルコースト】
OG(後9)
ベイリー・ブラントマン(後28)
PR
ここまで3勝1分けの勝ち点「10」で首位に立つ神戸。前節は土壇場で引き分けに持ち込んだものの、未だ勝利がない11位セントラルコーストをホームに迎えた。神戸は天皇杯決勝を制してから中2日での一戦。ターンオーバーして臨み、佐々木大樹を頂点とするジェアン・パトリッキ、汰木康也の3トップでスタートした。セントラルコーストの攻撃にも落ち着いて対応していくが、崩しきれないまま時間が経過。すると36分、ショートコーナーのクロスからブライアン・カルタックにフリーでシュートを打たせてしまうが、山内翔がしっかりコースに入りブロックする。
こじ開けたのは左サイドで得た40分のFKから。汰木のクロスをニアで岩波がフリックすると、菊池流帆が頭で押し込んだ。
前半のうちにリードを得た神戸は、オフサイドながらライアン・エドモンドソンに裏を取られたシーンもGK新井章太が一対一をストップ。セーブ後に腰を抑えてピッチに座り込んだが、無事プレーを再開し、無失点で前半を終えた。
岩波に代えて初瀬亮を投入し後半へ。49分には右サイドで受けた広瀬陸斗がクロスを上げると、山内と競りにいったストーム・ルーがオウンゴール。クリアボールがループ気味の弾道でゴールへ向かった。
良い入りとなった後半だったが、53分にアクシデント。ドリブルを仕掛けたパトリッキが太もも裏を痛めて負傷交代となり、宮代大聖が登場する。
さらにその1分後、セントラルコーストが右サイドへ展開すると、上がって受けたストーム・ルーがアーリークロス。クリアを試みた山口は難しい弾道のボールをミートしきれず、この試合2つ目のオウンゴールで1点差に縮まった。
反撃を許すと、受けに回る時間も増えていく神戸。セントラルコーストは2枚替えでペースを掴みにいくが、汰木や佐々木の突破から神戸が3点目を狙う。
74分、スコアを動かしたのはセントラルコースト。左サイドから攻め入ると、途中出場のベイリー・ブラントマンが左ポケットからシュート。ディフレクトしたボールがゴール左隅に決まった。
追いつかれた神戸は山口が井手口陽介と交代。すると81分、佐々木大樹の一発で再び勝ち越しに成功する。
敵陣で回すなか、鍬先祐弥が前線中央の佐々木へ縦パス。受けた佐々木が素早い反転から右足を振り抜くと、GKディラン・ペライッチ=カレンの手を弾いてゴールに吸い込まれた。
大きな1点を手にすると、続いて汰木の左クロスからファーの宮代がワンタッチシュート。惜しくも枠の右に外れるが、神戸が息を吹き返す。
その後は日高光揮、冨永虹七といった若手も送り出しつつ、5分のアディショナルタイムを凌いで試合終了。3-2の勝利で4連勝とし、勝ち点を「13」に伸ばした。
ヴィッセル神戸 3-2 セントラルコースト・マリナーズ
【神戸】
菊池流帆(前40)
OG(後4)
佐々木大樹(後36)
【セントラルコースト】
OG(後9)
ベイリー・ブラントマン(後28)
PR
1
2
佐々木大樹
ジェアン・パトリッキ
汰木康也
岩波拓也
山口蛍
ブライアン・カルタック
山内翔
菊池流帆
ライアン・エドモンドソン
新井章太
初瀬亮
広瀬陸斗
ストーム・ルー
宮代大聖
ベイリー・ブラントマン
井手口陽介
鍬先祐弥
ディラン・ペライッチ=カレン
日高光揮
冨永虹七
ヴィッセル神戸
セントラルコースト・マリナーズ
AFCチャンピオンズリーグエリート
佐々木大樹の関連記事
ヴィッセル神戸の関連記事
AFCチャンピオンズリーグエリートの関連記事
記事をさがす
|
佐々木大樹の人気記事ランキング
1
J1優勝争いの佳境で韓国遠征…神戸は大幅ターンオーバーで浦項と互角も3-1負け リーグステージ首位から陥落【ACLE2024-25】
ヴィッセル神戸は3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACLE)リーグステージ東地区第6節で浦項スティーラースとのアウェイゲームに臨み、3-1と敗れ去った。 J1リーグ、そしてACLEリーグステージ東地区の両方で首位に立つ神戸だが、この日は韓国Kリーグ随一の“曲者”、日本勢との対戦をたいへん得意としている印象の強豪浦項に苦戦。 13分、GKオビ・パウエル・オビンナのキャッチングがバックパスを掴んだと判定され、ボックス内で浦項の間接FKに。弾丸シュートを蹴り込まれて浦項の先制点となってしまう。 さらに20分、浦項のキム・インソンにボックス手前から右足ミドルを叩き込まれて0-2に。大迫勇也や武藤嘉紀ら主軸複数が韓国遠征に帯同していないなか、早くも窮地に立つ。 それでも30分すぎ、広瀬陸斗が倒されてPKを獲得し、キッカー佐々木大樹がこれを沈めて1点差。リスタート直後にはFKから広瀬がネットを揺らすが、こちらはオフサイドに。 このあたりから攻勢の神戸は、後半に入っても押し気味。しかしなかなか同点弾が生まれず、61分に宮代大聖や森岡亮太を投入する3枚替え…手札を考えれば今日最大の勝負である。 大幅なターンオーバーでもアグレッシブさを維持できるのが現神戸であり、それは軒並み主力を並べる韓国浦項にも引けを取らず。 ただ、後半は数少ない好機をモノにできず、何度かあった山口蛍のミドルシュートも、今日は最後までバウンド処理が上手くいかず。最後は90+1分、ロングボールから浦項に3点目を許し、勝敗が決した。 神戸は1-3敗戦で今大会初黒星となり、リーグステージ東地区の首位から陥落。暫定的な首位は横浜F・マリノスとなっている。 浦項スティーラース 3-1 ヴィッセル神戸 【浦項】 ハン・チャンヒ(前13) キム・インソン(前20) チョン・ジェヒ(後46) 【神戸】 佐々木大樹(前34) <span class="paragraph-title">【動画】神戸、間接FKから弾丸ショットをぶち込まれる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>文字通り叩き込んだ<br>\<br><br>至近距離の間接フリーキック<br>ハン チャンヒが右足強振でゴール<br><br>AFCチャンピオンズリーグエリート<br>浦項×神戸<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/K7HOHiI4u9">pic.twitter.com/K7HOHiI4u9</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1863894617768272023?ref_src=twsrc%5Etfw">December 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.03 20:53 Tue2
神戸がエース大迫勇也のPK失敗も土壇場ドロー、首位で最終節へ! 柏は5戦連続の後半AT被弾で残留決められず【明治安田J1第37節】
30日、明治安田J1リーグ第37節の柏レイソルvsヴィッセル神戸が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。 終盤まで残留を争っている17位柏。降格圏の18位ジュビロ磐田とは勝ち点差が「5」あり、今節勝てば残留が決まる状況。直近4試合はいずれも後半アディショナルタイムに失点し、勝利を挙げられていないなか、今節は山田雄士がスタメン入りした。 対する首位神戸は、2位サンフレッチェ広島の結果次第で今節連覇が決まる可能性も。天皇杯制覇後のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)から中3日と過密日程にあり、ACLEではターンオーバー。今回の柏戦は天皇杯決勝と同じスタメンで臨んでいる。 試合は5分、勢い良く入った柏がセットプレーから先制。手塚康平の左CKに木下康介が頭で合わせ、木下はふた桁得点に到達する。 その後も柏がゴールに迫り、神戸は攻めあぐねる展開。20分にはマテウス・サヴィオのサイドチェンジから関根大輝が右クロスを上げ、木下がまたも頭で合わせていく。 終盤にかけても柏ペースで進み、43分にはボックス左手前でFKを獲得。手塚がゴール左上を直接狙ったが、わずかに枠を外れる。 追いついて折り返したい神戸も前半アディショナルタイムにチャンスを創出。自陣からカウンターを仕掛け、武藤嘉紀が右サイドを突破。ゴール前の大迫勇也がクロスに合わせたが、右足ボレーはミートしきれなかった。 変化を加えたい神戸は後半頭から2枚替え。前半痛めていた井出遥也と初瀬亮を下げ、佐々木大樹と本多勇喜を投入。佐々木は左ウイングに入り、宮代大聖が中盤へスライドした。 交代カードを切り攻勢を強めた神戸だが、柏のブロックを崩しきれず。一方の柏は59分、ジエゴのロングフィードから一気に裏返し、サヴィオのスルーパスから左ポケットへ走り込んだ木下がシュートに持ち込む。 さらに、細谷真大に代えて小屋松知哉を投入した柏は70分、左サイドのジエゴのスローインから敵陣へ。ボールを奪い返すと、サヴィオからボックス内の小屋松へ通るが、シュートは枠の右へ外してしまう。 苦しむ神戸は71分に汰木康也と山口蛍、78分に広瀬陸斗を投入し、交代カードを使い切る。85分には汰木の左サイド突破から大迫が反転シュートを放つが、柏GK松本健太が左手一本で防ぐ。 しかし後半アディショナルタイム直前、ボックス内で武藤と競りにいったジエゴがヒジを入れる形で接触。OFRの結果、主審はジエゴに2枚目のイエローカードを提示。数的有利とPKを得た神戸だったが、キッカーを務めた大迫は右上に大きく外してしまう。 救われたものの、10人で13分の後半アディショナルタイムを戦うことになった柏。すると神戸は100分、右CKの2時攻撃から武藤がこぼれ球を押し込む。当初はオフサイドで得点が認められなかったが、VARによるチェックの結果、判定が覆った。 5試合連続で後半アディショナルタイムの失点を喫した柏。1-1で試合は終了し、他会場の18位磐田が勝利した結果、残留の行方は最終節に持ち込まれることとなった。 土壇場で追いついた神戸は勝ち点「1」を積み上げることに。3位FC町田ゼルビアの勝利により、今節の優勝はなくなったが、首位は譲らず最終戦へと向かう。 柏レイソル 1-1 ヴィッセル神戸 【柏】 木下康介(前5) 【神戸】 武藤嘉紀(後45+10) <span class="paragraph-title">【動画】武藤嘉紀が後半ATに値千金の同点弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>タイトルへ運命の判定は...<br>\<br><br>この1点の持つ意味は大きい<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%AD%A6%E8%97%A4%E5%98%89%E7%B4%80?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#武藤嘉紀</a> 執念の同点ゴール<br><br>明治安田J1リーグ第37節<br>柏×神戸<br>Live on DAZN<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9F%8F%E7%A5%9E%E6%88%B8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#柏神戸</a> <a href="https://t.co/C94nC5pQ98">pic.twitter.com/C94nC5pQ98</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1862756730448368124?ref_src=twsrc%5Etfw">November 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.30 16:32 Sat3
「あと1週間」のJ最終章/六川亨の日本サッカーの歩み
先週末は各地でドラマが生まれたJリーグだった。 30日の土曜はJ1の柏対神戸戦を取材した。柏は勝てばJ1残留が決まるし、神戸も翌日の広島対札幌戦の結果次第ではリーグ連覇が決まるという状況だった。試合は前半5分に左CKから木下康介のヘッドで柏が先制する。 しかし後半から、天皇杯決勝でも交代出場で試合の流れを変えた佐々木大樹を投入して4トップに近い布陣で反撃に転じた神戸が波状攻撃からPKを獲得。VARとOFRがあったため、すでに後半アディショナルタイムに突入していたが、このPKをエースの大迫勇也は大きく上に外してしまう。スタジアムは柏サポーターの歓喜の声で包まれる。 ところがアディショナルタイム10分、右CKからの流れで武藤嘉紀がゴール前でフリーとなって同点弾を突き刺した。しかしこちらはアシスタントレフェリーの旗が上がっていたためオフサイドでノーゴールの判定。試合は柏ボールで再開されたものの、ボールがタッチラインを割ったところで再びVARが介入し、一転して武藤のゴールが認められて神戸が同点に追いついた。 柏にすれば、10月19日の町田戦から5試合連続してのアディショナルでの失点で、またも手中にしていた勝利(勝点)を逃し、井原正巳監督も「長いサッカー人生で初めて」という苦い経験をすることになった。 確かに後半は神戸の圧力に防戦を余儀なくされた。ただ、自陣でマイボールにできそうな時間帯があったにもかかわらず、単純にクリアして神戸の波状攻撃を招いてしまったことも体力の消耗につながったのではないだろうか。GKも含めて、DFラインでパスを回して時計の針を進めていればと思わずにいられなかった。 そしてこれも「れば、たら」の話だが、長身の木下をピッチに残し、細谷真大をベンチに下げてマテウス・サヴィオを2トップに上げた。確かにマテウス・サヴィオも高速ドリブラーである。 しかし現在の柏で終盤に必要なのは“タメ”を作れる選手。ボランチにそうした選手がいれば心強いし、マテウス・サヴィオはサイドでのキープからカウンターの起点になれる選手である。裏に抜け出るスピードと、前線からのプレスでDF陣を混乱させられる細谷を残し、マテウス・サヴィオとのホットラインを残しておいた方が神戸にとっては嫌だったのではないだろうか。 選手のコンディションなど諸事情があるのだろうが、パワープレーでゴールを狙うなら木下を残す選択肢はあるものの、逃げ切るために追加点を狙うなら細谷の方がベターだった気がしてならない(それにしてもサッカーの試合時間は90分なのに、いつから105分になったのだろうか?)。 翌12月1日はJ2昇格プレーオフ準決勝の松本対福島戦を取材した。結果は後半20分に右CKから野々村鷹人のヘッドで松本が追いつき1-1のドロー。リーグ戦で上位の松本が富山との決勝戦にコマを進めた。 興味深かったのは、試合後の両監督が「陣地」を勝負のキーワードにあげたことだ。 敗れた福島の寺田周平監督は「自分たちのサッカーができたかというと、もっと思い切ってプレーできるようやらせてあげたかった。マイボールにしたあと、もっと相手陣地でボールを動かさないといけない。雰囲気に飲まれて焦りすぎたかな」と敗因を語った。 一方、松本の霜田正浩監督は「今日は相手陣地でプレーする時間が長かった。それが相手にとってプレッシャーになった。(松本の)0-1ビハインドは相手にとってプレッシャーになる。焦るのは向こう。僕たちは焦れずに1点を取れればいい」と大会のアドバンテージを口にした。 霜田監督はシーズンを通じてポゼッションスタイルにこだわってきたが、リーグ戦終盤は5BKからのロングパスで5連勝を飾りプレーオフ進出の権利を手中にした。対する福島は寺田監督の現役時代を彷彿させる川崎Fのような、細かくパスを出し入れして相手を崩すスタイルで今シーズンは躍進を遂げた。特に意表を突いたタテパスからワンタッチでの展開は、J3レベルとは思えない意外性に富んでいた。 しかし両監督が振り返ったように、そしてDF陣からパスをつないでビルドアップしてくる福島に対し、後半は「中盤で引っ掛けたり、自由にやらせなかった」(霜田監督)強度の高い守備で福島のパスワークを封じたことが松本の同点弾につながった。 J1は柏が引き分けたことで札幌のJ2降格が決まったものの、残る1つの残留枠は柏か新潟か磐田か。そして優勝争いは神戸と札幌を5-1で粉砕した広島、京都に1-0で競り勝った町田の3チームに可能性が残った。 12月J7、8日の最終日、果たしてどんなフィナーレが待ち受けているのか。「あと1週間、練習したかった。あと1試合やりたかった」(寺田監督)というチームもあれば、「次はホームで勝つだけ」(吉田孝行監督)というチームもある1週間。ドラマチックな週末を楽しみに待ちたい。 2024.12.02 19:00 Mon4
J昇格プレーオフ準決勝は行くか迷った週末/六川亨の日本サッカーの歩み
先週末は国立競技場での天皇杯決勝、G大阪対神戸戦と、翌24日はJ3最終戦の沼津対松本の試合を取材した。 天皇杯決勝は、両チームとも守備の固いチームらしい持ち味を存分に発揮した。相手のストロングポイントを抑える「緊迫した前半」という言い方もできれば、「リスクを排除したカップ戦の決勝にふさわしい前半」と言えたかもしれない。ただ、個人的にG大阪は最大のストロングポイントである宇佐美貴史を欠いていたし、神戸も大迫勇也がコンディション不良から復帰間もないこともあって、「これは延長戦に突入か」と思った盛り上がりに欠ける前半でもあった。 試合は後半に吉田孝行監督が左インサイドハーフに佐々木大樹を送り出して前線のタレントを増やしたことで、ワンチャンスを生かして2度目の天皇杯覇者となった。いつものように試合の展開をノートに記したが(アナログ人間のため)、それより両監督のコメントの方に紙数を費やした試合でもあった。 そして翌日は愛鷹広域運動公園での沼津対松本戦である。すでに結果は出ていて、松本が4位で昇格プレーオフはホームに5位の福島を迎え撃つ。そして6位のFC大阪は3位の富山へ乗り込むことになった。 試合前の順位は3位まで決定していた。そして最終戦で残り3チームの順位が決まるという展開。面白かったのは、記者席で隣同士となった松本市出身の旧知のライターの取材計画である。 前半を終えて松本は0-0のままだったのに対し、FC大阪は1-0、福島は2-0でリードいている。このままだと4位はFC大阪、5位が福島となり、松本は6位に転落する。12月1日の昇格プレーオフ準決勝、松本の相手は3位の富山になる。すると件のライターいわく「11月30日のJ1は新潟対G大阪を取材して、翌日に富山へ移動するのが効率的かな」とポツリ。 ところが、後半途中に八戸が1点を返してFC大阪が同点に追いつかれ、福島が3点目を奪って岩手を突き放す。その時点での暫定順位は福島が4位と逆転し、同勝点ながら得失点差でFC大阪が6位に転落。5位浮上の松本の相手は富山から福島に変わる。 するとライターは、「新潟からなら磐越線で福島に行く方法もあるのでは。あるいは30日は柏対神戸戦にして、その日のうちに柏から上野駅に戻って福島入りする方法もあるかもしれない」と“あの手この手”を目の前の試合を取材しながらプランを練っている。 試合は後半アディショナルタイムの決勝点で松本が勝点を60に伸ばして4位を死守。昇格プレーオフ準決勝はホームのアルウィンで5位に1つ順位を上げた福島を迎え撃つことになった。当然ライターは12月1日に迷うことなく帰省することになったわけだが、試合中は準決勝をどこに行くことになるのか、同じように迷っている松本サポーターも多かったのではないだろうか。 そして松本出身のライターだけでなく、実は僕自身も12月1日はどこに取材に行くか迷っていた。J1昇格プレーオフ準決勝では長崎がホームに仙台を迎える。今年完成したばかりの長崎スタジアムシティはピッチとスタンドが近く、ホテルやアミューズメント施設を併設するなど「チェルシービレッジ」を模したと言われているだけに、一度は、それもなるべく早く行ってみたスタジアムだった。松本がホームゲームの開催権を獲得できなければ、富山か福島に行くか、それとも長崎にするか。こればかりは試合が終わらなければ判断のしようがなかった。 ところが松本は準決勝をホームで開催できる権利を獲得した。アウェーの沼津戦でも2500人のサポーターが応援に駆けつけたように、松本のサポーターの熱気は凄まじいものがある、加えて松本の霜田正浩監督、長崎の高木琢也CROは現役時代から取材してきただけに個人的な思い入れも少なくない。 どちらも捨てがたい試合だが、福島はなかなかの好チームだけに、いまのところ12月1日はアルウィンに行く予定でいる。長崎へ行く機会は今後も増えることを期待して……。 2024.11.25 22:30 Mon5
天皇杯制覇から中2日の神戸、未勝利のセントラルコーストに苦戦も4連勝! 2点差追いつかれるも佐々木大樹が決勝ゴール【ACLE2024-25】
26日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)リーグステージ第5節のヴィッセル神戸vsセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)が神戸市御崎公園球技場で行われ、ホームの神戸が3-2で勝利した。 ここまで3勝1分けの勝ち点「10」で首位に立つ神戸。前節は土壇場で引き分けに持ち込んだものの、未だ勝利がない11位セントラルコーストをホームに迎えた。 神戸は天皇杯決勝を制してから中2日での一戦。ターンオーバーして臨み、佐々木大樹を頂点とするジェアン・パトリッキ、汰木康也の3トップでスタートした。 立ち上がりから右CKを獲得した神戸は、汰木康也のクロスに岩波拓也。ヘッドは枠を捉えなかったが、主導権を握ってゲームを進め、右クロスのセカンドボールから山口蛍のボレーも飛ぶ。 セントラルコーストの攻撃にも落ち着いて対応していくが、崩しきれないまま時間が経過。すると36分、ショートコーナーのクロスからブライアン・カルタックにフリーでシュートを打たせてしまうが、山内翔がしっかりコースに入りブロックする。 こじ開けたのは左サイドで得た40分のFKから。汰木のクロスをニアで岩波がフリックすると、菊池流帆が頭で押し込んだ。 前半のうちにリードを得た神戸は、オフサイドながらライアン・エドモンドソンに裏を取られたシーンもGK新井章太が一対一をストップ。セーブ後に腰を抑えてピッチに座り込んだが、無事プレーを再開し、無失点で前半を終えた。 岩波に代えて初瀬亮を投入し後半へ。49分には右サイドで受けた広瀬陸斗がクロスを上げると、山内と競りにいったストーム・ルーがオウンゴール。クリアボールがループ気味の弾道でゴールへ向かった。 良い入りとなった後半だったが、53分にアクシデント。ドリブルを仕掛けたパトリッキが太もも裏を痛めて負傷交代となり、宮代大聖が登場する。 さらにその1分後、セントラルコーストが右サイドへ展開すると、上がって受けたストーム・ルーがアーリークロス。クリアを試みた山口は難しい弾道のボールをミートしきれず、この試合2つ目のオウンゴールで1点差に縮まった。 反撃を許すと、受けに回る時間も増えていく神戸。セントラルコーストは2枚替えでペースを掴みにいくが、汰木や佐々木の突破から神戸が3点目を狙う。 74分、スコアを動かしたのはセントラルコースト。左サイドから攻め入ると、途中出場のベイリー・ブラントマンが左ポケットからシュート。ディフレクトしたボールがゴール左隅に決まった。 追いつかれた神戸は山口が井手口陽介と交代。すると81分、佐々木大樹の一発で再び勝ち越しに成功する。 敵陣で回すなか、鍬先祐弥が前線中央の佐々木へ縦パス。受けた佐々木が素早い反転から右足を振り抜くと、GKディラン・ペライッチ=カレンの手を弾いてゴールに吸い込まれた。 大きな1点を手にすると、続いて汰木の左クロスからファーの宮代がワンタッチシュート。惜しくも枠の右に外れるが、神戸が息を吹き返す。 その後は日高光揮、冨永虹七といった若手も送り出しつつ、5分のアディショナルタイムを凌いで試合終了。3-2の勝利で4連勝とし、勝ち点を「13」に伸ばした。 ヴィッセル神戸 3-2 セントラルコースト・マリナーズ 【神戸】 菊池流帆(前40) OG(後4) 佐々木大樹(後36) 【セントラルコースト】 OG(後9) ベイリー・ブラントマン(後28) <span class="paragraph-title">【動画】神戸を救った佐々木大樹の渾身の一撃!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>思い切りの良さが好結果に!<br>\<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E5%A4%A7%E6%A8%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#佐々木大樹</a> 失点直後の勝ち越し弾<br>迷いのないシュートが相手GKのミスを誘う!<br><br>AFCチャンピオンリーグエリート<br>神戸×セントラルコースト<br>Live on <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://t.co/7UcmxrMqhg">pic.twitter.com/7UcmxrMqhg</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1861376239254090024?ref_src=twsrc%5Etfw">November 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.26 21:04 Tueヴィッセル神戸の人気記事ランキング
1
J1優勝争いの佳境で韓国遠征…神戸は大幅ターンオーバーで浦項と互角も3-1負け リーグステージ首位から陥落【ACLE2024-25】
ヴィッセル神戸は3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACLE)リーグステージ東地区第6節で浦項スティーラースとのアウェイゲームに臨み、3-1と敗れ去った。 J1リーグ、そしてACLEリーグステージ東地区の両方で首位に立つ神戸だが、この日は韓国Kリーグ随一の“曲者”、日本勢との対戦をたいへん得意としている印象の強豪浦項に苦戦。 13分、GKオビ・パウエル・オビンナのキャッチングがバックパスを掴んだと判定され、ボックス内で浦項の間接FKに。弾丸シュートを蹴り込まれて浦項の先制点となってしまう。 さらに20分、浦項のキム・インソンにボックス手前から右足ミドルを叩き込まれて0-2に。大迫勇也や武藤嘉紀ら主軸複数が韓国遠征に帯同していないなか、早くも窮地に立つ。 それでも30分すぎ、広瀬陸斗が倒されてPKを獲得し、キッカー佐々木大樹がこれを沈めて1点差。リスタート直後にはFKから広瀬がネットを揺らすが、こちらはオフサイドに。 このあたりから攻勢の神戸は、後半に入っても押し気味。しかしなかなか同点弾が生まれず、61分に宮代大聖や森岡亮太を投入する3枚替え…手札を考えれば今日最大の勝負である。 大幅なターンオーバーでもアグレッシブさを維持できるのが現神戸であり、それは軒並み主力を並べる韓国浦項にも引けを取らず。 ただ、後半は数少ない好機をモノにできず、何度かあった山口蛍のミドルシュートも、今日は最後までバウンド処理が上手くいかず。最後は90+1分、ロングボールから浦項に3点目を許し、勝敗が決した。 神戸は1-3敗戦で今大会初黒星となり、リーグステージ東地区の首位から陥落。暫定的な首位は横浜F・マリノスとなっている。 浦項スティーラース 3-1 ヴィッセル神戸 【浦項】 ハン・チャンヒ(前13) キム・インソン(前20) チョン・ジェヒ(後46) 【神戸】 佐々木大樹(前34) <span class="paragraph-title">【動画】神戸、間接FKから弾丸ショットをぶち込まれる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>文字通り叩き込んだ<br>\<br><br>至近距離の間接フリーキック<br>ハン チャンヒが右足強振でゴール<br><br>AFCチャンピオンズリーグエリート<br>浦項×神戸<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/K7HOHiI4u9">pic.twitter.com/K7HOHiI4u9</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1863894617768272023?ref_src=twsrc%5Etfw">December 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.03 20:53 Tue2
「あと1週間」のJ最終章/六川亨の日本サッカーの歩み
先週末は各地でドラマが生まれたJリーグだった。 30日の土曜はJ1の柏対神戸戦を取材した。柏は勝てばJ1残留が決まるし、神戸も翌日の広島対札幌戦の結果次第ではリーグ連覇が決まるという状況だった。試合は前半5分に左CKから木下康介のヘッドで柏が先制する。 しかし後半から、天皇杯決勝でも交代出場で試合の流れを変えた佐々木大樹を投入して4トップに近い布陣で反撃に転じた神戸が波状攻撃からPKを獲得。VARとOFRがあったため、すでに後半アディショナルタイムに突入していたが、このPKをエースの大迫勇也は大きく上に外してしまう。スタジアムは柏サポーターの歓喜の声で包まれる。 ところがアディショナルタイム10分、右CKからの流れで武藤嘉紀がゴール前でフリーとなって同点弾を突き刺した。しかしこちらはアシスタントレフェリーの旗が上がっていたためオフサイドでノーゴールの判定。試合は柏ボールで再開されたものの、ボールがタッチラインを割ったところで再びVARが介入し、一転して武藤のゴールが認められて神戸が同点に追いついた。 柏にすれば、10月19日の町田戦から5試合連続してのアディショナルでの失点で、またも手中にしていた勝利(勝点)を逃し、井原正巳監督も「長いサッカー人生で初めて」という苦い経験をすることになった。 確かに後半は神戸の圧力に防戦を余儀なくされた。ただ、自陣でマイボールにできそうな時間帯があったにもかかわらず、単純にクリアして神戸の波状攻撃を招いてしまったことも体力の消耗につながったのではないだろうか。GKも含めて、DFラインでパスを回して時計の針を進めていればと思わずにいられなかった。 そしてこれも「れば、たら」の話だが、長身の木下をピッチに残し、細谷真大をベンチに下げてマテウス・サヴィオを2トップに上げた。確かにマテウス・サヴィオも高速ドリブラーである。 しかし現在の柏で終盤に必要なのは“タメ”を作れる選手。ボランチにそうした選手がいれば心強いし、マテウス・サヴィオはサイドでのキープからカウンターの起点になれる選手である。裏に抜け出るスピードと、前線からのプレスでDF陣を混乱させられる細谷を残し、マテウス・サヴィオとのホットラインを残しておいた方が神戸にとっては嫌だったのではないだろうか。 選手のコンディションなど諸事情があるのだろうが、パワープレーでゴールを狙うなら木下を残す選択肢はあるものの、逃げ切るために追加点を狙うなら細谷の方がベターだった気がしてならない(それにしてもサッカーの試合時間は90分なのに、いつから105分になったのだろうか?)。 翌12月1日はJ2昇格プレーオフ準決勝の松本対福島戦を取材した。結果は後半20分に右CKから野々村鷹人のヘッドで松本が追いつき1-1のドロー。リーグ戦で上位の松本が富山との決勝戦にコマを進めた。 興味深かったのは、試合後の両監督が「陣地」を勝負のキーワードにあげたことだ。 敗れた福島の寺田周平監督は「自分たちのサッカーができたかというと、もっと思い切ってプレーできるようやらせてあげたかった。マイボールにしたあと、もっと相手陣地でボールを動かさないといけない。雰囲気に飲まれて焦りすぎたかな」と敗因を語った。 一方、松本の霜田正浩監督は「今日は相手陣地でプレーする時間が長かった。それが相手にとってプレッシャーになった。(松本の)0-1ビハインドは相手にとってプレッシャーになる。焦るのは向こう。僕たちは焦れずに1点を取れればいい」と大会のアドバンテージを口にした。 霜田監督はシーズンを通じてポゼッションスタイルにこだわってきたが、リーグ戦終盤は5BKからのロングパスで5連勝を飾りプレーオフ進出の権利を手中にした。対する福島は寺田監督の現役時代を彷彿させる川崎Fのような、細かくパスを出し入れして相手を崩すスタイルで今シーズンは躍進を遂げた。特に意表を突いたタテパスからワンタッチでの展開は、J3レベルとは思えない意外性に富んでいた。 しかし両監督が振り返ったように、そしてDF陣からパスをつないでビルドアップしてくる福島に対し、後半は「中盤で引っ掛けたり、自由にやらせなかった」(霜田監督)強度の高い守備で福島のパスワークを封じたことが松本の同点弾につながった。 J1は柏が引き分けたことで札幌のJ2降格が決まったものの、残る1つの残留枠は柏か新潟か磐田か。そして優勝争いは神戸と札幌を5-1で粉砕した広島、京都に1-0で競り勝った町田の3チームに可能性が残った。 12月J7、8日の最終日、果たしてどんなフィナーレが待ち受けているのか。「あと1週間、練習したかった。あと1試合やりたかった」(寺田監督)というチームもあれば、「次はホームで勝つだけ」(吉田孝行監督)というチームもある1週間。ドラマチックな週末を楽しみに待ちたい。 2024.12.02 19:00 Mon3
来季のJ1は2月14日開幕、J2&J3は15日! ルヴァンカップは浦和、神戸、川崎F、横浜FMがプライムラウンド、広島がプレーオフラウンドから出場
Jリーグは25日、2025シーズンの大会方式について発表した。 2025シーズンは大きな大会方式変更はないものの、YBCルヴァンカップに関しては、FIFAクラブワールドカップに出場する浦和レッズ、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に出場しているヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスに関してはプライムラウンドから出場。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に出場しているサンフレッチェ広島は、プレーオフラウンドから出場する。 また、明治安田J1リーグ、J2リーグ、J3リーグの開幕日も決定。J1は2月14日(金)に開幕。J2とJ3は2月15日(土)に開幕。ルヴァンカップは3月20日(木・祝)に1回戦が開催され、決勝は未定となっている。 シーズン開幕を告げるFUJIFILM SUPER CUP 2025は2月8日(土)に国立競技場で開催。2024シーズンの明治安田J1リーグ王者と天皇杯王者のヴィッセル神戸が対戦。神戸がJ1で優勝した場合は、J1で2位のクラブが出場する。 ◆2025シーズン大会日程 【明治安田J1リーグ】 開幕日:2月14日(金) 最終節:12月6日(土) 【明治安田J2リーグ】 開幕日:2月15日(土) 最終節:11月29日(土) 【明治安田J3リーグ】 開幕日:2月15日(土) 最終節:11月29日(土) 【FUJIFILM SUPER CUP 2025】 開催日:2月8日(土) 【YBCルヴァンカップ】 開幕日:3月20日(木・祝) 決勝:未定 【J1昇格プレーオフ】 準決勝:12月7日(日) 決勝:12月13日(土) 【J2昇格プレーオフ】 準決勝:12月7日(日) 決勝:12月14日(日) 【J3・JFL入れ替え戦】 第1戦:12月7日(日) 第2戦:12月14日(日) 2024.11.25 17:14 Mon4
槙野智章の引退試合の出場選手が発表! 「MAKINO JAPAN」の監督は本田圭佑、「KOBE STARS」にはポドルスキの名前も!
ヴィッセル神戸は16日、元日本代表DF槙野智章の引退試合「槙野智章 大感謝祭 ~1日限りのワッショイ劇場~」の出場選手を発表した。 サンフレッチェ広島、ケルン、浦和レッズ、そして神戸と4つのクラブで現役時代を過ごした槙野。日本代表としても2018年のロシア・ワールドカップに出場し、そのキャラクターも相まって愛される選手として引退した。 引退後はタレント業や解説者、そして現在は品川CCで監督も務める槙野氏。12月14日(土)に引退試合が行われる中、出場選手が発表された。 カードは「MAKINO JAPAN」と「KOBE STARS」の対戦に。「MAKINO JAPAN」は、日本代表で共にプレーした選手たちで構成され、監督は本田圭佑が務めることに。メンバーでは、現役選手ではMF香川真司(セレッソ大阪)、MF乾貴士(清水エスパルス)、MF原口元気(浦和レッズ)、DF森重真人(FC東京)、GK西川周作(浦和レッズ)らが参加。また神戸の選手でもある、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀、DF酒井高徳らも参加する。 また、「KOBE STARS」は吉田孝行監督が指揮を執り、神戸の選手が多数出場。また、先日ケルンで記念試合を行い今季限りで引退する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキや現在は横浜F・マリノスでプレーするGK飯倉大樹、北海道コンサドーレ札幌のDF大﨑玲央、MF小林祐希、ベガルタ仙台のMF郷家友太らが参加する。なお、今後追加で参加する選手は随時発表されるとのことだ。 <h3>◆MAKINO JAPAN</h3> 監督:本田圭佑 選手:香川真司,乾貴士,森重真人,大迫勇也※,武藤嘉紀※,酒井高徳※,原口元気,西川周作,森脇良太,宇賀神友弥,那須大亮,柏木陽介,鈴木啓太,関根貴大,梅崎司,武藤雄樹,李忠成,興梠慎三,林彰洋,槙野智章※ <h3>◆KOBE STARS</h3> 監督:吉田孝行 選手:飯倉大樹,飯野七聖,岩波拓也,扇原貴宏,大﨑玲央,大迫勇也※,菊池流帆,郷家友太,小林祐希,酒井高徳※,櫻内渚,佐々木大樹,中坂勇哉,初瀬亮,藤本憲明,前川黛也,武藤嘉紀※,山川哲史,汰木康也,ルーカス・ポドルスキ,槙野智章※ ※は両チームでプレー 2024.10.16 23:25 Wed5