【ブンデス第5節プレビュー】バイエルンvsレバークーゼン、マイスターシャーレを占う序盤の大一番

2024.09.27 18:01 Fri
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前節は止まらないバイエルンがブレーメンに5発圧勝として開幕4連勝とした。そしてレバークーゼンがヴォルフスブルクに打ち勝ち、3勝目を挙げている。迎える第5節、バイエルンvsレバークーゼンの今季のマイスターシャーレを占う序盤の大一番が行われる。

バイエルンは前節ブレーメン戦、MFオリーズの2ゴール2アシストの大活躍で5発圧勝。公式戦ここ3試合で20ゴールと手が付けられない状況となっている。やや不安視されたコンパニ監督の手腕もここまでは上々の結果で非の打ち所なし。レバークーゼン相手にもこの破壊的な攻撃力を見せ付けることができれば、王座奪還へ更なる勢いを手にすることになりそうだ。

対するレバークーゼンも公式戦3試合連続4ゴールと攻撃力に関してバイエルンに負けず劣らず。とりわけFWボニフェイスとMFヴィルツが止められない状況で脅威を与え続けている。DFターの状態が芳しくなく失点がかさんでいるが、今夏バイエルン移籍が破談となったドイツ代表DFがレバークーゼンに忠誠を示すようなパフォーマンスを見せられるかに注目だ。
続いて金曜に登場するドルトムント。MF三好康児のボーフムと対戦するドルトムントは前節、シュツットガルトに1-5の大敗。今季初黒星を喫した。古巣対決となるFWギラシーとDFアントンを先発で起用したものの、全くペースを掴めず完敗に終わった。収穫はギラシーの恩返し弾のみと厳しい結果となったが、バウンスバックとしてチャンピオンズリーグ(CL)セルティック戦に向かえるか。負傷明けの三好はスタメン予想となっている。

そのドルトムント戦で途中出場だったDFチェイス・アンリのシュツットガルトはヴォルフスブルクとのアウェイ戦に臨む。リーグ戦連勝として勢いに乗れそうななか、3連勝を飾ってCLスパルタ・プラハ戦に臨みたい。チェイス・アンリは引き続きベンチスタート予想だ。
前節ハイデンハイム戦で豪快なカットインミドルを叩き込んだMF堂安律のフライブルクはザンクト・パウリと対戦。リーグ戦連勝で今季3勝目と好スタートを切ったなか、1分け3敗スタートと厳しいシーズンインとなった昇格組のチームを下してバイエルン、レバークーゼンを追走したい。

MF佐野海舟がフル出場した前節アウグスブルク戦、前半半ばに退場者を出す厳しい展開だったものの、3-2と逃げ切って今季初勝利を飾ったマインツはハイデンハイムと対戦。ブンデスで臆することなくプレーし続け、ここまで順調なスタートを切っている佐野。チームの結果も出たなか、引き続き献身的なプレーを期待したい。

一方、前節フランクフルト戦を落として2連敗となったDF板倉滉のボルシアMG。守備がなかなか安定せず厳しい状況だが、2勝2分けと好スタートを切っているウニオン・ベルリンを下してキッカケを掴みたい。

そして早くも今季2ゴール目を挙げたFW町野修斗のホルシュタイン・キールはフランクフルトと対戦。前節ボーフム戦では今季初めてベンチスタートだったものの終盤の同点弾でチームの連敗を止めた町野。ブンデス1部でキールの初勝ち点獲得に貢献したなか、フランクフルト戦で初勝利に導けるか。

◆ブンデスリーガ第5節
▽9/27(金)
《27:30》
ドルトムントvsボーフム

▽9/28(土)
《22:30》
ライプツィヒvsアウグスブルク
フライブルクvsザンクト・パウリ
ヴォルフスブルクvsシュツットガルト
マインツvsハイデンハイム
ボルシアMGvsウニオン・ベルリン
《25:30》
バイエルンvsレバークーゼン

▽9/29(日)
《22:30》
ホルシュタイン・キールvsフランクフルト
《24:30》
ホッフェンハイムvsブレーメン

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「皆さんごめんなさい」EL本戦出場を決めた三好康児の指揮官が“裸”で記者会見に臨む

U-24日本代表MF三好康児が所属するロイヤル・アントワープのブライアン・プリスケ監督が裸で記者会見に臨んだ。ギリシャメディアの情報をもとにイギリス『サン』が伝えている。 アントワープはヨーロッパリーグ(EL)の予選プレーオフでオモニア(キプロス)と激突。アウェイでの1stレグを1-3で落としたものの、ホームの2ndレグでは90分を終えて2-0。2戦合計4-4とすると、PK戦の末に3-2で勝利を収めた。 劇的な形で本戦出場を決めたアントワープ。さらに驚きなのは、試合後の監督インタビューだ。その場にいた記者達は目を丸くしたに違いない。なぜなら、指揮官は会見場に裸で現れたからだ。 どうやらプリスケ監督は選手たちと賭けをしていた模様。もしEL本戦出場を決めたら、裸で記者会見に臨むと公約していたとのこと。半ば冗談ではあっただろうが律儀に、むしろ勝利への喜びからかもしれないが、最低限の節度を保つためにタオルをだけを巻いた姿で公の場へやってきた。 ブリスケ監督は会見で「皆さんごめんなさい。試合前に選手たちと賭けをしたんだ」と切り出し、その後試合内容に言及。90分間で決着をつけることはできなかったが、チームは勝利に値すると述べた。 「私は選手たちに言ったんだ。我々が勝利し、クリーンシートを保ち通過した場合、私は裸で記者会見をするぞってね」 「我々は成し遂げた。それがサッカーであり人生、情熱だ」 「素晴らしいゲームだった。我々は90分間で3-0で勝つためにできる限りのことをした。多くの品質とコミットメントがあり、最終的にはPK戦になったが勝利に値するよ」 日本ではなかなかお目に掛かれないユーモアにあふれるパフォーマンスを見せたプリスケ監督。本戦後にも再び裸体をさらす機会はあるのだろうか。 なお、27日に行われた抽選の結果、アントワープはグループDに入った。オリンピアコス、フェネルバフチェのほか、MF長谷部誠、MF鎌田大地が所属するフランクフルトと同居。日本人対決が実現する可能性もある。 <span class="paragraph-title">【写真】裸で記者会見に臨むアントワープ指揮官</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Wait... What&#39;s happening here?! <a href="https://twitter.com/hashtag/OMOANT?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#OMOANT</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/COYR?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#COYR</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/RAFC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#RAFC</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/OneRedFamily?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#OneRedFamily</a> <a href="https://t.co/lEotWZj1FR">pic.twitter.com/lEotWZj1FR</a></p>&mdash; Royal Antwerp FC (@official_rafc) <a href="https://twitter.com/official_rafc/status/1431019993588768772?ref_src=twsrc%5Etfw">August 26, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.28 16:05 Sat
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同僚女性への不適切行為でアヤックス退団のオーフェルマルス氏、三好在籍アントワープの新TD就任

今年2月にアヤックスのスポーツ・ディレクター(SD)を辞任したマルク・オーフェルマルス氏が、ベルギーのロイヤル・アントワープのテクニカル・ディレクター(TD)に就任した。ベルギー『Sporza』が報じている。 現役時代にアヤックスやアーセナル、バルセロナでプレーし、オランダ代表としても86キャップを持つオーフェルマルス氏は、2012年にアヤックスのSDに就任。 自慢のアカデミー強化に加え、国内外の有望な若手の獲得と育成に尽力。それらの選手を国外のビッグクラブへ売却し、クラブに大きなキャピタルゲインをもたらした。その一方で、逸材を売却した資金を元手に、実力とリーダーシップに優れるベテランや中堅の獲得によってエールディビジやチャンピオンズリーグ(CL)における安定したチームパフォーマンスを維持させていた。 しかし、同氏は今年2月に長期にわたって数名の同僚女性に「不適切なメッセージ」を送っていたことが発覚。その後、最高経営責任者のエドウィン・ファン・デル・サール氏および監査委員会と話し合った結果、辞任する運びとなった。 その辞任から約1カ月半が経った後、オーフェルマルス氏は日本代表MF三好康児も在籍するアントワープのTD就任が決定した。 同氏はアントワープのTD就任会見の場で、アヤックスでの問題は適切に処理され、新天地での仕事に影響はないことを説明。さらに、「アヤックスで起こったことは二度と起こらない」、「ここに来られてうれしい。私にとって新しい章だ。成長できる可能性を秘めたクラブでの美しい挑戦だ」と、新天地での意気込みを語っている。 また、オーフェルマルス氏の招へいに動いたゼネラルマネージャーのスヴェン・ジャクス氏は、同氏の招へいに関してクラブの女性従業員に対して、特別な説明を行っていないことを認めた。 一方、「人々に新しいチャンスを与え、ページをめくることは重要なことだ」と、招へいの理由についても説明している。 2022.03.21 23:50 Mon
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三好康児も早速モデルに起用!バーミンガムが新ユニフォームを発表、日本でも有名なブランドが胸スポンサーに

チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティが2023-24シーズンのユニフォームを発表している。 2022-23シーズンはチャンピオンシップ17位に終わったバーミンガム。13年ぶりのプレミアリーグを目指す中、今夏にはMF三好康児も獲得した。 三好も早速モデルに起用された新ユニフォーム。ホームは青を基調としつつシャツの前身頃にネイビーで波のグラフィックが施されている。袖口と襟元にもネイビーが施され、ロイヤルブルーのショーツとホワイトのソックスというスタイルだ。 一方のアウェイは、赤をベースにシャツの前身頃には黒でストリート調のグラフィックが施され、黒のショーツと赤のソックスという組み合わせだ。 そして、ホームとアウェイ共通でクラブの新しいプリンシパル・パートナーでありスポンサーでもあるアメリカの『UNDEFEATED(アンディフィーテッド)』の象徴的な「ファイヴストライクス」と呼ばれる5本線のロゴが胸にあしらわれている。 <span class="paragraph-title">【写真】三好康児もモデルに起用!バーミンガムの新ユニフォーム2種</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CvNPVVyssDD/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CvNPVVyssDD/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.45“ハイブリッドバイエルン”ドイツ史上初の3冠/バイエルン[2012-13]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.45</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2012-2013シーズン/バイエルン 〜ハイブリッド“トレブル”バイエルン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2012-13bayern.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ユップ・ハインケス(67) 獲得タイトル:ブンデスリーガ、CL、DFBポカール 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層10:★★★★★★★★★★ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">記録づくめの史上初トレブル</div> 2011-12シーズンのバイエルンは、ブンデスリーガ、CL、DFBポカールの全てで2位に終わり、“シルバー・コレクター"と揶揄された。この悔しさを払拭すべく、翌2012-13シーズンの開幕前にFWマンジュキッチやMFハビ・マルティネス、DFダンテといった実力者を獲得。的確な補強でチーム力を格段と上げた。 リーグ戦では開幕から好調をキープして8連勝を達成すると、最後までその勢いは衰えず。6試合を残してブンデスリーガ史上最速(当時)での優勝を決めた。そして、最終的に積み重ねたポイントは前人未到の[91]。前のシーズンにドルトムントが記録した18を10ポイントも上回り、ブンデスリーガを制覇した。また、シーズン中の14連勝や2位チームとの勝ち点差[25]、最多勝利数[29]、リーグ最少失点数[18]での優勝など、多くの記録を打ち立てた。 さらに、このシーズンのバイエルンの勢いは、リーグ戦だけにとどまらない。CLでは、アーセナル、ユベントスを下してバルセロナとの準決勝へ進出。難敵との対戦となったが、2戦合計スコア7-0と圧勝してファイナルに到達する。そして決勝ではドルトムントとの同国対決を制し、見事に12シーズンぶり5度目の戴冠を果たした。さらに、その1週間後に行われたDFBポカール決勝でもシュツットガルトに3-2と競り勝ち、ドイツ史上初めてとなる3冠の偉業を成し遂げた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">スターのハードワーク</div> 最強を誇ったバイエルンの特長として、チーム全体がハードワークを徹底していたことが挙げられる。ハインケス監督の下でフットボールに対する姿勢を変えたリベリやロッベンといったスター選手がチームプレーに徹したことが、このシーズンのバイエルンの強さを生む大きな要因となった。 守備面においては、抜群の安定感を誇るGKノイアーが最後尾に君臨。センターバックは対人プレーに強みをもつJ・ボアテングとダンテが務めた。特に、ダンテはMVP級の活躍を見せ、守備の仕事に加えて正確なフィードで攻撃の起点となった。また、右サイドバックのラームが気の利いたプレーで攻守に奮闘すれば、左のアラバは本職の中盤からポジションを移したにも関わらず、リベリとの好連係で存在感を放った。 中盤から前線に関しても、質、層と共に素晴らしいレベルを誇った。ハビ・マルティネスは加入当初こそ本調子には至らなかったものの、終盤にかけて存在感を示していき、シュバインシュタイガーと抜群の補完性を誇った。 サイドでは、ロッベンとリベリという世界屈指のドリブラーが執拗に仕掛けていく。また、ミュラー、クロースといったいくつかのポジションをこなせるクオリティの高い選手が在籍していたことも、安定感に拍車をかけた。そして、マリオ・ゴメスにレギュラーを渡さなかったマンジュキッチは労をいとわない守備を見せ、前線からのチェイシングでファーストディフェンダーの役割を完璧にこなした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランク・リベリ(29)</span> スタメンクラスの選手全員がシーズンMVPを獲得できるような活躍だったが、その中でもリベリの存在感は際立っていた。卓越したテクニックとドリブルを活かした果敢な仕掛けで左サイドを蹂躙するだけでなく、ときには最終ラインまで戻ってタックルを仕掛けるなど、守備面での献身性も特筆すべきものだった。このシーズンは公式戦43試合に出場して11ゴールを記録。バロンドールではC・ロナウド、メッシに次ぐ僅差の3位に終わったが、UEFA欧州最優秀選手賞を受賞した。 2019.04.25 22:00 Thu
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伝説のGKカーンが語る意外な後悔「あそこに移籍すれば良かった」

▽フットボール界のレジェンドである元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、キャリアにおける後悔として、「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍」を挙げた。 ▽カーン氏は現役時代、1994年にカールスルーエから加入したバイエルンで14シーズンにわたって守護神として活躍し、8度のブンデスリーガや2000-01シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、ドイツ代表としては86試合に出場し、1996年のユーロ優勝や2002年の日韓ワールドカップ準優勝を経験した。 ▽ドイツ『スポーツ・ビルト』のインタビューに応じたカーン氏は、海外移籍に挑戦してみたかったという思いを吐露し、当時アレックス・ファーガソン氏が率いていたユナイテッドへの移籍についての後悔を口にした。 「アレックス・ファーガソンは未だに私に怒っているんじゃないかな。2003年か2004年、彼は私がユナイテッドに移籍すると思っていただろうからね。でもバイエルンで締めくくることが私にとってより重要だった」 「振り返ってみれば、移籍してみるべきだったと思う。私にとっていい挑戦になったはずだ」 ▽当時ユナイテッドは、2005年にGKエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまでGKに確固たる存在を立てることができずにいた時代が続いていた。ファン・デル・サールと共に2007-08シーズンには欧州王者に君臨したユナイテッドだが、カーンが加わっていたらまた大きな違いが生まれていたことだろう。 2017.12.15 14:09 Fri
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【スーパーゴール図鑑/バイエルン編】“ガラスの天才”ハーグリーブスの全盛期、試合を決めるお手本ミドル

【得点者プロフィール】 オーウェン・ハーグリーブス(当時24歳) 国籍:イングランド 所属:バイエルン ポジション:MF 身長:180cm カナダ出身のハーグリーブス氏は、バイエルンでプロデビュー。公式戦218試合に出場し、ブンデスリーガやチャンピオンズリーグなど、数々のトロフィーを獲得した後、2007年5月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍していた。抜群の才能を持ちながらも、度重なるケガに苦しんだ“ガラスの天才”として知られている。 【試合詳細】 日程:2005年4月16日 大会:ブンデスリーガ第29節 対戦相手:ハノーファー 時間:後半90分(0-0) <div id="cws_ad">◆ハーグリーブスが決めたお手本のようなミドル<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzYlJ6MWJTcyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 0-0で迎えた90分、このままスコアレスドロー決着が濃厚かと思われたが、バイエルンは前線へとボールを放り込むと、前線に残っていたDFルシオが頭で落とす。これを受けたFWクラウディオ・ピサーロは相手DFに潰されるも、詰めていたハーグリーブスがこれをダイレクトで右足一閃。浮き上がるようなミドルシュートは、ゴール右上隅に突き刺さった。 試合を決定づける劇的ゴールに、バイエルン一同はもみくちゃになってゴールを大喜び。フェリックス・マガト監督率いるバイエルンはこのシーズン、2年ぶり通算19回目のリーグ優勝を果たしている。 2020.12.26 18:00 Sat
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レ・ブルー初招集オリーズが母国イングランドではなくフランスでのプレー理由説明…同僚バデが意外な特技も明かす

レ・ブルー初招集となったバイエルンMFマイケル・オリーズが、母国イングランドではなくフランス代表でのプレーを決断した理由を明かした。フランス『レキップ』が伝えている。 ナイジェリア人の父親とアルジェリア系フランス人の母親の元、イングランドのロンドンで生まれ育ったオリーズ。アカデミー年代ではアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティという名門を渡り歩き、レディングでプロキャリアをスタート。その後、2021年夏にクリスタル・パレスへステップアップを遂げると、今夏はビッグクラブの争奪戦の中でバイエルンへ完全移籍した。 バイエルン移籍までイングランド一筋のクラブキャリアを歩んできた左利きの攻撃的MFだが、U-18チームから母親の母国フランスの代表チームでもプレーを選択。先のパリ・オリンピックではU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献した。 そして、今回のインターナショナルマッチウィークではディディエ・デシャン監督から招集がかかり、レ・ブルー初選出となった。 3日、同じくA代表デビューが期待されるローマMFマヌ・コネ、セビージャDFロイク・バデとパリ五輪のチームメイトと共に公式会見に出席したオリーズは、ややたどたどしいフランス語で生まれ故郷のイングランドではなく、フランスでのプレーを決断した背景を説明。 明確な理由について言及は避けたが、「母はフランス出身で、僕は子供の頃にここに来たことがある。フランス代表チームとの繋がりがあったし、フランスでプレーしているんだ」と語った。 また、レ・ブルーのロールモデルに関して問われると、母と同じアルジェリア系フランス人のジネディーヌ・ジダン氏とパリ五輪で指導を受け、現在も連絡を取り合っているティエリ・アンリ氏の2人のレジェンドの名前を挙げた。 今回の会見の様子やフランス語が不得手という部分で、少し内向的な性格も窺わせたオリーズ。 そういったこともあり、会見ではチームメイトであるバデにオリーズの人となりに関する質問が飛ぶと、「とてもいいヤツだよ」という言葉と共に意外な特技が明かされた。 「マイケルはとてもいいヤツだよ。僕らは(パリ五輪の期間に)2カ月間一緒に過ごしていたけど、彼は本当にいいヤツなんだ。彼は人狼ゲーム(カードゲーム)がとても得意で、人を操る人間だね(笑)」 また、現状では右ウイングを主戦場とする可能性が高い中、右サイドバックとしてコンビを組む可能性が高いバルセロナDFジュール・クンデは、ピッチ内外での適応をサポートしたいと語った。 「ここには他の人よりも社交的な人間がたくさんいるし、とても歓迎的なグループだ。彼が馴染みのに問題はないよ」 「彼に時間を与える必要があるけど、僕はまったく心配していないよ。彼はとてもアンバランスなアタッカーで、左足が本当に得意だ。だけど、静かに落ち着かせてほしい。新しい人に時間を与えるのは良いことだからね」 2024.09.04 16:00 Wed

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