イラクに快勝のモロッコが大混戦のグループBを首位通過【パリ五輪】

2024.07.31 01:59 Wed
Getty Images
パリ・オリンピック(五輪)グループB最終節、U-23モロッコ代表vsU-23イラク代表が30日に行われ、3-0でモロッコが快勝した。

勝ち点3で4チームが並ぶ大混戦のグループB。

3日前のU-23ウクライナ代表戦を1-2で競り負けて1勝1敗となった3位モロッコは、2選手を変更して臨んだ。
一方、U-23アルゼンチン代表に1-3で敗れて1勝1敗となった最下位イラクは、3選手を変更して臨んだ。

立ち上がりから押し込んだモロッコが19分に押し切る。ボックス右でハキミがDFを引き付けてクロス。これをリチャードソンがヘッドで流し込んだ。
その後も攻勢のモロッコは28分に追加点。左クロスに合わせたアコマックのヘディングシュートはゴールライン上のDFにカットされたものの、ルーズボールをラヒミが蹴り込んだ。

2点を追う展開となったイラクは2選手を変更。36分にはモハメドのヘディングシュートでゴールに迫ったが、GKムニルの好守に阻まれてしまう。

すると直後、モロッコに決定的な3点目。アブデがボックス左角からシュートを狙うと、見事にコントロールされたミドルがゴール右上に決まった。

迎えた後半もモロッコがボールを保持して試合をコントロールする展開となった中、61分に3枚替え。

余裕の展開とすると、終盤の2度のピンチをエル・オハディとGKムニルが凌いで3-0のまま快勝。アルゼンチンを抑えて首位通過としている。

U-23モロッコ 3-0 U-23イラク
【U-23モロッコ】
アミル・リチャードソン(前19)
ソフィアン・ラヒミ(前28)
エズ・アブデ(前37)

アミル・リチャードソンの関連記事

フィオレンティーナは12日、スタッド・ランスからモロッコ代表MFアミル・リチャードソン(22)を完全移籍で獲得した。契約期間は明かされていないが、『Transfer market』は2029年6月30日までと伝えている。 現役時代にNBAのニューヨーク・ニックスなどで活躍したマイケル・レイ・リチャードソンを父親に 2024.08.13 08:30 Tue
スタッド・ランスのモロッコ代表MFアミル・リチャードソン(22)の新天地がフィオレンティーナに決定したようだ。 U-23モロッコ代表の一員としてパリ・オリンピックで銅メダルを獲得したリチャードソン。今夏の移籍が濃厚と見られていたなか、ここまではトッテナム、レスター・シティ、エバートンのプレミアリーグ勢に、ウディネ 2024.08.09 17:55 Fri
トッテナムがスタッド・ランスのモロッコ代表MFアミル・リチャードソン(22)に関心を示しているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 現在、U-23モロッコ代表の一員としてパリ・オリンピックに参戦し、5日にU-23スペイン代表との準決勝に臨むリチャードソン。 その大型MFにはレスター・シティと 2024.08.05 15:45 Mon
王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は4日、パリ・オリンピックに臨むU-23モロッコ代表メンバーを発表した。 3大会ぶり8度目の出場となるモロッコを率いるタリク・セクティウィ監督は、予備メンバーを含む22名を招へい。オーバーエイジ枠の登録選手としてDFアクラフ・ハキミ(PSG)とFWソフィアン・ラヒミ(アル・アイ 2024.07.05 06:30 Fri
スタッド・ランスのモロッコ代表MFアミル・リチャードソン(22)にプレミアリーグの2クラブが関心を示しているようだ。フランス『レキップ』が報じている。 現役時代にNBAのニューヨーク・ニックスなどで活躍したマイケル・レイ・リチャードソンを父親に持つリチャードソン。その偉大な父とは異なり、幼少期からフットボールの才 2024.07.04 17:20 Thu

U-23モロッコ代表の関連記事

パリ・オリンピック(五輪)3位決定戦、U-23エジプト代表vsU-23モロッコ代表が8日に行われ、0-6でモロッコが圧勝した。 3日前に行われたU-23フランス代表との準決勝を延長戦の末に敗れたエジプトは、フランス戦のスタメンから退場したファイドに代えてタレクのみを変更した。 一方、U-23スペイン代表に1 2024.08.09 01:53 Fri
U-23スペイン代表のMFフェルミン・ロペスが、パリ・オリンピックの決勝進出を喜んだ。スペイン『アス』が伝えた。 5日、パリ・オリンピックの男子サッカー準決勝が行われ、スペインはモロッコと対戦した。 準々決勝でU-23日本代表を下したスペイン。2大会連続の決勝進出、そして東京オリンピックで逃した金メダルを目 2024.08.06 11:45 Tue
U-23スペイン代表のサンティ・デニア監督が、U-23モロッコ代表との準決勝を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。 5日、パリ・オリンピックの男子サッカー準決勝が行われ、スペインはモロッコと対戦した。 準々決勝でU-23日本代表を下したスペイン。2大会連続の決勝進出、そして東京オリンピックで逃した金メダル 2024.08.06 11:15 Tue
5日、パリ・オリンピックの男子サッカー準決勝が行われた。 U-23日本代表はベスト8で姿を消した中、ファイナリストが決定。日本に勝利したU-23スペイン代表は、準々決勝でU-23アメリカ代表を下したU-23モロッコ代表と対戦した。 試合は37分、今大会5ゴールを記録しているソフィアン・ラヒミがPKをしっかり 2024.08.06 10:25 Tue
パリ・オリンピック(五輪)準決勝、U-23モロッコ代表vsU-23スペイン代表が5日に行われ、1-2でスペインが勝利した。 準々決勝でU-23アメリカ代表を4-0と完勝して初のベスト4進出としたモロッコは、アメリカ戦のスタメンからエル・カンヌスに代えてベン・セギルのみを変更。ハキミやアブデ、アコマックらが引き続き 2024.08.06 03:08 Tue

オリンピックの関連記事

国際オリンピック委員会(IOC)は9日、2028年のロサンゼルス・オリンピックに関しての変更点を発表。サッカー競技でも大きな変更があった。 IOCはロス五輪に関して、複数競技での変更を発表。サッカーに関しては、男子の参加国を「12」に、女子の参加国を「16」に変更すると発表した。 2024年のパリ五輪までは 2025.04.10 12:15 Thu
日本サッカー協会(JFA)は12日、ロサンゼルス・オリンピックに臨むU-23日本代表に関して、大岩剛監督が率いることを発表した。 パリ・オリンピックもU-23日本代表を率いた大岩監督。グループステージを無失点3連勝で突破するも、準々決勝ではのちに金メダルを獲得したU-23スペイン代表に0-3で敗れて敗退。目標とし 2024.12.13 23:05 Fri
日本サッカー協会(JFA)は12日、ロサンゼルス・オリンピックを目指すU-23日本代表に関して、大岩剛監督(52)が続投することを発表した。 現役時代は名古屋グランパスやジュビロ磐田、鹿島アントラーズでプレーした大岩監督。J1通算386試合に出場し10得点を記録していた。 引退後は鹿島のコーチに就任すると、 2024.12.12 18:59 Thu
カナダサッカー協会(CSA)は12日、パリ・オリンピック期間中に発覚したドローンの不正使用問題の独立調査の結果を発表。停職処分を受けていたカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督(38)が解雇されることとなった。 また、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏とアナリストのジョセフ・ロンバルディ氏も解雇され 2024.11.13 17:10 Wed
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はア 2024.10.29 17:15 Tue

記事をさがす

アミル・リチャードソンの人気記事ランキング

1

スタッド・ランスの大型MFにプレミア勢が関心? 父親はNBAの元スター選手

スタッド・ランスのモロッコ代表MFアミル・リチャードソン(22)にプレミアリーグの2クラブが関心を示しているようだ。フランス『レキップ』が報じている。 現役時代にNBAのニューヨーク・ニックスなどで活躍したマイケル・レイ・リチャードソンを父親に持つリチャードソン。その偉大な父とは異なり、幼少期からフットボールの才覚を示すと、生まれ故郷ニースの下部組織を経て加入したル・アーヴルでプロキャリアをスタートした。 2022年9月にランスへ完全移籍したが、ローンバックの形でル・アーヴルで引き続きプレーすると、中盤の主力としてリーグ・ドゥ優勝に貢献。個人としてもUNFP選出のチーム・オブ・ザ・シーズンに輝いた。 その活躍を引っ提げて正式加入したランス1年目は中盤の準主力としてリーグ・アン28試合3ゴール1アシストの数字を残した。 NBAで活躍した父親譲りの195cmの恵まれた体躯、アスリートの能力に加え、正確な左足のキックを活かした展開力、推進力を有するスケールの大きな22歳は、守備的MFとしてもボックス・トゥ・ボックスMFとしても豊かな伸びしろを残す。 ただ、ル・アーヴル時代の恩師であるルカ・エルスネル新監督の就任にも関わらず、クラブは今夏のタイミングでの売却を検討しているという。 そして、現時点ではレスター・シティとエバートンのプレミアリーグ勢2クラブに、セリエAのウディネーゼが関心を示している模様だ。 ランスが要求する1000万ユーロ(約17億4000万円)の移籍金は割高で、前述のクラブが具体的な動きをみせるかは不明だが、今夏のタイミングで海外移籍を選択する可能性は十分にある。 2024.07.04 17:20 Thu
2

ハキミがOA枠で参加! パリ五輪に臨むU-23モロッコ代表メンバーが発表【パリ五輪】

王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は4日、パリ・オリンピックに臨むU-23モロッコ代表メンバーを発表した。 3大会ぶり8度目の出場となるモロッコを率いるタリク・セクティウィ監督は、予備メンバーを含む22名を招へい。オーバーエイジ枠の登録選手としてDFアクラフ・ハキミ(PSG)とFWソフィアン・ラヒミ(アル・アイン)、GKムニル・モハメディ(アル・ワフダ)の3人を選出。 また、海外組からはFWエズ・アブデ(レアル・ベティス)やFWイリアス・アコマック(ビジャレアル)、MFウサマ・エル・アズジ(ボローニャ)、MFウサマ・タルグハルライン(ル・アーヴル)、DFザカリア・エル・ワアディ(ヘンク)らの13名を招集。 モロッコは、今大会で優勝候補であるアルゼンチン、イラク、ウクライナと同じグループBに入っている。今回発表されたU-23モロッコ代表メンバーは以下のとおり。 <span class="paragraph-subtitle">◆U-23モロッコ代表 パリ五輪メンバー18名</span> GK モハメド・レダ・アスママ(ウニオン・トゥアルガ) ラシッド・ガニミ(FUSラバト) ムニル・モハメディ(アル・ワフダ/サウジアラビア)※ DF アクラフ・ハキミ(PSG/フランス)※ ザカリア・エル・ワアディ(ヘンク/ベルギー) メディ・ブカミル(シャルルロワ/ベルギー) アイマン・エル・ワフィ(ルガーノ/スイス) アディル・タヒフ(RSベルカンヌ) ヘイタム・マナウト(ウニオン・トゥアルガ) アクラム・ナカシュ(ウニオン・トゥアルガ) MF ウサマ・エル・アズジ(ボローニャ/イタリア) ウサマ・タルグハルライン(ル・アーヴル/フランス) ベンジャミン・ブシュアリ(サンテチェンヌ/フランス) アミル・リチャードソン(スタッド・ランス/フランス) ヤシン・ケフタ(ル・アーヴル/フランス) ビラル・エル・カンヌス(ヘンクベルギー) エル・メディ・エル・ムバリク(ラジャ・カサブランカ) FW エル・メフディ・マウホウブ(ラジャ・カサブランカ) エズ・アブデ(レアル・ベティス(レアル・ベティス/スペイン) イリアス・アコマック(ビジャレアル/スペイン) エリーズ・ベン・セギル(モナコ/フランス) ソフィアン・ラヒミ(アル・アイン/UAE)※ ※はオーバーエイジ枠 2024.07.05 06:30 Fri

U-23モロッコ代表の人気記事ランキング

1

ラヒミの2発でモロッコがアルゼンチンから金星!メディーナの劇的弾は中断を経て取り消しに【パリ五輪】

パリ・オリンピックの男子サッカー競技・グループB第1節のU-23アルゼンチン代表vsU-23モロッコ代表が24日に行われ、1-2でモロッコが勝利した。 4大会ぶりの五輪優勝を目指すアルゼンチンは、オーバーエイジ枠の主将オタメンディや守護神ルジ、エースFWアルバレスが揃って先発入り。[4-4-2]の布陣を採用し、2トップはアルバレスとベルトランが起用された。 一方、3大会ぶり8回目の五輪出場となるモロッコも、主将のハキミや守護神ムニル、FWラヒミを揃って先発で起用。ラヒミを最前線に据えた[4-2-3-1]の布陣で試合に臨んだ。 立ち上がりから一進一退の展開が続く試合は、両チーム共にアタッキングサードまでボールを運ぶが、前半半ばを過ぎても決定機はおろかシュートの形が作れないまま時間が経過。 その後は徐々にアルゼンチンがボールを保持したが、ハーフタイムにかけても拮抗した攻防が続く。このまま前半終了かと思われたが、追加タイムにスコアが動く。 前半追加タイム2分、モロッコはアコマックとのパス交換でボックス右深くまで侵入したエル・カンヌスがダイレクトクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだラヒミがワンタッチシュートを流し込んだ。 迎えた後半、再びスコアを動かしたのはモロッコ。49分、右サイド深くでボールを収めたアコマックがそのままボックス右から侵入すると、守備に戻ったソレールに後方から倒され、PKを獲得。このPKをラヒミが左隅に沈めた。 2点を追う展開となったアルゼンチンは、55分にゼノンを下げてジュリアーノ・シメオネを投入。すると68分、右クロスをファーサイドで収めたソレールが左足でシュートを放つと、ゴール右に逸れたボールをゴール前のG・シメオネが右足で押し込んだ。 1点を返したアルゼンチンは、72分にも左サイドで獲得したFKから斜めに走り込んだアミオネがヘディングシュートでゴールに迫ったが、これはGKムニルのファインセーブに阻まれた。 さらにアルゼンチンは82分にも、ゴンドウのパスでゴール前に抜け出したアルバレスが決定機を迎えたが、これも好反応を披露したGKムニルに阻まれた。 1-2のまま終盤に差し掛かり、このまま終了かと思われたが、後半終了間際にドラマが生まれる。アディショナルタイム16分、ボックス手前のアルマダが放ったシュートが左ポストに当たると、こぼれ球をオタメンディがダイレクトシュート。これはGKムニルが右手で弾き、クロスバーを直撃。跳ね返りをアミオネがヘディングで狙うと、再びクロスバーを叩いたが、最後はメディーナが頭でゴールに押し込んだ。 劇的ドローかと思われたが、直後に観客がピッチに相次いで乱入。アルゼンチンベンチの近くには発煙筒のような物が投げ込まれると、両チームの選手はロッカールームへ避難。一時は2-2で試合終了したかと思われたが、大会公式サイトは“中断”と発表していた。 その後、1時間30分以上の中断から無観客の状態で試合は再開。メディーナのゴールシーンがVARでチェックされると、直前でシュートを放ったアミオネがオフサイドと判定され、ゴールは取り消された。 結局、試合はそのまま1-2でタイムアップ。OA枠ラヒミの2ゴールで逃げ切ったモロッコがアルゼンチンから金星を挙げた。 U-23アルゼンチン代表 1-2 U-23モロッコ代表 【U-23アルゼンチン】 ジュリアーノ・シメオネ(後23) 【U-23モロッコ】 ソフィアン・ラヒミ(前47) ソフィアン・ラヒミ(後5[PK]) 2024.07.25 02:47 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly