「最高の気分」なでしこに1年越しのリベンジ達成! 決勝ゴールのカルデンテイは試合前の心境を明かす「不安な気持ちもあった」
2024.07.26 14:05 Fri
スペイン女子代表のFWマリオナ・カルデンテイが、なでしこジャパンとの戦いを振り返った。スペイン『アス』が伝えた。
25日、パリ・オリンピックの女子サッカーが開幕。スペイン女子代表は、なでしこジャパンと初戦で対戦した。
2023年の女子ワールドカップ(W杯)女王として臨む今大会。スペインにとっては初のオリンピックとなる中、そのW杯で敗れた日本との対戦となった。
試合はスペインのペースで入る中で、日本もカウンターからチャンスを作っていくことに。すると13分に藤野あおばにFKを決められて日本に先行を許す展開となる。
それでもチャンスを作っていたスペインは、22分にはボックス付近でボールを繋ぐと、上手くラインを抜けたアイタナ・ボンマティにパスが通り、GKとの一対一を制して同点に追いつく。
チームのオリンピック初戦で、歴史に残る初勝利をもたらしたカルデンテイ。1年前の、2023年の女子ワールドカップ(W杯)のリベンジを果たせたことを喜んだ。
「疲れたけどとても嬉しかった。こうなることは分かっていたし、苦しんだけど、ワールドカップで日本に負けた後、今回日本に勝つことができて気分が良いです」
「リベンジを考えるときは、危険な場合があります。復讐できなければ、さらにイライラが募るからです」
「少し不安な気持ちもあって試合に入ったわ。数カ月前は彼女たちの方が良かったけど、今日は私たちの方が良く、結果がそれを物語っている。彼女たちに変えて最高の気分だわ」
25日、パリ・オリンピックの女子サッカーが開幕。スペイン女子代表は、なでしこジャパンと初戦で対戦した。
2023年の女子ワールドカップ(W杯)女王として臨む今大会。スペインにとっては初のオリンピックとなる中、そのW杯で敗れた日本との対戦となった。
それでもチャンスを作っていたスペインは、22分にはボックス付近でボールを繋ぐと、上手くラインを抜けたアイタナ・ボンマティにパスが通り、GKとの一対一を制して同点に追いつく。
1-1で迎えた後半、スペインは再び押し込む中、日本も持ち直して反撃に。それでも74分に左サイドから崩すと、最後はカルデンテイがネットを揺らして逆転に成功。2-1で勝利し、日本にW杯のリベンジを果たした。
チームのオリンピック初戦で、歴史に残る初勝利をもたらしたカルデンテイ。1年前の、2023年の女子ワールドカップ(W杯)のリベンジを果たせたことを喜んだ。
「疲れたけどとても嬉しかった。こうなることは分かっていたし、苦しんだけど、ワールドカップで日本に負けた後、今回日本に勝つことができて気分が良いです」
「リベンジを考えるときは、危険な場合があります。復讐できなければ、さらにイライラが募るからです」
「少し不安な気持ちもあって試合に入ったわ。数カ月前は彼女たちの方が良かったけど、今日は私たちの方が良く、結果がそれを物語っている。彼女たちに変えて最高の気分だわ」
マリオナ・カルデンテイの関連記事
スペイン女子代表の関連記事
オリンピックの関連記事
記事をさがす
|
マリオナ・カルデンテイの人気記事ランキング
1
「2度も獲得できるとは…」女子バロンドール連覇のボンマティ、自身の使命を語る「小さな女子や男子の模範に」
女子バロンドールを連覇したバルセロナ・フェメニのスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティが受賞について語った。フランス『レキップ』が伝えた。 28日、2024年のバロンドール授賞式が開催。男子はマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが初受賞。女子も同じスペインのボンマティが連覇を果たした。 2023-24シーズンのボンマティは、バルセロナでリーガF、コパ・デ・ラ・レイナ、女子チャンピオンズリーグと3冠を達成。公式戦41試合で19ゴール18アシストという驚異的な数字を残し、タイトルも総なめにした。 今シーズンも公式戦7試合で3ゴール3アシストを記録するなど、現在の女子サッカーで最高の選手は、バロンドール連覇を達成。2021年、2022年に連覇を果たしたチームメイトのアレクシア・プテジャスの後を継ぐ形となった。 2年連続でバロンドールに選ばれたボンマティはインタビューでコメント。感謝と共に、自身の活躍が多くの子どもたちの模範になれることを願った。 「2年連続でバロンドールを受賞できて光栄です。これは、今シーズン私が良いプレーをしたこと、そしてバルサとスペイン代表チームで、個人レベルでも集団レベルでもうまくいったことを意味します」 「チームメイト、そして私のクラブとラ・ロハのスタッフに捧げます。この素晴らしいトロフィーを2度も獲得できるとは思ってもいませんでした。とても誇りに思います」 「私の基準と考え方があれば、何でも可能です。私の使命は、小さな女子や男子たちの模範となることで、それは重要です。このバロンドールによって、さらに多くの家庭で選ばれることを願っています。女性がより多くの権利と自由を得るために、闘いは続けなければなりません」 <h3>◆女子バロンドール最終結果</h3> 1.アイタナ・ボンマティ(バルセロナ/スペイン) 2.キャロライン・グラハム・ハンセン(バルセロナ/ノルウェー) 3.サルマ・パラジュエロ(バルセロナ/スペイン) 4.ソフィア・スミス(ポートランド・ソーンズ/アメリカ) 5.リンジー・ホラン(リヨン/アメリカ) 6.マロリー・スワンソン(ワシントン・スピリット/アメリカ) 7.マリー・アントワネット・カトト(パリ・サンジェルマン/フランス) 8.マリオナ・カルデンテイ(バルセロナ/スペイン) 9.トリニティ・ロッドマン(ワシントン・スピリット/アメリカ) 10.アレクシア・プテジャス(バルセロナ/スペイン) 11.パトリシア・ギハーロ(バルセロナ/スペイン) 12.バーバラ・バンダ(オーランド・プライド/ザンビア) 13.ローレン・ジェームズ(チェルシー/イングランド) 14.アーダ・ヘーゲルベルグ(リヨン/ノルウェー) 15.カディジャ・ショー(マンチェスター・シティ/ジャマイカ) 16.タバサ・チャウィンガ(パリ・サンジェルマン→リヨン/マラウィ) 17.アリッサ・ネイハー(シカゴ・レッドスターズ/アメリカ) 18.ガビ・ポルティーリョ(コリンチャンス/ブラジル) 19.ジュリア・グヴィン(バイエルン/ドイツ) 20.ルーシー・ブロンズ(チェルシー/イングランド) 21.マイラ・ラミレス(チェルシー/コロンビア) 22.グロディス・ペルラ・ヴィゴスドッティル(バイエルン/ドイツ) 23.タルシアニ(ヒューストン・ダッシュ/ブラジル) 24.レア・シュラー(バイエルン/ドイツ) 25.シェーケ・ニュスケン(チェルシー/ドイツ) 26.長谷川唯(マンチェスター・シティ/日本) 27.マヌエラ・ジュリアーノ(ローマ/イタリア) 28.ローレン・ヘンプ(マンチェスター・シティ/イングランド) 29.エヴァ・パヨル(バルセロナ/ポーランド) 30.グレイス・ゲヨロ(パリ・サンジェルマン/フランス) <span class="paragraph-title">【動画】ボンマティが自身2つ目のバロンドールトロフィーにキス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Aitana, it's all yours!<a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/BT2PzX2I3x">pic.twitter.com/BT2PzX2I3x</a></p>— Ballon d'Or (@ballondor) <a href="https://twitter.com/ballondor/status/1851034214885392388?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 10:35 Tue2
バルセロナが門脇真依不在のローゼンゴードを一蹴!6発大勝で無傷のGS3連勝【UWCL】
UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)はグループステージの4試合が13日に各地で行われ、バルセロナやリヨンが3連勝を飾った。 グループAでは昨季王者のバルセロナが、アウェイでローゼンゴードと対戦。最終ラインの主力を欠きながらも、6-0で大勝を収めた。 バルセロナは16分、アイタナ・ボンマティのクロスがオウンゴールを誘発して試合を動かすと、オナ・バトジェの折り返しをサルマ・パラジュエロが合わせて37分に追加点を奪う。前半終了間際にはパトリシア・ギハロがミドルシュートを決め、3点リードで折り返した。 62分には右クロスをボンマティがニアで合わせ、技ありのゴールで加点すると、73分にはマリオナ・カルデンテイがPKを沈めて5点差に。後半アディショナルタイムにはUWCL初出場を果たした19歳FWマルティナ・フェルナンデスにも初ゴールが生まれ、大勝でグループステージ3連勝を飾っている。 一方、門脇真依をケガで欠いたローゼンゴードは3連敗。グループステージ突破が厳しくなった。また、グループAのもう1試合、ベンフィカvsフランクフルトは、マリー・ヤスミン・アリドゥの決勝点でベンフィカが2勝目を挙げている。 グループBでは、8度の優勝を誇るリヨンがSKブランを3-1で下し、こちらも3連勝。ともに連敗スタートとなったザンクト・ペルテンとスラヴィア・プラハの一戦はゴールレスドローに終わっている。 グループCとDの第3節は14日に行われ、なでしこジャパンの熊谷紗希と南萌華を擁するローマは、パルク・デ・プランスでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】バルサ攻撃陣は好調維持!ローゼンゴードvsバルセロナのハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ds9t6zKcIDI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.14 22:30 Thu3
女子バロンドール2024候補30名が発表、昨年に続き長谷川唯が選出
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンの女子バロンドール候補30名を発表した。 なでしこジャパンからは昨年に続きMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)が選出されている。 候補者30名のなかには昨年受賞のスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティの他、パリ・オリンピック優勝のアメリカ代表からFWトリニティ・ロドマンら5選手が選出されている。 発表された候補者30名は以下の通り。受賞者は10月28日に発表される。 ◆候補者一覧 ※()内は所属クラブ/国籍 長谷川唯(マンチェスター・シティ/日本) アイタナ・ボンマティ(バルセロナ/スペイン) ルーシー・ブロンズ(バルセロナ/イングランド) マリオナ・カルデンテイ(バルセロナ/スペイン) バーブラ・バンダ(上海盛麗/ザンビア) タビサ・チャウィンガ(パリ・サンジェルマン/マラウィ) グレイス・ゲヨロ(パリ・サンジェルマン/フランス) マヌエラ・ジュリアーノ(ローマ/イタリア) キャロライン・グラハム・ハンセン(バルセロナ/ノルウェー) パトリシア・ギハロ(バルセロナ/スペイン) ジュリア・グヴィン(バイエルン/ドイツ) アーダ・ヘーゲルベルグ(リヨン/ノルウェー) ローレン・ヘンプ(マンチェスター・シティ/イングランド) リンジー・ホラン(リヨン/アメリカ) ローレン・ジェームズ(チェルシー/イングランド) マリー・アントワネット・カトト(パリ・サンジェルマン/フランス) アリッサ・ネイハー(シカゴ・レッドスターズ/アメリカ) シェーケ・ニュスケン(チェルシー/ドイツ) エヴァ・パヨル(ヴォルフスブルク/ポーランド) サルマ・パラジュエロ(バルセロナ/スペイン) ガビ・ポルティーリョ(コリンチャンス/ブラジル) アレクシア・プテジャス(バルセロナ/スペイン) マイラ・ラミレス(レバンテ/コロンビア) トリニティ・ロドマン(ワシントン・スピリット/アメリカ)) レア・シュレル(バイエルン/ドイツ) カディジャ・ショー(マンチェスター・シティ/ジャマイカ) ソフィア・スミス(ポートランド・ソーンズ/アメリカ)) マロリー・スワンソン(シカゴ・レッドスターズ/アメリカ) タルシアニ(コリンチャンス/ブラジル) グロディス・ヴィゴスドッティル(バイエルン/ドイツ) 2024.09.05 07:30 Thu4
スペインが圧巻5ゴールでザンビアを撃破!2連勝でなでしことともに決勝T進出1番乗り【2023女子W杯】
26日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループCの第2節、スペイン女子代表vsザンビア女子代表がイーデン・パーク(オークランド)で行われ、スペインが5-0で勝利を収めた。 初戦のコスタリカ女子代表戦では相手を圧倒し、3-0と好スタートを切った3大会連続3度目の出場となるスペイン。前節からスタメン2人を変更し、今大会初先発のアレクシア・プテジャスが[4-3-3]のインサイドハーフに。ジェニファー・エルモソがセンターフォワードに入り、こちらも初先発となるマリオナ・カルデンテイが左のウイングを務めた。 対する初出場となるザンビアは、0-5と大敗したなでしこジャパン戦で退場処分を受けたGKのみを変更。[4-2-1-3]のスタートでユーニス・サカラがゴールマウスを守ったが、序盤から仕事量が増えることとなる。 序盤からポゼッションで勝るスペインがザンビアを押し込み、3分にはプテジャスがこぼれ球を拾ってフィニッシュ。2021、2022年と2年連続で女子バロンドールを受賞した背番号「11」は、2分後には絶妙クロスでサルマ・パラジュエロへとラストパスを送る。 一方のザンビアも8分にバーバラ・バンダが長い距離を運び、独力でボックス内からのフィニッシュまで持ち込んだが、動じないスペインが直後に試合を動かした。 9分、左サイドの深い位置でカルデンテイ、エルモソ、プテジャスが絡み、エルモソのマイナスパスを受けたテレサ・アベレイラがボックス手前左から右足での鮮烈なミドルを突き刺すと、4分後にはプテジャスのパーフェクトクロスからエルモソがヘディングを沈め、あっという間にリードを広げた。 出はなを挫かれたザンビアもバーバラ・バンダやレーチェル・クンダナンジのスピードを生かそうと試みるが、要所でのパスミスもあってスペインに脅威を与えられない。37分には負傷したスーザン・バンダを含めて2枚替えを行うが、42分のカウンターもバーバラ・バンダはイレーナ・パレデスに対応された。 悠々とボールを回していたスペインはハーフタイムに今大会初出場となるエヴァ・ナバーロら3選手を投入。だが、W杯初ゴールを目指すザンビアの圧力も高まり、後半は開始から互いがシュートシーンを迎えるオープンな展開に。 それでも69分、ナバーロのパスで背後を取った途中出場のアルバ・レドンドが相手のチャージを受けながらもボックスへ侵入。GKをかわして無人のゴールへ流し込む。 1分後にはオルガ・カルモナのクロスからイレーネ・ゲレーロが狙い、右ポストからの跳ね返りをエルモソが蹴り込んでまたもネットを揺らす。カルモナのパス受けのタイミングに対し、1度はフラッグアップされたものの、VARチェックの結果、ゴールが認められた。 連続得点でザンビア反撃の火を鎮静化したスペインは、ようやくゲームをコントロール。85分にはレドンドもドブレーテを達成し、終わってみれば5得点を奪っての大勝劇。圧巻のゴールショーとクリーンシートでゲームを締めくくった。 この結果、グループCでは2連勝を飾ったスペインとなでしこジャパンの決勝トーナメント進出が決定している。 スペイン女子代表 5-0 ザンビア女子代表 【スペイン】 テレサ・アベレイラ(前9) ジェニファー・エルモソ(前13、後25) アルバ・レドンド(後24、40) 2023.07.26 18:35 Wed5
スペインが初の決勝戦進出! なでしこ撃破のスウェーデンを19歳パラジュエロ&主将カルモナ弾で打ち砕く【2023女子W杯】
15日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)準決勝のスペイン女子代表vsスウェーデン女子代表がイーデン・パーク(オークランド)で行われ、2-1で勝利したスペインが決勝戦進出を勝ち取った。 ともにW杯初優勝を目指すスペインとスウェーデン。グループステージでなでしこジャパン(日本女子代表)と同居したスペインはラウンド16でスイス女子代表、準々決勝でオランダ女子代表を撃破と欧州のライバルを退けて準決勝まで駒を進めた。 グループステージを3連勝で首位通過したスウェーデンはラウンド16でアメリカ女子代表、準々決勝でなでしこジャパンと優勝経験国を立て続けに撃破。スペインに勝てば準優勝した2003年大会以来20年ぶりの決勝戦進出となる。 準決勝進出4チームの中で最もFIFAランキングが高いスウェーデン(3位)は、なでしこ戦と打って変わって立ち上がりからスペインにポゼッションを譲るもコンパクトな陣形を保ち、焦る様子はなし。11分には右サイドを崩されクロスを入れられるが、アメリカ戦で見せたような最終局面での粘りも健在だ。 その一方、なかなかスペイン陣内深くまでボールを運べず、得点源となるセットプレーを獲得する展開にまで持ち込めない。攻撃の核である2人、バルセロナ所属のFWフリドリーナ・ロルフォと元レアル・マドリーのMFコソヴァレ・アスラニ(現・ミラン)にはスペインの厳しいマークがつく。 それでも両チーム通じて最初の決定機はスウェーデン。準決勝ならではの緊張感が滲む時間帯を経た42分、スペイン陣内深くで相手の中途半端なクリアを拾って右サイドからクロスが上がると、左足ダイレクトで合わせたのはロルフォ。だが、バルセロナで共にプレーするスペインのGKカタ・コルに阻まれた。 また、このシュートで得た左CKから立て続けにCKを獲得したが、いずれも先制点には繋がらず。前半は両チームともリスクをかけて攻め込むシーンがなく、後半勝負の雰囲気を漂わせてハーフタイムを迎えた。 後半に入るとスウェーデンが縦への意識を強め、スペインもオランダ戦の延長後半に決勝ゴールを決めた19歳のスピードスター、元短距離選手のFWサルマ・パラジュエロを57分に投入。パラジュエロ投入に前後して雨も降り出し、前半と打って変わってオープンな展開へと移行していく。 67分、スペインはボックス手前左寄りの位置でFKを得ると、キッカーはオランダ戦で先制点となるPKを沈めたFWマリオナ・カルデンテイ。距離も角度も理想的な位置だったが、丁寧に狙った右足シュートはスウェーデンの高い壁に阻まれる。 70分には決定機をモノにできず。左からのクロスに飛び込んだFWアルバ・レドンドはシュートを打ちきれずも、こぼれ球を拾ったパラジュエロから折り返しを受けて左足を振る。ゴール正面でスウェーデンGKゼチラ・ムソビッチとの一対一だったが、クロスに飛び込んでピッチに手をついた状態からのシュートはゴール左へ外してしまった。 両チームとも先制点が欲しいなか、互いに75分過ぎから疲労の色が見え隠れするようになり、そうなると、スピードがあって体力的にもフレッシュなパラジュエロが存在感を発揮する展開に。均衡を破ったのはそのパラジュエロだった。 81分、スペインはFWジェニファー・エルモソが左サイドからクロスを上げると、ファーでFWエヴァ・ナバーロが粘って折り返し、ボールはゴール正面のパラジュエロの足元に。すかさず反応したパラジュエロはゴール右隅に右足シュートを突き刺した。 ついに均衡を破った中、追い詰められたスウェーデンが必死の猛攻を繰り出し88分に同点に。左サイドから上背の優位性を活かすべく山なりのクロスを入れると、途中出場のFWリナ・フルティグがファーで折り返し、最後はフリーで待ち構えたFWレベッカ・ブロンクビストが右足ダイレクトボレーを蹴り込んだ。 終盤に動き出した試合。なんとか追いついたスウェーデンだったが、その歓喜は一瞬で吹き飛ぶ。同点とされたスペインがキックオフからそのまま攻め込んで左CKを獲得すると、ショートコーナーを受けたキャプテンのDFオルガ・カルモナがボックス手前から右足を一閃。DFに当たってコースが変わった一撃はクロスバーを弾いてゴールへ吸い込まれた。 数分の間に天国と地獄を味わったスウェーデン。結局、このカルモナのゴールが決勝点となり、スペインが2-1と勝利。3回目のW杯で初となる決勝戦進出を勝ち取った。 スペイン女子代表 2-1 スウェーデン女子代表 【スペイン】 サルマ・パラジュエロ(後36) オルガ・カルモナ(後44) 【スウェーデン】 レベッカ・ブロンクビスト(後43) 2023.08.15 19:01 Tueスペイン女子代表の人気記事ランキング
1
スペインが圧巻5ゴールでザンビアを撃破!2連勝でなでしことともに決勝T進出1番乗り【2023女子W杯】
26日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループCの第2節、スペイン女子代表vsザンビア女子代表がイーデン・パーク(オークランド)で行われ、スペインが5-0で勝利を収めた。 初戦のコスタリカ女子代表戦では相手を圧倒し、3-0と好スタートを切った3大会連続3度目の出場となるスペイン。前節からスタメン2人を変更し、今大会初先発のアレクシア・プテジャスが[4-3-3]のインサイドハーフに。ジェニファー・エルモソがセンターフォワードに入り、こちらも初先発となるマリオナ・カルデンテイが左のウイングを務めた。 対する初出場となるザンビアは、0-5と大敗したなでしこジャパン戦で退場処分を受けたGKのみを変更。[4-2-1-3]のスタートでユーニス・サカラがゴールマウスを守ったが、序盤から仕事量が増えることとなる。 序盤からポゼッションで勝るスペインがザンビアを押し込み、3分にはプテジャスがこぼれ球を拾ってフィニッシュ。2021、2022年と2年連続で女子バロンドールを受賞した背番号「11」は、2分後には絶妙クロスでサルマ・パラジュエロへとラストパスを送る。 一方のザンビアも8分にバーバラ・バンダが長い距離を運び、独力でボックス内からのフィニッシュまで持ち込んだが、動じないスペインが直後に試合を動かした。 9分、左サイドの深い位置でカルデンテイ、エルモソ、プテジャスが絡み、エルモソのマイナスパスを受けたテレサ・アベレイラがボックス手前左から右足での鮮烈なミドルを突き刺すと、4分後にはプテジャスのパーフェクトクロスからエルモソがヘディングを沈め、あっという間にリードを広げた。 出はなを挫かれたザンビアもバーバラ・バンダやレーチェル・クンダナンジのスピードを生かそうと試みるが、要所でのパスミスもあってスペインに脅威を与えられない。37分には負傷したスーザン・バンダを含めて2枚替えを行うが、42分のカウンターもバーバラ・バンダはイレーナ・パレデスに対応された。 悠々とボールを回していたスペインはハーフタイムに今大会初出場となるエヴァ・ナバーロら3選手を投入。だが、W杯初ゴールを目指すザンビアの圧力も高まり、後半は開始から互いがシュートシーンを迎えるオープンな展開に。 それでも69分、ナバーロのパスで背後を取った途中出場のアルバ・レドンドが相手のチャージを受けながらもボックスへ侵入。GKをかわして無人のゴールへ流し込む。 1分後にはオルガ・カルモナのクロスからイレーネ・ゲレーロが狙い、右ポストからの跳ね返りをエルモソが蹴り込んでまたもネットを揺らす。カルモナのパス受けのタイミングに対し、1度はフラッグアップされたものの、VARチェックの結果、ゴールが認められた。 連続得点でザンビア反撃の火を鎮静化したスペインは、ようやくゲームをコントロール。85分にはレドンドもドブレーテを達成し、終わってみれば5得点を奪っての大勝劇。圧巻のゴールショーとクリーンシートでゲームを締めくくった。 この結果、グループCでは2連勝を飾ったスペインとなでしこジャパンの決勝トーナメント進出が決定している。 スペイン女子代表 5-0 ザンビア女子代表 【スペイン】 テレサ・アベレイラ(前9) ジェニファー・エルモソ(前13、後25) アルバ・レドンド(後24、40) 2023.07.26 18:35 Wed2
スペインが初の決勝戦進出! なでしこ撃破のスウェーデンを19歳パラジュエロ&主将カルモナ弾で打ち砕く【2023女子W杯】
15日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)準決勝のスペイン女子代表vsスウェーデン女子代表がイーデン・パーク(オークランド)で行われ、2-1で勝利したスペインが決勝戦進出を勝ち取った。 ともにW杯初優勝を目指すスペインとスウェーデン。グループステージでなでしこジャパン(日本女子代表)と同居したスペインはラウンド16でスイス女子代表、準々決勝でオランダ女子代表を撃破と欧州のライバルを退けて準決勝まで駒を進めた。 グループステージを3連勝で首位通過したスウェーデンはラウンド16でアメリカ女子代表、準々決勝でなでしこジャパンと優勝経験国を立て続けに撃破。スペインに勝てば準優勝した2003年大会以来20年ぶりの決勝戦進出となる。 準決勝進出4チームの中で最もFIFAランキングが高いスウェーデン(3位)は、なでしこ戦と打って変わって立ち上がりからスペインにポゼッションを譲るもコンパクトな陣形を保ち、焦る様子はなし。11分には右サイドを崩されクロスを入れられるが、アメリカ戦で見せたような最終局面での粘りも健在だ。 その一方、なかなかスペイン陣内深くまでボールを運べず、得点源となるセットプレーを獲得する展開にまで持ち込めない。攻撃の核である2人、バルセロナ所属のFWフリドリーナ・ロルフォと元レアル・マドリーのMFコソヴァレ・アスラニ(現・ミラン)にはスペインの厳しいマークがつく。 それでも両チーム通じて最初の決定機はスウェーデン。準決勝ならではの緊張感が滲む時間帯を経た42分、スペイン陣内深くで相手の中途半端なクリアを拾って右サイドからクロスが上がると、左足ダイレクトで合わせたのはロルフォ。だが、バルセロナで共にプレーするスペインのGKカタ・コルに阻まれた。 また、このシュートで得た左CKから立て続けにCKを獲得したが、いずれも先制点には繋がらず。前半は両チームともリスクをかけて攻め込むシーンがなく、後半勝負の雰囲気を漂わせてハーフタイムを迎えた。 後半に入るとスウェーデンが縦への意識を強め、スペインもオランダ戦の延長後半に決勝ゴールを決めた19歳のスピードスター、元短距離選手のFWサルマ・パラジュエロを57分に投入。パラジュエロ投入に前後して雨も降り出し、前半と打って変わってオープンな展開へと移行していく。 67分、スペインはボックス手前左寄りの位置でFKを得ると、キッカーはオランダ戦で先制点となるPKを沈めたFWマリオナ・カルデンテイ。距離も角度も理想的な位置だったが、丁寧に狙った右足シュートはスウェーデンの高い壁に阻まれる。 70分には決定機をモノにできず。左からのクロスに飛び込んだFWアルバ・レドンドはシュートを打ちきれずも、こぼれ球を拾ったパラジュエロから折り返しを受けて左足を振る。ゴール正面でスウェーデンGKゼチラ・ムソビッチとの一対一だったが、クロスに飛び込んでピッチに手をついた状態からのシュートはゴール左へ外してしまった。 両チームとも先制点が欲しいなか、互いに75分過ぎから疲労の色が見え隠れするようになり、そうなると、スピードがあって体力的にもフレッシュなパラジュエロが存在感を発揮する展開に。均衡を破ったのはそのパラジュエロだった。 81分、スペインはFWジェニファー・エルモソが左サイドからクロスを上げると、ファーでFWエヴァ・ナバーロが粘って折り返し、ボールはゴール正面のパラジュエロの足元に。すかさず反応したパラジュエロはゴール右隅に右足シュートを突き刺した。 ついに均衡を破った中、追い詰められたスウェーデンが必死の猛攻を繰り出し88分に同点に。左サイドから上背の優位性を活かすべく山なりのクロスを入れると、途中出場のFWリナ・フルティグがファーで折り返し、最後はフリーで待ち構えたFWレベッカ・ブロンクビストが右足ダイレクトボレーを蹴り込んだ。 終盤に動き出した試合。なんとか追いついたスウェーデンだったが、その歓喜は一瞬で吹き飛ぶ。同点とされたスペインがキックオフからそのまま攻め込んで左CKを獲得すると、ショートコーナーを受けたキャプテンのDFオルガ・カルモナがボックス手前から右足を一閃。DFに当たってコースが変わった一撃はクロスバーを弾いてゴールへ吸い込まれた。 数分の間に天国と地獄を味わったスウェーデン。結局、このカルモナのゴールが決勝点となり、スペインが2-1と勝利。3回目のW杯で初となる決勝戦進出を勝ち取った。 スペイン女子代表 2-1 スウェーデン女子代表 【スペイン】 サルマ・パラジュエロ(後36) オルガ・カルモナ(後44) 【スウェーデン】 レベッカ・ブロンクビスト(後43) 2023.08.15 19:01 Tue3
「幸せで興奮している」初の五輪でリベンジ達成、スペイン女子代表監督はなでしこジャパンを称える「素晴らしいライバル」
スペイン女子代表のモンセ・トメ監督が、なでしこジャパンとの戦いを振り返った。スペイン『アス』が伝えた。 25日、パリ・オリンピックの女子サッカーが開幕。スペイン女子代表は、なでしこジャパンと初戦で対戦した。 2023年の女子ワールドカップ(W杯)女王として臨む今大会。スペインにとっては初のオリンピックとなる中、そのW杯で敗れた日本との対戦となった。 試合はスペインのペースで入る中で、日本もカウンターからチャンスを作っていくことに。すると13分に藤野あおばにFKを決められて日本に先行を許す展開となる。 それでもチャンスを作っていたスペインは、22分にはボックス付近でボールを繋ぐと、上手くラインを抜けたアイタナ・ボンマティにパスが通り、GKとの一対一を制して同点に追いつく。 1-1で迎えた後半、スペインは再び押し込む中、日本も持ち直して反撃に。それでも74分に左サイドから崩すと、最後はマリオナ・カルデンテイがネットを揺らして逆転に成功。2-1で勝利し、日本にW杯のリベンジを果たした。 オリンピックで初勝利を収めたスペイン女子代表。モンセ・トメ監督は、勝利を喜び、ライバルである日本戦に向けてしっかりと準備をし、パフォーマンスを出せたとした。 「幸せで興奮しており、次に取り組む意欲が湧いてきた。私たちはこの試合に向けて長い間準備し、日本をマークしていた」 「好調なスタートを切り、彼女たちが素晴らしいライバルであることはわかっていて、それを示していた。私たちは最善を尽くさなければならなかった」 「試合を進めていくうちに、次の試合に向けてコンディションが良くなっていくのはわかっている」 また、リベンジを果たした中で、日本の手強さについても言及。難しさもある中で、チームがしっかりと勝利できたことを喜んだ。 「日本が素晴らしいプレッシャーをかけてきたことは事実で、私たちも最初は少し不安定だったが、その後はなんとか勝利することができた。何よりも、彼女たちは私たちに対してゴールを決め、私たちは逆転できた」 「すでにチャンスもあり、チームは試合に対して異なるアプローチをしていたので、私たちは勝利した」 2024.07.26 13:25 Fri4