契約更新交渉続いたラウタロ、インテル会長が正式発表の予定明かす 「サインももらっている」

2024.07.21 15:49 Sun
あとは正式発表だけとなったラウタロ・マルティネスの契約更新
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あとは正式発表だけとなったラウタロ・マルティネスの契約更新
インテルジュゼッペ・マロッタ会長がアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(26)との契約更新について語った。イタリア『TUTTOmercatoWEB』が伝えた。

インテルのキャプテン兼エースとしてチームをけん引し、2023-24シーズンはクラブ通算20度目のスクデット獲得も味わったラウタロ。先日に閉幕したコパ・アメリカ2024でも大会得点王に輝き、アルゼンチンに優勝をもたらした。

そんななか、インテルと交渉を続けてきたのが2026年6月までとなっている契約の更新。マロッタ会長は6月中旬、「ラウタロの契約更新は事実上完了しており、後はサインをもらうだけだ」と語っていた。
それから1カ月以上が経ち、イタリア『スカイ・スポーツ』の取材に応じたマロッタ会長は、ラウタロとの契約更新が完全に決着したとコメント。セリエA連覇に向け、準備は万端のようだ。

「契約は完了した。すでにサインももらっている。しかし、我々は彼が休暇から戻ってきたら正式に発表したいと考えている」
「昨シーズンの選手はほぼ全員揃うことになり、(イラン代表FWメフディ・)タレミ、(ポーランド代表MFピオトル・)ジエリンスキ、(元スペイン代表GKジョゼップ・)マルティネスといった重要な選手も加えた。目標に向け、チームを競争力のあるものにした」

「我々には優秀な監督と高いレベルのテクニカルスタッフがいて、素晴らしいファンもいる。これらを前提として、新しいシーズンを開始する」

また、獲得が噂されたジェノアのアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(27)にも言及。2023-24シーズンはセリエAで35試合14得点を記録したアタッカーだが、現状チームに加えるつもりはないという。

「彼は選択肢ではない。今の我々の攻撃陣は質、価値、数、どれも充実している。現時点では、彼は我々のための選手ではない」

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【スーパーゴール図鑑/インテル編】“悪童”マテラッツィが決めた豪快なオーバーヘッドゴール

【得点者プロフィール】 マルコ・マテラッツィ(当時33歳) 国籍:イタリア 所属:インテル ポジション:DF 身長:193cm 名ディフェンダーにしてサッカー界随一の“悪童”としても知られるマテラッツィ氏は、パワフルな守備だけでなく得点力でもチームに貢献した。インテルに入団してからも公式戦209試合に出場し33得点を記録。2000-01シーズンにはシーズン11ゴールを決め、当時のディフェンダーとしてのリーグ最多得点記録を塗り替えたこともある。 【試合詳細】 日程:2006年12月17日 大会:セリエA第16節 対戦相手:メッシーナ 時間:後半4分(0-0) <div id="cws_ad">◆CBマテラッツィの完璧なバイシクル<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJZRFVxeTNZSSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> ゴールレスで迎えた49分、攻め込んだインテルはMFルイス・フィーゴが、敵陣右大度からゴール前へとクロスを供給する。これをファーサイドのFWズラタン・イブラヒモビッチが頭で折り返すと、高く上がったボールをボックス中央にいたマテラッツィがバイシクルシュート。難しいシュートだったが、しっかりと左足で捉えたシュートは相手GKマルコ・ストラーリの牙城を破った。 なお、この試合には当時メッシーナに所属していた元日本代表MFの小笠原満男氏も先発出場しており、このスーパーゴールの目撃者となっていた。 2021.01.03 12:00 Sun
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“左足の独奏者”インテリスタのハートを鷲掴みにしたレコバのデビュー戦弾【インクレディブル・ゴールズ】

サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回は元ウルグアイ代表MFアルバロ・レコバ氏が決めた欧州デビュー戦でのゴールだ。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJDSWxWYU5OUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 母国のナシオナル・モンテビデオで活躍した後、1997年にインテルへと移籍したレコバ氏は、波が激しかったものの、好調時には素晴らしいプレーを見せた。“左足の独奏者”と評され、卓越したテクニックと強烈な左足のシュートで名を馳せていた。 特にインテルサポーターを魅了したのは、1997年8月31日のブレシア戦で決めた、レコバ氏にとっての欧州デビュー戦での2ゴールだ。 後半途中からの出場でピッチに立ったレコバは、試合終了が近づきスコアレスドローの雰囲気が漂い始めた中、ゴールから約30メートルの位置でボールを受ける。自身とゴールを隔てるものが何もないことを確認したレコバは、ゆっくりと踏み込んで得意の左足で思い切りシュート。ボールは一直線に、グイグイと勢いを増してゴールへ。ネットを突き破るかのような勢いで飛んだボールにGKは反応できず、弾丸シュートはファーサイドへ突き刺さり得点が決まった。 この信じられないほど強烈なシュートでインテリスタのハートを鷲掴みにしたレコバだが、この試合における彼の活躍は、まだ終わらない。ゴールから約30mの地点でFKを得たインテル。蹴るのはレコバ。落ち着いて放たれたレコバのシュートは鋭く弧を描いてバーに当たってゴールネットを揺らした。この後、インテルはブレシアに1点を返されるが、2-1で勝利した。 この試合は前シーズンにバルセロナで37試合34ゴールを叩き出した元ブラジル代表FWロナウド氏のインテルでのデビュー戦でもあったが、ロナウド氏の活躍を見るべくスタジアムを訪れた観衆は、ウルグアイからやってきた男に魅了されることになったのだ。 2020.05.28 22:30 Thu

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