「バスが停電したんだと思う」ジャッジに不満…初出場でベスト16も敗退、ジョージア代表指揮官は「良いイメージを持ってもらいたい」とチームを称える

2024.07.01 13:30 Mon
初出場でベスト16と躍進したジョージア代表サニョル監督
Getty Images
初出場でベスト16と躍進したジョージア代表サニョル監督
ジョージア代表ウィリー・サニョル監督が、ユーロ2024からの敗退を振り返った。フランス『レキップ』が伝えた。6月30日、ユーロ2024ラウンド16でジョージアは優勝候補のスペイン代表と対戦した。

初のユーロ出場ながら、グループステージではポルトガル代表に勝利するなどしてベスト16に残ったジョージア。試合は18分にオウンゴールで先制する。
スペイン相手に先手を奪ったことで、守備を固めてボールを渡す展開に。それでも39分にロドリにミドルシュートを決められると、後半には3失点。4-1で敗退となった。

サニョル監督は、チームのパフォーマンスを称えながらも、スペインの1点目に不満。アルバロ・モラタがオフサイドポジションにいたとし、VARが機能していないことを冗談を交えて指摘した。
「我々はよく組織されていた前半戦を覚えている。ボールはスペインに任せることにし、みんなでよく守った」

「試合のターニングポイントはスペインの最初のゴールだ。そこで我々の選手(オタル・キテイシュヴィリ)が負傷したが、ボールが出ずに主審は何も言わなかった」

「モラタはロドリのシュートでは明らかにオフサイドポジションにいた。映像では、GKがボールを止めるのに動く事を余儀なくされていることがわかるだろう。バスが停電したんだと思うが、私にはわからない」

また、前半終盤に追いつかれたことで、苦しくなったと言及。回復にも時間がなかったことで、後半は苦しかったとした。

「1-0でハーフタイムに入っていれば、もう少しエネルギーが残っていたはずなので残念だ。しかし、試合を通してスペインはずっと強かった」

「回復期間が中2日だったこともあり、後半はフィジカルが難しくなった」

「残念なことだが、ユーロでは勝利もあげたし、ジョージアに良いイメージを持ってもらいたい。選手たちは、十分に値するだろう」

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