劇的勝利のハンガリーが3位フィニッシュで決勝Tへ望みつなぐ! チョボトが値千金の代表初ゴール【ユーロ2024】
2024.06.24 06:15 Mon
ハンガリーが劇的勝利
ユーロ2024グループA最終節、スコットランド代表vsハンガリー代表が23日に行われ、ハンガリーが0-1で勝利した。
ここまで1分け1敗の未勝利で3位に位置するスコットランドは、今大会初勝利と共に決勝トーナメント進出を懸けた最終節に臨んだ。1-1のドローに終わったスイス代表戦からは先発1人を変更。負傷離脱のティアニーに代えてマッケンナを起用した。
一方、連敗で最下位に位置するハンガリーは、0-2で敗れたドイツ代表戦から先発2人を変更。フィオーラ、アダム・ナジに代えてボトカ、スタイルズを起用した。
[3-4-2-1]のミラーゲームの形となった試合は立ち上がりから球際でのバトルが強調される激しい展開となった。
基本的にスコットランドがボールを保持するも、ハンガリーがカウンター、セットプレーを軸に、より効果的にフィニッシュまで繋げていく。8分にはボラのミドルシュートでGKガンにファインセーブを強いる。
対して何とか最低限のゴールレスで前半を終えたスコットランドだが、肝心の攻撃はボールを持たされた印象が強く、決定機はおろかシュート0本で試合を折り返した。
後半も試合展開に大きな変化はなし。ハンガリーがややペースを握るが、決定機まであと一歩。
後半半ばを過ぎても膠着状態が続く中、ハンガリーにアクシデント発生。68分、セットプレーの場面で相手選手と激しく交錯したバルナバス・ヴァルガが脳震とうか、倒れ込んだまま動くことができず。すぐさまメディカルスタッフによる応急処置が施され、担架に乗せられてピッチを後に。これを受け、ベンチはマルティン・アダムをスクランブル投入した。
一方、立ち上がりにファーストシュートを記録したものの、後半も攻撃が停滞するスコットランドはアームストロングやシャンクランド、クリスティとより攻撃的なカードを切って攻撃の活性化を図る。
互いに決勝トーナメント進出に勝利が最低条件となる中、後半最終盤はリスクを冒したオープンな攻防に。ヴァルガの治療などもあって10分が加えられた後半アディショナルタイムは互いに明確な決定機を作り出すが、ポストや相手守備陣のビッグセーブに阻まれてゴールが遠い。
だが、試合終了間際にハンガリー代表10戦目の24歳FWが値千金の代表初ゴールを奪った。95分、自陣深くからのロングカウンターで一気に局面を変えると、右サイドを突破したロランド・サライからのグラウンダーのマイナスパスにボックス中央で反応したチョボトのダイレクトシュートがゴール左隅に決まった。
そして、試合はこの直後にタイムアップを迎え、劇的な形で今大会初勝利を手にしたハンガリーが勝ち点3で3位フィニッシュ。他グループの結果に左右されるものの、3位グループ上位4チームに入った場合、決勝トーナメント進出となる。一方、大会未勝利のスコットランドはグループステージ敗退となった。
スコットランド代表 0-1 ハンガリー代表
【ハンガリー】
ケヴィン・チョボト(後45+10)
ここまで1分け1敗の未勝利で3位に位置するスコットランドは、今大会初勝利と共に決勝トーナメント進出を懸けた最終節に臨んだ。1-1のドローに終わったスイス代表戦からは先発1人を変更。負傷離脱のティアニーに代えてマッケンナを起用した。
一方、連敗で最下位に位置するハンガリーは、0-2で敗れたドイツ代表戦から先発2人を変更。フィオーラ、アダム・ナジに代えてボトカ、スタイルズを起用した。
基本的にスコットランドがボールを保持するも、ハンガリーがカウンター、セットプレーを軸に、より効果的にフィニッシュまで繋げていく。8分にはボラのミドルシュートでGKガンにファインセーブを強いる。
さらに、プレースキックの名手であるソボスライが直接FKやミドルシュート、前半終盤の41分にはソボスライのFKからゴール前のオルバンが決定的なヘディングシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
対して何とか最低限のゴールレスで前半を終えたスコットランドだが、肝心の攻撃はボールを持たされた印象が強く、決定機はおろかシュート0本で試合を折り返した。
後半も試合展開に大きな変化はなし。ハンガリーがややペースを握るが、決定機まであと一歩。
後半半ばを過ぎても膠着状態が続く中、ハンガリーにアクシデント発生。68分、セットプレーの場面で相手選手と激しく交錯したバルナバス・ヴァルガが脳震とうか、倒れ込んだまま動くことができず。すぐさまメディカルスタッフによる応急処置が施され、担架に乗せられてピッチを後に。これを受け、ベンチはマルティン・アダムをスクランブル投入した。
一方、立ち上がりにファーストシュートを記録したものの、後半も攻撃が停滞するスコットランドはアームストロングやシャンクランド、クリスティとより攻撃的なカードを切って攻撃の活性化を図る。
互いに決勝トーナメント進出に勝利が最低条件となる中、後半最終盤はリスクを冒したオープンな攻防に。ヴァルガの治療などもあって10分が加えられた後半アディショナルタイムは互いに明確な決定機を作り出すが、ポストや相手守備陣のビッグセーブに阻まれてゴールが遠い。
だが、試合終了間際にハンガリー代表10戦目の24歳FWが値千金の代表初ゴールを奪った。95分、自陣深くからのロングカウンターで一気に局面を変えると、右サイドを突破したロランド・サライからのグラウンダーのマイナスパスにボックス中央で反応したチョボトのダイレクトシュートがゴール左隅に決まった。
そして、試合はこの直後にタイムアップを迎え、劇的な形で今大会初勝利を手にしたハンガリーが勝ち点3で3位フィニッシュ。他グループの結果に左右されるものの、3位グループ上位4チームに入った場合、決勝トーナメント進出となる。一方、大会未勝利のスコットランドはグループステージ敗退となった。
スコットランド代表 0-1 ハンガリー代表
【ハンガリー】
ケヴィン・チョボト(後45+10)
アダム・ナジの関連記事
ハンガリー代表の関連記事
ユーロの関連記事
記事をさがす
|
ハンガリー代表の人気記事ランキング
1
正しい発音は?110億円でリバプール加入のハンガリー代表MF“Szoboszlai”が名前の発音をレクチャー
リバプールへの完全移籍が決まったハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが自身の名前の発音を新天地のファンにレクチャーした。 22歳ながらハンガリー代表でキャプテンを務め、すでに32試合7ゴールを記録しているソボスライ。頭角を現したザルツブルクから2021年1月にライプツィヒへと移籍すると、2年半の在籍でブンデスリーガで62試合12ゴール16アシストを記録。その活躍が認められ、移籍金6000万ポンド(約110億円)でプレミアリーグ挑戦となった。 リバプールではレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏が着用していた背番号「8」を着用するなど期待の高まるソボスライだが、クラブの公式SNSで自身の発音をレクチャーする場面があった。 ハンガリー生まれハンガリー育ちのソボスライの名前のスペルは「Dominik Szoboszlai」。だが、本人の発音を聞く限りではドミニク・ソボスライのようだ。ソボスライにはzが2つ入っているが、これは発音しないようだ。 本人が明かした発音には、ファンも「完全にソボスライ」、「ソボスライと呼ばせて頂きます!」、「一番気になってたことありがとう」と反応。そのプレーにも注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】“Szoboszlai”の正しい発音はこちら</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Learn perfect pronunciation of Dominik Szoboszlai from the man himself <a href="https://t.co/EtUfUazHJZ">pic.twitter.com/EtUfUazHJZ</a></p>— Liverpool FC (@LFC) <a href="https://twitter.com/LFC/status/1675523472624107520?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.07.03 21:45 Mon2
W杯予選イングランドvsハンガリーのスタンドで暴動、逮捕者6名を出す事態に
カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選で逮捕者が出た。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 12日に行われたW杯欧州予選のグループI第8節、イングランド代表vsハンガリー代表。聖地ウェンブリー・スタジアムに緊張が走ったのはキックオフ直前のことだ。 ひざまいたイングランドの選手たちに対し、一部のハンガリーサポーターから大きなブーイングが浴びせられた。さらに、警備員に対しても人種差別的行為がなされたとして、警察も出動。だが、興奮気味のサポーターは落ち着くどころか、暴動へと発展してしまう。 手を挙げるハンガリーサポーターに対し、警棒を使って沈静化を図る警察官。負傷者を出すまでになった事態は10分ほどを経過したところでようやく沈静化。結局、スタンドでは1人が人種的差別的な言動により公序良俗で逮捕され、2人が救急隊員への暴行で拘留されることに。スタンド外でも不法行為、酔っての無秩序行為、盗撮のためにそれぞれ1名ずつが逮捕された。 この件に関してイングランドサッカー協会(FA)は「今夜のFIFA2022ワールドカップ予選、アウェイセクションにおける事件を認識している。我々は事件を調査し、FIFAに報告する」と述べている。 ハンガリーは9月2日のホームでのイングランド戦でもファンによる人種差別行為があったばかり。6月に開催されたユーロ2020でも人種差別行為を行い、欧州サッカー連盟(UEFA)より罰金処分を受けていた。 なお、試合は1-1の引き分けに終わっている。 <span class="paragraph-title">【動画】ハンガリーサポーターと警官隊の衝突</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">BREAKING: Hungary fans have clashed with police at Wembley during tonight's World Cup Qualifier against England. <a href="https://t.co/JKHlxzCzGy">pic.twitter.com/JKHlxzCzGy</a></p>— talkRADIO (@talkRADIO) <a href="https://twitter.com/talkRADIO/status/1448011144006938624?ref_src=twsrc%5Etfw">October 12, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.14 22:50 Thu3
ハンガリーサッカー連盟、イングランド戦で暴動を起こした自国サポーターへの制裁を発表
ハンガリーサッカー連盟(MLSZ)は14日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選で暴動を起こしたサポーターに対し、2年間のスタジアム入場禁止処分を下した。フランス『レキップ』が伝えている。 事件が起きたのは、12日に聖地ウェンブリー・スタジアムで行われた欧州予選グループI第8節のイングランド代表vsハンガリー代表。 キックオフ直前に人種差別への抗議を示してピッチで片ヒザをついたイングランドの選手たちに対し、一部のハンガリーサポーターから大きなブーイングが浴びせられた。さらに、警備員に対しても人種差別的行為がなされたとして、警察が出動。 ハンガリーのサポーター1名が逮捕される事態となったが、興奮気味のサポーターは落ち着くどころか、警察官と殴り合いの騒動を起こし、さらに5名の逮捕者が出ていた。 この件に関してイングランドサッカー協会(FA)は「今夜のFIFA2022ワールドカップ予選、アウェイセクションにおける事件を認識している。我々は事件を調査し、FIFA(国際サッカー連盟)に報告する」と発表。 また、MLSZもFIFAの調査やそれに伴う制裁措置を待たずに暴動に関わった自国サポーターに対し、2年間のスタジアム入場禁止処分を科した。 MLSZのスポークスマンを務めるイェノ・シポス氏は「警備員によってその場で確認された数名の人々は、(ハンガリーの)スポーツ法の規定に基づき、2年間スポーツイベントへの参加を禁止された」とコメント。 なお、同氏によれば、現場で身元が確認できなかった一部のサポーターの身元を確認するため、現在も調査を続けているとのことだ。 2021.10.15 07:20 Fri4
問題行動が続くハンガリー代表サポーター、W杯予選ポーランド戦は無観客…この半年で3度目の処分
ハンガリー代表のサポーターは、自身の行いによりワールドカップ(W杯)予選での参加を禁止されることとなった。 ハンガリー代表は、10月のカタールW杯欧州予選でイングランド代表とウェンブリー・スタジアムで対戦。試合中に警察と衝突を起こしていた。 ロンドン警視庁はスチュワードに向かって発言したハンガリーファンが「人種的に加重された公序良俗違反」で逮捕されたことを発表。「小規模な混乱」が発生したとしていた。 国際サッカー連盟(FIFA)は、この行為を行ったハンガリー代表に対し、11月15日に行われるポーランド代表との予選を無観客で行うことを決定。さらに、ハンガリーサッカー連盟(MLSZ)に対しては7万5000スイスフラン(約940万円)の罰金処分を科していたた。 ハンガリーファンは、9月にホームで行われたイングランド代表戦でも、選手に対して人種差別を行なっており、FIFAから2試合の無観客試合を命じられ、20万スイスフラン(約2500万円)の罰金が科されていた。 さらには、ユーロ2020期間中にハンガリーサポーターが差別行為を行なっており、3試合の無観客試合に。欧州サッカー連盟(UEFA)の管轄での試合が無観客となるため、W杯予選では適用されていなかったが、問題行動が続いている状況となっている。 なお、MLSZは独自に当該サポーターを処分。暴動に関わった自国サポーターに対し、2年間のスタジアム入場禁止処分を科していた。 <span class="paragraph-title">【動画】ハンガリーサポーターと警官隊の衝突</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">BREAKING: Hungary fans have clashed with police at Wembley during tonight's World Cup Qualifier against England. <a href="https://t.co/JKHlxzCzGy">pic.twitter.com/JKHlxzCzGy</a></p>— talkRADIO (@talkRADIO) <a href="https://twitter.com/talkRADIO/status/1448011144006938624?ref_src=twsrc%5Etfw">October 12, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.02 10:15 Tue5