「めちゃくちゃ気持ちよかった」…G大阪の若きFW坂本一彩が埼スタ攻略の2戦連続ゴール! 「ここからどんどんとレベルアップ」

2024.04.21 10:50 Sun
浦和撃破の決勝ゴールをマークした坂本一彩。
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浦和撃破の決勝ゴールをマークした坂本一彩。
ガンバ大阪が20日の明治安田J1リーグ第9節で浦和レッズのアウェイゲームに臨み、1-0で勝利した。前節のサガン鳥栖戦で5試合ぶり白星を掴み、その勢いをもって敵地の埼玉スタジアム2002に乗り込んだG大阪。試合は序盤から浦和が仕掛け、G大阪がそれを受けて立つ構図が続いたが、78分のカウンターで均衡を破ると、開幕からの粘り強い守りをもってして1-0で逃げ切った。

G大阪はこれで2連敗からの2連勝。決して楽な試合ではなかったが、そんなタフな戦いで勝利を呼び込んだのが2試合連続ゴールをマークした20歳の若きFW坂本一彩だ。ゴールに背を向けた状況でウェルトンのマイナス気味なパスを受けてからの右足シュートだったが、ファーサイドに突き刺した。
鳥栖戦でのゴールはラインを割ったかどうかVARに助けられてのものだったが、浦和側のサポーター席を黙らせる一発はしっかりとネットを揺らしてのもの。そのゴールシーンを回想した坂本はとにかく足を振ることだけを心がけたといい、「めちゃくちゃ気持ちよかった」と相好を崩す。

「前回の試合はボテボテのシュートというか、あまり綺麗なゴールじゃなかったので、今回はしっかりとネットに突き刺さるゴールですごく嬉しかった」
そんな坂本はセンターフォワードが本職だが、現在は山田康太の負傷離脱もあり、トップ下でのプレーがメインに。4試合連続の先発だったこの日の浦和戦でも最前線の宇佐美貴史と状況に応じてポジションを入れ替わりながら、山田にも劣らずの運動量を際立たせ、前の仕事も果たした。

ファジアーノ岡山での修行を経て、J1舞台でもやれる手応えも掴みながら、試合を重ねるごとにトップ下としてのプレーぶりが結果とともに板につく本人も「トップ下は今年の途中から始めたばかりだけど…」と前置きし、意識する部分を語った。

「ライン間でボールを受けるのは自分が得意とするところ。そういうところは意識しているし、そういうところで良さが出ていると思う」

この試合でもそうだったが、組み立て役にも、仕留め役にもなる宇佐美とも「意識しているのは距離が遠くなりすぎないということ。互いのポジションを見ながらポジションを取るのを意識している」とし、連携も深まっているようだ。

こうしてチームを勝利に導く活躍が続いてくると、クラブ史に残る生え抜きストライカーであるOBの大黒将志氏のような成長がさらに期待されるところだが、「でも、まだ2点を決めたぐらいなので」と謙遜しつつ、決意を新たにした。

「ここからどうなるかもまだわからないし、そこで大事なのは1点ずつを積み重ねて、チームに欠かせない存在、替えの利かない選手になっていくこと。今日のゴールで満足するんじゃなくて、ここからどんどんとレベルアップしていきたい」

開幕当初は山田の聖域かとも思われたトップ下だが、そこの争いにしっかりと結果を出しながら割って入ってきた坂本。こちらもケガ人が相次ぐチーム事情から右サイドハーフでの出場チャンスが続く唐山翔自とともに、これからが楽しみだ。

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中島翔哉に続いてG大阪注目株も! 川崎修平、ポルティモネンセ完全移籍が決定

ガンバ大阪は26日、FW川崎修平(20)がポルトガル1部のポルティモネンセに完全移籍で加わると発表した。 G大阪ユース出身の川崎は重心の低いドリブルからのシュートが武器のアタッカーで、2種登録選手として2019年6月にU-23チームでプロデビュー。昨季に正式昇格を果たすと、ルーキーイヤーから明治安田生命J1リーグ15試合に出場した。 今季はJ1リーグ3試合の出場で無得点だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021グループステージ第5節のタンピネス戦でハットトリックを成し遂げるなどの活躍。G大阪でこれからが期待される逸材だったが、欧州での勝負を決断した。 現地メディアでも事前にポルティモネンセ移籍が取り沙汰され、2026年6月末までの5年契約での加入とみられる川崎。今週末の現地入りも噂されるパリ・オリンピック世代のアタッカーはクラブを通じて、感謝の言葉とともに活躍を誓った。 「この度、ポルトガルのポルティモネンセSCに移籍することになりました。ガンバ大阪では約7年半お世話になり、ジュニアユース、ユースの6年間はたくさん悔しい思いをしてきましたが、たくさん色んな人に助けてもらい成長できました」 「そしてユースの最後の年に森下監督と出会い、腐りかけていた自分を大きく変えてもらい、プロになる事ができました。U-23の森下監督とトップチームの宮本監督、松波監督には、プロでの厳しさ、辛さ、楽しさを教えていただき感謝の気持ちでいっぱいです」 「ポルトガルに行ってもその初心を忘れずに覚悟を持って頑張りたいと思います。ガンバ大阪での7年半、お世話になったコーチ陣の方々、スタッフの方々、チームメイトの方々、そしてサポーターの皆様、本当にありがとうございました」 なお、これまでも多くの日本人プレーヤーが所属したことでも知られるポルティモネンセには現在、日本代表GK中村航輔が在籍。先日には元日本代表FW中島翔哉の復帰も決定している。 2021.08.26 17:30 Thu
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G大阪育成出身FW川崎修平、ポルティモネンセ移籍か…パリ五輪世代のアタッカー

ガンバ大阪の注目株がブレイクを待たずしてポルトガルに戦いの場を移すようだ。 その選手とはプロ2年目のFW川崎修平(20)だ。G大阪ユース出身で、重心の低いドリブルからのシュートが武器のアタッカーは2種登録選手として2019年6月にU-23チームでプロデビューを果たすと、昨季に正式昇格。ルーキーイヤーから明治安田生命J1リーグ15試合に出場した。 今季もAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021グループステージ第5節のタンピネス戦でハットトリックを成し遂げ、才能を片鱗を見せたが、ここまでJ1リーグ3試合の出場にとどまり、無得点。G大阪でのこれからが期待される注目株だったが、今夏にも欧州挑戦を果たす模様だ。 そう報じたのはポルトガル『SIC Noticias』。UAEの強豪アル・アインやウクライナの名門シャフタール・ドネツク、そして昨季のラ・リーガ王者アトレティコ・マドリーからの関心もあるとされる川崎だが、ポルトガル1部のポルティモネンセが争奪戦を制したという。 パリ・オリンピック世代でもある川崎は今週末にも現地入りして、ポルティモネンセと2026年6月末までの5年契約を結ぶ見込み。4000万ユーロ(約51億5000万円)の契約解除条項も設定されての移籍になるようだ。 2021.08.25 14:50 Wed

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