決勝アシストの鎌田大地に指揮官が願いを込める 「将来のラツィオで決定的な存在に」

2024.04.20 08:55 Sat
ラツィオの鎌田大地。
Getty Images
ラツィオの鎌田大地。
ラツィオがセリエA連勝を成し遂げた。19日の第33節でジェノアのホームに乗り込んだラツィオ。ゴールレスで進み、拮抗した展開となるが、67分に元スペイン代表MFルイス・アルベルトのゴールで1-0と勝利した。

フル出場した日本代表MF鎌田大地は決勝点をアシスト。右サイドの元ブラジル代表FWフェリペ・アンデルソンからのリターンパスにボックス右で追いつき、深くからの折り返しでお膳立てした。
イタリア『スカイ』によると、イゴール・トゥドール監督は「前半は少し緊張気味だったが、次第に自分たちを解放していった。ここでの勝利は火曜日の良い刺激になる」と話す。

そこから話は選手たちの去就に。移籍意向を示すルイス・アルベルトを巡り、「誰もが自分で選択できる」と述べると、同じく今季限りでの退団が取り沙汰される鎌田にも言及した。
「彼が将来のラツィオで決定的な存在になってほしい。非凡な選手だし、これまでの試合でも間違いがない。仕事人で、プロフェッショナルでもあり、いくつかの役割をこなせる」

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マウリがラツィオに別れ

▽ラツィオとの契約が6月30日に切れた元イタリア代表MFステファノ・マウリ(35)が、自身のフェイスブックで別れのコメントを残している。 「僕の心には常にラツィオがあった。いつもラツィオのキャプテンとして愛してもらった。ロティート会長との関係に問題はない。契約やお金の問題はなかったんだ。ここ数日、会長と話をし、双方の合意によって約10年にわたる関係を終わらせることになったんだ。会長とは握手をして、多くの笑顔や涙とともにさよならを言うことにした」 「今は何もかもが寂しいね。腕章、ユニフォーム、ロッカー、練習場がね。チームメートに会えないのも寂しい。彼らは僕の誇りで、長年彼らのキャプテンだった。日常の一部がなくなって寂しいが、僕はチームメートたちを決して忘れない、フォルツァ、ラツィオ!」 ▽2006年にラツィオに加入したマウリは、八百長疑惑で長期の出場停止処分を受けることもあったが、在籍した9年で公式戦241試合に出場し、41ゴールをマーク。2014-15シーズンはキャリアハイとなる9ゴールを挙げ、チームを3位に押し上げていた。 2015.07.09 22:05 Thu

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