なでしこ戦同点弾のアメリカ女子代表19歳FW、初先発からの5試合連続ゴールで同国史上初の記録に

2024.04.07 20:45 Sun
なでしこジャパン戦で同点ゴールのアメリカ女子代表FWショー(左)、ロッドマン(右)も21歳と若手が台頭
Getty Images
なでしこジャパン戦で同点ゴールのアメリカ女子代表FWショー(左)、ロッドマン(右)も21歳と若手が台頭
なでしこジャパン戦で同点ゴールを決めたアメリカ女子代表のFWジェイディン・ショー(サンディエゴ・ウエーブFC)が、新記録を打ち立てた。アメリカは6日、SheBelieves Cup2024でなでしこジャパンと対戦し、2-1と逆転勝ちを収めた。

試合開始わずか30秒で清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)に先制を許したが、以降はフィジカルとスピードで圧倒。前半終了間際にはサム・コフィー(ポートランド・ソーンズFC)のボール奪取からショーが見事なミドルシュートを沈め、後半には途中出場のソフィア・スミスが、ポートランド・ソーンズFCのチームメイト、杉田妃和からPKを奪取。これをリンジー・ホランが決め、5万644人の観衆を沸かせた。
同点ゴールを決めたショーは2023年10月26日に代表デビューしたばかりの19歳。前線から2列目をマルチにこなし、なでしこ戦を含めてこれまで11試合で7得点をマークしている。

さらに『ESPN』によると、ショーはこれまで先発した代表戦5試合すべてゴールを決めており、初先発からの5試合連続ゴールはアメリカ史上初。加えて、5試合連続ゴールそのものが同国史上13人目で、それを達成したのは最年少選手にもなったとのことだ。
才能あふれる19歳を中盤で起用することについて、トゥウィラ・キルゴア監督は「普段は7番や11番(ウイングやセカンドトップ)としてプレーしていますが、現在はマロ(マロリー・スワンソン)が復帰したこともあって、司令塔を担ってもらっています。これは、オリンピックに向けての名簿作成において、ポリバレント性を考慮したいからです」と、意図を明かす。

なでしこ戦でも試合中に複数のシステムを試していたアメリカ。課題とされていた世代交代も、ショーのような若手の台頭があり、パリ・オリンピックへ向けてもこれまで通り怖い存在となりそうだ。

1 2

清家貴子の関連記事

ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ウィメンのなでしこジャパンFW清家貴子がウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)の年間最優秀選手候補に選ばれた。 三菱重工浦和レッズレディースでプレーしていた清家は、2023-24シーズンのWEリーグで22試合20ゴールを記録し得点王に輝くとともにMVPも受賞。さらに、Jリーグの記録も 2025.05.08 21:55 Thu
ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ウィメンのなでしこジャパンFW清家貴子が圧巻のゴールを記録した。 5日、ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)第21節が行われブライトンは2位のアーセナル・ウィメンと対戦した。 清家は2トップの一角で先発出場。上位相手に戦ったブライトンだったが、16分にフラン・カービーのゴール 2025.05.06 14:35 Tue
8日、トレーニングマッチでなでしこジャパンとコロンビア女子代表が対戦した。 6日にヨドコウ桜スタジアムで対戦した両者。コロンビアが1つのチャンスを活かして先制するも、日本は試合最終盤にPKを獲得し1-1のドローに終わった。 中1日で行われた戦い。日本は11人全てを入れ替え、GKに大熊茜、DFは右から遠藤優、 2025.04.08 16:56 Tue
6日、ヨドコウ桜スタジアムで、なでしこジャパンvsコロンビア女子代表の国際親善試合が行われ、1-1のドローに終わった。 2月に行われたSheBelieves Cupで初陣を飾ったニルス・ニールセン体制のなでしこジャパン。3連勝をおさめて大会初優勝を成し遂げた中、国内初陣となった。 ケガなどにより数名が招集さ 2025.04.06 16:05 Sun
日本サッカー協会(JFA)は27日、コロンビア女子代表との国際親善試合に臨むなでしこジャパンのメンバーを発表した。 2月にアメリカで開催された『2025 SheBelieves Cup』を3戦全勝で初制覇のなでしこジャパン。ニルス・ニールセン新監督体制で最高のスタートを切ったなか、4月6日にコロンビアをヨドコウ桜 2025.03.27 14:18 Thu

アメリカ女子代表の関連記事

なでしこジャパン(女子日本代表)は日本時間27日、2025 SheBelieves Cupの第3戦でアメリカ女子代表と対戦し、2-1で勝利。大会初優勝を飾った。 ニルス・ニールセン監督が就任した新生なでしこジャパンは、初陣となった2025 SheBelieves Cupの初戦でオーストラリア女子代表に4-0の完勝 2025.02.27 14:45 Thu
なでしこジャパンも出場する2025 SheBelieves Cupに臨むアメリカ女子代表メンバー23名が発表された。 2024年に行われたパリ・オリンピックで金メダルを獲得したアメリカ。エマ・ヘイズ監督は、パリ五輪メンバーからは12名が招集される形となり、主軸のMFリンジー・ヒープス(旧姓:リンジー・ホラン)やD 2025.02.12 21:50 Wed
日本サッカー協会(JFA)は6日、なでしこジャパンが戦う「2025 SheBelieves Cup」の全3試合を『ABEMA』が無料生中継することを発表した。また、NHKがコロンビア女子代表戦を生中継。残りの2試合は録画で放送することとなる。 毎年アメリカで開催されるSheBelieves Cup。今大会はなでし 2025.02.06 13:15 Thu
日本サッカー協会(JFA)は21日、なでしこジャパンが2025年2月にアメリカで開催される、「2025 SheBelieves Cup」に参加することを発表した。 4カ国が戦う「2025 SheBelieves Cup」の参加国は開催国のアメリカの他、オーストラリア、コロンビアとなる。 アメリカで開催される 2024.11.21 10:42 Thu
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はア 2024.10.29 17:15 Tue

記事をさがす

清家貴子の人気記事ランキング

1

「本当に幸せだなって」浦和Lキャプテン柴田華絵がファンに感謝、スタンドでのトロフィーリフトも「優勝は皆さんのおかげ」

チームをまとめた三菱重工浦和レッズレディースのキャプテン、MF柴田華絵がWEリーグ初優勝を決めた一戦を振り返った。 浦和は3日、Yogibo WEリーグ第21節で大宮アルディージャVENTUSと浦和駒場スタジアムで対戦。4-0で勝利を収めた。 引き分け以上で優勝が決まるという状況下、序盤から攻勢を強めた浦和は立ち上がりからシュートシーンを量産し、24分に猶本光の絶妙なループシュートで先制点を挙げた。 前半終了間際には島田芽依が追加点を奪うと、後半には相手のミスに乗じて清家貴子が2ゴールをマーク。守っても無失点で90分を終え、文句なしの勝利でWEリーグ初優勝を達成した。 試合直後のフラッシュインタビューで柴田は「嬉しいの一言です」と簡潔に気持ちを表現した。 今季の浦和は守護神のGK池田咲紀子の離脱や主軸センターバックであった南萌華のローマ移籍に加え、ディフェンスリーダーとして白羽の矢が立っていた高橋はなもなでしこジャパン活動中にヒザの前十字靭帯を損傷し、離脱を余儀なくされていた。 それでも、リーグ戦開幕前のWEリーグカップ決勝では3点のビハインドを跳ね返して優勝を決めたように、リーグ屈指の攻撃力に加え、試合を重ねるごとに逆境をはねのけるメンタリティが着実に備わってきた。 「試合をこなしながら本当に良くなっていったと思ったので、出た選手出た選手が自分の持ち味を出せるようにみんなで前向きに戦ってこられたなと思います。もう少し質の部分であげられたらなっていうのはあるんですけど、厳しい戦いや難しい試合も勝ち切れたところはすごくよかったと思います」と、中盤だけでなくチームを支えたキャプテンは語る。 「やっぱり先週長野さん(AC長野パルセイロ・レディース)に負けたこともあって、(この試合に限らず)勝つんだという気持ちの部分が一番大事かなと思いました」との言葉通りに、大宮V戦では4得点を奪っての快勝で見事なバウンスバックを果たし、優勝を手にした。 2011年に浦和へ加入し、在籍13年目を迎える柴田にとって、2014年、2020年のなでしこリーグ制覇以来となるトップリーグ3度目、WEリーグとしては初のトロフィーについては「重たかったです」とのこと。優勝セレモニー後のサポーターへの挨拶時にはスタンドへと移動し、ファンとともにトロフィーを掲げる姿も。「本当に喜んでくれました。本当に幸せだなって感じましたね」と感慨に浸った。 「本当にいつもたくさんの応援、今日も本当にたくさんの応援をいただいてパワーになりました。優勝は本当に皆さんのおかげです、ありがとうございます」 <span class="paragraph-title">【写真】スタンドに入りサポーターとトロフィーを掲げる柴田華絵</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/shibata20230603_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/shibata20230603_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2023.06.03 23:43 Sat
thumb
2

田中達也の娘・聖愛が駒場で先制点演出も、浦和レディースが逆転で新潟レディースを下し今季初勝利《WEリーグ杯》

20日、2022-23 WEリーグカップ第2節の3試合が各地で行われた。 浦和駒場スタジアムでは三菱重工浦和レッズレディースとアルビレックス新潟レディースが対戦。互いの男子チームでプレーをした元日本代表FW田中達也氏の娘、2トップの一角で先発起用された16歳・新潟の田中聖愛に注目が集まった。 見せ場はいきなりやってきた。7分、上尾野辺めぐみからのパスを自陣中央右で受けた田中は相手を1枚剥がすと、そのままスピードに乗って独走。ボックス手前右まで運んでのラストパスは若干遠藤優に引っ掛かったが、中央でフリーの山谷瑠香が蹴り込み、新潟に先制点をもたらした。 対する浦和はボールポゼッションで勝り、中央を崩しての清家貴子の右足から安藤梢がお手本のようなファー詰めを決めて11分に振り出しに戻すと、20分には清家のファーへのクロスに今度は菅澤優衣香が頭で合わせて逆転に成功した。 自力に勝る浦和は後半も主導権を握ると、67分に菅澤がボックス内で塩越柚歩のパスのこぼれ球を収め、DFをかわして右足で流し込む。新潟は二種登録の選手、18歳の白沢百合恵や17歳の長崎咲弥をピッチに送り込むも、82分に浦和は猶本光にもゴールが生まれて勝負あり。昨年の皇后杯女王が地力を見せ付け、4-1と逆転勝ちを収めている。 長野Uスタジアムで行われたAC長野パルセイロ・レディースと大宮アルディージャVENTUSの前半は、大宮VENTUSがゴールに近づいた。CKのこぼれ球から仲田歩夢がミドルを放ち、GKが弾いたボールを大熊良奈が蹴り込むが、オフサイド。井上綾香のシュートは枠の左角に嫌われるなど、決定機を創出した。 対照的に後半は長野のゲームとなった。キックオフ直後から各選手が積極的に足を振っていき、稲村雪乃のシュートはクロスバー。怒涛の攻撃が実ったのは81分、伊藤めぐみのパスから瀧澤莉央がボックス左で左足を振ると、相手に当たってゴール前へこぼれると、伊藤が押し込んでネットを揺らした。これが決勝点となり、長野が田代久美子新監督に初勝利をプレゼントしている。 アメリカ遠征からの帰国後、国内での今季初戦を迎える日テレ・東京ヴェルディベレーザは、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの敵地へ乗り込んだ。 フィード1本で千葉玲海菜に背後を取られた場面では岩清水梓が懸命のカバーを見せ、飲水タイム明け後には左サイドの崩しから植木理子にチャンスが到来したが、GK清水栞に阻まれた。 前半は互いにゴール前でのシーンを作ったが、後半は疲労からかベレーザが押し込まれる時間が続き、前線でもボールを収め切れない。ベンチ入りメンバーも5人という台所事情や、宮川麻都が戻りのスプリント時に足を痛めるなどのアクシデントもあった中で、ゼロに抑えてゴールレスドロー。苦しみながらも勝ち点「1」を拾っている。 ◆WEリーグカップ グループステージ 第2節 ▽8月27日 グループA <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">三菱重工浦和レッズレディース 4</span>-1 アルビレックス新潟レディース <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース 1</span>-0 大宮アルディージャVENTUS グループB ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ ▽8月28日 グループB ノジマステラ神奈川相模原 vs INAC神戸レオネッサ 2022.08.27 20:07 Sat
3

浦和・栗島朱里が示した立ち位置の妙 連戦下でも充実感「すごく今サッカーが楽しい」「もっと強いチームになれる」

三菱重工浦和レッズレディースのMF栗島朱里が、アルビレックス新潟レディース戦勝利のキーマンとなった。 浦和は27日、2023-24 WEリーグ第20節でアルビレックス新潟レディースと対戦。2位・3位の直接対決に2-0で勝利し、暫定ながらも首位に浮上した。 ワンタッチの浮き球パスで先制点をアシストした栗島は、「距離感が良かったので、自分がダイレクトで裏に置けたのがポイントだったと思います。走り出してくれたのが(清家)貴子で、裏に置けば絶対に走り勝てると分かっていたので、いい感じのところに落ちてくれて、点に繋がって良かったです」と、該当シーンを振り返る。 中央を閉める新潟Lの守備に対し、浦和がどのように攻略するのかが焦点となった前半。時間の経過とともに栗島はサイドへ開いてボールを引き出す回数を増やし、遠藤優を押し上げたかと思えば、再びピッチ中央でトライアングルを作るなど、様々な工夫を凝らしながら機をうかがった。 「自分がそれをやられたら嫌だなと思うので、(センターバックの脇に)入れるタイミング、様子はうかがっていました。それから、前期の新潟戦を見ていて、全部プレスを真に受けている感じがありました。自分は出ていませんでしたが、外から『このプレスをどうにかしたら外せるな』と思いながら見ていたので、前回の反省を生かして、相手のプレスをずらすような位置取りをしました」 相手が崩れないのであれば、自分たちの立ち位置を崩して揺さぶりをかける。前回対戦も踏まえた栗島のポジショニング試行により、空いた中央のスペースは柴田華絵や伊藤美紀がケアし、時には水谷有希がインナーラップと、ボールだけでなく各選手に動きにもリズムが生まれ、徐々に新潟Lの守備ラインを押し下げていった。 先制点のアシストはもちろんのこと、追加点となったカウンター時も、中盤相手陣内のスペースへ真っ先に飛び出していったのは栗島だった。 連戦が続く中でも5試合連続フル出場中。楠瀬直木監督をして、浦和の肝と称されるボランチは、「復帰してから前みたいなプレーができなかったり、もどかしい気持ちはあったんですけど、すごく試行錯誤した中でこうやって90分何試合が出られていて、すごく今サッカーが楽しいですね」と充実の表情を浮かべる。 チームの課題の1つであった後半の戦い方やマネジメントも、この日は追加点を奪ったうえでの完封勝ち。終わってみれば浦和が勝負強さを見せ付けた恰好だが、「もっと強いチームになれると思う。そこは突き詰めていきたい」と、栗島は一層の向上心を覗かせた。 「最近は前半に点が取れていますけど、(90分)トータルで(マネジメント)考えたときには、中にいる選手が、ポジションなど感じ取ったことを伝えながら対応していく力が必要かなと思います。試合重ねるごとに向上していると感じますし、もっともっと強いチームになれると思うので、そこは突き詰めていきたいなと思います」 2024.03.29 10:05 Fri
4

東京NBが連覇の浦和を追い込むも清家貴子が劇的同点弾! 13連勝でストップも1敗を守り連覇に花を添える【WEリーグ】

25日、2023-24WEリーグの最終節が行われた。 すでに三菱重工浦和レッズレディースの連覇が決まっているWEリーグ。2位はINAC神戸レオネッサと日テレ・東京ヴェルディベレーザが争う形となっている。 勝ち点差「1」の争いとなった中、3位の東京NBは連覇を果たした浦和と対戦した。 試合は9分、東京NBは最終ラインからビルドアップしようとしたところ、高橋はなから鈴木陽がボールを奪い切り、そのまま無人のゴールへ蹴り込み東京NBが先制。さらに23分には右CKから村松智子がダイビングヘッド。これが決まり、東京NBがリードを広げる。 それでも浦和は40分、島田芽依の縦パスに対して清家貴子が抜け出してGKとの一対一を決めて4試合連続ゴール。浦和が1点を返すが、43分には右サイドからの鈴木のクロスを浦和がクリアできないと、菅野奏音が抜け出し、GK池田咲紀子もかわしてゴール。東京NBが2点リードで前半を折り返す。 13連勝中の浦和は最後を綺麗に終えたいところ。すると69分に右CKからニアで高橋がフリック。これをボックス内で収めた長船加奈がWEリーグ初ゴールで1点差に詰め寄る。 浦和は前日に現役引退を発表したGK鈴木佐和子を86分に投入。ラストマッチでピッチに立たせた中、このままでは負けてしまう浦和にドラマが。アディショナルタイム1分、ボックス内へのロングボールが蹴り込まれると、石川璃音が競り勝ち、伊藤美紀がつなぐと、最後は清家が蹴り込み同点に。海外への移籍を果たす清家が今季のゴールを20にのばし、3-3の引き分けに終わった。 3位の東京NBが引き分けたことで2位が確定したI神戸は6位の大宮アルディージャVENTUSとアウェイで対戦。大宮Vは今季限りで引退するDF鮫島彩や退団が決まっているGK望月ありさ、DF有吉佐織、MF上辻佑実も先発出場する。 立ち上がりに大宮Vが攻め込んで行ったが、先制したのはI神戸。34分に敵陣で横パスを奪った愛川陽菜がロングシュートを決め切り、I神戸が先制する。 I神戸は40分、土光真代からのロングボールに反応した田中美南が裏に抜け出し、そのまま冷静に決め切り、I神戸がリードを広げる。 大宮は引退を発表したMF田嶋みのりや退団が決まっている坂井優紀も途中からピッチに送り出したがゴールは奪えず。0-2でI神戸が勝利を収めた。 下位2チームの対戦となった11位のAC長野パルセイロ・レディースvs12位のノジマステラ神奈川相模原は2-3でN相模原が勝利。AC長野は2点ビハインドも、終盤に粘り。86分に1点を返すと、アディショナルタイム2分には、今季限りで退団となる途中出場のMF大久保舞がゴールを奪い、同点に追いつく劇的な展開に。 勝ち点1の置き土産かと思われたがアディショナルタイム6分に更なるドラマが。ボックス手前でN相模原がFKを獲得すると、サインプレーから最後は根府桃子のシュートをGK伊藤有里彩がキャッチできず、N相模原が劇的な勝利を収めた。 その他、4位のアルビレックス新潟レディースはアウェイでマイナビ仙台レディースに1-3で勝利。5位のサンフレッチェ広島レジーナはホームでセレッソ大阪ヤンマーレディースに1-0で勝利。8位ジェフユナイテッド千葉レディースは7位ちふれASエルフェン埼玉に1-0で勝利し、最後に6位に順位を上げた。 ◆2023-24WEリーグ最終節 ▽5/25(土) マイナビ仙台レディース 1-3 アルビレックス新潟レディース 三菱重工浦和レッズレディース 3-3 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 大宮アルディージャVENTUS 0-2 INAC神戸レオネッサ ジェフユナイテッド千葉レディース 1-0 ちふれASエルフェン埼玉 AC長野パルセイロ・レディース 2-3 ノジマステラ神奈川相模原 サンフレッチェ広島レジーナ 1-0 セレッソ大阪ヤンマーレディース ◆順位表(第21節 終了時) 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点57/+38/22試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点49/+27/22試合) 3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点46/+29/22試合) 4位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点41/+8/22試合) 5位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点31/+1/22試合) 6位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点25/-5/22試合) 7位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点25/-15/22試合) 8位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点23/-9/22試合) 9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点21/-12/22試合) 10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点21/-18/22試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点18/-19/22試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点13/-25/22試合) 2024.05.25 18:40 Sat
5

「ディスカッションはできた」内田篤人コーチとのクロスの話し合いもあった守屋都弥、見事な1アシストは「萌々子が上手く入ってきてくれた」

なでしこジャパンのDF守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)が、韓国女子代表戦を振り返った。 なでしこジャパンは26日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024で韓国女子代表と対戦。守屋は右サイドバックとして先発出場した。 前半は何度か高い位置を取りながらも、クロスを上げて攻撃を組み立てる形はあまり作らなかった中、3-0で迎えた後半は長谷川唯から右サイドへ出されたボールに反応。ボックス右からクロスではなく、マイナスのグラウンダーを入れると、後方から走り込んだ谷川萌々子がダイレクトシュートを決めて4点目。守屋はアシストがついた。 前半では藤野あおばや清家貴子と同サイドでプレーした中、あまり裏のスペースは使わなかったが、「韓国はあまりプレスに来ていなくて余裕もあったので、あまり慌てる必要もないかなと思っていました」と、ボールを保持して戦う方が良いと考えていたという。 一方で、アシストの場面は状況をよく見たクロスに。今回の活動でコーチとして参加している元日本代表の右サイドバックである内田篤人コーチともクロスについてディスカッションしていたとし、自分のやり方を採用してアシストに繋がったと振り返った。 「内田さんとクロスの上げ方というのは違うんだというのを感じました。自分は結構流しながら出すタイプなんですが、内田さんはオープンで止めるタイプだと話していました」 「内田さんは「止めた方がやりやすくない?」みたいに言ってもらったんですが、自分としては流した方が力を加えられるので好きです。そういうディスカッションはできました。(アシストの場面は)萌々子が上手く入ってきてくれていました」 <span class="paragraph-title">【動画】守屋都弥の絶妙なクロスを谷川萌々子が仕留める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QaT3qqRS9-M";var video_start = 124;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.26 23:45 Sat

アメリカ女子代表の人気記事ランキング

1

なでしことも対戦するアメリカ女子代表メンバーが発表! 4名が初招集、史上3組目の姉妹での招集も【2025 SheBelieves Cup】

なでしこジャパンも出場する2025 SheBelieves Cupに臨むアメリカ女子代表メンバー23名が発表された。 2024年に行われたパリ・オリンピックで金メダルを獲得したアメリカ。エマ・ヘイズ監督は、パリ五輪メンバーからは12名が招集される形となり、主軸のMFリンジー・ヒープス(旧姓:リンジー・ホラン)やDFクリスタル・ダン、DFエミリー・ソネットら100キャップを超えるベテランを招集した。 また、4名が初招集を受け、DFジゼル・トンプソン、FWアリッサ・トンプソンの姉妹が招集。同時にアメリカ女子代表に招集された姉妹としては3組目となった。さらに、MFリンジー・ヒープス、FWリン・ビエンドロは、結婚後の姓で初めて試合に臨むこととなる。 今冬女子サッカー界史上最高額の移籍金でチェルシーに加入したDFナオミ・ギルマもふくらはぎの負傷中ということで招集外。FWトリニティ・ロッドマンらも招集されなかった。 アメリカは20日にコロンビア女子代表、24日にオーストラリア女子代表、27日になでしこジャパンと対戦する。今回発表されたアメリカ女子代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆アメリカ女子代表メンバー</h3> GK ジェーン・キャンベル(ヒューストン・ダッシュ) マンディ・マクグリン(ユタ・ロイヤルズ) DF ティエナ・デビッドソン(NJ/NYゴッサム FC) クリスタル・ダン(パリ・サンジェルマン/フランス) エミリー・フォックス(アーセナル/イングランド) タラ・マッケオン(ワシントン・スピリット) ジェナ・ナイスウォンガー(アーセナル/イングランド) エミリー・サムズ(オーランド・プライド) エミリー・ソネット(NJ/NYゴッサム FC) ジゼル・トンプソン(エンジェル・シティFC) MF コルビン・アルバート(パリ・サンジェルマン/フランス) サム・コフィー(ポートランド・ソーンズFC) リンジー・ヒープス(リヨン/フランス) クレア・ハットン(カンザスシティ・カレント) ジェディン・ショウ(ノースカロライナ・カレッジ) リリー・ヨハネス(アヤックス/オランダ) FW リン・ビエンドロ(シアトル・レインFC) ミシェル・クーパー(カンザスシティ・カレント) カタリナ・マカリオ(チェルシー/イングランド) ヤズミーン・ライアン(ヒューストン・ダッシュ) エマ・シアーズ(レーシング・ルイヴィルFC) アリー・セントナー(ユタ・ロイヤルズ) アリッサ・トンプソン(エンジェル・シティFC) 2025.02.12 21:50 Wed
2

新生なでしこジャパンが臨む「2025 SheBelieves Cup」の全3試合を『ABEMA』で無料生中継!元なでしこFW岩渕真奈が解説…NHKはコロンビア戦を生中継、2試合は録画放送

日本サッカー協会(JFA)は6日、なでしこジャパンが戦う「2025 SheBelieves Cup」の全3試合を『ABEMA』が無料生中継することを発表した。また、NHKがコロンビア女子代表戦を生中継。残りの2試合は録画で放送することとなる。 毎年アメリカで開催されるSheBelieves Cup。今大会はなでしこジャパンの他、アメリカ女子代表、コロンビア女子代表、オーストラリア女子代表が参加。総当たりで行われる。 通算5度目の出場となるなでしこジャパンは、ニルス・ニールセン監督を新たに迎え、今大会が初陣に。5日にはメンバー23名が発表され、これまでの主軸選手が中心に招集されていた。 『ABEMA』は全3試合を無料生中継。元なでしこジャパンの岩渕真奈さんを解説に迎え、21日(金)7時から行われるオーストラリア女子代表戦から3試合をリアルタイムで届けることとなる。なお、各試合の生中継終了後から1年間、見逃しフルマッチ配信とハイライト映像が無料で視聴可能となる。 SheBelieves Cupは、2019年はBSフジで全試合ライブ放送。2020年はNHK BS1で2試合をライブ放送、1試合を録画放送。2023年はJFA TVで後日フルマッチを配信。2024年はJFA TVで全2試合をライブ配信してた。地上波で放送されることは初のこととなり、2社並列の中継も初となる。 JFAの宮本恒靖会長は、今回の放送決定を受けてコメントしている。 「2025 SheBelieves Cup の日本戦が NHK と ABEMA で中継されることを大変うれしく思います。今回初めて同大会が地上波で 放送されること、さらに2社並列での試合中継も初とのことで、関係者の方々の努力と協力に心より御礼申し上げます。今大会は、ニルス・ニールセン新監督を迎えてのなでしこジャパン最初の活動です」 「対戦相手は、23年女子ワールドカップでベスト4のオーストラリア、近年急激にレベルアップして直近の女子ワールドカップやオリンピックに南米代表で出場したコロンビア、そして今大会のホスト国でパリオリンピック金メダルのアメリカとなります。なでしこジャパンが世界トップレベルの相手にどういう戦いを見せてくれるのか、是非彼女たちのプレーにご注目ください。これからも日本の女子サッカーの魅力を皆さまに伝えていきたいと思います」 <h3>◆『2025 SheBelieves Cup』放送概要</h3> 『なでしこジャパンvsオーストラリア女子代表』 会場: Shell Energy Stadium(テキサス州ヒューストン) 放送日時:2025年2月21日(金)7:00~ 『ABEMA』放送URL:<a href="https://abema.tv/live-event/98fbaaed-78e4-4c91-b69d-9d8b063313b3" target="_blank">https://abema.tv/live-event/98fbaaed-78e4-4c91-b69d-9d8b063313b3</a> NHK:(録画) 総合テレビ2/21(金)24:45~ 『なでしこジャパンvsコロンビア女子代表』 会場: State Farm Stadium(アリゾナ州グレンデール) 放送日時:2025年2月23日(日)28:00~ 『ABEMA』放送URL:<a href="https://abema.tv/live-event/a5029353-fc47-486c-97f4-0971bff848fd" target="_blank">https://abema.tv/live-event/a5029353-fc47-486c-97f4-0971bff848fd</a> NHK:(生中継) 総合テレビ 2/23(日) 28:00~ 『なでしこジャパンvsアメリカ女子代表』 会場: Snapdragon Stadium(カリフォルニア州サンディエゴ) 放送日時:2025年2月27日(木)12:30~ 『ABEMA』放送URL:<a href="https://abema.tv/live-event/c789e904-0d66-4331-8cb0-a80476309e12" target="_blank">https://abema.tv/live-event/c789e904-0d66-4331-8cb0-a80476309e12</a> NHK:(録画) 総合テレビ 2/27(木) 25:20~ 2025.02.06 13:15 Thu
3

新生なでしこジャパンが大会初優勝!籾木結花、古賀塔子のゴールで世界ランク1位アメリカ破り3戦全勝【2025 SheBelieves Cup】

なでしこジャパン(女子日本代表)は日本時間27日、2025 SheBelieves Cupの第3戦でアメリカ女子代表と対戦し、2-1で勝利。大会初優勝を飾った。 ニルス・ニールセン監督が就任した新生なでしこジャパンは、初陣となった2025 SheBelieves Cupの初戦でオーストラリア女子代表に4-0の完勝。続く第2戦もコロンビア女子代表と対戦して4-1の勝利を収め、新体制連勝を飾っての第3戦となった。 一方のFIFAランキング1位のアメリカも、ここまで2連勝中。第1戦はコロンビアに2-0、第2戦はオーストラリアに2-1の成績を残し、得失点差では不利の状態で第3戦に臨んでいる。 なでしこジャパンの布陣はGKに山下杏也加、4バックは右から守屋都弥、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる。中盤は長野風花、長谷川唯、籾木結花の3枚で構成され、3トップは右から浜野まいか、田中美南、藤野あおばの並びとなった 引き分けでもなでしこの優勝が決まる試合は、開始早々にスコアが動く。長谷川のパスに抜け出した籾木が冷静に相手GKとDFをかわすと、落ち着いてゴール左にシュートを突き刺し、なでしこジャパンが大きな先制点を挙げた。 出鼻を挫かれたアメリカは前線から強いプレッシャーを仕掛ける。12分にはピッチを大きく使った攻撃から、ホランにヘディングシュートを打たれたがGK山下がキャッチした。 攻撃の手を緩めないアメリカは、14分にマカリオがフィジカルを活かしての中央突破。絶妙なスルーパスにセントナーが抜け出すと、ゴール右隅にシュートを叩き込み同点弾を決めた。 防戦続いたなでしこだが、25分にはボックス内に進入した北川がシュートも枠外へ。その後もサイドを使った攻撃を見せて、アメリカの守備攻略を図る。 34分には右サイド籾木のクロスに長谷川が飛び込んだが、惜しくも合わず。前半は一進一退の攻防が続いたが、両チームとも決定的なチャンスはないままハーフタイムを迎えた。 後半からなでしこは長野、北川に代えて宮澤ひなた、古賀塔子を投入。すると50分、ボックス手前で得たFKから長谷川が直接狙うと、GKキャンベルに防がれるもこぼれ球に詰めた古賀がグラウンダーで流し込み、勝ち越し弾となった。 前半同様、失点直後から一気に圧力を強めるアメリカ。それに対して集中した守備で対応するなでしこは、57分に千葉玲海菜と松窪真心を投入する。熊谷の頭部負傷やGK山下の治療がありながらも、前線からの守備でアメリカに思うようなプレーをさせない。 75分には浜野に代えて高橋はなが出場。負けさえしなければ良い状況でもなでしこは守りに徹することなく、プレッシャーをかけてからの素早い攻撃を見せ続ける。 なかなか打開できないアメリカは80分にショウがミドルシュートもGK山下がキャッチ。続く89分には危険なミドルシュートでゴールを脅かされるも、GK山下が左手一本で弾き出すビッグセーブを見せた。 5分のアディショナルタイムも巧みに時間を使い、そのままタイムアップ。3戦全勝と強さを示したなでしこが、ニールセン監督となって初の大会で自信を得られる大会初優勝を果たした。 アメリカ女子代表 1-2 なでしこジャパン 【アメリカ】 アリー・セントナー(前14) 【なでしこジャパン】 籾木結花(前2) 古賀塔子(後5) ◆なでしこジャパン出場メンバー GK 山下杏也加 DF 守屋都弥(84分→ 林穂之香)、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる(HT→ 古賀塔子) MF 長野風花(HT→ 宮澤ひなた)、長谷川唯、籾木結花(57分→ 松窪真心) FW 浜野まいか(75分→ 高橋はな)、田中美南、藤野あおば(57分→ 千葉玲海菜) 2025.02.27 14:45 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly