「危機感しかない」3度の五輪を経験している山本昌邦氏、招集制限のある中で3.5枠の切符を懸けて戦う現実に「なるべく監督が招集したい選手を呼べるように」
2024.03.15 22:05 Fri
3度の五輪経験を持つ山本昌邦ナショナルチームダイレクター
15日、パリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表の国際親善試合に向けたメンバーが発表された。
4月にAFC U23アジアカップでパリ五輪の切符を懸けて戦う中、マリ代表、ウクライナ代表との最後の2試合を国内で戦う。すでにパリ五輪の切符を掴んでいる両国との対戦。4月の最終予選はインターナショナル・マッチウィークではないため、海外組の招集に強制力はなく、選手招集が難しくなる。
ナショナルチームダイレクターを務める山本昌邦氏は、この2試合のマッチメイクについて言及。良い機会を作れたと感謝した。
「パリ・オリンピックに出場する2チーム。今回、マリとウクライナという出場する2チームとトレーニングマッチが組めるということで、対応してくれた両チームの関係者の皆様、マッチメイクに関してJFAスタッフも奔走してくれて良いカードが組めたことを嬉しく思います」
「我々は出場権を得ていない中で、出場が決まっている2チームとレベルの高い強化試合を行えることは嬉しいことだと思います。我々としては4月の最終予選に向けて、本当に重要な2試合になると考えています」
アジアの戦いも知る山本氏。今回の最終予選については、かなり厳しいと感じているとのこと。そこでしっかりと勝利するためにも、この3月の2試合から盛り上げていきたいとした。
「これまで1996年のアトランタ・オリンピック以来、今回の予選は過酷で難しいものになると想像しています。厳しい予選になると思います。この3月から皆さんのエモーションの高まりというか、簡単ではないアジアの予選をここから盛り上げて、4月、そして5月3日のファイナルに臨めるように、予選を戦う準備をしっかりしていきたいと思います」
「京都、北九州の運営の皆さん、サポートしてくださる皆さんに感謝したいと思います。併せて、ご支援引き続きよろしくお願いいたします」
また、選手の招集についても言及。FC東京からはA代表の長友佑都も含めて4名が招集されており、協力体制を築けていることに感謝。一方で、海外組を十分に招集できない中、チームとしてやれることをやりたいとした。
「メンバーはこのIWの活動で、特にFC東京は4人の招集をご協力いただき、SAMURAI BLUEで長友選手も招集させていただき、多大なる負担になっているかもしれません。ご協力いただいたことに関して感謝申したいと思います」
「非常に厳しい制限のある招集の課題があります。そんな中、大岩剛監督はじめスタッフが厳しい招集条件の中で、落ち着いて、冷静に仕事をしてくれています。このことは、頼もしく見ていますし、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、サポーティングスタッフ含めて感謝しています」
「この4月の予選は危機感しかありません。本当に厳しい条件の中で、この予選をどう勝ち抜いていけるのか。スタッフ、監督には大きな負担となっていますが、できるだけのサポートをして、まずはパリ行きの切符を掴めるような、ここからの盛り上げを繋げていきたいと思います」
当初は今年1月に開催予定だったが、中国がアジアカップの開催を返上したことで、アジアカップが1月に開催。そのため、4月にずれ込むという事態となった。
その結果、ヨーロッパのシーズン最終盤に開催が決定。パリ五輪世代の多くの選手がヨーロッパのクラブでプレーしている中、レギュラー格の選手はやはり招集が難しくなったという。
「選手たちが成長することで、海外のクラブで五輪世代、U-20の選手たちもプレーできる選手が増えてきました。それがA代表の強化につながっていきます。1つ転換点を迎えているなと感じています」
「招集に関して、Jリーグは協力に関して昨年9月にルールを決め、大学の関係者にも了解を得て国内でのベースは作れます。一方で、(ヨーロッパは)リーグの終盤で重要な場面で、チームは拒否することができる。本当に難しいことですが、一方で選手が主力としてプレーできるようになったということは悪くないです」
選手の成長の証としながらも、大事なところで招集できないもどかしさもある状況。そんな中、山本氏は「オリンピックという舞台でメダルを目指すことは、日本代表にとっても重要になる」と語り、「交渉に関しては昨年の夏前から継続して行ってきました。海外オフィスから常にクラブとコミュニケーションをとってもらっています」と、時間をかけて各クラブと話をしているという。
今回の最終予選に関しても「正直呼べない選手もいます」と語る山本氏。「その中で、日本の底力が試されていると思っていますし、日本にももっと選手がいるということにもなります」と、底上げすることが大事だとした。
また「才能がどんなにあっても良い経験をしなければ、なかなか成長は難しい。五輪予選と本番での6試合を抜けられた選手が成長します」と、良い戦いを経験することが成長につながるとし、「優先順位があるので、継続してクラブとコンタクトを取って、なるべく監督が招集したい選手を呼べるようにしたいです」と、なるべくベストなメンバーが揃えられるように調整していくとした。
改めて、今回の最終予選で危機感を覚えている点について山本氏は言及。選手の招集とアジアのレベルアップがポイントだとした。
「招集のところが非常にハードルが上がっていて、監督が求める全員を呼べるわけではないということ。日程が4月にずれ込んだことでヨーロッパとの関係など、様々な面で厳しいことになっています。カタールでの戦いは暑熱の問題もある。過去に例のないことになっています」
「また、各国ともに本当に力をあげています。W杯の出場枠がアジアで増えました。トップ4の次のグループが本当に様々な面で強化を続けていて、そこに育成の強化が入って、アンダー世代から出てくるチームが育っています」
「W杯の枠とオリンピックの3.5という枠は本当にハードルが高いものだと思っているので、底上げを含めて、本当に厳し戦いになると覚悟しています」
4月にAFC U23アジアカップでパリ五輪の切符を懸けて戦う中、マリ代表、ウクライナ代表との最後の2試合を国内で戦う。すでにパリ五輪の切符を掴んでいる両国との対戦。4月の最終予選はインターナショナル・マッチウィークではないため、海外組の招集に強制力はなく、選手招集が難しくなる。
ナショナルチームダイレクターを務める山本昌邦氏は、この2試合のマッチメイクについて言及。良い機会を作れたと感謝した。
「我々は出場権を得ていない中で、出場が決まっている2チームとレベルの高い強化試合を行えることは嬉しいことだと思います。我々としては4月の最終予選に向けて、本当に重要な2試合になると考えています」
山本氏は1996年のアトランタ・オリンピック、2000年のシドニー・オリンピックはコーチとして参加。2002年にU-23日本代表監督となると、アテネ・オリンピックの予選を経験し本大会も指揮を執った経験がある。
アジアの戦いも知る山本氏。今回の最終予選については、かなり厳しいと感じているとのこと。そこでしっかりと勝利するためにも、この3月の2試合から盛り上げていきたいとした。
「これまで1996年のアトランタ・オリンピック以来、今回の予選は過酷で難しいものになると想像しています。厳しい予選になると思います。この3月から皆さんのエモーションの高まりというか、簡単ではないアジアの予選をここから盛り上げて、4月、そして5月3日のファイナルに臨めるように、予選を戦う準備をしっかりしていきたいと思います」
「京都、北九州の運営の皆さん、サポートしてくださる皆さんに感謝したいと思います。併せて、ご支援引き続きよろしくお願いいたします」
また、選手の招集についても言及。FC東京からはA代表の長友佑都も含めて4名が招集されており、協力体制を築けていることに感謝。一方で、海外組を十分に招集できない中、チームとしてやれることをやりたいとした。
「メンバーはこのIWの活動で、特にFC東京は4人の招集をご協力いただき、SAMURAI BLUEで長友選手も招集させていただき、多大なる負担になっているかもしれません。ご協力いただいたことに関して感謝申したいと思います」
「非常に厳しい制限のある招集の課題があります。そんな中、大岩剛監督はじめスタッフが厳しい招集条件の中で、落ち着いて、冷静に仕事をしてくれています。このことは、頼もしく見ていますし、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、サポーティングスタッフ含めて感謝しています」
「この4月の予選は危機感しかありません。本当に厳しい条件の中で、この予選をどう勝ち抜いていけるのか。スタッフ、監督には大きな負担となっていますが、できるだけのサポートをして、まずはパリ行きの切符を掴めるような、ここからの盛り上げを繋げていきたいと思います」
当初は今年1月に開催予定だったが、中国がアジアカップの開催を返上したことで、アジアカップが1月に開催。そのため、4月にずれ込むという事態となった。
その結果、ヨーロッパのシーズン最終盤に開催が決定。パリ五輪世代の多くの選手がヨーロッパのクラブでプレーしている中、レギュラー格の選手はやはり招集が難しくなったという。
「選手たちが成長することで、海外のクラブで五輪世代、U-20の選手たちもプレーできる選手が増えてきました。それがA代表の強化につながっていきます。1つ転換点を迎えているなと感じています」
「招集に関して、Jリーグは協力に関して昨年9月にルールを決め、大学の関係者にも了解を得て国内でのベースは作れます。一方で、(ヨーロッパは)リーグの終盤で重要な場面で、チームは拒否することができる。本当に難しいことですが、一方で選手が主力としてプレーできるようになったということは悪くないです」
選手の成長の証としながらも、大事なところで招集できないもどかしさもある状況。そんな中、山本氏は「オリンピックという舞台でメダルを目指すことは、日本代表にとっても重要になる」と語り、「交渉に関しては昨年の夏前から継続して行ってきました。海外オフィスから常にクラブとコミュニケーションをとってもらっています」と、時間をかけて各クラブと話をしているという。
今回の最終予選に関しても「正直呼べない選手もいます」と語る山本氏。「その中で、日本の底力が試されていると思っていますし、日本にももっと選手がいるということにもなります」と、底上げすることが大事だとした。
また「才能がどんなにあっても良い経験をしなければ、なかなか成長は難しい。五輪予選と本番での6試合を抜けられた選手が成長します」と、良い戦いを経験することが成長につながるとし、「優先順位があるので、継続してクラブとコンタクトを取って、なるべく監督が招集したい選手を呼べるようにしたいです」と、なるべくベストなメンバーが揃えられるように調整していくとした。
改めて、今回の最終予選で危機感を覚えている点について山本氏は言及。選手の招集とアジアのレベルアップがポイントだとした。
「招集のところが非常にハードルが上がっていて、監督が求める全員を呼べるわけではないということ。日程が4月にずれ込んだことでヨーロッパとの関係など、様々な面で厳しいことになっています。カタールでの戦いは暑熱の問題もある。過去に例のないことになっています」
「また、各国ともに本当に力をあげています。W杯の出場枠がアジアで増えました。トップ4の次のグループが本当に様々な面で強化を続けていて、そこに育成の強化が入って、アンダー世代から出てくるチームが育っています」
「W杯の枠とオリンピックの3.5という枠は本当にハードルが高いものだと思っているので、底上げを含めて、本当に厳し戦いになると覚悟しています」
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U-23マリ代表のバダラ・アル・ディアロ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。 22日、サンガスタジアム by KYOCERAで日本と対戦したマリ。アフリカ予選を突破し、パリ・オリンピックの出場権を獲得している中、強化試合となった。 寒空の中行われた試合。開始2分に日本が先制するも、マリは前半のうちにママドゥ・サンギャレのゴールで追いつく。 さらに後半に入ると主導権を握り、53分にママドゥ・トゥンカラのゴールで逆転。日本に盛り返されるが、90分にはブバカル・トラオレがダメ押しゴールを決めて、1-3で勝利を収めた。 ディアロ監督は試合後の記者会見で、「今日は非常に良い試合だった」とコメント。「日本も立ち上がりが非常に良く、先制されたが、アジアのチームはクオリティが高く、非常に精力的に動きスピードのあるチームだった」と、日本を称えた。 また「我々は同点のチャンスがあったが、ポストに当たってしまった。徐々に我々が反撃することになり同点に追いつき、後半は試合の主導権を握り、最終的には3-1で勝利できた」と振り返り、「今回我々は新しい選手を試したりして、オリンピック前の準備としては非常に良かった。日本は後半の途中以降力を取り戻し、チャンスがあり、我々が失点する可能性もあったが、最後は倒すことができて非常に良かった」と、勝利を収めたことを喜んだ。 オリンピック出場を決めている中、この先の準備については「なかなかマリ国内で強化して行くことは難しく、国外の選手をチェックして、国外の選手をテストしながら準備をしてきている。これまでと同様に、国外でキャンプをして、チームを作って行くことにしている」とコメント。遠征を続けて行くとした。 また「まとまった時間がもうないため、3日、4日のトレーニングをするなどして行くことになる。簡単ではないが、国内ではなかなかできない」と、マリ国内での活動はかなり限られることに。どこまで精度を上げられるかが課題となりそうだ。 試合については先制をすぐにされたが、やり方は変えなかったというディアロ監督。「日本は立ち上がりから、開始15分ぐらいまではかなり積極的にプレスをかけてくるのを感じた。選手にはそういうことがあってもいつも通り、自分たちのプレーをすることを言っていた。我々のプランは変わらず、失点はしたが、平常心でプレーを続けて行くことにした」とコメント。慌てることなく、しっかりと対応できたという。 気温は7.5℃、体感温度はより寒かった中での試合。選手たちはベンチコートなどなく戦っていた。ディアロ監督は事情を語り、多くを恵まれてはいない環境を明かした。 「我々の協会は、正直なところ金銭的に恵まれてはいない。アフリカ・ネーションズカップやオリンピックなら違ったと思うが、親善試合ではなかなか色々なものを準備するというのはなかなか難しい状況だ。やれる環境、やれるものでしっかりと対応していく」 「また、A代表が現在モロッコで試合をしており、それもあって難しい状況だ。あとは今ラマダンの期間であり、昼間に物を食べていない選手も多い。日が暮れて試合前に食べている選手もいた」 そんな中でもアフリカ予選を勝ち上がりパリ五輪で戦うマリ。日本に感謝しつつ、「パリでの再会を」とエールを送ってくれた。 「日本サッカー協会の方々にも感謝したい。非常に良くしてくれた。日本のファンも温かく迎えてくれて感謝したいと思う」 「最後に。日本がアジア予選を突破して、パリで再会できることを楽しみにしている。日本の健闘を祈る。非常に良いチームだった」 <span class="paragraph-title">【写真】マリの選手たちから日本へメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">試合後のU-23マリ代表のロッカールームにメッセージが残されていました。<br><br>パリオリンピックの舞台でまた再戦できるように、出場権獲得に向けて頑張ります!<br><br>THANKS<a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue/status/1771174107394306218?ref_src=twsrc%5Etfw">March 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.23 13:10 Sat2
「ミスが結果に表れた」U-23日本代表はU-23マリ代表に力負け…パリ五輪最終予選前に不安な結果、大岩剛監督が語る課題は「迷いや躊躇が一番良くない」
U-23日本代表の大岩剛監督が、U-23マリ代表戦を終えて課題と反省を口にした。 パリ・オリンピックの最終予選を4月に控えるU-23日本代表。最後の調整となる2試合の初戦となった。 相手はすでにオリンピック出場を決めているマリ。しかし、試合は開始2分に平河悠(FC町田ゼルビア)がネットを揺らして幸先良く先制する。 このまま押し込んでいきたい日本だったが、ミスが散見され徐々にマリペースに。すると前半のうちに追いつかれ、後半も2失点。作ったチャンスを生かせずに失点を重ね、1-3で敗れた。 試合後、記者会見に臨んだ大岩監督は「前半と後半で我々の課題としてタフさ、このレベルでのミスが結果に表れたと思いますし、我々がしっかり改善しなければいけないです」とコメント。反省を口にした。 実力あるマリとの試合で改めて見つかったポイントについては「アフリカのチームとやると同じように間合いや身体能力、足の長さだったりがありますが、我々の選手たちも特に前半はそれに戸惑った選手が何人かいましたし、圧力に少し消極的になった選手もいました」と、想定した中でのアフリカ人特有の部分に戸惑いが見えたとコメント。「そういう部分は、このレベルであればしっかりと試合に入った瞬間に、間合いに対して距離を作らないといけないですし、経験を積むことによって、次対戦した時にはしっかりとボールを支配する、時間を支配する、スペースを支配する必要があると感じさせられました」と、この先に生かしてもらいたいとした。 パリ・オリンピック予選を兼ねたAFC U23アジアカップ2024で上位3カ国がパリ五輪の切符を獲得でき、4位チームはアフリカ勢とのプレーオフで決着する。そのためにも、今回の経験は大きなものになるはずだ。 大岩監督は「ある意味では評価できるところではありますし、ある意味では前半の我々が変化することによって、チームとしての時間を作らなければいけなかったと思います」とコメント。「ミスが1つの流れを変えてしまったり、ボールを1回後ろに下げるだけで相手の流れになってしまったり、試合の流れを選手たちが作ることができなかったので、今日感じたことを次の試合では出してもらいたいです」と、チーム全体として流れを引き込めない部分は課題だとした。 開始2分にはセットプレーの流れから先制点。「セットプレーについては得点に繋がっているところで評価しています」と語り、「得点以外のセットプレーでは優位性を示せていたと思います。次の試合に生かしていきたいです」と、よりチャンスにしていけると手応えを語った。 その上で25日にはU-23ウクライナ代表戦を控えるが、「今日の試合からメンバーが変わると思うので、我々が意図しているビルドアップ、守備の部分を明確にしてウクライナに向かって行くことで、新たな課題が見つかったり、最終予選の選考にも関わってくると思うので、もう1度今日の反省、課題を洗い出して選手に伝えることによって、明確にして試合に臨みたいです」と、残りの短い期間でも詰めていきたいとした。 そんな中、この試合ではビルドアップでもミスが目立った。「ビルドアップのルートは選手たちに伝えていますが、空いてる部分がどう見えているか、出し手と受けてがどう感じているか。良い場面とお互いが合っていない場面があった」と、課題が残ったとし、「その2人の関係だけではなく、レイオフ(くさびのパスをワンタッチで落とす)でしっかりとサポートできたのか、逆サイドへの展開が確保されていたのか、背後に走る選手がいたのか。しっかり確認した上でジャッジを評価したいと思います」とコメント。「後半やり方を少し変えたので上手く行ったというところは、当然ウクライナは分析してくると思うので、変化が起きた時に選手がどう判断するか。選手のジャッジも求めなければいけないと思います」とし、ピッチ上での選手たちの判断力を上げる必要があるとした。 また、今回はチームとしての経験が少ない選手も多く試合に出場した。大岩監督は「初めてのコンビというのはあると思いますが、ビルドアップがクローズアップされていますが、それ以外でも連携の部分でのノッキング、躊躇してしまう場面が見受けられました」と連係面に不安を見せてしまったと語り、「アクションを起こすことをもっともっと求めていきたいと思います。迷いとか躊躇というのが一番良くないと思うので、それはお互いがしっかりと自信を持って、目を合わせてビルドアップしたり、相手を崩したり、守備のトランジションの部分は、誰が入っても同じことができるように促していかなければいけないと思います」とコメント。一瞬の隙が命取りになる可能性もある中で、より迷いを生まずにプレーできるようにしていきたいとした。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】開始早々に先制も、マリに力の差を見せつけられ敗戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1VaKvSSw3tk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.23 09:55 Sat3
VAR判定は完璧ではない/六川亨の日本サッカー見聞録
人はみな、大人であれ子供であれ、新しいアイテム(玩具)を手に入れれば使いたくなるのは当然だ。人間の性とも言っていいだろう。それが個人的な趣味の範囲にとどまっていればいい。ところが人生を左右しかねないとなると大問題だ。 ここまで書いたら何を言いたいのか、お分かりの読者もいるかもしれない。そう、U-23アジア選手権で導入されているVAR判定だ。 U-23日本は初戦のサウジアラビア戦、第2戦のシリア戦、そして昨日のカタール戦と3試合で4回のVTR判定を経験した。そして、そのうち3回がPKを取られ、1回は田中碧の1発退場という、勝敗の行方を左右する極めて厳しいジャッジだった。 とりわけカタール戦のVAR判定は、記者席に設置されたモニターで確認しても、田中碧が一連のプレーの流れでマイボールにした際に足を着いたところ、相手の足がたまたまあったため踏んでしまったように見えた。齊藤未月のプレーも、相手はシュートモーションに入っていたが、先にボールにアプローチしたのは齊藤だった。その結果、相手は齊藤のふくらはぎを蹴って転倒したにすぎない。キッキングで日本にFKが与えられてもおかしくないシーンだった。 とはいえ、一度下った判定は覆らないことは百も承知だ。それでもあえて苦言を呈したいのは、VARは完璧ではないということだ。というのも、VARを運営するのは人間であり、人間は間違いを犯すからに他ならない。 J1リーグは今シーズンから初めてVARを導入する。本来は人材を育成するため来シーズンから導入予定だった。というのも、韓国のKリーグは一昨シーズンから導入したものの、不慣れな運用からミスジャッジが多かった。このためJリーグは慎重を期し、VARとアシスタントVARの育成に時間をかける方針だった。 しかし育成は順調に進み、1年前倒しで導入できるようになった。もちろん導入してみて、様々なトラブルが発生するかもしれない。しかし、こればかりは実践を重ねるしかない。 そして今大会のVARである。 スタートリストにはVARとして中国人の審判が、アシスタントVARとしてイランとマレーシアの審判が務めた。中国のスーパーリーグと、イランやマレーシアの国内リーグがJ1リーグより先にVARを採用していて、VARの先進国かどうかはわからない。あるいはAFC(アジアサッカー連盟)で研修を重ねたのかもしれない(昨年のアジアカップで準々決勝以降に初めて導入)。 ただ、Jリーグより進んでいるとはどうしても考えられない。そこで、カタール戦のVARによるレッドカードとPKも、素直に承服できないのだ。 それというのもシンガポール人の主審は自らVARを要求したのではなく、いずれのプレーもノーファウルだった。そこでVARからのリクエストで判定することになったが、齊藤のPKになったプレーは、本来なら主審がOFR(オンフィールドレビュー=主審による映像確認)をしてからファウルかノーファウルかジャッジを下すべきである。 ところがOFRをすることなく主審はPKを宣告した。本来なら、VARはアドバイスで主審をサポートするのが本来の役目であり、ジャッジの決定権はない。最終判断を下すのは、あくまで主審である。しかしPKのシーンは、その立場がまるで逆転しているように感じられた。 日本は2つのVAR判定に関して公式な見解を求めるべきだろう。そしてAFCは、今大会終了後、すべてのVAR判定について正確なジャッジが下されたのかどうか検証する義務がある。例え時間がかかっても、それは公表し、各国が情報を共有できるようにするべきだろう。 2020.01.18 21:30 Sat4
20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 Fri5
