ポチェッティーノ監督が引き分け再試合も無失点を評価 急きょ先発の20歳DFギルクリストは「本当に良かった」

2024.01.27 13:00 Sat
ドローを振り返ったポチェッティーノ監督
Getty Images
ドローを振り返ったポチェッティーノ監督
チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が引き分けを比較的ポジティブに捉えている。クラブ公式サイトが伝えた。
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23日のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグ・ミドルズブラ戦を6-1で大勝し、逆転でファイナル進出を決めたチェルシー。続いて26日にはFAカップ4回戦のアストン・ビラ戦を迎えるも、互いにゴールを奪えないまま90分を終え、決着は再試合に持ち越された。
試合後、ポチェッティーノ監督は得点を奪えなかったこと以上に無失点で終えたことを評価。攻撃に関しても形は悪くなかったと前を向いている。

「両チームとも同じだ。彼らは攻撃陣に素晴らしい選手を抱えているが得点できなかったし、我々はクリーンシートを維持した。この種の試合は互角の戦いになるし、アストン・ビラのようなチームと対戦すると難しい」

「得点はできなかったが、チャンスは作れたし、私は選手たちを間違いなく信頼している。このような戦い方をしていれば必ず得点できるし、火曜日には6ゴール奪った。相手のキーパーは素晴らしく、エミリアーノ(・マルティネス)は本当に良かった。得点するには運が必要な場合もある」
また、ウォーミングアップ中の負傷により欠場となったイングランド代表DFレヴィ・コルウィルについては「大きな問題ではなく、彼が明日トレーニングに参加できることを願っている」と軽傷をアピール。その一方、急きょ代役を務めた20歳のイングランド人DFアルフィー・ギルクリストのパフォーマンスには賛辞を贈った。

「彼は本当に良かった。最も難しかったのはストレスに対処することだった。プレーできないと理解していたにもかかわらず、プレーする必要が出てきたからだ」

「若い選手の場合、先発の11人入りが決まると前日にそれを知らされることがある。そうなると時間がありすぎて眠れなくなったり、ストレスが影響を及ぼすことがある」

「(先発が決まったのは)試合開始の20分か30分前だったから、深く考える時間はなかった。ウォーミングアップをして、ただプレーするだけだった。若い選手たちは皆、落ち着いてリラックスする時間が必要で、試合について考えることにあまりエネルギーを費やさない方が良い」

「だが、今日は彼にとって本当に良い試合になった。このようなプレー機会を得ることで彼は成長し、より成熟していくだろう。彼のキャリアにとって重要なことだと思う」

さらに、ポチェッティーノ監督はいくつかのセーブでチームを救ったセルビア代表GKジョルジェ・ペトロビッチにも言及。負傷離脱が続くスペイン代表GKロベルト・サンチェスの穴を埋める活躍に舌を巻いている。

「彼はファンタスティックだ。今シーズンMLSからチェルシーに加わった彼を全面的に称える必要がある」

「彼は本当に若いし、本当に良く戦っている。ゴールマウスでの彼の振る舞いは、クオリティとキャラクターが素晴らしいことを示している。彼はファンタスティックな仕事をしていると思う」

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