イタリア欧州制覇の立役者…スピナッツォーラが1月にローマ退団も? トルコ&サウジからオファー

2023.12.30 19:30 Sat
スピナッツォーラに複数のオファーか
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スピナッツォーラに複数のオファーか
ローマのイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(30)に複数のオファーが届いているという。『フットボール・イタリア』が伝えている。

イタリア代表のユーロ2020優勝=欧州制覇に貢献したスピナッツォーラ。ケガで準決勝・決勝の出場こそ叶わなかったが、その力強いパフォーマンスなしにイタリアの躍進はなかったと言えるだろう。

クラブキャリアでは2019-20シーズンからローマでプレーし、ジョゼ・モウリーニョ監督体制下では主に左ウイングバックとして活躍。今シーズンはここまで公式戦15試合に出場し、1ゴール2アシストを記録している。
そんなスピナッツォーラ、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、スュペル・リグ(トルコ1部)のガラタサライ、そしてサウジ・プロフェッショナルリーグからオファーが届いているという。

とりわけガラタサライは本腰のようで、来年1月の獲得に向け、年明けの本格的なクラブ間交渉を切望。来年3月で31歳となるスピナッツォーラは現在、21歳のポーランド代表MFニコラ・ザレフスキと左WBの1番手を激しく争っているが、キャリア初の国外移籍も選択肢として持っているのか。
ローマとの契約は今シーズン限りとなっている。

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34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」

元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。 淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。 しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。 今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。 「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」 「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」 「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」 「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」 「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」 「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」 “El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。 2024.03.22 18:10 Fri

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