降格圏18位に沈むベニテス・セルタ…13試合で勝ち点「7」は過去80年のワースト記録

2023.11.13 21:30 Mon
近年迷走するラファエル・ベニテス監督
Getty Images
近年迷走するラファエル・ベニテス監督
ラファエル・ベニテス監督率いるセルタがラ・リーガで降格圏に沈んでいる。スペイン『カデナ・セル』が伝えている。

2012-13シーズンからラ・リーガで戦うセルタ。タイトル獲得を争う強豪ではなく、昨季13位と中堅どころとも言えないのが実情だが、スペインというサッカー大国の1部リーグで粘り強く生き残っていることは素晴らしいことだ。

そんなセルタは今季からベニテス監督を招へい。21世紀初頭のバレンシアでラ・リーガ優勝2回、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝1回を成し遂げ、リバプールでは2004-05シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)も制覇したスペイン人名将だ。
ただ、その後率いたインテル、レアル・マドリーはいずれも1年未満で解任。2012-13シーズン途中から暫定指揮官を務めたチェルシーでも正指揮官“昇格”はならずに退任。近年低迷するエバートンを指揮した2021-22シーズンも、立て直し叶わず半年で愛想を尽かされた。

したがって、かつての評判・名声を失って10年以上が経過するベニテス氏なわけで、嫌な予感がしたセルタファンもいたのではないだろうか。セルタは現在、ラ・リーガで1勝4分け8敗の勝ち点「7」と降格圏18位に沈んでいる。
また、13試合を終えての勝ち点「7」は、セルタのラ・リーガにおける過去80シーズン(うち56シーズンがラ・リーガ)でワースト記録。これまでのワースト記録は1943-44シーズンの1勝3分け9敗(現在の勝ち点計算で6)だったという。

さらに、ベニテス監督が率いて未だホームで白星なし。13試合で唯一の白星は、最下位アルメリアにアウェイで競り勝った試合(3◯2)のみとなっている。

10日の第13節でもアスレティック・ビルバオに敗れたセルタ。ここで一旦、インターナショナル・マッチウィークを挟み、25日に行われる次節はベニテス監督の古巣バレンシアとの対戦に。現段階で解任話は出ていないようで、なんとかこの試合から巻き返したいところだ。

ラファエル・ベニテスの関連記事

ラファエル・ベニテス氏(64)が、FIFAクラブ・ワールドカップ2025に出場するボタフォゴFRの新指揮官候補に浮上している。ブラジル『O'Globo』が報じている。 昨シーズンにクラブ史上初のコパ・リベルタドーレス制覇に加え、1995年以来3度目となるカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)優勝の 2025.01.26 14:45 Sun
セルタは16日、クラウディオ・ヒラルデス監督(36)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 2022年からセルタのBチームの指揮官を務めていたヒラルデス監督は、今年3月に解任されたラファエル・ベニテス前監督の後任としてトップチームの監督に就任。 就任初年度となった昨季は17位と低迷してい 2024.10.17 00:30 Thu
ニューカッスルは29日、今シーズン限りで契約が満了する5選手の退団を発表した。 今回、今季限りでの退団が発表されたのはウェールズ代表DFポール・ダメット(32)、スコットランド人MFマット・リッチー(34)、元ドイツ代表GKロリス・カリウス(30)、アイルランド代表MFジェフ・ヘンドリック(32)、イングランド人 2024.05.30 01:20 Thu
セルタは30日、ラファエル・ベニテス氏との契約を正式に終了したことを発表した。 ベニテス氏は、バレンシアやリバプール、インテル、チェルシー、ナポリ、レアル・マドリーを指揮してきた。 そんな中、今シーズンからセルタの監督に就任。しかし、28試合を終えて勝ち点24。3月にはレアル・マドリー相手に0-4で大敗を喫 2024.04.30 21:55 Tue
セルタは12日、Bチームを率いていたクラウディオ・ヒラルデス氏(36)をトップチームの暫定指揮官に任命したことを発表した。契約期間は明かされていない。 セルタでは同日、ラ・リーガで降格圏の18位カディスと2ポイント差の17位と低迷していることを受け、ラファエル・ベニテス監督(63)を解任していた。 ヒラルデ 2024.03.13 06:30 Wed

セルタの関連記事

レアル・ソシエダは13日、ラ・リーガ第36節でセルタをホームに迎え、0-1で敗れた。ソシエダのMF久保建英はフル出場している。 3日前の前節アトレティコ・マドリー戦をセルロートのラ・リーガ最速ハットトリック含む4発の恩返し弾で完敗した12位ソシエダ(勝ち点43)は、久保が[4-1-4-1]の右MFで先発となった。 2025.05.14 05:00 Wed
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が4日にホームで行われ、3-2で逃げ切ったラ・リーガ第34節セルタ戦後にコメントした。 FWキリアン・ムバッペのドブレーテ、FWアルダ・ギュレルの1ゴール1アシストの活躍で勝利したマドリーは首位バルセロナとの4ポイント差を維持して次節、バルセロナとのエル・クラシコに臨 2025.05.05 09:30 Mon
ラ・リーガ第34節、レアル・マドリーvsセルタが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-2で勝利した。 マドリーは前節、ヘタフェに1-0の勝利を収めたが、バルセロナとのコパ・デル・レイ決勝では延長戦の末に2-3の敗戦。今季2つ目のタイトル逸となった。 次節に暫定7ポイント差の首位チーム 2025.05.04 23:00 Sun
バルセロナのハンジ・フリック監督が19日にホームで行われ、4-3で打ち勝ったラ・リーガ第32節セルタ戦を振り返った。 2位レアル・マドリーに4ポイント差を付ける首位バルセロナ。4日前にはチャンピオンズリーグ準決勝進出を決めた中、ラ・リーガ優勝へ向けて臨んだセルタ戦。 12分にFWフェラン・トーレスのゴールで 2025.04.20 08:45 Sun
バルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが左ハムストリングを負傷した。スペイン『アス』によると少なくとも3週間の離脱になるとのことだ。 レヴァンドフスキは19日にホームで行われ、4-3で打ち勝ったラ・リーガ第32節セルタ戦に先発。75分にプレスバックした際、左ハムストリングを痛めた様子で交代を要求 2025.04.20 08:00 Sun

ラ・リーガの関連記事

ラファエル・ベニテスの人気記事ランキング

1

終焉を迎えたレアル・マドリーのサイクル④~ベニテス体制プレイバック~

2018-19シーズン、レアル・マドリーは3月に入ると同時に全てのタイトルへの望みを絶たれた。2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が2度目の就任を果たして以来、数々の栄光を手にしてきたクラブも、明確な後退を余儀なくされている。本稿では、このサイクルの軌跡を振り返っていく。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ラファエル・ベニテス体制/2015</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190312_17_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>選手としてマドリーの下部組織で育ったベニテス監督は、指導者としてのキャリアもマドリーのコーチからスタートさせた。その後、バレンシアで2度のリーガエスパニョーラ制覇を成し遂げて頭角を現すと、リバプールではチャンピオンズリーグ(CL)も獲得。しかし、リバプール以降はなかなかファンが求めているタイトルには手が届かず、戦術家としての手腕を評価される反面、人心掌握に関しては懐疑的な目が向けられていた。 マドリーは、前年を主要無冠で終えていたものの、前任者のカルロ・アンチェロッティ前監督が選手やファンから高い評価を得ており、ベニテス監督は強い逆風の中で到着。監督交代の必要性に関してフロレンティーノ・ペレス会長への批判も聞こえる中、ベニテス監督には主要タイトルの獲得だけでなく、クラシコやダービーなど重要な試合で手腕をアピールする必要があった。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆基本フォーメーション[4-3-3]</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190312_17_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>夏の移籍市場では、MFマテオ・コバチッチ、DFダニーロが大型補強となったほか、MFカゼミロをポルトからレンタルバック。反対に、MFサミ・ケディラやレジェンドGKイケル・カシージャスが退団し、左SBのバックアップを務めていたDFファビオ・コエントランもレンタルで放出された。 シーズン当初はMFイスコやMFベイルをトップ下に置き、MFトニ・クロースとMFルカ・モドリッチがボランチを務める攻撃的な[4-2-3-1]を多用していたが、次第に[4-3-3]にシフト。MFカゼミロをアンカーに配すバランス重視の形に落ち着き、内容に応じてMFコバチッチやMFハメス・ロドリゲス、FWヘセ・ロドリゲスといったバリエーション豊かなカードの投入で変化を付けた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆Turning Point! ~国王杯での恥辱~</span> 開幕戦こそスポルティング・ヒホンと0-0で引き分けたものの、その後のベティス戦を5-0、エスパニョール戦を6-0で進むなど、ベニテス監督の船出は順調だった。しかし、11月に入ってリーガでセビージャに2-3で敗北すると、翌節で宿敵バルセロナにも0-4で完敗。アンチェロッティ前監督解任で燻っていた不満が表面化し始めた。 さらに、ベニテス・マドリーはコパ・デル・レイ4回戦のカディス戦で出場停止処分中だったMFデニス・チェリシェフを起用してしまい、屈辱の失格処分。年末には、ベニテス監督の名前がコールされた際にホームスタンドからブーイングが飛ぶ状態となり、監督交代を行ったペレス会長の解任も叫ばれた。 そして、クラシコ大敗後にペレス会長が緊急記者会見でベニテス監督の続投を表明していたのも空しく、2016年1月4日に解任が発表されている。<hr>▽ラファエル・ベニテス 【在任期間】 0.5シーズン(2015/6/3~2016/1/4) 【戦績】 公式戦25試合17勝5分け3敗 チャンピオンズリーグ:グループステージ突破※解任時点 リーガエスパニョーラ:3位(勝ち点37)※第18節終了時点 コパ・デル・レイ:ベスト32※規約違反により失格 【主な獲得選手】 MFマテオ・コバチッチ、MFルーカス・バスケス、DFダニーロ 【主な放出選手】 FWハビエル・エルナンデス、MFサミ・ケディラ、MFアシエル・イジャラメンディ、DFファビオ・コエントラン、GKイケル・カシージャス 2019.03.12 18:00 Tue
2

ジェラードの後悔 「何としてもシャビ・アロンソを残留させるべきだった」

▽リバプールのレジェンドである元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏が、以前に共にプレーした元スペイン代表MFシャビ・アロンソ氏について語った。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 ▽シャビ・アロンソ氏は2004年にラファエル・ベニテス監督が率いていたリバプールに移籍。リバプールではすぐさま主力に定着してチャンピオンズリーグ制覇も経験したが、2009年にレアル・マドリーに活躍の場を移した。 ▽当時を振り返ったジェラード氏は、ベニテス監督がシャビ・アロンソ氏の慰留に全力を尽くすべきだったと、『BT Sport』で語った。 「ベニテス監督はシャビを出してガレス(・バリー)を獲得したがっていた。ガレス・バリーは大好きな選手だけど、今考えれば正しい動きではなかった」 「バリーとシャビは一緒にプレーできたと思うし、そうなってほしかった。リバプールにとって、シャビの代わりにバリーを獲得するというのは違ったと思う。シャビはワールドクラスの選手だし、ファンにも愛されていた」 「ラファはシャビを残留させるためにできる全てをするべきだったし、移籍させてはならなかった」 ▽最終的にリバプールはシャビ・アロンソを放出。バリーもリバプール入りすることなく、同年の夏にマンチェスター・シティに移籍していた。 2017.09.25 16:00 Mon
3

「どれだけわがままを言ったか今ならわかる」 かつてリバプールで監督批判のリエラ氏が謝罪

かつてリバプールに所属し、現在はスロベニアのオリンピア・リュブリャナで指揮官を務めるアルベルト・リエラ氏が、現役時代の振る舞いを謝罪した。 リエラ氏は2008年夏、ラファエル・ベニテス政権下のリバプールへ加入。初年度は最後まで優勝争いを繰り広げたチームに貢献したが、翌シーズンは出場機会の少なさに不満を抱き、スペインメディアでベニテス氏を批判すると、その後は一度もメンバー入りしないまま2010年夏に退団となった。 その後、2018年1月に現役を退き、ガラタサライでのアシスタントコーチを経て、今夏から現職に就くリエラ氏はイギリス『リバプール・エコー』の独占インタビューで、当時の自身の振る舞いをベニテス氏に謝罪したと告白。監督となった現在は自分の過ちを教訓として選手に伝えていると明かした。 「私も指導者となり、異なる視点を得た。自分の振る舞いについて、何度もベニテス氏には謝ったよ。それから、私のキャリアでお世話になった多くの監督たちにも謝った」 「選手としてはプレーしたいと思うし、自分が果たしたい役割だけを考えるものだ。でも、25人の選手を満足させ続けるのは不可能なんだ。監督として決断すべきことがあり、それを好まない人もいるだろう。とてもシンプルさ」 「私が選手としてどれだけわがままを言ったか、今ならわかる。それは私を知るすべての選手に聞いてみてほしいね。選手としては情熱が必要であり、常にプレーしたいと思うものだ。でも私は、監督が下す決断がグループのためだと理解できる、賢くて聡明な選手が好きだよ」 「フットボールは個人でなく、グループやチームのためにあるのだ。私は、自分のミスから多くを学んだよ。そして、ミスについて恥じてはいない。おかげで多くを学べたし、今は選手たちに教訓を伝え、経験を積ませることができる。だから、彼らが私と同じミスをすることはないだろう」 2022.09.28 17:00 Wed
4

エバートン、ベネズエラ代表FWロンドンの退団発表…契約終了待たずに解消

エバートンは16日、ベネズエラ代表FWサロモン・ロンドン(33)の退団を発表した。 今季終了までの契約を解消しての即時退団となるロンドン。一時中国を活躍の舞台としたが、ニューカッスル・ユナイテッド時代からの恩師であるラファエル・ベニテス氏の誘いもあって、2021年夏にエバートン入りした。 通算167試合36ゴールの数字を残すプレミアリーグに舞い戻った大柄ストライカーだが、エバートンでは通算31試合出場で3ゴール。自身を呼び寄せたベニテス氏が成績不振により、わずか半年で解任されたのが痛かった。 今季も負傷のFWドミニク・キャルバート=ルーウィン不在で始まったが、公式戦8試合に出場してノーゴール。7試合に出場したプレミアリーグでは1度の先発機会しか得られていなかった。 なお、エバートンは「チームの誰もがサロモンの今後の成功を願っている」と綴っている。 2022.12.17 09:30 Sat

セルタの人気記事ランキング

1

久保建英フル出場のソシエダ、セルタにウノセロ敗戦で連敗、6戦未勝利で欧州カップ戦出場遠のく【ラ・リーガ】

レアル・ソシエダは13日、ラ・リーガ第36節でセルタをホームに迎え、0-1で敗れた。ソシエダのMF久保建英はフル出場している。 3日前の前節アトレティコ・マドリー戦をセルロートのラ・リーガ最速ハットトリック含む4発の恩返し弾で完敗した12位ソシエダ(勝ち点43)は、久保が[4-1-4-1]の右MFで先発となった。 7位セルタ(勝ち点49)に対し、開始3分にイグレシアスに決定機を許したソシエダは11分にCKからスベルディアのダイビングヘッドで応戦。 互角の攻防で推移する中、CKから好機を窺っていたソシエダだったが、前半終盤の44分に失点。ロングカウンターを受けた流れからイグレシアスのスルーパスを受けたアルフォンに2本目のシュートを押し込まれた。 ソシエダが1点ビハインドで迎えた後半、59分に好機。トラオレの右クロスにマリンがボレー。しかしGKの正面だった。 そして65分には決定機。ムニョスの左サイドからのクロスをファーサイドのオヤルサバルがヘッド。だが、シュートはバーに直撃した。さらに70分、バレネチェアのクロスのルーズボールにマリンがヘッド。枠を捉えていたが、GKグアイタの好守に阻まれた。 終盤にかけてもソシエダが攻勢をかけるもゴールは割れず、6戦未勝利、ウノセロ敗戦で連敗となった。 レアル・ソシエダ 0-1 セルタ 【セルタ】 アルフォンソ・ゴンサレス(前44) 2025.05.14 05:00 Wed
2

セルタに逃げ切り勝利で4ポイント差でのクラシコ決戦へ、アンチェロッティ監督は逆転優勝を諦めず「我々が勝利できれば…」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が4日にホームで行われ、3-2で逃げ切ったラ・リーガ第34節セルタ戦後にコメントした。 FWキリアン・ムバッペのドブレーテ、FWアルダ・ギュレルの1ゴール1アシストの活躍で勝利したマドリーは首位バルセロナとの4ポイント差を維持して次節、バルセロナとのエル・クラシコに臨む。 アンチェロッティ監督は次節のクラシコが優勝を決定付けることになると認めた。 「もちろん、その通りだ。日曜日の試合が優勝をほぼ決定付けることになる。もし勝てば1ポイント差になる。リーグ優勝はまだバルセロナの手中にあるが、我々が勝利できれば可能性が高まるだろう」 今季ここまでバルセロナ相手に3戦全敗だが、アンチェロッティ監督は先週のコパ・デル・レイ決勝で良い戦いができたと自信を持っている。 「先週彼らと対戦したが、とても競争力のある試合だった。勝利に近かったし、自信を持って臨む」 そしてギュレルの活躍を喜んだ。 「9月時点のギュレルと今の彼は違う。彼は変わった。フィジカル面も変わった。今後数年間でさらに活躍するだろう。マドリーでプレーできるだけの実力がある。2カ月前、私は彼の周りの人たちをせっかちだと非難したが、今は彼らを祝福しなければならない。彼は良い仕事をしているからだ」 2025.05.05 09:30 Mon
3

ギュレル1G1Aにムバッペがドブレーテ! マドリーがセルタに追い上げ許すも4pt差で運命のクラシコへ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第34節、レアル・マドリーvsセルタが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-2で勝利した。 マドリーは前節、ヘタフェに1-0の勝利を収めたが、バルセロナとのコパ・デル・レイ決勝では延長戦の末に2-3の敗戦。今季2つ目のタイトル逸となった。 次節に暫定7ポイント差の首位チームとのアウェイ開催のエル・クラシコを控えるなか、今回のホームゲームでは7位のセルタ相手にバウンスバックの勝利を狙った。アンチェロッティ監督はコパ・クラシコから先発3人を変更。負傷のリュディガーとメンディ、ロドリゴに代えてフラン・ガルシア、ギュレル、ムバッペを起用した。 開始4分にギュレルが両チームを通じたファーストシュートを放ったが、直後にセルタが続けてセットプレーからチャンスを創出。7分、ソテロのクロスをゴール前でフリーとなったマルコス・アロンソが頭で合わせるが、枠を捉えたシュートはGKクルトワの好守に遭う。 立ち上がり以降はマドリーがボールを保持する一方、セルタのコンパクトな守備を前になかなか攻め切れず。試合はやや膠着状態に陥る。 それでも、30分を過ぎて攻勢を強めると、お得意の理不尽なワールドクラスの3つのプレーで一気に試合を動かす。まずは33分、右CKのショートコーナーからボックス右でルーカス・バスケスのパスを受けたギュレルが狙いすました左足のコントロールシュートをゴール左上隅に突き刺し、トルコ代表MFの2試合連続ゴールで先制に成功する。 さらに、39分にはセルタのカウンターの局面でボルハ・イグレシアスのシュートがDFにディフレクトしたボールをGKクルトワが圧巻の反射神経ではじき出すと、この流れからベリンガムの浮き球パスで右サイドで背後へ抜け出したムバッペがボックス右に持ち込んでバランスを崩しながらも放った右足シュートが再びゴール左隅の完璧なコースに決まり、ゴラッソ2発とパラドンの合わせ技で一気に突き放した。 序盤こそ拮抗した展開に持ち込まれたものの、2点リードで試合を折り返したマドリー。後半も集中した入りを見せると、48分にはハーフウェイライン付近で半身でボールを受けたギュレルの狙いすましたミドルスルーパスに反応したムバッペがボックス左に持ち込んで左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込み、好調の20歳MFのお膳立てからエースがドブレーテを達成した。 これで勝利に大きく近づいて勢いづくエル・ブランコ。以降もベリンガム、ギュレルがボックス付近での積極的なチャレンジでゴールに迫っていく。 66分にはアセンシオを下げてプリメーラデビューのハコボ・ラモンを投入。だが、結果的にこの交代策が試合を難しくしてしまう。 69分、セルタは左CKの流れからゴール前で混戦を作ると、こぼれ球に詰めたラゴのシュートが決まって1点を返す。さらに、76分にはいずれも途中出場のアスパスとスウェードベリの阿吽の呼吸で中央を崩すと、ボックス右に抜け出したスウェードベリのシュートが決まって瞬く間に1点差に詰め寄る。 これで一気にセルタの勢いが増すと、79分にもアスパスのワンタッチパスで背後へ抜け出したドゥランがボックス右から決定的なシュートを放つが、GKクルトワの股間を抜けかけたボールは勢いが止まってゴールラインは割らず。事なきを得た。 その後、1点差のまま終盤を迎えた一戦は行ったり来たりのオープンな攻防が続く。前がかるアウェイチームに対してベリンガムや途中出場のブラヒム・ディアスのシュートで4点目に迫る一方、アスパスが存在感を増すセルタの攻撃に幾度も際どい場面を作られる。 5分が加えられた後半アディショナルタイムではムバッペがトドメのチャンスを逸すると、最後はセルタの厚みのある攻撃に晒されたが、何とか一丸の守備で守り切ったマドリーが3-2のままクローズした。 最後は冷や汗をかく展開ながらもリーグ連勝のマドリーが4ポイント差を維持して運命のクラシコへ臨むことになった。 レアル・マドリー 3-2 セルタ 【レアル・マドリー】 アルダ・ギュレル(前33) キリアン・ムバッペ(前39、後3) 【セルタ】 ジョエル・ラゴ(後24) ウィリオット・スウェードベリ(後31) 2025.05.04 23:00 Sun
4

「難しい試合だった」レアルはセルタ相手に苦戦、決勝点生み出したモドリッチをアンチェロッティ監督が称える「クオリティはとても重要」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、セルタ戦の勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 19日、ラ・リーガ第10節でマドリーはアウェイでセルタと対戦した。代表ウィーク明けの試合。代表活動に不参加だったFWキリアン・ムバッペらが先発した試合は、20分にそのムバッペのゴールで先制する。 1点リードの後半、51分にウィリオット・スウェードベリに同点ゴールを許すも、66分にヴィニシウス・ジュニオールが勝ち越しゴール。1-2で逃げ切り、勝利を収めた。 試合後、アンチェロッティ監督は難しい試合だったとしながらも、しっかりと戦い切った選手たちを称えた。 「とても競争力があり、激戦で、難しい試合だった。我々が良かった点は、最後までよく戦えたことだ。もっと良いプレーができたかもしれないが、チームは献身的に取り組んでいた」 「立ち上がりでバランスを欠いてしまい、失点は避けられたのかもしれない。良くなかった点はもっと注意深くなる必要がある」 また、後半途中から出場し、ヴィニシウスの決勝ゴールをアシストしたルカ・モドリッチをアンチェロッティ監督は絶賛した。 「モドリッチからの素晴らしいパスのおかげで、我々は重要な勝ち点3を獲得した。彼は先発であっても、ベンチから出たとしても、常に貢献して助けてくれる。そのクオリティはとても重要だ。ゲームコントロールを変え、とても重要なものとなった」 <span class="paragraph-title">【動画】惚れ惚れするモドリッチのスルーパスで勝負あり!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="akcdci-5cXQ";var video_start = 319;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.20 11:40 Sun
5

カサド退場後2失点で勝ち点1止まりも…フリック監督は全体的な出来の悪さを指摘 「本当に悪い試合をした」

バルセロナは23日のラ・リーガ第14節でセルタとのアウェイ戦に臨み、2-2の引き分けに終わった。 ハフィーニャとロベルト・レヴァンドフスキのゴールで2点を先行するまでは良かったが、82分にマルク・カサドが2枚目のイエローカードで退場してから流れがガラリ。84分、86分の連続失点で勝ち点1止まりとなり、これで2試合勝利なしとなった。 退場者を出してからの2失点が悔やまれるが、スペイン『マルカ』によると、ハンジ・フリック監督は「(連続失点した終盤の)10分間がというわけじゃない。本当に悪い試合をした」とバッサリ。試合を通して良くなかったと話す。 「正直に話をする。求めたものを目にできなかった。ボールコントロールが良くなく、前半もミスが多かったね。これまでのプレーは違った。良い試合ではなかったよ。これを話し合い、変えていかないといけない」 これで2試合未勝利。今節を含め、2つの未消化試合を残すレアル・マドリーに1ポイント差まで詰め寄られる可能性があるが、「こういうのは起こりうる。それは望んだものではないが、まっすぐ前を向いて進んでいく必要がある」とし、ハッパをかけた。 「勝ち点6のうち、1ポイントしか獲得できなかったし、満足していない。誰もね。もっと良いプレーができるはずだ」 また、「結果は自分たちのプレーによるもの。100%のプレーができなければ勝てない。単純にね」とも。退場のカサドにも「バライードスは難所と言われているし、風もあった。だが、それは言い訳にならない。集中力の問題」との言葉を紡いでいる。 <span class="paragraph-title">【動画】バルセロナが2-0からまさかのドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="heWjUBNsFKU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.24 12:25 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly