「考えていることをほぼ全てわかっている」出会って6年、長谷部茂利監督が初タイトルの立役者・前寛之へ寄せる全幅の信頼「強みを理解して実行できる人物」
2023.11.04 22:10 Sat
アビスパ福岡の長谷部茂利監督が、決勝でMVPに輝いたMF前寛之について語った。4日、2023JリーグYBCルヴァンカップ決勝が国立競技場で行われ、福岡は浦和レッズと対戦した。
クラブ史上初タイトルを目指す福岡は、開始5分に前がネットを揺らして先制。前半アディショナルタイムには宮大樹が追加点を奪い2点リードで前半を終える。
後半は浦和が盛り返し1点を返されると、終盤は猛攻を受けることに。それでも最後まで体を張りタイムアップ。2-1で勝利した福岡が悲願のタイトル獲得を成し遂げた。
この試合では2シャドーの一角で出場した前は、先制ゴールで起用に応えると、守備でも前から良いプレスをかけて浦和の攻撃を封じていた。
「相手に対して自分たちが機能すること、自分たちの強み、守備でも攻撃でも理解して実行できる人間を、コンディションも含めてシャドーのポジションに置きました」
その前がMVPにも輝いたが「非常に良かったと思います」と評価。「攻撃でも、もっともっと活躍できると思いますし、実力をつけて、浦和さん、強い相手にも攻撃で良さを出してもらえればと思います。評価は非常に良いです」と、攻守両面での活躍を称えた。
前は北海道コンサドーレ札幌で育ち、タイのコーンケンFCへの武者修行を経て、2018年には水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。2019年に完全移籍した。
その後、長谷部監督と共に2020年に福岡へと完全移籍。監督との出会いで大きく成長した前は、出会って6年でタイトル獲得という恩返しをした。
長谷部監督は前に対して「非常に良い選手ですし、私が考えていることをほぼ全てわかってくれています」と大きな信頼を寄せており、「戦術的なところ、私がどういう風に感じているんだろうというところもわかっていると思います」と語った。
また、「そういうところを選手に対して、年上だろうが年下だろうが、出ている、出ていないに関わらず、スタッフにも良い影響を与えたり、間に入ってチームを良くしてくれています」と、監督の代弁者として機能していることを称えている。
その前は、後半に入り金森健志が入ったことで普段のダブルボランチの一角に下がることに。ただ、中村駿が入ったことで、またシャドーに戻り、浦和の攻撃を牽制した。
「決断が結果に結びついたかはわかりません」と前のポジションを変えたことが影響したかは分からないとしたが、「自分たちの戦い方で、ずっとボールを握って得点をたくさん決めてという形をやりたいのですが、今日のところは終盤相手に押し込まれて、いつ失点してもおかしくない、攻め込まれて、自分たちがどうにかという時間帯に入っていたと思います」と理由を説明。「勝つには上回る攻撃力か、今まで培ってきた守備力なのかで、守備力を選んであの配置にして、選手を入れて締めにかかりました。危ない場面はありましたが、ポストが救ってくれた。そういう狙いで1失点で抑えました」と、良い形で結果に出てくれたとした。
チームとして着実に成長を遂げ、選手個々の特徴もしっかりと発揮されての初タイトル。長谷部アビスパの行く末が気になるところだ。
クラブ史上初タイトルを目指す福岡は、開始5分に前がネットを揺らして先制。前半アディショナルタイムには宮大樹が追加点を奪い2点リードで前半を終える。
この試合では2シャドーの一角で出場した前は、先制ゴールで起用に応えると、守備でも前から良いプレスをかけて浦和の攻撃を封じていた。
試合後の会見で前のシャドー起用について長谷部監督が言及。プランを実行できる選手を選んだと語った。
「相手に対して自分たちが機能すること、自分たちの強み、守備でも攻撃でも理解して実行できる人間を、コンディションも含めてシャドーのポジションに置きました」
その前がMVPにも輝いたが「非常に良かったと思います」と評価。「攻撃でも、もっともっと活躍できると思いますし、実力をつけて、浦和さん、強い相手にも攻撃で良さを出してもらえればと思います。評価は非常に良いです」と、攻守両面での活躍を称えた。
前は北海道コンサドーレ札幌で育ち、タイのコーンケンFCへの武者修行を経て、2018年には水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。2019年に完全移籍した。
その後、長谷部監督と共に2020年に福岡へと完全移籍。監督との出会いで大きく成長した前は、出会って6年でタイトル獲得という恩返しをした。
長谷部監督は前に対して「非常に良い選手ですし、私が考えていることをほぼ全てわかってくれています」と大きな信頼を寄せており、「戦術的なところ、私がどういう風に感じているんだろうというところもわかっていると思います」と語った。
また、「そういうところを選手に対して、年上だろうが年下だろうが、出ている、出ていないに関わらず、スタッフにも良い影響を与えたり、間に入ってチームを良くしてくれています」と、監督の代弁者として機能していることを称えている。
その前は、後半に入り金森健志が入ったことで普段のダブルボランチの一角に下がることに。ただ、中村駿が入ったことで、またシャドーに戻り、浦和の攻撃を牽制した。
「決断が結果に結びついたかはわかりません」と前のポジションを変えたことが影響したかは分からないとしたが、「自分たちの戦い方で、ずっとボールを握って得点をたくさん決めてという形をやりたいのですが、今日のところは終盤相手に押し込まれて、いつ失点してもおかしくない、攻め込まれて、自分たちがどうにかという時間帯に入っていたと思います」と理由を説明。「勝つには上回る攻撃力か、今まで培ってきた守備力なのかで、守備力を選んであの配置にして、選手を入れて締めにかかりました。危ない場面はありましたが、ポストが救ってくれた。そういう狙いで1失点で抑えました」と、良い形で結果に出てくれたとした。
チームとして着実に成長を遂げ、選手個々の特徴もしっかりと発揮されての初タイトル。長谷部アビスパの行く末が気になるところだ。
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福岡が元鳥栖指揮官の金明輝氏の監督就任を発表! 過去にパワハラ問題も「熟考の末強い覚悟と責任感を持って、決断いたしました」
アビスパ福岡は13日、新監督に金明輝氏(43)が就任することを発表した。 金明輝氏は、現役時代はジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)やヴァンフォーレ甲府、韓国の城南一和天馬(現:城南FC)、佐川急便大阪SC、バンディオンセ神戸、アローズ北陸、カターレ富山、サガン鳥栖でプレーした。 引退後の2012年には鳥栖でアカデミースクールコーチに就任。以降、U-15、U-18でコーチや監督を歴任。2018年10月にトップチームの監督に就任すると、2019年から再びコーチとなるも、2019年5月から監督に就任していた。 しかし、2021年にパワーハラスメント行為が発覚。その後の調査にて、鳥栖U-18の監督を務めていた2016年から2018年にかけて、U-18の選手やトップチームの選手、チームスタッフに対する暴力行為、暴言によるパワーハラスメントを行っていたとして、日本サッカー協会(JFA)は2022年2月に史上初となるS級コーチングライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分を下していた。 それでも2023年に黒田剛監督が就任したFC町田ゼルビアでヘッドコーチに就任。チームのJ1昇格に貢献すると、今シーズンは初のJ1でも3位という好成績を収めることに貢献。また、2024年2月にS級ライセンスを再取得していた。 福岡はチームをJ1に定着させ、2023シーズンはYBCルヴァンカップを制してクラブ史上初のタイトルをもたらした長谷部茂利監督が退任(来季から川崎フロンターレを指揮)。後任として金明輝監督が就任する。 かつてのライバルチームである福岡で指揮を執る金明輝監督は、クラブを通じてコメントしている。 「この度アビスパ福岡の監督に就任することになりました金明輝(キン・ミョンヒ)です」 「クラブ創設30周年を迎える節目の年に携われること、J1で確固たる地位を築き、活気あふれる福岡の街で躍進するアビスパ福岡の監督に就任できることを心から嬉しく思うと同時に計り知れない責任も感じております」 「前監督の長谷部監督が築き上げた強固な守備と力強い攻撃をベースにしたチームを引き継ぎ、攻守両面でさらなる強化を図り、クラブ、選手、チームスタッフ一丸となって一つでも多くの勝利をファン、アビスパ福岡サポーターの皆様に届けられるよう、皆様と心を一つに戦う所存です」 「そしてこの度は、私の就任にあたり皆様をお騒がせしていることを大変申し訳なく思っております」 「今回のお話をいただき、私自身熟考の末強い覚悟と責任感を持って、決断いたしました。皆様に信頼していただけるように、言動やピッチで躍動する選手達を見ていただけるように日々全力で取り組みます。アビスパに関わる全ての皆様、ともに戦いましょう」 また、2シーズンを過ごした町田を通じてコメントしている。 「2024年度をもちましてFC町田ゼルビアを離れることになりました。来季はJ1リーグ上位として、そしてアジアでの戦いも控えておりますが、私はここで辞する決断をいたしました」 「この決断に至るまでに相当な時間を要し苦悶しました。2年前、過去の過ちもあり、私が加入するに際してたくさんの人がチームへの不安や心配をされたことは容易に想像できます。それでもサッカー界で再び指導、活動するチャンスを下さった藤田社長をはじめクラブに関わる全ての方に心から感謝を申し上げます」 「そして常に暖かく見守り、たくさんの勇気と声援で後押しし続けてくれたFC町田ゼルビアのファン、サポーターの方々にも改めて感謝申し上げます」 「ゼルビアでの2年間は言葉では言い表せない怒涛の日々で、あっという間に時が過ぎていきました。日々選手達と昨日の自分を越えるための取り組みで作り上げた、最高の雰囲気の中でのトレーニング。圧倒的な差をつけてのJ2優勝、初昇格初年度で3位という快挙。FC町田ゼルビアは来季もJ1で戦うと同時にアジアの舞台への進出も決まっております。最高のスタッフ、選手達と共闘できた時間は私にとってかけがえのない思い出です」 「そして最後に黒田監督。思い悩んでいた私に過去の過ちを受け入れて改め、もう一度サッカー界に貢献することがやるべきことなのではないか。と力強く背中を押してもらい、FC町田ゼルビアのヘッドコーチとして招き入れていただき、未熟な私にたくさんのタスク、信頼をくださり、勝つための組織づくり、選手・スタッフへの関わりと配慮、適切なコーチング術、徹底した勝負へのこだわり、数えればキリがないほど強い組織作りに必要なことをご教示いただき本当にありがとうございました」 「FC町田ゼルビアの発展、成功を心から願っております。また、スタジアムでお会いしましょう!ありがとうございました」 2024.12.13 16:17 Fri5
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アビスパ福岡は5日、ウクライナのゾリャ・ルハンシクから期限付き移籍で加入していたイラン代表FWシャハブ・ザヘディ(29)を完全移籍で獲得した。 母国のペルセポリスでプロキャリアをスタートさせたザヘディは、アイスランドのIBVヴェストマンナイジャール、韓国の水原三星ブルーウィングスでプレー。2019年8月からウクライナでプレーし、オリンピック・ドネツク、ゾリャでプレーした。 しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で、FIFAから特例措置の移籍が認められると、2022年3月にハンガリーのプスカシュ・アカデミアFC、2023年7月から古巣ペルセポリスにいずれも期限付き移籍。 2024年3月から期限付き移籍で福岡に加入すると、3カ月で公式戦13試合6ゴール2アシストを記録し、強烈なインパクトを残し、同年6月に期限付き移籍期間を延長。最終的に2024シーズンはJ1リーグで31試合に出場し9得点、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で2試合に出場し2得点を記録していた。 2025.01.05 09:21 Sun4
福岡が広島DF志知孝明を期限付き移籍で獲得!2年ぶりの復帰に
アビスパ福岡は5日、サンフレッチェ広島からDF志知孝明(31)を期限付き移籍で獲得した。移籍期間は2026年1月31日までで、2025シーズンの広島との公式戦には出場できない。 岐阜県出身の志知は、2015年に特別指定選手として松本山雅FCに加入後、翌年から正式加入しプロ入り。その後、福島ユナイテッドFCや水戸ホーリーホック、横浜FC、福岡でのプレーを経て、2023年に広島に完全移籍。 広島では左ウイングバックとして公式戦43試合に出場。2024シーズンは東俊希の台頭もあり、J1リーグで11試合(先発:2試合)、YBCルヴァンカップ2試合、天皇杯1試合の出場となっていた。 2年ぶりの福岡復帰となる志知は両クラブを通じてコメントしている。 ◆アビスパ福岡 「明けましておめでとうございます。広島から来ました志知孝明です。また福岡の地で戦えること嬉しく思います。自分の全てを出し、勝利に貢献します。よろしくお願いします」 ◆サンフレッチェ広島 「明けましておめでとうございます。期限付きで福岡に行くことになりました。今の自分にとって今年どうあるべきか考えた時、非常に難しい決断でしたが、このような形になりました。この決断をリスペクトしてくれた強化部の雨野さん、栗原さんには感謝しかありません。素敵な仲間と楽しくサッカーできて幸せでした。2年間ありがとうございました」 2025.01.05 13:30 Sun5