開幕先発も「もっとできた」。日本屈指の技巧派MFは2ケタ得点・アシストの目標を達成できるか?/伊藤涼太郎(シント=トロイデン)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.18】

2023.08.01 11:30 Tue
©STVV
欧州23-24シーズンの先陣を切って7月28日に開幕したベルギー1部。現時点で日本人選手16人が挑んでいる同リーグにおいて、ひと際、注目されるのが、2013年J1前半戦で7ゴールを叩き出した伊藤涼太郎(シント=トロイデン)だろう。

「今季の目標は2ケタ得点・2ケタアシスト。攻撃の選手としては数字にこだわらないといけないですし、ボールを持った時の違いも見せていきたいと思っています。(日本とベルギーは)サッカー自体が別物で、日本でやってきた得点数や肩書は通用しないけど、自分のスタイルやストロングは通用するという感覚は今のところ持てている。観客を湧かせられるプレーを見せたいです」

7月20日の開幕前会見の際、彼は新天地での抱負を語っていたが、トルステン・フィンク監督の評価も日に日に高まっていった様子だ。充実したプレシーズンを送れたことで、伊藤は30日のスタンダール・リエージュ戦でスタメン入り。念願の海外デビューを飾ることになったのだ。
昨季までのシント=トロイデンは守備的なスタイルを志向。失点数はリーグトップ5に入っていたが、得点力不足という課題を克服できないまま、レギュラーシーズン12位という結果に終わった。しかしながら、今季から指揮を執るフィンク監督は、ボール保持とパスワークを重視したアクションサッカーを志向。日本人屈指の技巧派である伊藤をキーマンの1人と位置づけている模様だ。

実際、スタンダール戦を見ると、伊藤は当初、ボランチの位置からスタート。マティアス・デロージをサポートしつつ前へ出て、彼とタテ関係になっていった。
その後、時間を追うごとにデロージがアンカー気味になり、伊藤とヤルネ・ストウカースが両インサイドハーフ(IH)的なポジションへ。さらには、前線のアブバカリ・コイタも下がって左サイドに入り、伊藤がトップ下に位置。ダイヤモンド型のような中盤を形成する場面も見られた。こうした変化を見ても分かる通り、今季のシント=トロイデンの中盤はかなり流動的なスタイルを採っているようだ。

こうした中、伊藤は積極的にボールを触って攻めを組み立てようという意識が色濃く感じられた。前半13分のペナルティエリア外からの強烈シュートは1つの象徴。強気で前向きな姿勢はアルビレックス新潟時代と全く変わらない印象だった。

それを継続していれば、いつか必ず結果はついてくるのではないか…。そんな期待感を抱かせるこの日の65分間のプレーだった。

最終的にシント=トロイデンは終盤に1点をもぎ取り、開幕戦を1-0で勝利。白星発進してみせた。順調な歩みを踏み出せたことで、伊藤も安堵感を覚えたのではないか。

「チームとして勝てたのは大事なことですし、嬉しいことですけど、個人的にはもっとできたなと思います。嬉しい反面、悔しい気持ちもあります」

試合後のインタビューで率直な思いを口にした伊藤。やはり目に見える結果を残さなければ生き残れないという危機感が強いのだろう。そんな試合を通して、課題に直面したことも認めていた。

「自分がターンした時にボールをさらわれてしまう場面があったので、そこの強度やスピード感には少しビックリした部分もありました」と彼はストレートに言う。

欧州に行けば、マークに来る選手の寄せや間合いの詰め方が違うというのは多くの選手が語っていること。国際経験の少ない伊藤は改めて厳しさを感じたことだろう。

ただ、「攻撃のビルドアップや相手をかわすところは多少できていた」と手ごたえも感じた様子。それを積み重ねて自信にしていけば、ゴールやアシストという結果につながってくるはずだ。

むしろ、ベルギー1部では目覚ましい結果を残してこそ、初めてステップアップの道が開けてくる。彼自身がシント=トロイデン移籍を決断したのは、同クラブから冨安健洋(アーセナル)、遠藤航(シュツットガルト)、鎌田大地といった面々が飛躍していったから。自らもその軌跡を歩むことを彼は思い描いているのだ。

特に同じ攻撃的MFの鎌田は伊藤にとっての理想モデルではないか。鎌田のように欧州5大リーグへ駆け上がり、UEFAヨーロッパリーグ制覇を経験し、さらにはUEFAチャンピオンズリーグの舞台にも立てるようになれば、日本代表入りも十分可能になる。

25歳という年齢は決して若くないだけに、彼には足踏みしている時間はない。一気に突き進むべく、貪欲に高みを目指していくべきだ。

今回のスタンダール戦はそういった決意を新たにするいい機会になったはず。ここからの伊藤涼太郎の本領発揮を楽しみに待ちたい。

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選手採点&寸評:イラク代表 2-1 日本代表【アジアカップ2023】

19日、アジアカップ2023グループD第2節のイラク代表vs日本代表がエデュケーション・シティ・スタジアムで行われ、日本は1-2で敗れた。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[4-2-3-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20240119irq_jpn_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;">©️超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 23 鈴木彩艶 5.0 パンチングの選択を咎める必要はないが、結果的に2戦続けて弾いた先に相手選手が… DF 2 菅原由勢 4.5 前半総じて守備で手を焼いた。アハメド・ヤヒヤ・アル・ハッジャージに突破を許し、2失点目を献上。後半早々もあわやのシーン 4 板倉滉 5.0 相手FWとのバトルではそこまで劣っていたわけではないが、被先制時の距離間には疑問が残る 3 谷口彰悟 5.0 屈強なFW、スピードのあるアタッカーと、タイプの異なるイラク前線に後手を踏み、前半のみで交代 (→22 冨安健洋 5.5) 後半頭から出場。カウンターに苦しむ中でも、果敢な攻撃参加を披露 21 伊藤洋輝 5.0 攻め上がりの感覚は良かっただけに、クロスがどれか1つでも合えば…。2失点目はマーク付き切れず MF 5 守田英正 5.0 ポゼッション時に最終ラインまで落ちる必要なし。被先制時はボールの行方に気を取られ過ぎたか (→17 旗手怜央 6.0) 投入時の[4-3-3]へのシステム変更で、インサイドハーフに。劇的な変化は起こせなかったが、CKで遠藤のゴールをお膳立て 6 遠藤航 6.0 苦しい中で1点を返したヘディングはさすが。非はまったくないが、キャプテンとして失点の時間帯を受け止める必要があるか 8 南野拓実 5.0 立ち上がりの横パスミスから悪い流れに。流れての連携からは好機もあっただけに、戦術とはいえ中央へこだわり過ぎでは 20 久保建英 5.5 前半はトップ下、後半は右へ。キープ力、ドリブルで輝きを放つも、チーム全体の組み立て難でボールタッチは限定的 (→10 堂安律 5.5) 投入直後の直接FKは惜しかったが、流れを変えるまでには至らず。後半ATのフィニッシュは枠に飛ばしたかった 14 伊東純也 6.0 相変わらずのキレ。右でも左でも相手の脅威に (→25 前田大然 5.5) 83分のヘディングは枠を捉えられず。相手が引いた状況では得意のスピードを生かす場面がない FW 11 浅野琢磨 5.0 32分のシュート選択が後に響くことに…後半もPKをもらえず見せ場少なく交代 (→9 上田綺世 5.0) 相手が引いて構えたこともあり、プレー機会そのものが乏しかった 監督 森保一 4.5 終始相手にペースを握られ、交代策も機能せず。完敗といっていい内容で連勝は「10」でストップ ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ヘスス・カサス・ガルシア監督(イラク) 先発起用のアイメン・フセインが殊勲の2ゴール。序盤の攻勢で先制パンチを浴びせ、後半途中からは5バック変更と、メッセージ性のある交代策を含めてプラン完遂。最後は追い込まれたが選手たちは大声援を受けてやり切った。 イラク代表 2-1 日本代表 【イラク】 アイメン・フセイン(5分、45+4分) 【日本】 遠藤航(90+3分) <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航がCKをヘッドで合わせ一矢報いる…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>キャプテンの一発で望みをつなぐ<a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://t.co/1cmF6VoWfL">pic.twitter.com/1cmF6VoWfL</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1748336997234589702?ref_src=twsrc%5Etfw">January 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.19 23:10 Fri

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