ミュラー不在に「飛行機は静かだった(笑)」と冗談もでたキミッヒ、シティとの対戦には「非常に良い機会」「楽しみにしてほしい」と意気込み

2023.07.25 23:40 Tue
©超ワールドサッカー
バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒが、マンチェスター・シティ戦を前に記者会見に臨んだ。

2022-23シーズンは、ブンデスリーガで見事に優勝果たしたバイエルン。シーズン途中に監督交代があった中で、しっかりとタイトルを獲得した。

2008年以来に来日して以来、15年ぶりの来日となった中、26日には、「Audi Football Summit」として2022-23シーズンにトレブル(3冠)を達成したシティと対戦する。
チームの“心臓”として中盤を支えるキミッヒ。長旅を終えてすぐの会見となったが「僕は元気だし、みんなも元気だ」とコメント。また、移籍の噂も上がる中「僕としては来シーズンもバイエルンでプレーする以外の計画はない」とコメント。バイエルンでのプレーを続けるつもりであると語った。

時差ボケも心配される中、キミッヒは飛行機の過ごし方について「僕に関しては、飛行機の中でよく眠れたし、体調は良い」と語り、「他の選手も数時間は目を瞑ることができたのではないか。多分、普段のリズムに入れるだろう」と、コンディション面は大きな問題がないだろうとコメント。自身については「僕は遠征で時差に問題を抱えることはない。監督が言うように、しっかりプレーできるように持っていきたい」と、しっかりプレーしていくようにしたいとした。
今回の遠征には、ケガから復帰できていないドイツ代表GKマヌエル・ノイアー、チームを支えるドイツ代表FWトーマス・ミュラーが不在となる。

チームの軸であり、ムードーメーカーでもあるミュラーの不在は大きそうだが、キミッヒは「ミュラーがいないということで、飛行機の中が逆に静かだった(笑)」と冗談も飛び出すことに。ただ、「ノイアーとミュラーがいないことは残念だ。ノイアーのケガは長いが、ミュラーは最近までいたので早く回復してほしい」と、ケガからの回復を願った。

また、チームは韓国代表DFキム・ミンジェ、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロ、オーストリア代表MFコンラート・ライマーを獲得した。

さらに若手もファーストチームに加わっている状況の中、「若い選手を含めて、非常に良い印象を持っている」とコメント。「3人の新しい選手、ゲレーロ、ライマー、キムに関しては、非常に良い形でチームに溶け込んでいる。僕たちとプレーしていく中で、浸透していくと思う」と、新戦力にも期待を寄せた。

そのバイエルンは、来日翌日にシティと対戦。キミッヒは、昨シーズンのプレシーズンマッチにも言及し、この時期にトップクラブと対戦できることは、シーズンに向けて大きなことだと語り、リベンジを誓った。

「今回マンチェスター・シティと試合をするわけだが、欧州No.1と言って良いクラブと対戦することは、僕たちにとって非常に良い機会だ。自分たちの立ち位置がこの試合でわかる」

「今回は親善試合ということだが、どちらのチームも勝とうとプレーするだろう」

「思い出すのは、昨シーズンの開幕前に親善試合でシティと対戦した。僕たちはどのような位置にいるのかを多く学べた」

「当時はシティと比べて、まだまだ劣っているという印象だった。それを克服しようとトレーニングした。シーズン前の親善試合は大きな興味を持てる試合だ。ぜひ楽しみにしてほしい」

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王者バイエルンがミュラーのホームラストマッチを白星で飾る! ボルシアMGの板倉滉&福田師王は出場なし【ブンデスリーガ】

ブンデスリーガ第33節、バイエルンvsボルシアMGが10日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが2-0で勝利した。なお、バイエルンのDF伊藤洋輝は負傷欠場、ボルシアMGのDF板倉滉は負傷欠場、FW福田師王はベンチ入りも出場機会はなかった。 前節、RBライプツィヒ相手の土壇場被弾で3-3のドローに持ち込まれ、自力での優勝を逃したバイエルン。それでも、翌日に2位レバークーゼンが敗れたことで、2シーズンぶりのマイスターシャーレ獲得にこぎつけた。優勝決定後初にして今季最後のホームゲームで有終の美を飾りたいコンパニ監督のチームは先発5人を変更。守護神ノイアーにサスペンション明けのケイン、ゴレツカ、コマンら重鎮が復帰。これがホームラストゲームとなるトーマス・ミュラーも引き続きスタメン起用となった。 一方、前節はホッフェンハイムとの壮絶な打ち合いを4-4のドローで終えた9位のボルシアMG。連敗を「3」でストップも、5戦未勝利と厳しい終盤戦に身を置く。王者相手に6戦ぶりの白星を目指したアウェイゲームでは腰痛と報じられた板倉がベンチ外となった。 立ち上がりからバイエルンがボールを握る展開となったが、ボルシアMGも鋭いカウンターを仕掛けていく。クラインディーストの収まりの良さを活かしながらオノラ、ハックが決定機には至らずもセットプレーを獲得すると、ケインとダイアーに続けてディフレクトしたボールがゴールへ向かう際どい場面もあったが、ここはGKノイアーが見事な反応で阻止する。 序盤の失点は回避したものの、攻撃ではボールは握れどもなかなか厚みを出せないバイエルン。散発的にシュートを放っていく状況が続いたが、圧倒的な個の力で前半半ば過ぎにゴールをこじ開けた。 31分、右サイド深くでボールを受けたオリーズがマイナスに運びながらDF2枚を相手にボックス右からカットインシュート。これをゴール前のケインが頭でコースを変えてゴールネットに流し込んだ。 その後、前半終盤にはハックの鋭いカットインからの左足シュートでボルシアMGがゴールへ迫ったが、枠の左隅を捉えたボールはGKノイアーがさすがの反応で枠外にはじき出し、ホームチームが1点リードのまま前半を終えた。 後半は押し込まれる立ち上がりとなったが、前半同様に守護神を中心に要所を締める守備で撥ね返すバイエルン。そして、時間の経過とともに右のオリーズを起点に押し返していくと、ラファエル・ゲレイロやゴレツカがミドルレンジのシュートでゴールを脅かしていく。 主役ミュラーに見せ場を作りつつも、粘るアウェイチームのゴールを再びこじ開けるのに手を焼くホームチーム。徐々に相手のカウンターに晒されると、GKノイアーの出番が増えるが百戦錬磨の守護神は盟友のラストマッチを白星で飾るべく再三のビッグセーブでゴールを許さない。 84分には背番号25がお役御免となり、アリアンツ・アレーナに集ったサポーターから惜しみない拍手と声援が送られた。 その後、90分には途中出場サネの見事な中央での仕掛けからのラストパスでゴール前に抜け出したオリーズが左足のワンタッチシュートを流し込み、ようやくトドメの2点目を奪った。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ミュラーのホームラストマッチを白星で飾った王者バイエルンが最高の形でレジェンドを送り出すことになった。 バイエルン 2-0 ボルシアMG 【バイエルン】 ハリー・ケイン(前31) マイケル・オリーズ(後45) 2025.05.11 03:29 Sun
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イングランド訪問はリバプールのため?今夏注目のヴィルツ、複数のビッグクラブが関心もイングランドに心が傾く?

父親のマンチェスターへの訪問が話題となっているレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(22)だが、実際はリバプールのためだったようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。 レバークーゼンで10番を背負い、ドイツ代表を含めて将来への大きな期待が持たれているヴィルツ。今夏の移籍市場では、大きな注目を集めており、ビッグクラブが関心を持っていると伝えられている。 そんな中、ヴィルツの父でありアドバイザーでもあるハンス・ヨアヒム・ヴィルツ氏が13日にイングランドを訪問。マンチェスターとリバプールから車で約1時間のブラックプールに到着していたという。 ヴィルツにはマンチェスター・シティ、リバプール、レアル・マドリー、バイエルンなどが関心を持っているとのこと。今回のイングランド訪問は複数クラブの代表者と交渉するためと見られている。 ヴィルツに近い関係者はリバプールのために訪問したとコメントしているが、実際にはリバプールの幹部はそのタイミングで現場にいなかったともされており、真偽の程は不明。ただ、イングランドにいたことは事実であり、移籍に向けた話し合いもされているという。 『ESPN』によれば、シティがかなり熱心な思いを持っている一方で、本人もバイエルンではなくシティ行きを望んでいるとのこと。ただ、最終決定は下しておらず、そこにリバプールも割って入る可能性があるものの、ヴィルツのポジションは補強の最優先事項ではないようだ。 シティは今季限りで退団するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネの後釜を探している状況。果たして来季はどこのユニフォームを着ているだろうか。 2025.05.15 13:50 Thu
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「長い道のりだった…」苦節16年でキャリア初のタイトル獲得、ケインが喜びを語る「ただただ誇りに思う」

バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが、ついに手にしたタイトルへの喜びを語った。 トッテナムで長らくエースとして活躍したケインは、10年のキャリアで何1つタイトルを手にすることができず。自身は得点王など個人タイトルを手にしたものの、チームのタイトルには恵まれなかった。 その中で、2023年夏にバイエルンへと移籍。ブンデスリーガを11連覇していたチームに入ったことで、タイトル獲得が確実だと思われていた中、レバークーゼンに無敗優勝を許すなどまさかの無冠。呪われていると揶揄されるほどだった。 しかし、今シーズンはしっかりとバイエルンは結果を残しブンデスリーガで優勝。ケインは30試合で25ゴール9アシストを記録しており、優勝に貢献。優勝決定後の初のホームゲームとなったボルシアMG戦では先発出場し1ゴールを記録。そして試合後に喜びを語った。 「最高の気分だ。もちろん、長い道のりだった。シーズンを通して本当に努力してきた」 「ただただ誇りに思う。選手たちを誇りに思う。家族もここにいる。最高の気分だ。来週を楽しみにしている」 「僕が選手であることは変わらない。どれだけ努力してきたかはからない。僕の経歴に欠けていた数少ないものの1つだった。願わくば、これがこの偉大なクラブ、そしてこの偉大なチームと共に成し遂げる多くのことの最初の1つとなることを願っている」 <span class="paragraph-title">【写真】ケインがついにビールをかけてもらえる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://t.co/4UBs5Jbl4X">pic.twitter.com/4UBs5Jbl4X</a></p>&mdash; Harry Kane (@HKane) <a href="https://twitter.com/HKane/status/1921328338187997603?ref_src=twsrc%5Etfw">May 10, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.11 23:25 Sun
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バイエルンとトッテナムが2年連続プレマッチで対戦! 今年はアリアンツ・アレーナで

バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナイテッドと王者を争うこととなる。 両チームは、8月7日にアリアンツ・アレーナで対戦することが決定した。 2024-25シーズンに向けてもプレシーズンで対戦している両者は、韓国で1度目の対戦。2度目はトッテナム・ホットスパースタジアムで3-2とバイエルンが勝利を収めていた。 2025.05.16 19:30 Fri

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