財政難ユベントス、ザニオーロ獲得のために選手譲渡も?
2023.06.20 17:00 Tue
ユベントスがガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(23)獲得に向けたプランを用意しているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
今年2月にローマからガラタサライへ移籍したザニオーロ。ローマとの関係悪化によって新天地を求めた格好だが、本心ではセリエAでのプレーを望んでおり、ミラン移籍が叶わなかった末にガラタサライしか選択肢がなかったという事実がある。
このため、今夏のセリエA復帰を画策しており、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、フィオレンティーナが代理人と接触。一方で移籍市場に精通するジャーナリスト、アルフレッド・ペトゥーラ氏はユベントスも獲得を検討中だと主張している。
財政難のユベントスは移籍金を引き下げる目的で、選手の譲渡を交渉に盛り込むプラン。元イタリア代表FWモイゼ・ケアン(23)、もしくはリーズ・ユナイテッドへレンタル移籍中のアメリカ代表MFウェストン・マッケニー(24)が候補に挙げられている。
なお、トルコ『Fanatik』によると、ガラタサライはザニオーロを獲得した際、リセール時に移籍金の20%をローマに支払うという条項が契約に盛り込まれていたとのこと。ザニオーロとは2027年6月までの長期契約を結んでいる。
今年2月にローマからガラタサライへ移籍したザニオーロ。ローマとの関係悪化によって新天地を求めた格好だが、本心ではセリエAでのプレーを望んでおり、ミラン移籍が叶わなかった末にガラタサライしか選択肢がなかったという事実がある。
このため、今夏のセリエA復帰を画策しており、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、フィオレンティーナが代理人と接触。一方で移籍市場に精通するジャーナリスト、アルフレッド・ペトゥーラ氏はユベントスも獲得を検討中だと主張している。
なお、トルコ『Fanatik』によると、ガラタサライはザニオーロを獲得した際、リセール時に移籍金の20%をローマに支払うという条項が契約に盛り込まれていたとのこと。ザニオーロとは2027年6月までの長期契約を結んでいる。
ザニオーロの父・イゴール氏は今夏の去就に関して「ガラタサライの出方次第だ」とコメントし、ユベントスへの移籍を否定しているが、果たして。
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