「亀裂はあったが、壊れてはいなかった」リリーフ成功のダイチ監督、薄氷の残留を受けエバートンに喝「学ばなければ意味がない」
2023.05.29 11:58 Mon
エバートンのショーン・ダイチ監督が、プレミアリーグ残留を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。
試合は57分にアブドゥライエ・ドゥクレがゴールを決めて先制。勝利すれば文句なしで残留という状況の中、ボーンマスを最後まで押さえ込み1-0で勝利。他会場では、レスター・シティが勝利していたため、引き分け以下ならば降格していたこととなった。
ダイチ監督は残留を掴んだ心境を語り、崩壊したチームではなかったとコメント。ただ、このことから反省しなければ意味がないと不甲斐ないシーズンを送ったチームに喝を入れた。
「我々はそれを証明してきた。必要なファイティングスピリットを示したが、同様に、私は選手たちにこの状態であるべきではないため、ここから学ばなければいけないと伝えた」
「来シーズンは大きなシーズンとなるだろう。今日は魔法のような日だが、結局のところ、我々はこのような状態にあるべきではないということだ」
また、この残留を掴めた要因は信じたことだとコメント。しっかりとピッチ上でも働きを見せなければ、ビッグクラブになどなり得ないとした。
「グループへの信念だ。我々はスタッフとしてその信念を維持し、選手たちに信じ続けさせるために上手くやれたと思う。人が減り、サイドバックが減り、センターフォワードが減った…それでも彼らはまだ続けていたし、メンタリティは素晴らしいものだ」
「ドゥクス(アブドゥライエ・ドゥクレ)は本当に輝かしい光を放っていたと思う。彼の取り組み方と、素晴らしいゴールを決めたからだ。結局のところ、我々はこの経験から学ばなければ意味がない」
「ビッグクラブでパフォーマンスを披露してこそ、ビッグクラブだ。ビッグクラブらしいことをやってこそ、ビッグクラブだ。ビッグクラブである以上、それを変えなければいけないが、ピッチの外だけでなく、ピッチの中でも1つにならなければいけない」
ダイチ監督は、18試合を指揮し5勝6分け7敗のほぼ五分の成績。アーセナルやライバルのリーズに勝利したほか、チェルシー、トッテナムにも引き分けるなど、順調に勝ち点を積んだ結果が報われた。
PR
28日、プレミアリーグ最終節が行われ、エバートンはホームにボーンマスを迎えた。リーズ・ユナイテッド、レスター・シティと共に残留を争うエバートン。3チームの中で一番優位に立ちながらも、生き残れるのは1チームという状況で最終節を迎えた。ダイチ監督は残留を掴んだ心境を語り、崩壊したチームではなかったとコメント。ただ、このことから反省しなければ意味がないと不甲斐ないシーズンを送ったチームに喝を入れた。
「これは明らかに大きな意味を持つ。私にとってもとても意味のあることだ。一部の人が壊れたクラブと呼ぶものを引き継いだが、壊れてはいなかった。亀裂はあったが、壊れてはいなかった」
「我々はそれを証明してきた。必要なファイティングスピリットを示したが、同様に、私は選手たちにこの状態であるべきではないため、ここから学ばなければいけないと伝えた」
「来シーズンは大きなシーズンとなるだろう。今日は魔法のような日だが、結局のところ、我々はこのような状態にあるべきではないということだ」
また、この残留を掴めた要因は信じたことだとコメント。しっかりとピッチ上でも働きを見せなければ、ビッグクラブになどなり得ないとした。
「グループへの信念だ。我々はスタッフとしてその信念を維持し、選手たちに信じ続けさせるために上手くやれたと思う。人が減り、サイドバックが減り、センターフォワードが減った…それでも彼らはまだ続けていたし、メンタリティは素晴らしいものだ」
「ドゥクス(アブドゥライエ・ドゥクレ)は本当に輝かしい光を放っていたと思う。彼の取り組み方と、素晴らしいゴールを決めたからだ。結局のところ、我々はこの経験から学ばなければ意味がない」
「ビッグクラブでパフォーマンスを披露してこそ、ビッグクラブだ。ビッグクラブらしいことをやってこそ、ビッグクラブだ。ビッグクラブである以上、それを変えなければいけないが、ピッチの外だけでなく、ピッチの中でも1つにならなければいけない」
ダイチ監督は、18試合を指揮し5勝6分け7敗のほぼ五分の成績。アーセナルやライバルのリーズに勝利したほか、チェルシー、トッテナムにも引き分けるなど、順調に勝ち点を積んだ結果が報われた。
PR
ショーン・ダイチの関連記事
エバートンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
ショーン・ダイチの人気記事ランキング
1
エバートン史上最多PL出場の主将DFコールマンが1年契約延長「貢献できると感じていなかったらサインしなかった」
エバートンは14日、アイルランド代表DFシェイマス・コールマン(35)との契約延長を発表した。 契約期間は2025年6月までの1年間。エバートンで16シーズン目を迎える。 コールマンは2009年1月に母国アイルランドのスライゴ・ローヴァーズから6万ポンド(約1200万円)でエバートンに加入。公式戦通算422試合で28ゴール29アシストを記録しており、プレミアリーグ通算364試合出場はクラブ史上最多記録となっている。 エバートンの象徴とも言える右サイドバックは、2019年からキャプテンも担当。2023年5月に負ったヒザの大ケガからの復帰を目指して始まった今シーズンは、公式戦15試合でプレーした。 ショーン・ダイチ監督の下でもう1年戦うことを決意したコールマンは、クラブメディアの『エバートンTV』でその喜びを語っている。 「エバートンが僕にとって何を意味するかは誰もが知っている。新しい契約にサインし、世界最高のリーグで戦うこの特別なクラブでプレーし続けられることがとても誇らしいし、光栄に思う」 「僕はこのサッカークラブのために全力を尽くす。ここでの時間を延長できることを本当に嬉しく思っている。全ての瞬間を大切にし、楽しんでいくつもりだ」 「僕にとって、そして全てのエバートンファンにとっての特別な場所であるグディソンでの最後のシーズン(2024-25シーズン限りで移転)になるなんて信じ難いことだ。もちろん僕はその一員でありたい」 「僕はまだピッチ内外でこのサッカークラブのために仕事ができると感じている。グディソンでの最後のシーズンとなれば良い形でシーズンに臨めると思うけど、チームに貢献できると感じていなかったら、契約にはサインしなかっただろう」 「母国のために2試合プレーしたばかりだ。調子は良いし、ピッチ上で選手たちを助けたい。まだ楽しんでいるし、それなら愛するクラブでプレーするのが一番だろう?」 「昨シーズンは監督が僕らのパフォーマンスと共にチームを大いに安定させたと思う。僕はその一員でありたいし、これからもこのサッカークラブの一員であり続けたい」 2024.06.14 20:31 Fri2
エバートンがセネガル代表FWイリマン・エンディアイエをマルセイユから獲得! 今夏3人目の契約に
エバートンは3日、マルセイユからセネガル代表FWイリマン・エンディアイエ(24)を完全移籍で獲得したと発表した。 契約期間は2029年6月末までの5年。移籍金は非公開となっているが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、1850万ユーロ(約32億2000万円)+アドオン150万ユーロ(約2億6000万円)と伝えている。 フランス出身で2019年にシェフィールド・ユナイテッドの下部組織へ加わったエンディアイエ。2022-23シーズンにチャンピオンシップ(イングランド2部)で14ゴール11アシストの好成績を残すと、2023年夏にユース時代を過ごしたマルセイユへ完全移籍した。 前線の複数ポジションをこなせるアタッカーは、マルセイユでも主力として活躍し、リーグ・アンで30試合3ゴール5アシストを記録。ヨーロッパリーグ(EL)でも14試合に出場し、1ゴールを記録した。 トフィーズ入りが決まったエンディアイエは、クラブメディア『エバートンTV』で「エバートンの選手になれてとても嬉しい」と第一声。移籍の経緯についても語った。 「入団を希望した主な理由は、クラブの偉大さやその歴史、そしてチームを前に進むのを助けるために自分が役割を果たせることだ。とても興奮しているし、待ち切れないよ」 「(ディレクターの)ケビン(・テルウェル)や監督が僕に話してくれて、必要とされていると感じた。セネガル代表のチームメイト、イドリサ(・ゲイエ)も一役買っていて、クラブを高く評価していたし、良いことをたくさん話してくれたんだ」 「とても興奮している。昨シーズンのチームの流れを引き継いでいきたい。チームに貢献できる準備はできているし、このクラブを上位に導くために全力を尽くしたい」 また、ショーン・ダイチ監督も加入を歓迎。攻撃面にプラスをもたらすと語った。 「イリマンは我々の攻撃オプションに多様性をもたらし、昨シーズンチームとして進歩したチャンスメイクの部分をさらに発展させ、前線を強化してくれるだろう」 「彼はまだ若いが、ヨーロッパや国際レベルでの経験があるし、我々のチームにとって本当にプラスになると感じている」 なお、エンディアイエはアストン・ビラから完全移籍のU-20イングランド代表MFティム・イローグブナム(21)、リーズ・ユナイテッドからレンタル期間延長のイングランド人FWジャック・ハリソン(27)に続く、今夏3人目の新契約選手となる。 2024.07.03 22:00 Wed3
ピックフォードの契約延長確実に! エバートン監督が認める
エバートンに所属するイングランド代表GKジョーダン・ピックフォード(28)の契約延長が確実となった。クラブ公式サイトが伝えている。 2017年夏からエバートンに加わった正GKのピックフォード。今季もその地位揺らがずで、先のカタール・ワールドカップ(W杯)でも全5試合のゴールマウスを守った。 ただ、今季のエバートンではよもやのプレミアリーグ残留争いを強いられ、契約も2024年夏まで。ウーゴ・ロリスの後釜を探すトッテナムをはじめ、関心が噂される。 所属先が降格となれば、実力的に他クラブも無視するわけがない存在だが、契約延長間近との見方が…。そして、再建途中のショーン・ダイチ監督がその動きを認めた。 「彼はとても良い選手。これまでのクラブにとっても素晴らしい功労者であり、これからもそうであり続ける。間違いないね。今回の契約は彼が我々の新体制を楽しむ表れ。彼は我々が提供しようとしているものを受け入れてくれたんだ」 2023.02.24 11:10 Friエバートンの人気記事ランキング
1
「重大な反則の基準を満たしている」物議醸したマージーサイド・ダービーでの超危険タックル、審判協会が誤審を認める
プレミアリーグのジャッジを担当するPGMOL(プロ審判協会)は、マージーサイド・ダービーで発生したファウルに関して、誤審を認めた。イギリス『BBC』が伝えた。 問題となったのは、2日に行われたプレミアリーグ第30節のリバプールvsエバートン。11分にMFアレクシス・マク・アリスターへのDFジェームズ・タルコウスキの危険なスライディングタックルが物議を醸すこととなった。 五分五分のボールに両者がチャレンジした際、ボールをクリアしたタルコウスキの残り足がマク・アリスターの左足首に向かって直撃。サム・バレット主審はタルコウスキにイエローカードを出すに留め、VARが介入することもなかった。 プレミアリーグのマッチセンターアカウントは「タルコウスキがボールにプレーしていたため退場には値しない」との説明を出した一方で、リバプールのアルネ・スロット監督は「多くの人が既にコメントしており、私はコメントしたくない。リバプールをあまり好きでない人たちでさえ、判定がどうあるべきだったか明確だと言っていた」と、暗に判定を批判していた。 そんな中、PGMOLは「このタックルは重大な反則行為の基準を満たしている」と発表。バレット主審に対してオンフィールド・レビューを促す必要があったとし、最終的には判定を覆すべきだったと結論づけている。 なお、今回の件は明白すぎる誤審だったようで、PGMOLはミスを認めて透明性のある運営をしたいとし、審判長のハワード・ウェッブ氏の次回の「Match Officials Mic'd Up」出演を待つのではなく、この事件は直ちに対処する必要があると感じたとしている。 <span class="paragraph-title">【動画】明らかな誤審!タルコウスキの危険なチャレンジ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5S69NsaGJ7A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.03 22:40 Thu2
マク・アリスターへの危険タックルを見舞ったDFに殺害予告も…エバートンが声明「全く容認できない」
エバートンがDFジェームズ・タルコウスキへの殺害予告に関して声明を発表した。 タルコウスキは2日に行われたプレミアリーグ第30節のリバプールとのマージーサイド・ダービで、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターへの危険なタックルを見舞っていた。 このファウルに対してはVARが介入されず、イエローカードの提示ですんでしたが、処分が甘いという批判が相次ぐ結果に。すると、PGMOL(プロ審判協会)はこの判定が誤審であったと発表。「このタックルは重大な反則行為の基準を満たしている」とし、レッドカードが妥当だと発表した。 危険なプレーに批判を受けたタルコウスキだが、本人や家族に対しては殺害予告が送られる事態に発展。これを受け、エバートンは声明を発表した。 「エバートンはソーシャルメディア上でジェームズ・タルコウスキとその家族に対して脅迫があったことを認識している。このような行為は全く容認できないものであり、サッカー界や社会に存在するべきではない」 「クラブはジェームズと妻のサマンサと連絡を取り合っており、ソーシャルメディア企業と連携し、警察の捜査に協力する用意がある」 「エバートンは、選手、スタッフ、またはその家族に対するオンラインまたはオフラインでのあらゆる形の脅迫、脅威、虐待を強く非難する」 また、タルコウスキの妻のサマンサさんは自身のインスタグラムを更新。「ひどいレベルを超えた」ものだと述べた。 「夫の死を願うような虐待や、私や私たち夫婦、そして夫個人に対する下劣な言葉を浴びせられることは、吐き気を催すレベルを超えています」 「彼は単なるサッカー選手ではないということを人々は忘れています。彼は夫であり、息子であり、兄弟であり、友人であり、そして何よりも私たちの2人の子供の父親です」 「サッカーはスポーツですが、一部のいわゆるファンの振る舞いは恥ずべきものです。罵倒や脅迫は情熱ではなく、哀れなものです。私たちは生身の人間であり、これはサッカーの域をはるかに超える問題です」 <span class="paragraph-title">【動画】誤審が認められたタルコウスキの危険なチャレンジ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5S69NsaGJ7A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.04 22:25 Fri3
エバートンに痛恨ドローのアーセナル、アルテタ監督は「15回見返したがPKではない」とジャッジに憤慨
アーセナルのミケル・アルテタ監督が5日にアウェイで行われ、1-1で引き分けたプレミアリーグ第31節エバートン戦を振り返った。 4日前の前節フルアムとのロンドン・ダービーを競り勝った2位アーセナルが、3日後にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのレアル・マドリー戦を控える中で行われた一戦。 膠着展開の序盤を経て34分にロングカウンターからFWレアンドロ・トロサールが先制ゴールを決めたアーセナルだったが、後半開始直後にPKを献上。ロングボールに対応したDFマイルズ・ルイス=スケリーがMFジャック・ハリソンと競り合った末に同時に転倒すると、主審はPKと判定した。 これをFWイリマン・エンディアイエに決められたアーセナルは勝ち越しゴールを奪えずドローに終わった。アルテタ監督は「15回見返したがPKではない」とPK判定に憤慨している。 「100%イライラしている。我々はかなり試合をコントロールしていた。後半も優勢を維持したいと考えていたが、何もないところで主審がPKを与えてしまった。私はそのシーンを15回見返したが、私の意見では決してPKではない。エバートンは自分たちの仕事がとてもうまい。そして我々はセットプレーに繋がる愚かなファウルを何度も与えてしまった」 6日にフルアム戦を戦う首位のリバプールとは残り7試合で11ポイント差となっている。 <span class="paragraph-title">【動画】不可解?監督も憤慨したPKの判定</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8-nCBm_TQ84";var video_start = 101;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.06 13:00 Sun4
マク・アリスターへのタルコウスキの危険なスライディングタックルが物議、スロット監督は退場にならなかったことに「驚いていない」と皮肉
リバプールのアルネ・スロット監督が2日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第30節エバートンとのマージーサイド・ダービー後にコメントした。 試合はFWジオゴ・ジョタの決勝弾でリバプールが勝利し、2位アーセナルとの12ポイント差を維持。優勝へまた一歩前進したが、今回のダービーでは11分にMFアレクシス・マク・アリスターへのDFジェームズ・タルコウスキの危険なスライディングタックルが物議を醸すことに。 フィフティーへのボールに両者がチャレンジした際、ボールをクリアしたタルコウスキの残り足がマク・アリスターの左足首に向かって直撃。サム・バレット主審はタルコウスキにイエローカードを出すに留め、VARが介入することもなかった。 スロット監督はこの判定に敢えて「驚いていない」とコメントし皮肉を込めた。 「多くの人が既にコメントしており、私はコメントしたくない。リバプールをあまり好きでない人たちでさえ、判定がどうあるべきだったか明確だと言っていた。驚いたかって? いいや」 この判定に対し、元マンチェスター・ユナイテッドDFのギャリー・ネヴィル氏は「ひどいタックルだ。あのようにフォロースルーする必要はなかった」と一発レッドカードを支持。 またエバートンOBのダンカン・ファーガソン氏でさえも「異論はない。完全なレッドカードだ」とコメント。そして元プレミアリーグ審判のマイク・ディーン氏は「ひどいチャレンジだ。レッドカードに値する」と一様に一発退場が正当だとの見解を示した。 なお、プレミアリーグのマッチセンターアカウントはこの件について、タルコウスキがボールにプレーしていたため退場には値しないとの説明を出している。 2025.04.03 08:30 Thu5