経営難エバートン、2024-25シーズンはクラブ史上最高額の商業収入か
2024.06.20 14:45 Thu
経営難のエバートンだが、営業部門が頑張ったようだ。
ファルハド・モシリ体制における計画性を欠いた経営がたたり、ここ数年財政が非常に苦しいエバートン。今季PSR問題で勝ち点を剥奪されながらもプレミアリーグで生き延びた“現場”の奮闘たるや、見事としか言いようがない。
その一方、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、営業部門も大きな成果。
来季からユニフォームサプライヤーに地元リバプールの企業「カストーレ」を採用するなか、この契約で年間2000万ポンド(約40.2億円)を調達。今季までの「フンメル」との契約は、年間700万ポンドに満たなかったという。
また、24-25シーズンの商業収入として、クラブ史上最高額の9500万ポンド(約191.3億円)を確保。22-23シーズンにスポンサー収入が1900万ポンド(約38.2億円)まで減少するなど、近年資金調達に苦労していたが、なんとか最低限の経営レベルに戻した格好だ。
ファルハド・モシリ体制における計画性を欠いた経営がたたり、ここ数年財政が非常に苦しいエバートン。今季PSR問題で勝ち点を剥奪されながらもプレミアリーグで生き延びた“現場”の奮闘たるや、見事としか言いようがない。
その一方、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、営業部門も大きな成果。
また、24-25シーズンの商業収入として、クラブ史上最高額の9500万ポンド(約191.3億円)を確保。22-23シーズンにスポンサー収入が1900万ポンド(約38.2億円)まで減少するなど、近年資金調達に苦労していたが、なんとか最低限の経営レベルに戻した格好だ。
依然として“余裕”があるわけではなさそうで、選手の売却噂も続いていくのが確実。今のエバートンは、勝ち点剥奪を繰り返す危険性が減っただけでも前進と捉えるべきだろう。
ファルハド・モシリの関連記事
エバートンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
ファルハド・モシリの人気記事ランキング
1
エバートンがセビージャなども保有するアメリカ『777パートナーズ』に売却…チームは低迷、累積損失は約789億円
エバートンのオーナーを務めるファルハド・モシリ氏が、クラブ売却について公式に発表した。 モシリ氏は、2016年にエバートンのオーナーとなり、これまで5億ポンド(約841億2000万円)以上を費やして選手を獲得してきた。 しかし、その補強は計画性がないと揶揄され、その言葉通り近年は低迷。かつては中堅クラブでヨーロッパの大会の出場権も争うほどだったが、2022-23シーズンはあわや降格というところまで低迷していた。 そんななか、エバートンの売却が話題に上がってきていたところ、モシリ氏は売却を決断。アメリカ・マイアミを拠点とする投資会社『777パートナーズ』へと売却すると公式に発表した。 「昨年7月の私の声明でご存知の通り、新たな投資を導入し、ブラムリー・ムーア・ドックにある象徴的な新スタジアムの資金調達を完了する必要があることを明確にし、これまで主に資金提供を行ってきた」 「トップのサッカークラブのオーナーシップと資金調達の性質が急速に変化し続ける中で、この要件がますます明らかになってきた」 「過去2回の移籍期間を見てみると、ほとんどの人にとって、オーナー/後援者の時代は手の届かないものであることが明らかになり、現在では最大のクラブは通常、十分な資金を備えたプライベート・エクイティ会社(複数の投資家から集めた資金を利用するファンド)、専門のスポーツ投資家、あるいは国の支援を受けた企業やファンドによって所有されている」 「投資を求めるにあたり、私は多くの関係者と話し合い、有力な潜在的な機会を検討した。しかし、『777』との長い話し合いを通じて、彼らはマルチクラブ投資モデルのあらゆる利点を生かし、我々の偉大なクラブを前進させるための最良のパートナーであると確信した」 『777パートナーズ』はジェノア(イタリア)をはじめ、ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)、スタンダル・リエージュ(ベルギー)、セビージャ(スペイン)と4クラブの株主を務めており、エバートンで5カ国5クラブ目となる。 なお、イギリス『BBC』によると、クラブの売却はプレミアリーグ、サッカー協会、金融行為監視機構の承認を条件とし、2023年末までに完了するとされている。 今シーズンのエバートンは、昨シーズン同様にかなり苦しいスタートに。開幕4試合で勝ち点1。18位と降格圏に位置している。 また、エバートンはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に違反した疑いで、独立委員会から提訴される予定。クラブは5年連続の赤字計上を発表し、累積の損失は4億3000万ポンド(約788億7000万円)を超えるとされている。 2023.09.15 20:55 Fri2
経営難エバートン、2024-25シーズンはクラブ史上最高額の商業収入か
経営難のエバートンだが、営業部門が頑張ったようだ。 ファルハド・モシリ体制における計画性を欠いた経営がたたり、ここ数年財政が非常に苦しいエバートン。今季PSR問題で勝ち点を剥奪されながらもプレミアリーグで生き延びた“現場”の奮闘たるや、見事としか言いようがない。 その一方、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、営業部門も大きな成果。 来季からユニフォームサプライヤーに地元リバプールの企業「カストーレ」を採用するなか、この契約で年間2000万ポンド(約40.2億円)を調達。今季までの「フンメル」との契約は、年間700万ポンドに満たなかったという。 また、24-25シーズンの商業収入として、クラブ史上最高額の9500万ポンド(約191.3億円)を確保。22-23シーズンにスポンサー収入が1900万ポンド(約38.2億円)まで減少するなど、近年資金調達に苦労していたが、なんとか最低限の経営レベルに戻した格好だ。 依然として“余裕”があるわけではなさそうで、選手の売却噂も続いていくのが確実。今のエバートンは、勝ち点剥奪を繰り返す危険性が減っただけでも前進と捉えるべきだろう。 2024.06.20 14:45 Thuエバートンの人気記事ランキング
1
エバートン主力MFにサウジアラビアからオファー? 今夏マージーサイドを去ることは濃厚
サウジアラビアのアル・シャバブが、エバートンの元マリ代表MFアブドゥライエ・ドゥクレ(32)の獲得に動いているようだ。 2020年夏にワトフォードから加入以降、エバートンで公式戦164試合21ゴール14アシストを記録。今季もここまで公式戦34試合4ゴール2アシストと中盤の主力を担っている。 ドゥクレとエバートンの現行契約は今シーズン終了までとなっており、1年の延長オプションに関しては双方合意の下で行使を見送る決断を下している。そのため、同選手がマージーサイドを去ることは決定的と見られている。 まだまだ健在ぶりを発揮しているだけにプレミアリーグのライバルクラブを含めヨーロッパでのキャリア継続は十分に可能だが、32歳MFに対してはアル・シャバブが獲得に向けて動いているという。 フランス『フット・メルカート』によれば、アル・シャバブは年俸400万ドル(約5億9000万円)程度のオファーを掲示しているが、現時点でドゥクレは受け入れていないという。他クラブからのオファーも検討しつつ、より高額のオファーを引き出したい考えだという。 2025.05.13 16:40 Tue2
新スタジアム移転のエバートン、グディソン・パークは来季から女子チームの本拠地に
エバートンの男子ファーストチームが長らく本拠地として使用してきたグディソン・パークが、来シーズンからエバートン女子チームの本拠地として使用されることになった。 1892年にイングランドで初のフットボール用スタジアムとして開場されたグディソン・パーク。長らくトフィーズの本拠地として使用されてきたが、クラブは2025-26シーズンよりリバプールの北西部ブラムリー・ムーア・ドックに5万2888人収容の新スタジアム、エバートン・スタジアムに移転する。 これに伴い、グディソン・パークは再開発される計画が一時出ていたが、昨年12月の買収以来、新オーナーの『フリードキン・グループ』によるグディソン・レガシー・プロジェクトの徹底的な見直しが行われ、最終的に女子チームの本拠地として使用されることが決定した。 計画変更の背景にはフットボールをエバートンのコミュニティの中心に据え続ける必要があるという理念と、女子チームの急速な成長により、現在本拠地として使用されるウォルトン・ホール・パークよりも広く、より適切なスタジアムの必要性に対応するものだという。 なお、グディソンへの移転には、時間をかけて改修工事が行われ、シーズン開幕前に適切な施設が整備される予定だ。 一方、ウォルトン・ホール・パークは、引き続き女子フットボールのグラスルーツ活動、地域活動、育成プログラムに貢献する。 2025.05.14 14:50 Wed3
エバートンが新スタジアム移転を後ろ倒し、2025-26シーズンから使用…130年使用したスタジアムとの時間は残り1年半
エバートンは15日、2025-26シーズンより新スタジアムを使用することを発表した。 現在はグディソン・パークを使用しているエバートン。1892年に建設された歴史あるスタジアムとは、2024-25シーズンでお別れになることが決定した。 今シーズンのエバートンは、2021-22シーズンまでの損失が1億2450万ポンド(約224億5000万円)に達したことを受け、勝ち点10剥奪という処分を下されている状況。現在控訴中となっている。 この中には、7億6000万ポンド(約1370億5000万円)の新スタジアム建設費用も含まれており、支払う利息分が上乗せされている状態のようだ。 ブラムリー・ムーア・ドックに建設中の新たなスタジアムは5万2888人収容で、2024年末までに完成予定。しかし、エバートンは、シーズン途中の移転を望まず、2024-25シーズンをグディソン・パークのラストシーズンにすることにしたという。 理由については「商業的、物流的、スポーツ的、ファン関連のさまざまな要素を考慮した結果」とのこと。また、ラストシーズンを1年間用意したことで、グディソンパークに「相応しい見送り」の期間を設けることにしたようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】エバートンが2025-26シーズンから使用する新スタジアム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">We can confirm our Men’s Senior Team will play competitive fixtures at <a href="https://twitter.com/EvertonStadium?ref_src=twsrc%5Etfw">@EvertonStadium</a> at the start of the 2025/26 season. </p>— Everton (@Everton) <a href="https://twitter.com/Everton/status/1735691251213627498?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.16 20:40 Sat4
無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?
プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu5