ポープのPKストップで町田が辛勝、長崎はまたも攻撃力爆発の4得点大勝でトップ2は変わらず!【明治安田J2第13節】

2023.05.03 19:10 Wed
明治安田生命J2リーグ第13節の11試合が、3日に各地で行われた。

首位のFC町田ゼルビアは、NACK5スタジアム大宮で18位・大宮アルディージャと対戦し、辛勝。16分、左サイドからの崩しは一度引っ掛かるも、すぐさま奪い返しての二次攻撃から翁長聖の今季2点目で先制点を挙げる。

後半は押し込まれる中で72分にはPKを献上したが、アンジェロッティのキックを守護神ポープ・ウィリアムがストップ。窮地を脱した町田がそのまま逃げ切り、2連勝で首位をキープした。対する大宮は5連敗を喫している。
4連勝で2位まで浮上したV・ファーレン長崎は、本拠地で16位・水戸ホーリーホックに大勝。ショートコーナーとロングスローから前半で2点のリードを奪うと、折り返しての66分にはクレイソン、78分にはクリスティアーノがそれぞれ今季初得点を記録し、4-0で試合終了。直近5試合で3つ目の4得点と、攻撃力が爆発している。

前節連敗を止めた3位・東京ヴェルディは11位・ジュビロ磐田とホームでゴールレスドロー。3連敗で4位に後退した大分トリニータは6位・藤枝MYFCとの敵地戦に伊佐耕平と弓場将輝のゴールで2-0で勝利し、5位・ザスパクサツ群馬は14位・ロアッソ熊本に0-2で敗れるなど、プレーオフ圏内は変わらずの混戦模様を呈している。
その他の結果は以下の通り。

◆明治安田生命J2リーグ 第13節
ロアッソ熊本 2-0 ザスパクサツ群馬
ベガルタ仙台 2-2 ブラウブリッツ秋田
大宮アルディージャ 0-1 FC町田ゼルビア
ヴァンフォーレ甲府 1-0 いわきFC
藤枝MYFC 0-2 大分トリニータ
ファジアーノ岡山 2-0 モンテディオ山形
レノファ山口FC 1-1 ジェフユナイテッド千葉
徳島ヴォルティス 1-1 清水エスパルス
V・ファーレン長崎 4-0 水戸ホーリーホック
栃木SC 4-0 ツエーゲン金沢
東京ヴェルディ 0-0 ジュビロ磐田

翁長聖の関連記事

17日、明治安田J1リーグ第17節のサンフレッチェ広島vs東京ヴェルディがエディオンピースウイング広島で行われ、ホームの広島が2-1で逆転勝利した。 5位の広島は前節、ガンバ大阪とのアウェイゲームを1-0で勝利。2試合連続のウノゼロ勝利によって4連敗から今季初の3連勝で上位に返り咲いた。4連勝を目指すホームゲーム 2025.05.17 16:03 Sat
東京ヴェルディのMF松橋優安が、原点回帰あるいは新たなアタッカー像を模索している。 前節、中2日の過密日程、多くの離脱者という逆境を乗り越え、横浜FCとの4連戦ラストマッチを2-0で勝利した11位の東京V。 その“総緑戦”となった一戦ではいずれも今季リーグ初先発でクリーンシートに貢献したDF深澤大輝、MF稲 2025.05.10 22:05 Sat
東京ヴェルディが敵地で4戦ぶりの敗戦を喫した。 3日、東京Vは埼玉スタジアム2002で行われた明治安田J1リーグ第14節で浦和レッズと対戦し0-2で敗れた。 前々節のセレッソ大阪戦で6試合ぶりの白星を挙げ、前節のファジアーノ岡山戦も2試合連続ウノゼロ勝利で飾った13位のチーム。4連勝で4位に位置し、中7日と 2025.05.03 22:53 Sat
3日、明治安田J1リーグ第14節の浦和レッズvs東京ヴェルディが埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和が2-0で勝利した。 4位の浦和は前節、サンフレッチェ広島を1-0で破って4連勝を達成。川崎フロンターレのACLE参戦に伴い第13節が後ろ倒し開催となる影響で中7日と休養十分で臨んだ今節は2016年以来のリ 2025.05.03 17:06 Sat

FC町田ゼルビアの関連記事

17日、明治安田J1リーグ第17節のFC町田ゼルビアvs柏レイソルが町田GIONスタジアムで行われた。 直近3試合勝利がない町田と、4連勝、11戦負けなしの柏の対戦。町田は直近のリーグ戦からメンバー変更はなし。4試合ぶりの勝利を目指すこととなる。 対する柏はミッドウィークの横浜F・マリノス戦から中2日という 2025.05.17 16:07 Sat
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed
10日、11日にかけて明治安田J1リーグ第16節の10試合が全国各地で行われた。 【京都vs名古屋】終盤にスコアが動いた中ドロー 連敗で首位から陥落も劇的勝利で3位に位置している京都サンガF.C.と降格圏からなんとか抜け出した17位の名古屋グランパスの対戦となった。 上位と下位の対決となった試合。名古 2025.05.11 19:25 Sun
7日、明治安田J1リーグ第15節のFC町田ゼルビアvs京都サンガF.C.が町田GIONスタジアムで行われ、アウェイの京都が1-2で逆転勝利した。 前節、アウェイで鹿島アントラーズに0-1の敗戦を喫した9位の町田。2戦ぶりの白星を目指した一戦では先発5人を変更。ベンチ外となった相馬勇紀や望月ヘンリー海輝、仙頭啓矢が 2025.05.07 21:18 Wed

J2の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は15日、ドイツサッカー連盟(DFB)との「審判交流プログラム」として、2名の審判員が来日することを発表した。 今回来日するのは、フロリアン・バドストゥーブナー氏とマルティン・ペーターセン氏。バドストゥーブナー氏は、2000年からブンデスリーガを担当し58試合を担当。2.ブンデスリーガで 2025.05.15 17:05 Thu
ヴァンフォーレ甲府は15日、アシスタントコーチにシンガポール人指導者のナズリ・ナシル氏(54)が就任することを発表した。登録期間は11月30日までとなる。 ナズリ・ナシル氏は、シンガポール政府・文化社会青年省(Ministry of Culture, Community and Youth of Governme 2025.05.15 15:50 Thu
大分トリニータは15日、3日に行われた明治安田J2リーグ第13節のロアッソ熊本戦で発生した違反行為への処分を発表した。 クラブの発表によると、大分のサポーターの一部が違反行動。スタジアム入りするロアッソ熊本のチームバスの運行を妨げるという違反行為に出ていたという。 今回の処分対象者は14名。18日に行われる 2025.05.15 14:10 Thu
Jリーグは14日、「2025“Jリーグの日”特別企画発表会」を開催。5月15日の「Jリーグの日」を記念した特別企画として「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版を特別に復刻させることを発表した。 「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版は、5月17日(土)、18日(日)に行われる試合を対象とし 2025.05.14 16:45 Wed
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed

記事をさがす

翁長聖の人気記事ランキング

1

乱闘騒動がSNSで舌戦に発展…磐田DF松原后の投稿に町田GKポープ・ウィリアムが怒り「グランド外まで持ち込むなら我慢できない」とリスペクト欠く試合中の発言にも言及

乱闘が起きた明治安田生命J2リーグ第9節、ジュビロ磐田vsFC町田ゼルビアの両チームの選手がSNSで舌戦を起こしている。 12日に行われた8位の磐田と首位町田の一戦は、1-1で試合終盤を迎えると、79分に磐田がカウンター。後藤啓介が抜け出してGKまでかわすとそのままシュート。これは翁長聖がクリアしていた。 ここまでは問題がなかったが、ラインを割ったボールを磐田の山田大記がすぐに拾い上げようとしたが、ブロックに入り近くに倒れていた町田の藤原優大が取らせないように邪魔。すると、山田がこれに怒り藤原を押し、激昂した藤原がボールを拾いに行った山田を押し倒し転がる事態に。この一連の流れに磐田の選手が激昂し、ベンチメンバーやスタッフを含めて報復行為の藤原に詰め寄り、両軍が入り乱れての乱闘劇となった。 この行為で藤原は一発退場となり、磐田のドゥドゥと鈴木雄斗にはイエローカードが提示。藤原は、Jリーグから1試合の出場停止が発表されていた。 そうした中、試合後に磐田の松原后が自身のツイッターを更新。「昨日のようなチームに勝ちきれなかった自分達の力不足。自分の質を上げていきます」投稿した。 すると、これに怒ったのが町田のGKポープ・ウィリアムだ。自身のインスタグラムのストーリーズを更新すると、松原の投稿を引用する形で爆笑の絵文字を並べつつ、「噂通りだったけど、試合中クズ発言連発してたヤツがグランド外まで持ち込むなら我慢できないなー。試合中ずっとうちの選手にヘタクソ共、高校サッカーやっとけとかリスペクトにかけるクソみたいな発言してたのにな」と松原に対して怒りを露わにしている。 近年ではなかなかないレベルの乱闘騒動だったが、試合後も場外乱闘が続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】乱闘に発展した問題のシーン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9QQDMqpXjMI";var video_start = 382;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.14 12:05 Fri
2

飛躍続ける緑の名門支える強靭な翼…右WBで存在感示す東京Vの宮原和也「いまは少しずつできている部分がある」

好調を継続する昇格組の右ウイングバックが存在感を示している。 東京ヴェルディは前節、サガン鳥栖とのホームゲームを2-0で勝利し、今シーズン初の4連勝を達成。開幕前は残留争いのメインキャストを担うと見られていた中、残り7試合の時点で勝ち点47の6位と大躍進を見せている。 直近の4連勝では全試合で複数得点を記録するなど、一時の3試合連続無得点の苦境を乗り越えた攻撃陣の活躍がフォーカスされるが、左サイドのMF翁長聖と共に、90分を通じ攻守両面でハイクオリティのパフォーマンスを継続するDF宮原和也の安定感が際立っている。 昨シーズン、名古屋グランパスを離れて長らくJ2の沼にはまっていた緑の名門に加入した28歳は、右サイドバックの絶対的な主力に君臨。傑出した対人守備や優れたサッカーIQを活かした的確な判断能力でサイドに蓋をすると、攻撃でもボランチでのプレー経験を活かした安定した繋ぎ、機を見た攻撃参加からの正確なクロスでチャンスを演出。J2ベストイレブンに選出される、見事な活躍によって16年ぶりのJ1昇格の立役者の一人となった。 チームとして16年ぶりのJ1挑戦となった今シーズンはJ1未経験組や通算出場数が「50」に満たない経験不足のチームにおいて、牽引車としての活躍も期待されたが、プレシーズンとシーズン序盤に負った2度のケガの影響で本来のパフォーマンス発揮には至らず。一時はボランチやウイングバックでのクローザー役も経験した。 それでも、[3-4-2-1]のセンターバックでのプレーや中断期間の集中的なコンディション調整を経て状態を上げると、直近は4試合連続で右ウイングバックとしてフル出場。持ち味の安定した守備に加え、相手ボックス内に侵入していくアグレッシブな攻撃参加も増えている。 ここまでコンディション面に関して途上にあると語ってきた宮原だが、より運動量やハードワークが求められるウイングバックでの継続起用の効果も含め、ここにきて自身のフィジカルコンディションの向上を実感しているという。 「ウイングバックをすることによって上下動するシーンはたくさんあると思いますし、自分はしっかり攻撃の部分ではクロスのシーンに入っていくというのも意識しています。守備の部分でもしっかりチャレンジ&カバーというか、そういうのも含めて意識している部分はあるので、それに関して体がついてきています」 キャリアを通じてもちろん経験はあるものの、ここにきて本格的にプレーし始めたウイングバックでのプレーについては試行錯誤の部分はありながらも徐々に手応えを感じている。 「基本的に最初のプレッシャーの部分で、相手との距離が近い部分はウイングバックだとあるので、そこの間合いというのは少し近づける部分が4バックのときよりありますし、絞りの部分だったりは、自分の予測だったりそういう部分。いまは少しずつできている部分があるので、しっかり続けられるようにという感じです」 「(攻撃面に関して)次は相手が4バックなので、相手のサイドハーフがどこにプレッシャーに行くのかで、自分の立ち位置とかも決まってくると思いますし、サイドハーフが自分たちの3センターバックの方に食いつくのであれば、しっかりサイドバックを引き出す動きというか、そこは見せながらフォワードかシャドーに当てさせるというイメージもしなければいけないと思うので、しっかり相手を見ながら動き出せるようにしたいです」 その新境地を開きつつある宮原に関して、城福浩監督は右サイドバックがジャストなポジションであることを認めながらも、[4-4-2]から[3-4-2-1]への布陣変更後に、今後のキャリアも見据えた上で「自分の可能性を追い求めるチャンス」と捉えて新たな役割にチャレンジしてほしいと腹を割って話し合ったことを明かしている。 「彼は以前所属していたチームでも4バックでやっているときにサイドバックとしてやっていましたし、3バックでやったときにはおそらくウイングバックあるいはセンターバックで可能性を試されていたと思います。4バックでやることが、おそらく彼のサッカー人生の中でも多かったと思いますし、その中でこのチームでもJ2であったときに存在を示してきた」 「その中で3バックになったときに、本来のジャストなポジションというのがなくなったと感じるのか、そういう思考になるのか。これで3バックのセンターバックか、あのシステムのウイングバックがやれるようになれば、選手の幅が広がるようになるのか。おそらく彼はあと数年トップレベルでやれる選手だと思いますけど、さらにもう5年トップレベルでやるためにここがチャンスと思うのか。自分のジャストなポジションがなくなったと思うか。これは考え方次第だということを復帰したときに彼と話していました」 「『これをどう捉えるかだぞ』、『自分の可能性を追い求めるチャンスだと思ってやってくれ』と、ただそれにはセンターバックもウイングバックも両方ある。そこをやらされているのではなくて、『そこでもできる宮原和也を示してくれ』ということは話しました」 その指揮官の要求に真摯に応えた結果が直近の好パフォーマンスに繋がっていることは明白だ。そして、城福監督も「彼は非常にポジティブに取り組んでくれたと思っていますし、最近のあの運動量とかスプリントの回数というのは僕もちょっと驚いています」と、ベテランに差し掛かりつつある28歳の活躍に目を細めている。 逆サイドの翁長と共に飛躍を続ける緑の名門を支える強靭な翼は、28日にパナソニックスタジアム吹田で行われる明治安田J1第32節のガンバ大阪戦でも攻守にカギを握る存在となる。 勝ち点2差で臨む5位チームとのシックスポインターに向け、宮原は前節の反省や元同僚DF中谷進之介、FW宇佐美貴史ら相手の攻守のキーマンを警戒しつつ、チームとしてしっかりとした戦いをみせ、勝ち点3を持ち帰りたいと意気込んだ。 「前の鳥栖戦では結構危ないシーンはたくさんありましたし、決められてもおかしくないシーンというのはたくさんあったので、そこへの修正というのは絶対大事になってくる。正直点を決められて、勝敗がわからなくなってもおかしくないシーンというのがあったので、本当に紙一重だと思うので、そういうのは本当に90分通して、そういうチャンスを作らせないようにすることが大事です」 「(中谷は)対角へのフィードとかはうまいと思うので、そこはしっかりと見ながらという感じ。前回対戦でも守備は堅くてブロックをしっかり組んでいる感じなので、しっかり左右に揺さぶりながらというのは大事」 「(宇佐美は)少しの時間や余裕を与えると足を振ってきますし、右も左も蹴れると思うので、そこに対しては本当に厳しくいかなければいけないと思います」 2024.09.27 20:00 Fri
3

綱島悠斗のゴール守り抜いた東京Vが3戦連続無失点で今季初の連勝! 岡山はホーム連敗で3戦未勝利に【明治安田J1第13節】

29日、明治安田J1リーグ第13節のファジアーノ岡山vs東京ヴェルディがJFE晴れの国スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが0-1で勝利した。 8位の岡山は前節、アビスパ福岡とのアウェイゲームを土壇場で1-1のドローに持ち込んで連敗を回避。前々節の鹿島アントラーズ戦で初黒星を喫したホームで3試合ぶりの白星を目指した一戦では先発2人を変更。佐藤龍之介、一美和成に代えて加藤聖、前節ゴールのルカオが起用された。 対する13位の東京Vは前節、セレッソ大阪とのホームゲームで1-0の勝利。リーグ4試合ぶりの得点とともに6戦ぶりの白星を挙げた。今季初の連勝を懸けた昇格組とのアウェイゲームではこちらも先発2人を変更。齋藤功佑が今季リーグ初のベンチスタートとなり、キャプテンの森田晃樹がスタメン復帰。また、翁長聖に代わって宮原和也が右ウイングバックに入った。 立ち上がりは長いボールを使いながら、セカンドを効果的に回収したホームの岡山がペースを握る。サイドの深い位置を取ってクロスからチャンスを窺うが、決定的なシュートシーンには至らない。 一方、ミラーゲームの形で相手のプレスに手を焼いてサイドで嵌められる場面が目立つ東京V。それでも、15分には自陣右サイドでプレス回避した福田湧矢が巧みなコース取りのドリブルで局面を打開。右で浮いた山見大登にスルーパスが通り、ボックス右に持ち込んだ山見が右足対角シュートを枠に飛ばすが、ここはGKスベンド・ブローダーセンの好守に遭う。 以降は球際を五分五分に戻し、マイボール時も自陣の低い位置でボールを呼び込む森田を起点に後方からボールを動かし始めた東京Vが押し返し、試合は完全にイーブンな展開となる。 34分には木村勇大のキープを起点にアウェイチームが押し込む形を作り出し、左の新井悠太がファーを狙ったクロスにフリーの福田が飛び込むが、ヘディングで合わせることができず。直後には左サイドで局面の攻防を制した山見がボックス左に持ち込んで放った左足シュートでGKブローダーセンの好守を強いると、これで得た左CKでも山見のクロスに谷口栄斗がダイビングヘッドで合わせたが、惜しくも枠を捉え切れず。 この波状攻撃で先制点を奪えなかったものの、試合の主導権を掌握した東京V。相手を見ながら立ち位置も変化させてズレを生み出すと、前半終盤にもボックス内の宮原にシュートチャンスが訪れたが、ここは左足シュートを枠に飛ばせず。前半のうちにリードを奪うことはできなかった。 ゴールレスで折り返した後半は両チームともに同じメンバーでスタート。拮抗した入りとなる。 立ち上がり以降もがっぷり四つの攻防が繰り広げられる。互いにターンオーバー、セットプレーで堅守攻略を図るなか、岡山がより狙い通りの戦いを見せるが、再三のセットプレーのチャンスを明確な決定機に結び付けられない。 そんな流れのなかで東京Vは66分、木村の身体を張ったプレーで得た右CKの場面でキッカーの山見が入れたクロスがファーに流れると、福田が左足のグラウンダーで入れた折り返しをゴール前の綱島悠斗が右足アウトで叩く技ありのフィニッシュでニア下に流し込んだ。 アウェイチームが先手を奪ったタイミングで両ベンチが動く。東京Vはゴール直前から準備していた齋藤を山見に代えて投入。対してビハインドを負った岡山は田部井涼、木村太哉を下げて神谷優太、岩渕弘人を同時投入した。 この交代直後にはホームチームにセットプレーからチャンスが訪れるが、立田悠悟の豪快な右足ボレーシュートは枠を捉え切れない。 後半半ばから終盤にかけて試合はよりオープンな展開に。東京Vは負傷の福田や木村を下げて染野唯月、松橋優安を投入。対する岡山は江坂任や松本を下げて佐藤、一美とフレッシュなアタッカーをピッチに送り込んでいく。 83分には東京Vに絶好の追加点のチャンスが訪れる。右サイドで仕掛けた松橋が染野とのパス交換で右のポケットに侵入。ファーに走り込む味方を感じて高速クロスを供給。これを途中出場の翁長聖がワンタッチで合わせるが、うまくミートできずにシュートは枠を外れた。 その後、岡山はルカオを下げてグレイソンを5枚目のカードとしてピッチに送り込み、ここからリスクを冒して前に出る。そして、3バックのサイドの選手も積極的に高い位置を取って攻撃に厚みを出していくが、右サイドからのクロスに飛び込んだ一美のヘディングシュート、神谷の豪快なミドルシュートも枠を捉え切れず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、敵地で競り勝った東京Vが3試合連続無失点で今季初の連勝を飾った。一方、決定力を欠いた岡山はホーム2連敗で3試合未勝利となった。 ファジアーノ岡山 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 綱島悠斗(後21) <span class="paragraph-title">【動画】綱島悠斗がセットプレーの流れから決め切る!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://t.co/s9Y3YIB3S8">pic.twitter.com/s9Y3YIB3S8</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1917106744058118441?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.29 16:00 Tue
4

31年ぶり実現の東京Vと横浜FMの開幕戦での黄金カード! 松原健の劇的逆転弾で再びトリコロールに軍配【明治安田J1開幕節】

明治安田J1リーグ開幕節の東京ヴェルディvs横浜F・マリノスが25日に国立競技場で行われ、アウェイの横浜FMが1-2で逆転勝利した。 昨シーズンのJ2リーグを3位フィニッシュし、昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1帰還を果たした東京V。就任3年目の城福浩監督の下、今季J1で最年少となる平均年齢24.1歳の若きスカッドは難敵相手の開幕戦で白星発進を狙った。注目のスタメンはGKマテウス、谷口栄斗、森田晃樹、染野唯月ら昇格の立役者と共に翁長聖、山田楓喜、見木友哉、木村勇大と4人の新戦力が起用された。 一方、昨季J1で2位で2年ぶりの覇権奪還へ昇格組相手の白星スタートを狙った横浜FM。直近のACLでバンコク・ユナイテッドを撃破し、クラブ史上初のベスト8進出を果たしたハリー・キューウェル率いる新生トリコロールは、120分の激闘を戦った4日前のACLから先発3人を変更。加藤蓮、ナム・テヒ、ヤン・マテウスをベンチに置き松原健、山根陸、水沼宏太を起用した。 1993年5月15日に行われたJリーグの開幕カードであり、“クラシコ”、“ナショナル・ダービー”とも称される、東京Vと横浜FMによる31年ぶりの開幕節での国立決戦。 5万3026人の大観衆を集めた一戦は開幕戦特有の硬さを感じさせないアグレッシブな入りを見せた東京Vがライバルにいきなり牙を剥いた。 開始3分、背後へ飛び出した木村がボックス手前でGKポープ・ウィリアムと競り合う。これでポープにホールディングでのファウルでイエローカードが出る。だが、木村博之主審はVARの助言を受けてエリア外でのハンドを含めた決定機阻止での退場の可能性を確認。ただ、退場なしの判定となった。 これに納得がいかないホームチームだったが、ボックス手前右の好位置で得たFKをキッカーの山田楓が左足を振り抜くと、美しい軌道を描いたシュートがゴール右上隅に突き刺した。 京都から新加入のパリ五輪候補の鮮烈な一撃によって早くもスコアを動かした東京Vは、徐々に横浜FMの圧力に晒されて守勢を強いられるが、真骨頂の粘りの守備で応対。エウベルやアンデルソン・ロペスらにタイトな寄せで対応する。 また、ACLの疲労によって重さやイージーミスも散見される相手に対して、後方からのプレス回避、カウンターの形からチャンスを創出。21分には森田のスルーパスに抜け出した染野がボックス左での細かいステップワークでDFをかわしてゴール至近距離からのシュート。以降も推進力のある攻めから山田楓の正確な左足のラストパスを軸に木村や染野が際どいフィニッシュを見せる。 一方、ボールは持てるものの、相手の連動した守備にパスの精度を乱されるアウェイチーム。幾度か相手の不用意なボールロストからカウンターに転じるが、自慢の強力なアタッカー陣が違いを生み出せず。その後、山田楓に与えた決定機はGKポープのビッグセーブで凌いだものの、攻撃の糸口を見いだせぬまま前半を終えた。 前半の難しい状況を受け、選手交代での変化も予想された横浜FMだが、後半も同じメンバーでスタート。ただ、古巣初対戦の渡辺皓太を中心に全体のギアを上げて早い時間帯の同点ゴールを目指していく。さらに、56分には水沼、喜田拓也を下げてヤン・マテウス、宮市亮を同時投入。エウベルをトップ下に配した[4-2-3-1]の攻撃的な布陣に変化した。 この交代策によって両サイドを起点にアウェイチームのチャンスが増え始めると、城福監督も素早いテコ入れ。山田楓と齋藤功佑の両サイドを下げて山見大登、河村慶人を同時投入した。その河村は投入直後にボックス右でルーズボールを回収し、枠のわずか右に外れる際どいシュートを放つ。 以降はブラジル人トリオのコンビネーションに加え、宮市を中心に背後への飛び出しの意識が増えたことで、より多彩な攻撃を繰り出す横浜 FMの時間帯が続く。だが、宮市のゴールシーンでオフサイドを取られるなど粘る東京Vの堅守をあと一歩でこじ開けられない。 後半半ばを過ぎて試合が膠着し始めると、両ベンチが積極的に交代カードを切っていく。その中で相手の攻撃を単純に撥ね返すだけの苦しい戦いを強いられる東京Vだが、染野や森田がしたたかに相手陣内で時間を進める。 だが、リスクを冒して攻め続ける横浜FMは89分、土壇場で同点に追いつく。ボックス内での渡邊泰基のクロスが河村のハンドを誘ってPKを獲得。これをキッカーのアンデルソン・ロペスが冷静に左隅へ決める。 さらに、畳みかける横浜FMは31年前の歴史を再現するかのように試合を引っくり返す。93分、右サイドでのヤン・マテウスの仕掛けから短いマイナスのパスを受けた松原健がボックス右に侵入し、左足のコントロールシュートを放つと、これがゴール左上隅の完璧なコースに決まった。 そして、31年前の国立決戦同様に東京V相手に逆転勝利を飾った横浜FMが今季のリーグ戦初陣を白星で飾った。一方、善戦も最後は屈した東京Vは16年ぶりのJ1の戦いを黒星でスタートすることになった。 東京ヴェルディ 1-2 横浜F・マリノス 【東京V】 山田楓喜(前7) 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(後44) 松原健(後45+3) <span class="paragraph-title">【動画】31年前の再現! 松原健の衝撃ゴールで横浜FMが逆転勝利!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>国立が揺れた!<br>\<br><br> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1761648923230286319?ref_src=twsrc%5Etfw">February 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.25 16:10 Sun
5

「相手の土俵で勝負してしまった」痛恨の公式戦3連敗、神戸の守護神・前川黛也は継続を強調「大きく変える必要はない」

ヴィッセル神戸の日本代表GK前川黛也、東京ヴェルディ戦を振り返った。 26日、明治安田J1リーグ第16節で神戸はホームに東京Vを迎えた。 前節はアウェイで鹿島アントラーズに敗戦。ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでJ3のカターレ富山とアウェイで対戦し、PK戦までもつれた末に敗戦と、嫌なムードの中でのホームゲームとなった。 試合は東京Vが5バックを敷いて守備を固める戦い方に出た中で、神戸は持ち前の攻撃陣が何度もゴールに迫っていくものの、堅い守備の前にゴールを奪えない。 すると65分、大きなサイドチェンジから翁長聖に嫌らしい折り返しを許すと、これをクリアしようとした山口蛍のオウンゴールに。0-1で敗れて公式戦3連敗、2シーズンぶりのリーグ戦連敗となった。 好守も見せていた前川だったが、手痛い1失点。東京Vの戦い方に付き合ってしまったことが良くなかったとした。 「相手チームも割り切ってロングボールのセカンドボールを拾えるように設定していて、そういう相手にそういう土俵で勝負してしまったということ。臨機応変にやらないといけないなと思いました」 自らの戦い方を出し続けられず、相手の土俵に乗った結果の失点。ただ、チームとしてはやり方を変えていく必要はないと感じているようだ。 「大きく変える必要はないんですけど、そういったチームに少しでも変化をつけられるようにして行かなければいけないです」 とは言え、1シーズン経験していなかった連敗を喫し、さらにはカップ戦を含めての公式戦3連敗。前川は「僕自身も個々でうまく行かないところとか、最後の精度を欠いたとかはありますけど、そこで変える必要はなく、継続して自分たちらしさをもっとやって行かないといけない」と強調。「軸をぶらしてしまうとドツボにハマるので、しっかり変えずに自分たちらしく戦っていきたいです」と、今まで積み上げてきたものを変えるのではなく、より精度を高めていくことが大事だと語った。 2024.05.26 23:35 Sun

FC町田ゼルビアの人気記事ランキング

1

栃木のDF大谷尚輝が29歳で現役引退…広島、熊本、町田、愛媛でプレーも決断理由の1つは脳震盪の後遺症「続けていくのは少し難しい…」

栃木SCは2日、DF大谷尚輝(29)の現役引退を発表した。 大谷はサンフレッチェ広島の下部組織育ちで、ジュニア、ジュニアユース、ユースと昇格。川辺駿や宮原和也(東京ヴェルディ)らと同期で、2014年にトップチームに昇格した。 2015年はロアッソ熊本に、2016年途中にはFC町田ゼルビアに期限付き移籍すると、2017年も期限付き移籍。2018年に完全移籍を果たす。 2021年には愛媛FCに期限付き移籍すると、2022年に栃木に完全移籍。栃木では3シーズンを過ごした。 キャリア通算ではJ2で169試合8得点、J3で6試合に出場。天皇杯でも6試合に出場していた。 大谷はクラブを通じてコメントしている。 「2024シーズン限りで、現役引退することを決めました。まず、栃木SCに関わる全ての皆さん、3年間本当にありがとうございました。そして、5歳にサッカーを始めたときから在籍したサンフレッチェ広島、ロアッソ熊本、FC町田ゼルビア、愛媛FC。それぞれのクラブで多くの出会いがあり、多くのサポートをしていただきました。11年間、本当にありがとうございました」 「この年齢で引退を決めた理由として、2つあります。1つ目は、自分が今後もプロサッカー選手を続けたとして、どんなキャリアにしていきたいのか、引退後に自分が進もうとしているキャリアをより良くする為には、どのタイミングでキャリアチェンジするのが良いのか。ここを考えたときに自分のマインド的にも年齢的にも引退するのは今が良いと考えて決断しました」 「2つ目は、脳震盪の後遺症が続いていたからです。最初に症状が出たのは昨シーズンの中盤頃でした。短い期間(復帰プログラム終了後)で脳震盪を繰り返してしまい、ピッチ内だけでなく私生活でも症状が出ていました。頭部にダメージを受けなければ症状は落ち着いていたのですが、今シーズンも伸二さんが就任した週で脳震盪になってしまい、私生活での症状が続いて約2ヶ月間離脱していました。チームドクター、トレーナーと何度も検査と診察を繰り返して話し合い、シーズン終盤は試合に出場できていましたが、ピッチ内ではヘディングした後などに症状が出ていて、これで来年以降もサッカーを続けていくのは少し難しいなと考えていました。シーズンが終わってサッカーと離れてからは、私生活に全く影響は出ていないので、そこは安心していただけたらと思います」 「引退することは自分の中で9月頃に決めていましたが、クラブやチームメイトには最終戦後に伝えました。自分のわがままですが、最後までみんなとフラットな状態で競争して自分の価値を示して、自分の意地を見せて終わりたかったからです。ただ、今は試合に出る出ないに関係なく、最後はやり切れて終われたなと思えています。色々な理由でリリースがこのタイミングになってしまいました。申し訳ありません」 「最後になりますが、自分の思う結果が出せないことが多かったプロサッカー選手でのキャリアでしたが、自分にとってのやり甲斐やモチベーションは、試合に勝った後にスタジアムでサポーターの方達と共に喜びを分かち合う瞬間でした。自分は引退を決めていて、残り4試合で残留を懸けた群馬戦で勝てなかった試合後に、ゴール裏のサポーターの声援を聞いたときに、自分がこれまでのキャリアで思った結果を出せなかった悔しさと、11年間続けられた自分の職業に対する誇りも感じ、これまで感じたことのない感情になりました。ファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました」 「引退後はサッカー界ではない道に進むことを決めました。そこで成長して何らかの形でサッカー界に恩返しできたらと思っています。セカンドキャリアでも自分らしく頑張っていこうと思います。11年間、本当にありがとうございました」 2024.12.02 20:45 Mon
2

「この場を借りてお詫びさせていただきます」2016年途中に退団したDF三鬼海が山形からの期限付き移籍で5年ぶりに町田へ復帰

FC町田ゼルビアは30日、モンテディオ山形のDF三鬼海(27)が期限付き移籍で加入することを発表した。 契約期間は2022年1月31日までとなり、山形との公式戦には出場できない。 三鬼は名古屋グランパスの下部組織出身で、2011年に当時JFLの町田に加入。2015年にはV・ファーレン長崎へ期限付き移籍すると、2016年8月には一身上の都合により急遽退団。2017年にロアッソ熊本へ加入すると、2018年から山形でプレーしていた。 山形では3シーズンプレーし明治安田J2で70試合に出場し1得点を記録。今シーズンは16試合の出場に終わっていた。 5シーズンぶりに町田でプレーする三鬼は両クラブを通じてコメントしている。 ◆FC町田ゼルビア 「FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様、モンテディオ山形から加入させていただくことになりました三鬼海です」 「まず始めに、2016年にシーズン途中で退団することになり皆様に大変なご迷惑をおかけしたこと、この場を借りてお詫びさせていただきます。本当に申し訳ありませんでした」 「それにも関わらず、今回こうして再び町田でプレーする機会を与えていただいたことに感謝しかありません」 「ピッチ内外で皆様に認めていただけるよう全身全霊をかけて自分の持ってるもの全てを出して頑張りたいと思います。よろしくお願い致します」 ◆モンテディオ山形 「モンテディオ山形に関わる全ての皆様、この度、期限付き移籍でチームを離れることになりました」 「今年は本当に大変な一年でしたが、Jリーグに関わる様々な方々や相田社長をはじめとするクラブ関係者のご尽力により、私たち選手は大好きなサッカーに専念することができました」 「こんな時でも変わらずサッカーができることに対する心からの感謝をプレーで表現したかったのですが、今シーズンはなかなかチームの力になれなかったことが本当に悔しいです」 「そんな中でもSNSなどで常に私を励まし、期待し続けてくださったファン、サポーターの皆様の存在があったからこそ最後まで気持ちを切らすことなくやり切ることができました」 「皆さんにいただいた思いと山形の誇りを胸に、頑張ってきたいと思います。本当にありがとうございました」 2020.12.30 14:10 Wed
3

アジア杯敗退国の目線は2026W杯へ 豪代表の主力ストライカーは軒並み30代...20代2人は3部と2部の控えFW

オーストラリア代表FWブルーノ・フォルナローリ(36)が代表キャリア続行を希望している。 アジアカップ2023でベスト8敗退のオーストラリア代表。ここからは2026ワールドカップ(W杯)出場を目指してアジア予選に注力していくわけだが、豪『news.com.au』はあるストライカーにスポットを当てる。 それがフォルナローリ。Aリーグ・メンの強豪メルボルン・ビクトリーでエースに君臨し、2023-24シーズンはアジア杯までに10試合13ゴール…リーグ通算では165試合101ゴールという同国屈指の点取り屋だ。 そのキャリアを振り返ると、ルイス・スアレスと少年時代から親友の36歳はウルグアイ出身で、母国ナシオナル、欧州はサンプドリア、パナシナイコスなどを経て、2015年夏にオーストラリアへ。2022年3月の日本代表戦で34歳にしてA代表デビューを飾った帰化選手だ。 カタールW杯メンバーからは落選し、アジア杯2023で約2年ぶりのサプライズ招集となったが、敗退後、「またこのチームに戻ってきたい…選ばれればベストを尽くすし、選ばれるためにもメルボルンで全力を尽くす」と代表キャリア続行希望を明言。アジア杯2023全5試合出場、通算7キャップも、代表初ゴールはお預けとなっている。 焦点を”2026W杯へ”という点に戻そう。 豪代表はフォルナローリがアジア杯2023にサプライズ招集された一方、Aリーグ・メン歴代最多得点者のストライカー、FWジェイミー・マクラーレン(メルボルン・シティ)がまさかの落選。しかし、グラハム・アーノルド監督の[4-2-3-1]or[4-1-2-3]でワントップの1番手を担うは一貫してFWミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア)だ。 今大会のストライカー陣を序列順に表記すると、33歳デューク、36歳フォルナローリ、25歳FWクシニ・イェンギ(ポーツマス)、24歳FWジョン・アイルデール(SVヴェーエン・ヴィースバーデン)といったところ。次回の代表活動からは30歳マクラーレンもここに舞い戻ってくるだろう。 そう、豪代表のストライカー陣はベテラン中心となっており、20代のイェンギとアイルデールはそれぞれ今大会2試合0ゴール・出場なし(ベンチ外3試合)とインパクトを残せず。所属クラブもそれぞれイングランド3部・ドイツ2部でどちらも途中出場中心…3部と2部の控えFWなのだ。 イェンギについてはフォルナローリが「いずれ豪代表で“9番”を背負う」とコメントも、『news.com.au』は「イングランド3部でプレーする選手に対して十分すぎるほどの価値観」と辛辣。イェンギは元々サイドハーフが本職で、左でのプレーが評価されて昨夏イングランドへ渡った選手だ。 Aリーグ・メン23-24の得点ランキングに目を移すと、13ゴールの1位フォルナローリに続くオーストラリア人ストライカーは、10ゴールの元U-23豪代表FWアポストロス・スタマテロプロス(24)、9ゴールの元豪代表FWアダム・タガート(30)。元セレッソ大阪のタガートは1年半招集されておらず、声がかかるとしたらスタマテロプロスのほうか。 過去と比較しても仕方のないことだが、やはりマーク・ビドゥカ氏、ティム・ケイヒル氏、ジョン・アロイージ氏に脂が乗っていた2004〜2007年ごろをピークに、オーストラリア代表はストライカーの人選に苦戦している状況だ。 2024.02.06 16:05 Tue
4

乱闘騒動がSNSで舌戦に発展…磐田DF松原后の投稿に町田GKポープ・ウィリアムが怒り「グランド外まで持ち込むなら我慢できない」とリスペクト欠く試合中の発言にも言及

乱闘が起きた明治安田生命J2リーグ第9節、ジュビロ磐田vsFC町田ゼルビアの両チームの選手がSNSで舌戦を起こしている。 12日に行われた8位の磐田と首位町田の一戦は、1-1で試合終盤を迎えると、79分に磐田がカウンター。後藤啓介が抜け出してGKまでかわすとそのままシュート。これは翁長聖がクリアしていた。 ここまでは問題がなかったが、ラインを割ったボールを磐田の山田大記がすぐに拾い上げようとしたが、ブロックに入り近くに倒れていた町田の藤原優大が取らせないように邪魔。すると、山田がこれに怒り藤原を押し、激昂した藤原がボールを拾いに行った山田を押し倒し転がる事態に。この一連の流れに磐田の選手が激昂し、ベンチメンバーやスタッフを含めて報復行為の藤原に詰め寄り、両軍が入り乱れての乱闘劇となった。 この行為で藤原は一発退場となり、磐田のドゥドゥと鈴木雄斗にはイエローカードが提示。藤原は、Jリーグから1試合の出場停止が発表されていた。 そうした中、試合後に磐田の松原后が自身のツイッターを更新。「昨日のようなチームに勝ちきれなかった自分達の力不足。自分の質を上げていきます」投稿した。 すると、これに怒ったのが町田のGKポープ・ウィリアムだ。自身のインスタグラムのストーリーズを更新すると、松原の投稿を引用する形で爆笑の絵文字を並べつつ、「噂通りだったけど、試合中クズ発言連発してたヤツがグランド外まで持ち込むなら我慢できないなー。試合中ずっとうちの選手にヘタクソ共、高校サッカーやっとけとかリスペクトにかけるクソみたいな発言してたのにな」と松原に対して怒りを露わにしている。 近年ではなかなかないレベルの乱闘騒動だったが、試合後も場外乱闘が続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】乱闘に発展した問題のシーン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9QQDMqpXjMI";var video_start = 382;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.14 12:05 Fri
5

「Jリーグチップス」が復刻! 「Jリーグの日」特別企画で実現、220種のカードから1枚付き、試合会場で合計3万3000袋配布

Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3名の合計180名に加え、1990年台の黎明期を支えたレジェンド35名、またJリーグ公認番組の特別カードも加えた、全220種のカードを制作している。 特別版の「Jリーグチップス」は、5月17日(土)、18日(日)に行われる試合を対象とし、来場者へ無料配布。配布される「Jリーグチップス」には、220種のカードのうち1枚がついてくることとなる。 また、「Jリーグチップス」の復刻をアピールする特別動画には、1993年のJリーグMVPである三浦知良の伝説的な受賞シーンを活用し、復刻のインパクトを表現。ナレーションは三浦本人が行っている。 なお、17日、18日にホームゲームが行われないクラブは、次のホームゲームにて配布されることとなる。その他、SNSキャンペーンでもプレゼントが予定されている。 復刻するレジェンド選手は、1993年のオールスター選出選手を中心に、1993年ベストイレブンや、1990年代の記録保持者の中から35名がカード化。Jリーグ公認の5つの番組の出演者がカードとなった特別カード5種も加わっている。 また、各クラブ1名と三浦知良はキラカードもあるとのこと。久々に楽しめる「Jリーグチップス」を、ぜひ会場で手にしてもらいたい。 特別動画に出演した三浦は、ファン・サポーターへメッセージを送っている。 「Jリーグ32周年ということで、僕から見てもJリーグは大変盛り上がっていると思いますし、J1・J2・J3あわせて60チームまで増え、全国各地にクラブが存在しています。地域の方々とサッカーを通じた交流も深まっており、お年寄りから子どもまでがみんな一緒となってサッカーというものを通じてコミュニケーションを取れている場がJリーグということで、Jリーグが32年前に理想としていた地域密着型にどんどん近づいているじゃないかなと思います」 「そういう意味ではやはりファン・サポーターの皆さんの応援、お力添えが本当に大切だなと思って、いつも感謝の気持ちでいます。これからもJリーグを応援してもらいたいですし、選手たちはもちろん全力で戦うことに集中し、いいサッカーを見せてもらえたらなと思いますし、みんなでJリーグを今後も盛り上げていってもらいたいなと思います。いつもありがとうございます」 <h3>■「復刻版Jリーグチップス」をスタジアムで来場者に無料配布!</h3> 2025年5月17日(土)・18日(日)にホーム試合を開催する全30クラブのスタジアムにて、合計33,000袋を配布いたします。当日アウェイ側のクラブにつきましては、次節以降のホーム開催試合での配布を予定しております。 ・対象:5月17日(土)・18日(日)に開催されるJリーグ公式戦(J1・J2・J3)の来場者 ・配布数:合計33,000袋(J1:各2,000袋、J2:各1,000袋、J3:各300袋) ※一般販売はございません ※配布方法はスタジアムによって異なります。詳細は各クラブ公式サイトをご参照ください ※現役選手カードは各スタジアムで同一のカテゴリーに所属する選手のみが封入されております(例:J1会場ではJ1選手のみが封入)。レジェンド選手カード、公認番組カードはランダムとなります <h3>◆「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」などが当たる!SNSキャンペーンも実施</h3> 「復刻版Jリーグチップス」の配布期間中、どうしてもスタジアム観戦に行けない・・・そんな方も「Jリーグの日」を一緒にお楽しみいただけるよう、「復刻版Jリーグチップス」や、「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」が当たるSNSキャンペーンを実施します。 ①「復刻版Jリーグチップス」が100名様に当たる!フォロー&リポスト キャンペーン 参加条件:Jリーグの公式Xアカウントをフォロー キャンペーン投稿をリポストまたは引用リポスト 応募期間:5月31日(土)23:59まで ②「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」が3名様に当たる投稿キャンペーン 参加条件:Jリーグの公式Xアカウントをフォロー 「#Jリーグの日 #一生一喜一憂しようぜ」をつけて、Jリーグで心を揺さぶられた思い出・記憶を投稿 応募期間:5月31日(土)23:59まで <span class="paragraph-title">【動画】Jリーグチップス、復刻。 懐かしの映像をオマージュ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5UIgs_DMGO0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【リスト】「復刻」したJリーグチップスのカード220名</span> <span data-other-div="movie2"></span> <h3>【J1】</h3> ◆鹿島アントラーズ 鈴木優磨(キラあり)、柴崎岳、レオ・セアラ ◆浦和レッズ 関根貴大(キラあり)、西川周作、渡邊凌磨 ◆柏レイソル 細谷真大(キラあり)、古賀太陽、小泉佳穂 ◆FC東京 長友佑都(キラあり)、森重真人、安斎颯馬 ◆東京ヴェルディ 森田晃樹(キラあり)、谷口栄斗、宮原和也 ◆FC町田ゼルビア 昌子源(キラあり)、谷晃生、相馬勇紀 ◆川崎フロンターレ 高井幸大(キラあり)、山田新、脇坂泰斗 ◆横浜F・マリノス アンデルソン・ロペス(キラあり)、永戸勝也、山根陸 ◆横浜FC ンドカ・ボニフェイス(キラあり)、福森晃斗、新井瑞希 ◆湘南ベルマーレ 福田翔生(キラあり)、鈴木章斗、石井久継 ◆アルビレックス新潟 稲村隼翔(キラあり)、長谷川元希、藤原奏哉 ◆清水エスパルス 乾貴士(キラあり)、北川航也、山原怜音 ◆名古屋グランパス マテウス・カストロ(キラあり)、和泉竜司、森島司 ◆京都サンガF.C. 川﨑颯太(キラあり)、ラファエル・エリアス、鈴木義宜 ◆ガンバ大阪 宇佐美貴史(キラあり)、中谷進之介、黒川圭介 ◆セレッソ大阪 香川真司(キラあり)、北野颯太、キム・ジンヒョン ◆ヴィッセル神戸 武藤嘉紀(キラあり)、山川哲史、大迫勇也 ◆ファジアーノ岡山 江坂任(キラあり)、スベンド・ブローダーセン、木村太哉 ◆サンフレッチェ広島 佐々木翔(キラあり)、大迫敬介、東俊希 ◆アビスパ福岡 紺野和也(キラあり)、岩崎悠人、松岡大起 <h3>【J2】</h3> ◆北海道コンサドーレ札幌 高嶺朋樹(キラあり)、宮澤裕樹、近藤友喜 ◆ベガルタ仙台 郷家友太(キラあり)、相良竜之介、林彰宏 ◆ブラウブリッツ秋田 小松蓮(キラあり)、山田元気、諸岡裕人 ◆モンテディオ山形 土居聖真(キラあり)、ディサロ燦シルヴァーノ、山田拓巳 ◆いわきFC 遠藤凌(キラあり)、谷村海那、山口大輝 ◆水戸ホーリーホック 渡邉新太(キラあり)、飯田貴敬、松原修平 ◆RB大宮アルディージャ 杉本健勇(キラあり)、市原吏音、泉柊椰 ◆ジェフユナイテッド千葉 田中和樹(キラあり)、鳥海晃司、鈴木大輔 ◆ヴァンフォーレ甲府 三平和司(キラあり)、小出悠太、河田晃兵 ◆カターレ富山 碓井聖生(キラあり)、松田力、田川知樹 ◆ジュビロ磐田 渡邊りょう(キラあり)、川島永嗣、倍井謙 ◆藤枝MYFC 浅倉廉(キラあり)、金子翔太、千葉寛汰 ◆レノファ山口FC 亀川諒史(キラあり)、有田稜、ニック・マルスマン ◆徳島ヴォルティス 渡大生(キラあり)、児玉駿斗、ルーカス・バルセロス ◆愛媛FC 石浦大雅(キラあり)、甲田英將、谷岡昌 ◆FC今治 マルクス・ヴィニシウス(キラあり)、梅木怜、近藤高虎 ◆サガン鳥栖 ヴィキンタス・スリヴカ(キラあり)、西川潤、堺屋佳介 ◆V・ファーレン長崎 マテウス・ジェズス(キラあり)、山口蛍、増山朝陽 ◆ロアッソ熊本 岩下航(キラあり)、古長谷千博、上村周平 ◆大分トリニータ 清武弘嗣(キラあり)、野村直輝、ペレイラ <h3>【J3】</h3> ◆ヴァンラーレ八戸 音泉翔眞(キラあり)、蓑田広大、永田一真 ◆福島ユナイテッドFC 森晃太(キラあり)、針谷岳晃、城定幹大 ◆栃木SC 五十嵐太陽(キラあり)、矢野貴章、福森健太 ◆栃木シティ 田中パウロ淳一(キラあり)、都倉賢、マテイ・ヨニッチ ◆ザスパ群馬 青木翔大(キラあり)、米原秀亮、山中惇希 ◆SC相模原 島川俊郎(キラあり)、武藤雄樹、福井和樹 ◆松本山雅FC 菊井悠介(キラあり)、大内一生、山本康裕 ◆AC長野パルセイロ 浮田健誠(キラあり)、山中麗央、忽那喬司 ◆ツエーゲン金沢 パトリック(キラあり)、西谷優希、西谷和希 ◆アスルクラロ沼津 齋藤学(キラあり)、川又堅碁、柳町魁耀 ◆FC岐阜 山田直輝(キラあり)、荒木大吾、外山凌 ◆FC大阪 久保吏久斗(キラあり)、橋本陸、山本透衣 ◆奈良クラブ 鈴木大誠(キラあり)、生駒稀生、岡田優希 ◆ガイナーレ鳥取 田中恵太(キラあり)、普光院誠、温井駿斗 ◆カマタマーレ讃岐 森川裕基(キラあり)、後藤優介、左合修土 ◆高知ユナイテッドSC 小林心(キラあり)、福宮弘乃介、佐々木敦河 ◆ギラヴァンツ北九州 永井龍(キラあり)、樺山諒乃介、井澤春輝 ◆テゲバジャーロ宮崎 阿野真拓(キラあり)、橋本啓吾、井上怜 ◆鹿児島ユナイテッドFC 福田望久斗(キラあり)、山口卓己、武星弥 ◆FC琉球 富所悠(キラあり)、藤春廣輝、鈴木順也 <h3>【選手OB】</h3> 真田雅則(93年オールスター/WEST) 大嶽直人(93年オールスター/WEST) モネール(93年オールスター/WEST) 堀池巧(93年オールスター/WEST) 森保一(93年オールスター/WEST) 澤登正朗(93年オールスター/WEST) ジョルジーニョ(93年オールスター/WEST) 向島建(93年オールスター/WEST) 長谷川健太(93年オールスター/WEST) 永島昭浩(93年オールスター/WEST) ディド・ハーフナー(93年オールスター/WEST) 和田昌裕(93年オールスター/WEST) 三浦泰年(93年オールスター/WEST) 前田治(93年オールスター/WEST) 松永成立(93年オールスター/EAST) 勝矢寿延(93年オールスター/EAST) 中西永輔(93年オールスター/EAST) 井原正巳(93年オールスター/EAST) 加藤久(93年オールスター/EAST) 木村和司(93年オールスター/EAST) ラモス瑠偉(93年オールスター/EAST) リトバルスキー(93年オールスター/EAST) サントス(93年オールスター/EAST) 三浦知良(93年オールスター/EAST) 菊池新吉(93年オールスター/EAST) 北澤豪(93年オールスター/EAST) 柱谷哲二(93年オールスター/EAST) 柱谷幸一(93年オールスター/EAST) 大野俊三(93年ベストイレブン) 本田泰人(93年ベストイレブン) 風間八宏(日本人選手第一号ゴール) ジーコ(初代ハットトリック) 福田正博(日本人初得点王/1995) 本並健治(93年のオールスターに選出されていたが大怪我で出場せず) 城彰二(高卒ルーキーデビュー戦ゴール第1号) <h3>【公認番組】</h3> ◆KICK OFF!J 増嶋竜也、安田理大、福田正博、中澤佑二 ◆ラブ!!Jリーグ りんたロー。、せいや ◆FOOT×BRAIN+ 勝村政信、中根舞美 ◆MONDAY FOOTBALL みんなのJ 小野伸二 ◆オフ・ザ・ピッチ 小木博明 2025.05.14 15:55 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly